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      <![CDATA[THE MAGAZINE]]>
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      <![CDATA[音楽配信・ストリーミング時代の新しい情報をアーティストやファンへ発信し、シーン活性化を目指すメディア]]>
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    <copyright>© 2018 TuneCore Japan KK. All Rights Reserved.</copyright>
    <lastBuildDate>Fri, 28 Aug 2026 16:24:58 +0900</lastBuildDate>
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        <![CDATA[THE MAGAZINE]]>
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            <![CDATA[源治麿インタビュー | “チー牛でも上手けりゃA5” ― 「Piledriver」「To Con」が連続ヒット　2007年生まれの異才が放つ、冷笑の時代へ向けたカウンター]]>
          </title>
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            <![CDATA[
        「チー牛でも上手けりゃA5」「身体に必要ない刺青 心だけで充分B系」──今年、「Piledriver」と「To Con」の爆発的なバイラルヒットによって、一躍その名を広めた2007年生まれのラッパー、源治麿（みなもと おさま...        ]]>
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            <![CDATA[
      <p>「チー牛でも上手けりゃA5」「身体に必要ない刺青 心だけで充分B系」──今年、「Piledriver」と「To Con」の爆発的なバイラルヒットによって、一躍その名を広めた2007年生まれのラッパー、源治麿（みなもと おさまろ）。10代後半の彼が紡ぐ、喜怒哀楽が入り混じるリアルな言葉は、瞬く間に多くのリスナーの心を射抜いた。さらに、自身のルーツを反映したセオリーに捉われないビートへのアプローチは、楽曲のポップネスをより強固なものにしている。初のロングインタビューとなる今回は、King Gnuから始まった音楽的初期衝動、ネットの「冷笑」に対するアンサー、そしてヒットの裏側にあるエピソードまで、彼の現在地を解き明かす。</p>
<p>取材・文 : Jiro Honda</p>
<p> </p>
<p><span style="font-size: 20px;"><strong>King Gnuとの出会い、「俺でもいける」と始めた14歳の初期衝動</strong></span></p>
<p><strong>──源治麿さんがどういう風に音楽と出会い、活動をはじめたのか、そのバックグラウンドからお伺いさせてください。</strong></p>
<p>音楽自体は、小さい頃からずっと好きでした。4歳か5歳の頃、保育園の送り迎えがおじいちゃんの車だったんですけど、そこで流れていた曲をよく一緒に歌っていましたね。平原綾香さんとか、よく耳にしていた記憶があります。あとは、父が山下達郎さんの大ファンで、家ですっごい大きい声で歌っていましたし、お姉ちゃんはいきものがかりさんが好きで。幼い頃は、そういういわゆるJ-POPの環境のなか育ちました。</p>
<p><strong>──自分から能動的に音楽を聴くようになったきっかけは何だったのでしょうか。</strong></p>
<p>それはもうKing Gnuさんですね。「白日」と「飛行艇」がリリースされたとき、「なんだこれは！」ってものすごい衝撃を受けて。音楽ってこんなにすごいんだって、本気で人生を変えられたアーティストです。アルバム『Tokyo Rendez-Vous』も最初に聴いた時、本当に「うわ、すげえな！」って。</p>
<p><strong>──King Gnuにハマっていくなかで、自分でも音楽を作ってみようと？</strong></p>
<p>そうですね。YouTubeを漁っていたら、スマホでGarageBandを使ってKing Gnuさんの曲を耳コピで再現している方の動画を見つけたんです。King Gnuさんって、バンドとしては4人構成じゃないですか。でも当時の僕はベースが何かも分かっていない状態だったし、どう聴いても4つ以上の音が鳴っているから「一体どうなっているんだ？」と思っていて。その動画でトラックを1つずつ作っていく工程を見たときに、「あ、こういう構造なんだ、なるほど」って理解できたんです。それで、「ワンチャン俺でもいけるかな？」と思って。</p>
<p>結局、一般的な音楽にはドラムやベース、コード進行っていういわゆるフォーマットがあるじゃないですか。それを知って「音楽制作ってこれだけ理論立てられているなら俺でもできるぞ」と。それで14歳のときに自分もスマホにGarageBandをダウンロードして、とりあえず1曲作りました。当時の僕にとっては大きな挑戦でしたね。</p>
<p><strong>──その記念すべき最初の楽曲は、どうしたんですか？</strong></p>
<p>僕としては、曲ができたらとにかくYouTubeに上げようって決めていたんです。2019年頃にはもう、音楽はMVがあってYouTubeで聴くものだっていう感覚が当たり前にあったので、「YouTubeに曲を上げちゃえば、それはもうミュージシャンだろ」と思って。ドミナントコードだけで作った曲を上げたんですけど、今思うと本当に恥ずかしい（笑）。もう消しちゃいましたけど。</p>
<p><strong>──そこからどうやってスキルを磨いていったのでしょうか？</strong></p>
<p>最初は1音1音打ち込んで、リズムも自分なりに研究して、歌詞のないインスト曲をたくさん作っていたんですけど、ある日、スマホのイヤホンマイクを使えば自分の声を録音できることに気づいて。「じゃあ、歌のある曲を作ってみよう」と、歌詞を書いて試行錯誤を繰り返しました。</p>
<p> </p>
<p><span style="font-size: 20px;"><strong>dodoに示されたヒップホップへの道</strong></span></p>
<p><strong>──初期の楽曲は、今のようなスタイルではなかった？</strong></p>
<p>全然違いました。King Gnuさんから入っているので、1人ですけどバンド構成っぽい曲とか、あとはEDM系、ボカロ系を作っていました。MARETUさんっていうダークな世界観のボカロPがすごく好きで、ボカロ特有のロックとEDMの真ん中にあるようなサウンドに惹かれて、その系統で作っていましたね。あと、GarageBandってギターがどうしても生のギターに比べるとちょっと物足りなくて。僕は楽器が弾けないので、それならギターを抜いて、プラック系やEDMのシンセに寄せていこうと。</p>
<p>そこからヒップホップに転向したのは2022年、dodoさんのアルバム『again』を聴いたことがきっかけです。それまでもMCバトル自体はYouTubeでよく見ていたんです。でも、dodoさんの音源を聴いたときに、「バトルとは全然違う、ヒップホップってこんなにすごいんだ」って感動して。バトルで8小節をハメ合うより、1人のラッパーが何小節も使って言いたいことを言っているラップの方が、僕のやりたい表現に近かったし、しっくりきたんです。性格的にもそっちの方が向いてるっていうのもありますけど（笑）。</p>
<p><strong>──時間をかけて自分なりの表現を作り上げていく。</strong></p>
<p>ただ、King Gnuさんと違って、dodoさんのトラックがどういう風に構成されているのか、探しても全然分からなくて。そこで無知ゆえに編み出したのが「J-POPやボカロのサウンド感のままで、ヒップホップをやろう」というアプローチでした。だから僕の曲って、コード進行がポップス寄りなんです。「Piledriver」も「4・5・3・6」っていう王道のコード進行を使っていますし、コアなヒップホップファンから見たら「ヒップホップならワンコードでやれよ」って叩かれてもおかしくないんですけど（笑）。</p>
<p><strong>──だからこそ耳馴染みの良いキャッチーさにつながっている面はありますよね。ちなみに、源治麿さんの作品ではXL-Whirlという名義も目にするのですが。</strong></p>
<p>XL-Whirlというのはクルーのような位置づけなんです。メンバーは主に僕とノミナルしかいないんですけど（笑）。元々、物語や小説といったモノ作りが好きで、高校でも文芸部に入っていました。中学時代から小説を書いていたときのペンネームが、この「源治麿」だったんです。つまり、「クリエイター・源治麿」という作家名が先に存在していて、それを包含するクルー名としてXL-Whirlがある。そしてミュージシャンとして本格的に活動するってなったときに、名義を分けるのがめんどくさいからそのままセットにした、という経緯です。なので、今でもYouTubeのアカウント名は「源治麿 / XL-Whirl」になっています。</p>
<p><strong>──ノミナルさんとはどういう繋がりなんでしょうか？</strong></p>
<p>ノミナルは小学校からの友達で、受験が終わった直後に僕らの世代はコロナ禍に突入してしまって。お互いに同級生が1人もいない環境だったから、その後も2人で会って遊んでいたんです。そんななかで、僕がXL-Whirlという計画を立てたときに、彼が一緒に乗っかる形になりました。元々は地元の友達6人くらいで集まっていたんですけど、自然と僕とノミナルの2人だけが残った。ノミナルはヒップホップにめっちゃ詳しくて、何でも僕に教えてくれる存在でもあります。</p>
<p>あ、他の4人も、今の僕のライブには遊びに来てくれます。本人たちは自分がXL-Whirlだったことなんて全く覚えてないと思いますけど（笑）。</p>
<p><strong>──そのノミナルさんがMVを撮っている？</strong></p>
<p>そうです。僕が「Unknown Lover」っていう曲を作ったとき、それまで僕は顔出しをしたくなかったのもあって静止画のビジュアライザーで曲を上げていたんです。でもノミナルはその前からずっと「MVを撮らないとバズるわけねえだろ」って言っていて。そしたらある日、彼が急に「味噌ラーメンを奢るから、MVを撮らせてくれ」って言ってきて、1,000円の味噌ラーメンを奢ってもらって（笑）。それで、食べてしまったからには撮らなきゃいけないから、多摩川の河川敷で初めてMVを撮影しました。それをYouTubeに上げたら、それまで100再生とかだったのが一気に500再生くらいまで伸びたんです。小さな伸びでしたけど、「あ、やっぱりMVって大事なんだな」って、そのとき実感しました。そこから二人三脚でMVを撮るようになって。</p>
<p><br />
<a href="https://linkco.re/z0S6ZdUE" target="_blank">https://linkco.re/z0S6ZdUE</a></p>
<p> <br />
<strong>──あの独特な空気感のMVは、どうやって撮影されているんですか？</strong></p>
<p>MVと言うのもお恥ずかしいくらいで、2〜3分の曲のMVをだいたい10分くらいで撮り終えています（笑）。2テイクしかしないんですよ。まずノミナルがカメラを持って、適当に暴れる僕を追いかけて1テイク。で、画角を変えてもう1テイク撮って終了。いつも移動時間の方が長いです。行き帰りだけで撮影の倍くらいかかってる（笑）。そして、お分かりの通り、雰囲気はdodoさんのMVみたいにしようっていうのは最初にありました。</p>
<p> </p>
<p><span style="font-size: 20px;"><strong>「Piledriver」の大爆発</strong></span></p>
<p><strong>──そうして「Piledriver」がノミナルさんと作ったMVをきっかけに、大きなバイラルを起こしました。その時の状況を振り返っていただけますか。</strong></p>
<p>「Piledriver」を投稿したのは、高校3年生の最後の修了式の日でした。あとは卒業式を残すのみ、というタイミングです。その翌々日の日曜日、当時フォロワーが50人くらいしかいなかった僕のTikTokアカウントに、縦動画をポンと載せたんです。そしたら、なんかちょっと伸びていて。「1万再生くらいはいきそうだな」と思って、ノミナルの家に行って「ちょっと見てよ、伸びてるぜ」ってスマホの画面を更新していたんです。そしたら、画面を更新するたびに、さっきまで1万だったのが、一気に4万再生とかになっていって。「エグいな……」って。嬉しいというより2人でひいていました（笑）。</p>
<p><strong>──そこから他のSNSにも波及していった？</strong></p>
<p>はい。Instagramのリールも伸びて、YouTubeのショートも伸びて。最後はYouTubeのフル動画が伸び始めました。最終的にはYouTubeのハイプランキングの8位までいったのかな。今では100万再生を超えています。そうなってくるとちょっと冗談じゃなくなってきたな、と恐怖すらありました。TikTokのフォロワーも、50人だったのが1ヶ月もしないうちに1万人を超えて、本当にびっくりしました。</p>
<p><strong>──そもそも「Piledriver」自体は、どういうテーマで作られた楽曲だったのでしょうか。</strong></p>
<p>パイルドライバーはプロレスの危険な大技の名前です。脳天から真っ逆さまに落とす技で、僕の好きなWWEという団体でも危なすぎて禁止されているくらいなんですけど、危険だからこそロマンがある。僕のなかで、あの曲のテーマは「自己中」なんです。僕は感情の起伏が激しくて、失敗したときは自分の人生の責任は自分にあるから、自己嫌悪で自分がめちゃくちゃ嫌いになる。でも、上手くいったときも自分のおかげ。常に「俺 対 俺」で戦っていて、自分自身にパイルドライバーをかけて脳天を砕いているような、そういう自己との葛藤のイメージから生まれた曲です。</p>
<p>ただ、正直に言うと、高校卒業のタイミングだったのもあって、「Piledriver」は繋ぎの曲という認識でした。</p>
<p><strong>──これはバズるだろうという予感はなかった？</strong></p>
<p>気合を入れた勝負の曲では全然なかったんです。僕もノミナルも、バズったときは「これが受けるの！？」ってびっくりして（笑）。「もっといい曲あるよな」って。でも逆に言えば、「Piledriver」でこれだけ跳ねたということは、やり方次第でもっといけるはずだっていう、1つの指標になりました。</p>
<p><br />
<a href="https://linkco.re/MBUrXDq8" target="_blank">https://linkco.re/MBUrXDq8</a></p>
<p> </p>
<p><span style="font-size: 20px;"><strong>バイラルを経験したからこそ生まれた「To Con」</strong></span></p>
<p><strong>──そして、そのバイラルを経て発表されたのが「To Con」ですね。「前作以降、身に降りかかってきた色々なことを自分なりに噛み砕いて制作した」とコメントされていましたが。</strong></p>
<p>これは、まぁ、ちゃんとキレてる部分もありまして（笑）。アンチコメントとかを見ていて、正直、「うっせえ、馬鹿！」って思って書いた部分もあります。もちろん、ポジティブな意見もたくさん頂いて「俺、間違ってなかったんだな」という自信にもなりましたけど。それまでゼロだった自信が、1になった感覚はあります。</p>
<p><strong>──「チー牛でも上手けりゃA5」という強烈なラインは、どうやって生まれたんでしょうか？</strong></p>
<p>あれは、SNSでのアンチコメントに対して、僕が直接返信した言葉なんです。そしたらその返信にめちゃくちゃ「いいね」が付いて。それで「To Con」がバズって、あのアンチコメントどうなってるかなって見に行ったら、綺麗に消えてた（笑）。消すなら最初から残すなよって（笑）。</p>
<p><strong>──リリックのなかに「勝手にしろ、冷笑」という言葉もありますが、源治麿さんにとってネットの「冷笑カルチャー」はどう映っていますか。</strong></p>
<p>僕は、冷笑っていうスタンスが嫌いです。別に冷笑するなとは言わないし、僕自身も冷笑したくなるときもあります。ただ、「温度がない」のが嫌なんです。ネットの冷笑って、自分が傷つきたくないから、斜に構えて笑顔の仮面を取り繕っているように見える。その温度のなさが嫌で、「人を嫌うなら本気で、熱烈に嫌ってくれよ」と思う。だからこそ「うっせえ、馬鹿」って言っておきたかった。</p>
<p>あの「チー牛でも上手けりゃA5」のパートが一番TikTokとかで伸びているんですけど、あれはみんながなんとなく心の中で「冷笑ってだせえな」って思っていることを、僕が代弁したからバズったんだと思います。みんな心の中には熱さがあるんだなって。ラッパーにしかできないことって言葉を紡ぐ行為だと思うんで、自分のその部分がリスナーに評価されているんだとしたら、すごく嬉しいですね。</p>
<p>ただ、僕が思い描いている理想のパンチラインは、実はああいう感じでもなくて。</p>
<p><strong>──源治麿さんの思う、理想のパンチラインとは？</strong></p>
<p>代弁じゃなくて、「そういう考え方、視点もあったのか」って、聴き手に新しい”気づき”を与えられるようなリリックが、本当のパンチラインだと思っています。だから「To Con」のあの部分が一番ウケているのは、ありがたい反面、自分の理想とは少し違ったなという、新鮮な驚きでもありました。</p>
<p><strong>──歌詞を書くときのモチベーションはどこから湧きますか？</strong></p>
<p>感情が高ぶったとき、特に腹が立ったときや悔しいときですね。怒りとか、自己嫌悪とか、そういうネガティブな感情の振れ幅が大きいときにリリックが書けます。だから本当は、曲があんまり書けない方が、人間としては幸せなのかもしれない（笑）。僕のなかでの喜怒哀楽のパラメーターとして、怒りの沸点が一番低いから、そこがフックになって言葉がバーっと出てくるんだと思います。</p>
<p><br />
<a href="https://linkco.re/MHb8Dvev" target="_blank">https://linkco.re/MHb8Dvev</a></p>
<p> </p>
<p><span style="font-size: 20px;"><strong>コラボしたいプロデューサー、ラッパー</strong></span></p>
<p><strong>──ビート、トラックにおいてはどういったサウンドが好みですか？</strong></p>
<p>ジャンルうんぬんよりも、感情やメッセージ性が見えるトラックが好きです。トラックそのものが、内側から何かを訴えかけてくるようなもの。KMさんのトラックなんかは、まさにそうですよね。例えば、AOTOさんの「火」という曲も、KMさんの感情のあるビートと、AOTOさんの熱量が完璧にマッチしたからこそ、あれだけ人の心に刺さったんだと思います。トラックそのものにジャンルを超越したエネルギーがあるものが好きですね。</p>
<p><strong>──一緒に制作したいプロデューサーやビートメイカーはいますか？</strong></p>
<p>それこそKMさんをはじめ、数えきれないくらいたくさんいますけど、D3adStockさんは本当にかっこいいなと思います。彼らのように、トラック単体でも圧倒的な個性とメッセージ性があるプロデューサーと一緒に曲を作れたら、アーティストとしてもっと良い作品が作れるんじゃないかと思っています。なので、これを見ているビートメイカー、プロデューサーの方は、ぜひご一緒させてください。自分で作るのには限界も感じていて…… 本気で待っています。</p>
<p><strong>──コラボレーションしてみたいアーティストやラッパーについてはいかがですか？</strong></p>
<p>やっぱりdodoさんとコラボレーションしたいっていう気持ちはずっとあります。初めて聴いたときからずっと思っていることで。でも多分、今dodoさんとコラボしちゃったら、いろいろなものが満たされちゃう気がして。だから、今はまだその段階ではないのかな、と。ただ、客演として誰かを呼んだり、逆に呼ばれたりっていう動きはこれからどんどんやっていきたいです。</p>
<p><strong>──ちなみに、dodoさんとはすでに面識がありますか？</strong></p>
<p>少し前に、dodoさんのTikTokライブを僕がイチ視聴者として見ていたら、僕のことに言及してくださって、なんというか、存在自体は届いているみたいです（笑）。</p>
<p>dodoさんは本当にすごいんですよ。当たり前ですけど、今でもたくさんのリスナーを抱えていらっしゃるし、曲を出せばチャートインする。それに、これまでのヒット曲に加えて、今リリースするどの曲もクオリティが素晴らしくて。そして何より、アーティストとしての一貫性がずっとブレない。そこは本当に尊敬しています。そういう一貫性は、僕自身もすごく大切にしていきたい部分です。</p>
<p><strong>──界隈から「源治麿はdodoっぽいよね」と言われることに関しては、率直にどう感じていますか？</strong></p>
<p>いや、それはdodoさんに対して申し訳ないなと思います（笑）。ただ、僕自身としてはそう言われることに対して、嫌だとかそういうのは全然なくて。嬉しいというか…… 事実、そう言われるだろうなって自分でも自覚しています。というのも、さっきお話したように、ノミナルと最初にMVを撮り始めるとき、まさに「dodoさんっぽくしよう」っていう話からスタートしていますから。</p>
<p> </p>
<p><span style="font-size: 20px;"><strong>葛藤を抱える人々へ</strong></span></p>
<p><strong>──また、リスナーのコメントを見ていると、RAPSTARとはまた違うやり方で上がっていってほしいというような声も少なからずありますが、その辺りはどう捉えていますか？</strong></p>
<p>でも、やっぱりRAPSTARには出た方がいいってずっと思っていますし、実際に毎年応募しているんです。今以上に、自分の人生をガラッと変えられるチャンスがそこにはあると思っているので。リスナーに自分の存在を届けるという意味でも、今の日本の音楽シーンにおいて、RAPSTARは間違いなく最もデカい成り上がりのチャンスだと思っています。</p>
<p>あと、何よりRAPSTARで勝ち残ったラッパーってやっぱり単純にめちゃくちゃかっこいいんですよ。だから、RAPSTARへの憧れみたいなものは、僕のなかにずっとあります。</p>
<p><strong>──今回の一連のバイラルヒットを経てマインドの変化はありましたか？</strong></p>
<p>街でも普通に声をかけられるようになって、広まった実感はあります。その反面、これは一過性のトレンドの部分もあるなと自覚しているので、本当にここからがスタートだなと。これまでは再生数とか数字の面ではずっと底辺だったんですけど（笑）、やっとアーティストらしい数字がついてきはじめた。じゃあ、今度はリリックやスキル、自分の中身がこの規模にふさわしいものとして追いついているかと言われたら、まだまだ全然足りない。色々言われますけど、それは自分自身が一番理解していますし、ここからが本当の勝負です。</p>
<p>あと、ライブですね。僕は本当にライブが下手なので、もっと上手くなりたい。トラックメイクも含めて、まだまだ成長の余地が無限にあると思っています。</p>
<p><strong>──では最後に、源治麿さんの楽曲に共鳴・共感し、励まされているリスナーの方々に向けて、メッセージをお願いします。</strong></p>
<p>僕自身、葛藤する側の人間なので、なにも偉そうなことは言えないんですけど…… 世の中には「答えの出ない悩みを抱えるのは無駄だ」って言う大人や人間もいるじゃないですか。「それって意味ないじゃん」って。でも、世の中のすべてのことって、突き詰めれば全部意味なんてないと思うんです。</p>
<p>その、一見「意味がない」と思える物事に対して、悩み、こだわり、自分なりの価値を見出そうとすること。それ自体が、その人の「価値」になるんだと僕は思っています。だから、悩むことや葛藤することは、決して悪いことじゃない。むしろ、すごく大きな意味で、人生を豊かにするために必要な時間。だから、悩むことから逃げない方がいいと思うし、思考を諦めないでほしい。その葛藤の最中に、僕の曲が何か1つのヒントや、寄り添うものになれているのだとしたら、表現者としてこれ以上の喜びはありません。これからも、一緒にたくさん悩んで生きていきましょう。</p>
<figure class="aligncenter">
<a data-caption="" data-fancybox="group1" href="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2029/07/260616-2.jpg"><br />
<img decoding="async" src="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2029/07/260616-2.jpg" alt="源治麿インタビュー | “チー牛でも上手けりゃA5” ― 「Piledriver」「To Con」が連続ヒット　2007年生まれの異才が放つ、冷笑の時代へ向けたカウンター" class="" /><br />
</a></figure>
<p> </p>
<p></p>
<p></p>
<p>新曲「Dad Blood」7月15日配信リリース<br />
<a href="https://linkco.re/RncarMc5" target="_blank">https://linkco.re/RncarMc5</a></p>
<p> <br />
<strong>源治麿</strong><br />
<a href="https://x.com/MinamotoOsamaro" target="_blank">X</a><br />
<a href="https://www.instagram.com/minamotoosamaro/" target="_blank">Instagram</a><br />
<a href="https://www.youtube.com/@XL-Whirl/" target="_blank">YouTube</a><br />
<a href="https://www.tiktok.com/@minamotoosamaro" target="_blank">TikTok</a></p>
<p> <br />
 <br />
 </p>
      ]]>
          </content:encoded>

          <dc:creator>
            <![CDATA[THE MAGAZINE]]>
          </dc:creator>
          <link>https://magazine.tunecore.co.jp/stories/664783/</link>
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          <pubDate>Thu, 23 Jul 2026 18:57:52 +0900</pubDate>
          <gnf:modified>Thu, 23 Jul 2026 18:57:52 +0900</gnf:modified>

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                      <item>
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            <![CDATA[ルシノ インタビュー |「ループザルーム」が世界的バズ　“聴きたい”を“作りたい”に変える気鋭ボカロP]]>
          </title>
                    <description>
            <![CDATA[
        ボカロP・ルシノが2025年11月にリリースした楽曲「ループザルーム」は、今年世界で最も聴かれているボカロ曲の一つだ。Billboard JAPANの『Japan Songs（国／地域別チャート）』ではアメリカで首位を獲得し、4か...        ]]>
          </description>
          <content:encoded>
            <![CDATA[
      <p>ボカロP・<a href="https://magazine.tunecore.co.jp/taglist/%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%8E/" target="_blank">ルシノ</a>が2025年11月にリリースした楽曲「ループザルーム」は、今年世界で最も聴かれているボカロ曲の一つだ。Billboard JAPANの『Japan Songs（国／地域別チャート）』ではアメリカで首位を獲得し、4か国でトップ10入りを果たしている。ネット発の都市伝説であり、現在はA24による同名映画の大ヒットでも話題の『Backrooms』をモチーフに据えた同楽曲。キュートかつ不穏なイラストMVとTikTokでの動画拡散が手伝って、まさに曲中で描かれるフラクタルな無限空間のように、中毒者は今なお増加中だ。ルシノに、原点や創作観、「ループザルーム」の制作背景とヒット要因の自己分析などについて訊いた。</p>
<p> <br />
取材・文：サイトウマサヒロ</p>
<p> <br />
 <br />
<span style="font-size: 20px;"><strong>原点は吹奏楽、『東方Project』、米津玄師</strong></span></p>
<p><strong>——ルシノさんが音楽に夢中になったきっかけは？</strong></p>
<p>子どもの頃は『太鼓の達人』で難しい譜面を叩くのが楽しいからプレイしていたっていうくらいで、音楽にちゃんと触れるようになったのは、中学で吹奏楽部に入部してからですね。担任の先生が吹奏楽部の顧問だったからなんとなく入部しただけで、もし先生が別の人だったら全然違う人生になっていたと思います。それから、『大合奏!バンドブラザーズ』っていうゲームで『星のカービィ』や『東方Project』の曲を耳コピして打ち込んだりするようになったのが作曲の始まりだったかなと。</p>
<p><strong>——ゲームミュージックからの影響もあるんですね。</strong></p>
<p>『うごくメモ帳』で流れていた曲を調べて、「ネイティブフェイス」が『東方Project』の楽曲だってことを知ったりして。それからよく、『東方』の曲を耳コピしたり、『東方』みたいな曲を作ったりしてました。だんだんDSだけでは物足りなくなって、Domino（MIDI編集ソフト）を使うようになって。</p>
<p><strong>——インターネットカルチャーにも早い段階で触れていたんですか？</strong></p>
<p>実はそこまで触れてないんですよね。吹奏楽とゲームミュージックばかりで、ボカロもそこまで知らなかったです。だけど、ずっと同じような曲ばかりを作るのに飽きてきたところにコロナ禍も重なって、何か新しいことをやりたいからボカロがいいんじゃないかと思ったのが活動のきっかけですね。ボカロ曲は父親が車の中で流していたのを聴いてたくらいで、そもそも歌のある曲をそれまであまり聴いてこなかったから、自分が歌ものを作っているのは今でも不思議な感じがします。</p>
<p><strong>——影響を受けているボカロPやアーティストはいますか？</strong></p>
<p>米津玄師にはものすごく影響を受けています。周囲にはJ-POPを聴いてる人が多かったから、僕もちょっと勉強してみるつもりで『BOOTLEG』っていうアルバムを聴いたんですけど、あの作品がすごく衝撃的だったんですよ。アーティストって同じような曲調のものをたくさん作ってその人のイメージを確立していくことが多いと思うんですけど、『BOOTLEG』にはすごく色んな楽曲が収録されていて、ゲームのサントラに通ずるものがあるのが面白かった。以来、米津玄師にハマったんですけど、「あの『マトリョシカ』のハチってこの人だったの！？」と気付いたのは後になってからでした。だから、歌ものを作ろうと思ったきっかけの一つは米津玄師への憧れかもしれないです。一番好きなアルバムは『STRAY SHEEP』で、あれはもう宝石箱ですよね。幅広い曲があるんだけど、方向性やスタンスは一貫してる。</p>
<p><strong>——ジャンルではなく音使いやメロディに個性が宿っているという点では、確かにルシノさんの楽曲にも通ずる点があるかも。</strong></p>
<p>そう言っていただけると嬉しいです。そうなりたくて曲を作ってるというところもあるので。</p>
<p><strong>——僕は『BOOTLEG』を初めて聴いた時に、菅田将暉や池田エライザがゲストボーカルで起用されていることも相まって、演者というより監督のような立場で作品をまとめ上げているような印象を受けたんですよね。</strong></p>
<p>僕も、何か大きなテーマに沿った作品を組み上げたいという思いはあります。単曲で人気になりたい、多くの人に聴かれたいというよりは、アルバムを通して表現したい。ボカロPだと柊キライさんも大好きなんですけど、キライさんの『スクラップファーム』というアルバムも、かなり収録曲の幅が広くて。とにかく二人にインスパイアされて、ただ何でも作るんじゃなくて、多様なんだけど芯が貫かれているものを作ろうとしています。</p>
<p><strong>——楽曲を作る上では、音楽以外のものから着想を得ることはありますか？　それこそゲームだったり、ネットカルチャーだったり。</strong></p>
<p>めちゃくちゃありますね。裏テーマを決めて作ることが多くて、「ループザルーム」は『The Backrooms』というネットロアをテーマにした楽曲ですけど、元々はSCP-1065-JP『無間の部屋』が元ネタで。作ってるうちに「『The Backrooms』の方が合ってるんじゃないか？」と方向転換していきました。</p>
<p><strong>——他にもSCPが元ネタの楽曲がありますよね？</strong></p>
<p>ありますね。「ファニーウッズドリームパーク」はSCP-2571『クラッグルウッド・パーク』だし、アルバム『Hateful Star』はSCP-1548『きらいきらい星』からそのまま拝借してる感じです。怪奇創作やホラーゲームは元々好きなので、元々知っていたものからモチーフを持ってくることが多いですね。</p>
<p><strong>——活動を始めたのは2020年ごろかと思いますが、それから現在まで、作風や活動スタイルはどう変化してきましたか？</strong></p>
<p>ほとんど変わってないですね。強いて言えば「ループザルーム」がターニングポイントになるかもしれないですけど、ただとにかく思いついたものを形にして世に出す、っていうのをずっとやっていただけです。ずっと、暗くて少しネガティブな曲を書き続けてるっていうのも変わってないし。</p>
<p> <br />
 <br />
<span style="font-size: 20px;"><strong>「ループザルーム」の起爆力&持続力</strong></span></p>
<p><strong>——そういった中で、「ループザルーム」が現在ものすごいヒットを記録していることに関しては、率直にどう感じてますか？</strong></p>
<p>もう、よくわかんないですね（笑）。こんなにウケるとは思ってなかったので、「何が起こってるんだ？」っていうのがずっと続いてる状態です。その前にリリースした「ポップメア」「ネオンドール」と同時期に作ってて、どっちかというとその2曲の方がウケると思ってたんですよ。「ループザルーム」は気楽な思いで自分の趣味のまま作曲していたので、想定外の伸び方で。周りのボカロPに聴いてもらった時の反応は確かに良かったんですけど、流行るとは思ってなかったです。『The Backrooms』やリミナルスペースも、その時すごくブームだったっていうわけではないし。</p>
<p><strong>——先ほどのお話と重なる部分もあるかと思いますが、「ループザルーム」の制作はどのように進んでいったのでしょうか？</strong></p>
<p>普段から、先にメロディが思い付いて、そこに後からテーマや歌詞を当てはめていくことが多くて。今回もまずメロディが浮かんで、そこに『無間の部屋』や『The Backrooms』を重ねていきました。</p>
<p><strong>——『The Backrooms』やリミナルスペースの薄ら寒さ、不気味さをサウンドに落とし込むために、どんな工夫をしましたか？</strong></p>
<p>実は、自分自身としてはそんなに『The Backrooms』感がある曲ではないと思ってて（笑）。狙って不気味なことをしたわけではなく、結果的にそうなってたっていうのが近いです。まずノリノリだし、四つ打ちだし。ただ、イントロの声をサンプリングしたメロディは、MARETUさんの「ビノミ」を参考にしていて。Spliceで見つけた声のサンプルを入れてメロディを打ち込んで、奇妙なニュアンスを出すことができました。あとは、ちょっとピッチをズラしてるところにドリームコア感があるかもしれない。</p>
<p><strong>——一般的な周波数であるA=440Hzではなく、432Hzでチューニングされていますよね。</strong></p>
<p>ボカロPのはろけるさんに「ピッチを下げた方がドリームコア感があって面白いんじゃないか」って言われて、面白い響きになったので、そのまま採用させてもらいました。</p>
<p><strong>——歌詞に関してはいかがでしょうか？　中毒性の大きな一因になってるんじゃないかと思いますが。</strong></p>
<p>日本人からするとあまり深い意味がなさそうな歌詞ですが、結果的には音だけで楽しめる曲として、ワールドワイドにウケた要因になったのかなと思います。</p>
<p><strong>——海外のリスナーからの反響も凄いですからね。Billboard JAPANの『Japan Songs（国／地域別チャート）』では、アメリカで首位を獲得、4つの国でトップ10入りを達成しています。</strong></p>
<p>最初は頑張って反応をチェックしてましたけれど、すっかり追えなくなってしまって。もう把握できてないので、何がなんだかわからないですね。K-POPのアーティストの方々が踊ってくださったりしてたのもビックリして。経験したことがない反響ばっかりで、全部が印象的です。</p>
<p><strong>——MVは四ツ木めいさんが制作を担当されていますが、どのようなやりとりがありましたか？</strong></p>
<p>最初にプロットのようなものをパワーポイントで作って、それを基に制作をお願いしました。イントロで4拍に合わせてキャラが4コマ分移動するシーンがあって、最初はサビもそれにしようかと思ってたんですけれど、四ツ木さんの判断でもっと細かく分身するような映像になって。それがかなりハマってるなと感じます。</p>
<p><strong>——改めて、今回のヒットの要因はどんなところにあると考えていますか？</strong></p>
<p>リバースエンジニアリング的に考えてみると、まずは映像の真似のしやすさ、そして耳に残るメロディと歌詞ですかね。最初に伸び始めたのは、MVの絵をそれぞれが好きなキャラクターに置き換えた映像が、ミーム的に広がっていくという形だったんです。それがだんだん、実写の顔出しで踊る映像にシフトしていきました。ショート動画をTikTokにアップしたり、ステムデータを公開したりしたのも、起爆剤になってたんじゃないかな。</p>
<p>ただ、そうやって映像から広がった曲がヒットするには、やっぱり歌いやすいか、いかに耳に残るかが重要なんじゃないかなと思いますね。もちろん、それを狙って達成できたというわけじゃなくて、結果的にそうだったなと今になって思っているところです。</p>
<p></p>
<figure class="aligncenter">
<a data-caption="" data-fancybox="group1" href="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2099/12/io1569759.png"><br />
<img decoding="async" src="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2099/12/io1569759.png" alt="ルシノ インタビュー |「ループザルーム」が世界的バズ　“聴きたい”を“作りたい”に変える気鋭ボカロP" class="" /><br />
</a></figure>
<p><a href="https://linkco.re/4HYZQc65" target="_blank">https://linkco.re/4HYZQc65</a></p>
<p> <br />
<strong>——「ループザルーム」でルシノさんのことを知ったというリスナーに対して、次に聴いてほしいオススメの楽曲はありますか？</strong></p>
<p>「ファニーウッズドリームパーク」は、不気味なドリームコアみたいなのが好きな人だったらハマるんじゃないかなと思います。あとは単純に、とにかく色んな曲調の曲をたくさん作ってるので、「ループザルーム」以外の楽曲をなんでもいいから一つ聴いてみてほしいですね。一つのアーティストにつき一曲だけをずっと聴くのは、ちょっともったいないなと思う。それこそ、米津玄師が好きになってから、アルバムを通して聴くことの魅力を知ったので。ぜひ「ループザルーム」から他の曲にも触れてくれたら嬉しいです。</p>
<p></p>
<figure class="aligncenter">
<a data-caption="" data-fancybox="group1" href="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2099/12/itdw1207576.webp"><br />
<img decoding="async" src="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2099/12/itdw1207576.webp" alt="ファニーウッズドリームパーク (feat. 初音ミク)
ルシノ" class="" /><br />
</a></figure>
<p><a href="https://linkco.re/dSvAmCh7" target="_blank">https://linkco.re/dSvAmCh7</a></p>
<p> <br />
 <br />
<span style="font-size: 20px;"><strong>音楽は実験の繰り返し</strong></span></p>
<p><strong>——「ループザルーム」に限らず、普段の楽曲制作全般で意識していることはありますか？</strong></p>
<p>僕は理系なんですけれど、研究と創作には通ずる部分があるというか。まずは自分のアイデアに基づいて実験をやって、そこからこういう結果が得られて、また実験をして……というのをずっと繰り返していくというプロセスはまさに同じで。</p>
<p><strong>——興味深いです。音楽における実験とその結果というのは、リリースをして反応を見るということ？　それとも、制作過程の中で起こることですか？</strong></p>
<p>両方ですね。「この曲は反応が良くなかったから次はこっちの方向で作ってみよう」っていうのもありますし。曲を制作する過程でも、全体としてはロックっぽいんだけどエレクトロな音使いを試してみて、それが面白くなったら形にする、みたいなことをずっとやってます。</p>
<p><strong>——制作環境にはどんなこだわりがありますか？</strong></p>
<p>これといったこだわりはあまりないですね。DAWはStudio Oneを使っていて、プラグインはもう1年〜2年くらいほとんど買ってないです。ずっとSurge XTとかフリーのシンセを使ってますね。Spliceも一時的に手を出したくらいで。</p>
<p><strong>——色んな音を手当たり次第試してみるというより、手持ちのものでどんな化学反応が起こるかを突き詰めてるようなイメージ？</strong></p>
<p>そうですね。</p>
<p><strong>——ご自身では、アーティストとしての“らしさ”はどんなところにあると考えていますか？</strong></p>
<p>一つはメロディですね。初音ミクが歌ってるから違和感なく聴けているだけで、実際に口ずさんでみると歌いにくいなって思うんです。それでもこういうメロディにしたくて。『東方』『カービィ』に加えて『UNDERTALE』とか、ああいう耳に残るフレーズがたくさんあるゲーム音楽に触れてきたので、自分が納得できるメロディを作る上で、人が歌うことを全く考えていないのは大きいです。</p>
<p>もう一つが曲の暗さ。それこそSCPや怖い話をよく読んでいたし、あまり明るい物語に触れてこなかったなって。そもそも自分自身がかなり落ち込みやすい性格で、そういう時に聴きたいのはネガティブな曲なんですよ。自分が聴きたいものを作ったら自然にこうなっている。</p>
<p><strong>——なるほど。創作を行う上で、自分なりのルールはありますか？　例えばこういう表現はしないようにしようとか、逆になるべくこの要素を加えるようにしようとか。</strong></p>
<p>具体的に決めているわけではないですけど、普段は明るい曲は作らないですね。自分が聴きたいとは思わないし。ただ、一回だけ、去年投稿した「ショコラマジック」という明るい曲を作ったり、あとは吹奏楽時代に演奏していた曲を思い出して急に和風の曲や変拍子を交えた曲を作ったりしてしまうことがあって。基本的には思いついたものを形にしたいっていう欲求を晴らしてるだけ、みたいなところがあります。</p>
<p><strong>——今後の活動についても聞かせてください。「ループザルーム」リリース以降、少し間隔が空いているような印象ですが、現在進めているプロジェクトはありますか？</strong></p>
<p>実のところ、「ループザルーム」の正当な続編みたいな曲が出来てまして。「ネバーランドネスト」というタイトルで、もう完成してるんです。ただ、正直に言うと「ループザルーム」がヒットしている現状で、どのタイミングで次を出せばいいかわからないし、「ループザルーム」で知ってくれた方を満足させるためのどんな映像を作るべきか、ちょっと考える時間が必要かなっていう。夏ごろにはリリースできればと思ってます。</p>
<p><strong>——「ループザルーム」のバズによって、これからの制作にあたっての意識も変わっていきそうですか？</strong></p>
<p>いや、それは変わらないと思います。あまり同じような曲調のものを作り続けるのは好きじゃないので、「ネバーランドネスト」でその方向性は一旦終わりで、また全然違う楽曲を出していこうかなと。</p>
<p><strong>——作りたいものを作るというスタンスはブレないと。</strong></p>
<p>その結果ヒットが出にくくなるってこともあるかもしれませんが、今までもずっとそうなので、困ることはないだろうなと。ボカロを始めた時は、まず自分の存在をリスナーに知ってもらうことが目標だったので、そのスタートラインには立てたと思います。リアルのイベントでも、挨拶すると「聴いたことあります」って反応してもらえることが増えてきて。</p>
<p><strong>——具体的な数字に執着があるとかではなく。</strong></p>
<p>そうですね。先ほど話した目標も、ただ純粋に誰にも知られてないのが寂しいっていうだけだったので。たくさん聴いてもらえているって体感さえあれば、それが嬉しい。</p>
<p><strong>——今後挑戦してみたいことはありますか？</strong></p>
<p>余裕があれば、DJとかをやれたらいいなと思いますね。ただ、でっかい音が鳴る場所が苦手だったりするので、耳栓をしながらDJするかもしれないですが（笑）。</p>
<hr>
<p> <br />
<strong>ルシノ</strong><br />
<a href="https://x.com/rusino777" target="_blank">X</a><br />
<a href="https://www.youtube.com/@rusino777" target="_blank">YouTube</a><br />
<a href="https://www.nicovideo.jp/user/96543791" target="_blank">ニコニコ</a><br />
<a href="https://www.tunecore.co.jp/artists/rusino" target="_blank">TuneCore Japan</a></p>
<p> <br />
 </p>
      ]]>
          </content:encoded>

          <dc:creator>
            <![CDATA[THE MAGAZINE]]>
          </dc:creator>
          <link>https://magazine.tunecore.co.jp/stories/659433/</link>
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          <pubDate>Mon, 29 Jun 2026 17:55:41 +0900</pubDate>
          <gnf:modified>Mon, 29 Jun 2026 17:55:41 +0900</gnf:modified>

        </item>
                      <item>
          <title>
            <![CDATA[鷺巣詩郎 インタビュー | 『エヴァ』30周年、『THE WHITE ALBUM』が誘う知的なゲーム]]>
          </title>
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        1995年10月4日のTVシリーズ放送開始から30周年を迎えた『エヴァンゲリオン』シリーズ。壮大でありながらどこまでも内省的なストーリー、庵野秀明監督による鮮烈な演出や魅力的なキャラクターたちと並んで視聴者の...        ]]>
          </description>
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            <![CDATA[
      <p>1995年10月4日のTVシリーズ放送開始から30周年を迎えた『エヴァンゲリオン』シリーズ。壮大でありながらどこまでも内省的なストーリー、庵野秀明監督による鮮烈な演出や魅力的なキャラクターたちと並んで視聴者の記憶に深く刻み込まれているのが、鷺巣詩郎による音楽だ。世界観に果てしない奥行きと緊張感を生んだ楽曲たちは、数々の名場面と密接にリンクして、今もファンに愛され続けている。</p>
<p>鷺巣はこのアニバーサリーに際して、そんな『エヴァ』を彩るサウンドトラックを再構築。新たなアレンジや劇中で使用されなかった音源を加えたアルバム『THE WHITE ALBUM 1&2』を二作同時にリリースした。アニメのイメージから音楽を切り離すというトライアルのもとで編まれた、文字通りまっさらな作品。それは、鷺巣からファンに対する「知的ゲーム」への誘いでもあるという。</p>
<p> <br />
取材・文：サイトウマサヒロ</p>
<p> <br />
 </p>
<p><span style="font-size: 20px;"><strong>『エヴァ』のイメージを使わないというチャレンジ</strong></span></p>
<p><strong>——コンサート『BACK TO NEON GENESIS』東京公演を終えたばかりですね（※取材は4月下旬に実施）。Xにて客席を撮影した映像とともに「一生の宝物」とポストされていた通り、鷺巣さん自身にとっても特別な公演となったのではないかと思います。</strong></p>
<p>『エヴァンゲリオン』というコンテンツが長く愛された大きな要因の一つが、根強いファンがいらっしゃるということで。今でこそ「推し」という言葉がありますけど、そんな言葉がない時からずっと支えてきてくれた方々に感謝の気持ちがあってですね。それで最後の一瞬くらいはスマホの撮影を解禁したり、物販に関しても、『エヴァ』のファンはありがたいことに大変色々なものを買ってくださるので、なるべく特典を付けたり。そうしてとにかくファンサービスを怠らないというのが僕のできる唯一の恩返しだと思っていました。僕にとっては一度にあれだけ多くのファンと接することもあまりないので、「一生の宝物」というのは偽りない気持ちですね。本来でしたら世界中の皆さんにお礼を申し上げたいんですけれども、今回は国際フォーラムにいらしたお客さんに代表してもらって。</p>
<p><strong>——映像とオーケストラを合わせて楽しめるフィルムコンサートは、『エヴァ』シリーズにとって初の試みでした。</strong></p>
<p>周年という機会でもないと中々できないことだというのは前々から感じていました。今回、30周年を記念して横浜アリーナで開催した『エヴァフェス』があったので、その中でまずこの座組が組めたと。超一流のスタジオミュージシャンをあの人数集めるというのは色々な面で難しいし、リスクも大きい試みなので、『エヴァフェス』がないとまずできなかっただろうし。</p>
<p>それで、正直に言えば横浜アリーナでの45分のステージ1回だけではなく、3回やった方が経費を散らすことができるんですよ。なので、せめてものファンサービスという気持ちもあり、大阪と東京でも開催できないかという可能性をずっと探ってきたんです。そこで、『エヴァンゲリオン』側の運営と、僕が45年以上前から仕事をしている——当時はヤングジャパンっていう会社だったんですけれど——ハンズオンというイベント会社にご協力いただいて、東阪での公演が実現できました。稀有な機会に恵まれたので、これをもう一度やれと言われても難しいんじゃないかなと思います。それだけに、非常に感慨深い公演になりました。</p>
<p>せっかく45分から2時間というサイズに拡張ができて、『エヴァ』のファンに恩返しをするための千載一遇のチャンスが訪れたので、超一流のミュージシャンを闇雲ではなく適材適所に集めてオーケストラを組み立てました。普通は既存のオーケストラに来ていただいて演奏会をやるもの。たとえば2017年にやった『シン・ゴジラ対エヴァンゲリオン交響楽』の時は東京フィルハーモニー交響楽団、1997年にやった『エヴァンゲリオン交響楽』の時は新日本フィルハーモニー交響楽団という既存の有名オーケストラを雇っていたんですけれど、今回は約40人全員がフリーランスのスタジオミュージシャンなので、全員のスケジュールを揃えるのが至難の業なんですよね。</p>
<p>じつを言うと、2023年の終わりくらい、だから2年半前くらいから着手して、それでもやっぱり難しくて。東京のホール不足というのもありますから、機会の創出にも経済規模をアジャストしていくことにも難儀しました。なのでやはり、『エヴァフェス』という規模の大きいイベントに助けられたということです。</p>
<p><strong>——まさに奇跡の一夜となったわけですね。そして、同じく『エヴァ』30周年のタイミングでリリースされたのが『THE WHITE ALBUM』です。まずはこの企画が立ち上がった経緯についてお聞かせいただけますか？</strong></p>
<p>日本はアニメ大国ですから『ドラえもん』や『サザエさん』、『ルパン三世』、『ガンダム』のように長く続いてシリーズ化されている色々な作品があって、それだけ音楽のアーカイブも多いんです。けれども、『エヴァンゲリオン』はテレビシリーズ26話、旧劇場版2作、新劇場版4作しかないのに、劇伴音楽はいま挙げたアニメたちよりも多いくらい録音しているんですよね。その中で、劇中で使われたものに関しては全部CD化されて、使われなかったものも集めてCDにしたりサントラと一緒に収録してきたから、それだけでもかなりの数なんですけれども、その外側にまだまだ使われてないものがたくさんあって。もちろん『エヴァ』の新作はこの後も制作されますが、新劇場版が終了して鷺巣がやったものに関しては一区切りがついたので、そういうものを単純に音楽作品としてリリースし続けることができないかと思ったんですよ。</p>
<p>普通、さっき挙げたような日本のアニメの音楽は複数の会社が管理するんですけれど、『エヴァンゲリオン』に関しては主となるカラーさんという会社があって、劇伴音楽に関しては私、鷺巣詩郎が100%管理していて。体系が非常にわかりやすいので、音源を表に出すことに関してはシンプルに決定することが可能なんです。</p>
<p>それで今回、CDというメディアから離れてアナログと配信という形を選んだのは、真っ白な中で音楽だけを聴いていただくという環境を作ってみたかったから。今までのCDではやっぱりジャケットに『エヴァンゲリオン』関連の画像があって、中のブックレットにも反映させる必要があった。もちろんアナログ盤も中に色々収めることはできるんですけれども、今回はブックレットもなく、配信のサムネイルみたいなものにも『エヴァ』のイメージを使わないで、音楽だけを届けるという一つのチャレンジを試みました。</p>
<p><strong>——たとえば『エヴァ』のファンもこの作品を聴く時には作品のことを忘れたり、あるいは『エヴァ』を知らないリスナーが楽しむということも、鷺巣さんは歓迎しているのでしょうか？</strong></p>
<p>うーん、それも一つのトライアルではありますけれど、今回の場合は、アナログ盤の中心の真っ白な部分に各々が『エヴァンゲリオン』の好きなシーンや好きなキャラクターを当てはめてみてはいかがですか、という。</p>
<p>映画館で目をつぶってらっしゃる方って、見かけますよね。何回も同じ映画をご覧になっている方が、セリフと音楽だけを楽しんでいる。そうすると、我々の役割は音楽だけで作品を喚起させることでもあると思うんですよ。音楽を聴いた時に、どのくらいの人たちが『エヴァンゲリオン』を思い浮かべてくれるかという力試しというか。真っ白いキャンバスに何かを思い浮かべていただくというのは、ミュージシャンにとって冥利に尽きるんです。『THE WHITE ALBUM』の楽曲で何をイメージしてもらえるかというのは、僕にとって非常に興味深いことですね。</p>
<p> <br />
 <br />
<span style="font-size: 20px;"><strong>「甘き死よ、来たれ」を巡る知的なゲーム</strong></span></p>
<p><strong>——今作には、「Rei Ⅰ」のモチーフが基となっている「Rei Ayanami 2026」、「DECISIVE BATTLE」のモチーフを基にした「Half in Five」など、新たな形で再構築された楽曲が収録されています。制作の際にはどのようなことを意識されていたのでしょうか？</strong></p>
<p>『エヴァンゲリオン』で使った楽曲をフリーハンドで色々いじくって自由に料理したものから、よく知られている劇伴の素材を感じ取っていただくという意味では、今風に言うと「味変」っていうやつかもしれない。僕はあんまり好きな表現じゃないんですけれども（笑）、そうすることによって元の味より好きになる方もいらっしゃる。元の劇伴から離れていても好きなスパイスだと思う方がいらっしゃるというのが、まさに音楽の自由度の高さだと思うんですよね。今は料理にたとえましたけれど、毒にも薬にもなるのが音楽であって、毒素の強い表現も癒しの効果も生み出せて、さらに味変までして人間の感情に劇的な変化をもたらせる。</p>
<p>僕は、2021年に東京オリンピックの開会式で「君が代」をアレンジしました。元々「君が代」をアレンジされる方は少なかったし、アレンジするのが難しい素材でもあるんだけれども、たくさんのイベントで演奏されるアメリカ国歌のアレンジの多様性に触れては、常々「君が代」をもっと料理してもいいんじゃないかと考えていて。そうして音楽行為の自由度を極限まで高めたい。そういう、みんなに一番知られているもののイメージを大きく変えていくというチャレンジは、我々ミュージシャンがやるべきことの一つだと思います。</p>
<p>自分にとってすごく幸運だったのは、『エヴァンゲリオン』というコンテンツが世界中で知られて、そこで鳴っている劇伴をみんなが「『エヴァ』の曲だ」ってわかってくれるようになったこと。そして、それを変化させていく機会が与えられたということ。バラエティ番組やワイドショーでもよく使っていただいて、それをリアルタイムで「『エヴァ』の音楽がかかった！」とポストしてくれる方も非常に多い。だからこそ逆に、それを作曲者本人が変化させていくというのが未来志向で良いんじゃないかと考えました。</p>
<p>音楽をやる上では、とにかく自由でありたい。やっぱり、音楽ほど自由度の高い表現って中々ないんですよね。音楽って、元手ゼロ、仕入れゼロで仕上がるものなので。もちろんミュージシャンを雇ったりする経費は必要かもしれないですけれど、生み出す瞬間というのはイマジネーションでしかない。りくりゅうペアが映画『グラディエーター』の劇伴で滑ってメダルを獲得しましたけれど、あの曲を知っていても、スケートの演技に合わせてみると全然違って聴こえますよね。何かと合わさった時に劇的なケミストリーを起こす音楽の自由度の高さが証明された一つの例だと思います。</p>
<p><strong>——『THE WHITE ALBUM』は、オーケストラの豊かな響きが印象的な作品でもあります。鷺巣さんは東京、ロンドン、パリの3都市を拠点とされていますが、レコーディングはどこで行われたのでしょうか？</strong></p>
<p>ロンドンが7割、パリが3割という感じですかね。どちらも35年以上一緒にやってるオーケストラのメンバーなので、ロンドンでやってもパリでやっても、必ず自分の思うような結果にはなってくれる。音楽において、何からインスピレーションを得たかだけではなく、どこでインスピレーションを得たかというのも大きくて。ヨーロッパで生活していると、やっぱりその地域の音楽的地理というのがどんどん刷り込まれていくんですよ。特に僕のようにスコアを書く人間にとって、西洋音楽をやってきた人間にとって、ヨーロッパの音楽的地理というものの影響は大きいということがわかってくる。その中で、じゃあパリで書いたスコアはパリで鳴らそうかとか、そういう考えをするようになるんです。</p>
<p>『エヴァンゲリオン』をやっていて一番インスパイアされたのは、ドイツのフォルクリンゲン製鉄所という世界遺産になっている場所なんですよ。惣流・アスカ・ラングレーという女の子がドイツ人とのハーフというのもあるんですけど、製鉄所に惹かれたのは、やはり『エヴァ』がある種人間の生み出した鉄の塊だから。もちろん人造人間であって、鉄なのか超合金なのか、それは明示されてないですけれども、僕はそういうものを実感できる場所を当時、1990年代の日本の中で見出すことができなかった。</p>
<p>フォルクリンゲン製鉄所は、東京ドーム何個ぶんかわからないくらい大きい、鉄と動力が支配する場所で。庵野監督は電柱や電線からイメージを得たけれど、音楽を担当した鷺巣に関しては、その製鉄所が一番『エヴァ』のイメージと重なった場所でした。実際、何年か前に庵野監督もお連れしましたよ。</p>
<p><strong>——ということは、今回パリやロンドンで制作を行ったことで、当時とは違うインスピレーションが作品に吹き込まれたとも言えますね。</strong></p>
<p>そうですね。1995年当時も、最初は東京で監督からイメージを授かったし、監督が見に来れるからという理由で東京でレコーディングを行ったので。今回、パリ、ロンドン各々の性格が作品に及ぼしたものは大きいですね。</p>
<p><strong>——ところで、先ほどもお話しした「Rei Ⅰ」が「Rei Ayanami 2026」に、「DECISIVE BATTLE」が「Half in Five」にと、今作で原曲からタイトルを変更したことにはどのような意味があるのでしょう？</strong></p>
<p>二つあります。一つは、やはり先ほど話した通り『THE WHITE ALBUM』として、一旦白紙にして音だけを届けるとなると、最初の素材とタイトルが異なっている方が作品の中身を正しく表しているのではないかということ。もう一つは、リスナーとのインタラクティブなゲームのためです。「あの曲を発展させたものだ」という種明かしを最初にこちらからしてしまうよりも、疑問が生まれるものを投げた方がインタラクティブになりますよね。今はSNSの時代でもありますし、インタラクティブというのは音楽にとって大きなテーマであると思ってるんです。</p>
<p><strong>——リスナーと作曲家の間のコミュニケーションにおいて、その一言目になるのがタイトルですからね。</strong></p>
<p>ファンの方々と、音楽だけで会話するわけではなく、タイトリングでも何かを示していると。特に劇伴はインストゥルメンタルが多いですから、そこにどういう文字情報を絡ませていくかというのは非常に大切です。たとえばトロピカルなサンバをやって「Tropical Beach」というタイトルを付けるという表現もありますけれど、劇伴にはビジュアルが絡むので、あまり断定しない方が良い場合もあるわけですよね。特に『エヴァンゲリオン』の場合は副次的な意味合いを持つシーンがたくさんあるので、あまり意味合いを限定してしまうとファンの想像を壊すかなと。</p>
<p>たとえば「Rei Ayanami 2026」は、輪廻転生を示しているという考え方もできますね。「綾波レイ」に対してファンが抱いているイメージ、人ではない何かで、最後には液化してしまうという彼女の印象が、音楽やタイトルの中に含まれていた方が良いかなというのは自分もよく考えます。</p>
<p><strong>——「Rei Ayanami」という楽曲が綾波レイ本人の心情を表しているのか、それとも「綾波レイ」という現象そのものを示しているのか、と思いを馳せるのも面白いですね。</strong></p>
<p>たしかにそうですね。</p>
<p><strong>——本作では「Komm, süsser Tod／甘き死よ、来たれ」が複数のトラックでフィーチャーされています。鷺巣さんにとって、この楽曲はどんな存在ですか？</strong></p>
<p>コンサート（『BACK TO NEON GENESIS』）でも実験的にバロック版のアレンジでやってみて、この曲が世界中に知れ渡ったからこそ色々なトライアルができることに幸せを感じています。今回バロックをやったのは、元々「バッハを元にしたものじゃないか」と考察されていたから。将棋みたいなものですよね。考察に対してこちらからも指し返す。そういうある種の知的なゲームをリスナーと交わす快楽というか。リスナーからの考察が我々にも大きく作用しているということを、身をもって、スコアをもって示して、これに対してまたどう思うかという投げかけをしたわけです。</p>
<p>「甘き死よ、来たれ」はタイトルからして思わせぶりだし、庵野監督が書いた原詞も非常にポエティックなんですね。言べんに寺の「詩」。日本の古典的な詩的表現として、すごく長けている。それを元に、僕の35年来のパートナーであるMike Wyzgowskiが英語の詞を書いたんですが、それはよく言われるような「訳詞」ではないんですよ。僕が庵野監督の詩を直訳して、彼がそれにインスパイアされて、英語で歌うべき歌詞を書いたんです。訳すだけだとあんな詞は書けない。しっかりとした、その人の人格から生み出された創作です。</p>
<p>ポピュラーミュージックは、英米から来たフォーミュラに則って現在の形になりました。そこでは後半にみんなで歌えるものを繰り返すというのが一つの大原則で、それが詞の果たした役割なんです。たとえば「tumbling down, tumbling down」とか「letting me down, letting me down」とか。それをフックと呼んだり、リフと呼んだりするんですが、単なる訳詞だとそのフォーミュラに当てはめられないんですよ。大袈裟に言うと、「甘き死よ、来たれ」は初めて米英のポピュラーミュージックのフォーミュラで編み出された日本アニメの劇伴なんです。</p>
<p><strong>——『BACK TO NEON GENESIS』で披露されたバロック版も含めて、このタイミングで発表された「Komm, süsser Tod／甘き死よ、来たれ」の新たな形はどのようなものとなりましたか？</strong></p>
<p>バロックというのは元々が歪なものという意味ですから、最初現れた時はアヴァンギャルドで、アドリブで成り立つ新しい試みの音楽だったんですよ。今回、『BACK TO NEON GENESIS』では、作品にとってリアルタイムな、要するに1990年代から見た「新世紀」という印象に立ち戻る必要がありました。だったらもっと遡って、200〜300年前のバロックの自由闊達なイメージに帰ろうと。</p>
<p>『THE WHITE ALBUM』には、オーケストラのインストゥルメンタル版（「La Faucheuse introduction」）の後に、バンドサウンドで歌もののバージョン（「Come, Sweet Death oldskool」）が収録されています。オリジナルもバンドサウンドなんだけれども、今回はもっとコンパクトでインティメイトなバンドサウンド。ただ、バロックであれバンドサウンドであれ、宗教的なセンスからのインスピレーションは大きいかもしれないですね。</p>
<p>僕は家に仏壇があるのにクリスマスを楽しむような典型的な日本の家庭環境で育ったけれども、30歳を過ぎてからヨーロッパで暮らすようになると、パリはカトリックそのものの文化圏で、そこから2時間かけてロンドンに行くと、真反対のプロテスタント文化圏になる。「甘き死よ、来たれ」にはゴスペルクワイアが入っていますけれども、これはもうプロテスタントの文化なんですよ。『エヴァンゲリオン』は、カトリックの人が見てもプロテスタントの人が見ても非常に宗教的なイメージを感じさせるアニメなんですけれども、その中にあの曲があったからこそ物議を醸したわけです。</p>
<p>今回、インストゥルメンタルの「甘き死よ」はパリのオーケストラが演奏していて、一方の「oldskool」はロンドンで子どもの頃からゴスペルをやってるバンドとシンガーが演奏した、完全にプロテスタントの中で生まれたトラックなんですよ。それをわざわざ隣り合わせにしたというのは、先ほどから話している「知的ゲーム」の始まりです。</p>
<p>聴いた方々がそんな風に感じる必要はないんですけれど、僕はこの二曲を続けて聴くと、まるでユーロスター（イギリスとヨーロッパ大陸を結ぶ高速国際列車）でパリからロンドンに移動したような感覚に陥るんです。昔、『天使にラブ・ソングを…』という映画があったけど、あれはカトリックのシスターがゴスペルを歌うっていう、ちょっと危うい内容を描いているんですよね。この二曲の隔たりにも、そういう面白さがあるということです。そういう素敵なゲームを一緒に楽しみませんかという、僕からの提案でもあります。</p>
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<a data-caption="" data-fancybox="group1" href="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2099/12/itd1681072.jpg"><br />
<img decoding="async" src="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2099/12/itd1681072.jpg" alt="鷺巣詩郎「THE WHITE ALBUM 1 – EVANGELION 30TH ANNIVERSARY」" class="" /><br />
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<p><a href="https://linkco.re/FbCPUGEd" target="_blank">鷺巣詩郎『THE WHITE ALBUM 1 – EVANGELION 30TH ANNIVERSARY』</a></p>
<figure class="aligncenter">
<a data-caption="" data-fancybox="group1" href="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2099/12/itd1682072.jpg"><br />
<img decoding="async" src="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2099/12/itd1682072.jpg" alt="鷺巣詩郎「THE WHITE ALBUM 2 – EVANGELION 30TH ANNIVERSARY」" class="" /><br />
</a></figure>
<p><a href="https://linkco.re/8b4gN4x2" target="_blank">鷺巣詩郎『THE WHITE ALBUM 2 – EVANGELION 30TH ANNIVERSARY』</a></p>
<p> <br />
 <br />
<span style="font-size: 20px;"><strong>音楽に必要な“人間臭さ”</strong></span></p>
<p><strong>——なるほど。さて、『THE WHITE ALBUM』の話題からは離れますが、現代は生成AIによって誰もがイメージする音楽をボタンひとつでそれらしく作れる時代になりましたよね。お話いただいた「知的なやりとり」も含め、人間と人間を繋ぐメディアとしての音楽を追求してきた鷺巣さんは、この大きな変化についてどう考えていますか？</strong></p>
<p>平たく、ぶっちゃけて言いますけれど、僕はAI大推進派ですね。どんどんみんな使えばいいと思います。たとえばロンドンではかつてUber（配車サービス）にものすごい逆風が吹いていて、裁判にもなったんですけれども、裁判になると結審するまでは営業できちゃうわけです。既得権益が侵される危機感から起きた訴えなのか、それとも本当に法に反しているのか、それはお上が決めることなんだけど、訴えられた側はむしろラッキーで、結審するまでガンガン営業できるんです。</p>
<p>AIは、これからどんどん訴訟が出てくると思います。そうするとみんな怖気付きますけれど、音楽のAIに関してはどんどんやったらいいと思います。どんどん訴訟になって、逆に盛り上がると思います。どういう結論が出るかはノーバディ・ノウズだけれども、出た結論もひっくり返ると思います。それがほどほどに落ち着いてくるまでに多分あと10年、20年はかかる。それだけ著作権とは元々グレーな範囲が多いもの。僕は元々フェアユース推進に賛成していますし、日本もフェアユースを取り入れていかないといけないと、真面目にそう思っています。さっきから何度も言っているように、音楽とは元々自由なものなので。</p>
<p>極論を言うと、若い作家は劇伴もAIでどんどん作って良いと思ってます。ただ僕が使うかというと……めんどくさい（笑）。スコアを書いた方が早い。本当に、速さの問題なんですよ。ラップトップを開いて、Sunoを立ち上げて、「こうこうこういうの」って指示をするのに5分かかったとしたら、その間に僕は2曲分のモチーフを書けます。自慢じゃないけど（笑）。</p>
<p>要するに、僕らはやっぱり専門職だから、3歩歩く間に3曲できないと話にならないんですよね。なので、自分のクリエーションにおいてはまだ書いた方が全然早い。ただ、若い人が僕よりスマホの文字入力を早くできるのと同じで、Sunoの方が早いんだったらSunoで劇伴を作っても全然OKだと思いますし、それを邪魔する奴がいたら「どうぞ訴えてください、結論は裁判所に出してもらいます」と返せばいいと思います。</p>
<p><strong>——しかし鷺巣さんは、2017年に<a href="https://wired.jp/special/2017/shiro-sagisu/">WIRED.jpでのインタビュー</a>にて<i>「『人間臭さ』があるところが、音楽のいいところだと思います」</i>とも語ってらっしゃいました。</strong></p>
<p>AIって人間臭いと思いますよ。だって人間がプログラムしてるんだから。もう何年かして本当に人間臭さが消えたらどうだろうな。僕はその時まで生きないんじゃないかな。少なくともSunoはものすごく人間臭いと思います。ルーツミュージックみたいなものがすごく苦手だから、そう指示するとすぐパンクするんですよ。それが可愛くて、プログラマーの顔が見えるっていうか。ソフトとかアプリって、毎日毎日バグを修正するものもあれば、ほっときっぱなしのものもあるし、とにかく広告をたくさん表示するものもあって、それぞれに制作者の顔が透けて見えますよね。そういう意味で、AIも人間臭いと思ってます。</p>
<p><strong>——最後に、鷺巣さんの音楽に影響されて音楽制作をはじめたいと思っている方や、TuneCore Japanを利用するなどして既に楽曲をリリースしている音楽家やミュージシャンにアドバイスをいただけますか？</strong></p>
<p>先ほどの話に繋がるかもしれないけれども、人間臭さが必要なのは音楽を仕上げた後なんですよね。それこそAIがあったりして、自分一人で作品を仕上げられるノウハウは今たくさんあるんだけれども、それを一人でも多くの人に聴いてもらいたい時に、人間関係は欠かせないんです。</p>
<p>ロンドンで40年前から仕事をしていて、今はUberですけど、昔も「白タク」っていう同じ形態があったんです。そうすると、夜中にタクシーの運転手が、みんな他の仕事をしてたりするんです。その中でもミュージシャン志望の人は、音楽スタジオから出てきた僕に対して必ず「音楽業界の人ですか？」って尋ねてきて、自分の作ったカセットやUSBを渡してくるんです。これが一番大事なこと。自発的な行動にこそ成功の秘訣が隠れている。それだけは絶対に忘れてほしくない。実際、僕もそうやって渡されたものをよく聴いたし、それで僕から連絡したミュージシャンもたくさんいますからね。</p>
<p><strong>——そうすると、これを読んだミュージシャンから鷺巣さんの元に音源が殺到しそうですね（笑）。</strong></p>
<p>でもね、それはやっぱり郵送やメールじゃダメなんですよ。直接渡さないと。そのチャンスは自分で創出していくものだから。音楽だけではなかなか食べられなくても、何かで働いている時にそういう出会いって必ずある。それは別にコンビニの店員でもいい。でも、業界に近い環境に少しでも近付くっていうのは大切かもしれませんね。アルバイトを探すときでも、音楽業界は普通に求人してるし。少し考えて一歩踏み出せば、そういう機会って自分で作れると思います。音楽は一人で作れるし、ポチッと配信もできるんだけれども、やっぱり聴いて欲しい人に直接聴いてもらう努力を怠らない方がいい。それで嫌な顔をする人はいないと思いますよ。その人がよっぽど急いでトイレに行きたいとかでもなければ（笑）。</p>
<hr>
<p><strong>鷺巣詩郎</strong><br />
<a href="https://x.com/ShiroSAGISU_twi" target="_blank">X</a><br />
<a href="https://music.apple.com/jp/artist/%E9%B7%BA%E5%B7%A3%E8%A9%A9%E9%83%8E/76121793" target="_blank">Apple Music</a><br />
<a href="https://open.spotify.com/intl-ja/artist/5k3NfhEeZHpouIGDpjKOPo" target="_blank">Spotify</a></p>
<p> <br />
 </p>
      ]]>
          </content:encoded>

          <dc:creator>
            <![CDATA[THE MAGAZINE]]>
          </dc:creator>
          <link>https://magazine.tunecore.co.jp/stories/645988/</link>
          <guid>645988</guid>
          <pubDate>Tue, 02 Jun 2026 16:57:42 +0900</pubDate>
          <gnf:modified>Tue, 02 Jun 2026 16:57:42 +0900</gnf:modified>

        </item>
                      <item>
          <title>
            <![CDATA[本日休演 インタビュー | 正解のないサイケデリアが薫る最新アルバム『Believe』に込めた祈り]]>
          </title>
                    <description>
            <![CDATA[
        ロックバンド・本日休演が5thアルバム『Believe』をリリースした。前作『MOOD』の洗練された酩酊から約5年。ミニマムなデザインから畳の上での雑魚寝セッション（？）の模様へと切り替わったアートワークにも象徴...        ]]>
          </description>
          <content:encoded>
            <![CDATA[
      <p>ロックバンド・本日休演が5thアルバム『Believe』をリリースした。前作『MOOD』の洗練された酩酊から約5年。ミニマムなデザインから畳の上での雑魚寝セッション（？）の模様へと切り替わったアートワークにも象徴されるように、本作は削ぎ落とされかけていたバンドのロマンやマジックを取り戻すが如く、無軌道をも恐れないジャンキー&ノイジーな質感のアルバムに仕上がった。近年はフー・ドゥ・ユー・ラブのメンバーとしても活動する岩出拓十郎（Vo,Gt）に話を聞くと、彼自身もまだこのアルバムの成果を掴みかねている。それでもそれぞれの楽曲に、録音時の素直な感覚が閉じ込められていることに間違いはないようだった。</p>
<p> <br />
取材・文：サイトウマサヒロ</p>
<p> <br />
 <br />
<span style="font-size: 20px;"><strong>本日休演とフー・ドゥ・ユー・ラブ、その差異と相互性 </strong></span></p>
<p><strong>——『Believe』、とても良いアルバムでした。岩出さんとしてはどのような手応えを感じていますか？</strong></p>
<p>岩出：ギター、ベース、ドラムをスタジオで録って、それから自分の家で歌や追加のギターを重ねるという形で作ったんですけれど、最初に録音したのがもう2年前とかになるので、結構時間がかかってしまったなと。ミックスを自分一人でちゃんとやったことがなかったので、それもあって。なんだかよくわからなくなる時期も2、3回ありました。なので、まだ冷静に聴けていないような感じです（後日談：「インタビュー後に聴いたら良いアルバムでした」）。</p>
<p><strong>——これまでの作品よりも難産だった？</strong></p>
<p>岩出：他人に気を遣わない分、追加録音を何回も、満足いくまでやってしまって。</p>
<p><strong>——約5年ぶりのニューアルバムとなりますが、その間も岩出さんは本日休演以外のバンドも含めて精力的に活動していましたよね。</strong></p>
<p>岩出：そうですね。5年も経ったような気はしないです。バンドとしても手応えのあるライブをやってこれたし、その中で、自分のやりたい歌やギターを明確に掴んできた感覚があります。以前まではちょっと迷いがあったというか、それを身体的に実現できなかったんですけど、それもだいぶ落ち着いてきた。フー・ドゥ・ユー・ラブをやることで歌が上手くなったし、それでもできることしかできないっていうことは受け入れられるようになってきた。</p>
<p><strong>——プレイヤーとしての自分像が明瞭になってきたというか？</strong></p>
<p>岩出：やりたいこと自体はそこまで変わってないんですけどね。たとえばギターのカッティングのリズムをちょっとずらすというか、ニュアンスを固くしすぎず、グリッドに支配されない演奏をコントロールできるようになった。それに対するバンドの反応にも慣れてきました。昔はドラムのスネアが少し早いとか遅いっていうことに対して「なんで対応してくれないんだ？」と思っていて、タイミングに細かい注文を付けてたんですけど、そういうのも良い意味でどうでもよくなってきて。それぞれのタイム感にリスペクトを持てるようになりました。昔から身体的な演奏を心がけてきたけど、前よりも少し余裕をもってできるようになってきた。まあ、まだまだこれからだとは思ってますが。</p>
<p><strong>——岩出さんが監督して楽曲を構築していくというよりも、一人の演奏家、一人のシンガーとしての身体性にフォーカスして制作するようになったのかも。</strong></p>
<p>岩出：そうですね。とは言ってもこのアルバムは時間の制約もない中でじっくり作ったので、適当さっていうのはそんなにないかもしれない。だけど肉体的な部分は出せた気がしますね。</p>
<p><strong>——この数年間、フー・ドゥ・ユー・ラブとしての盛んなライブ活動や2枚のアルバム制作を行ったことは、岩出さんにとって大きな出来事だったのではないでしょうか？</strong></p>
<p>岩出：フー・ドゥ・ユー・ラブはわかりやすくキャッチーなロックをやるっていうコンセプトで。となると、休演もフー・ドゥもスリーピースだし、やっぱり差別化を図りたいっていう気持ちは無意識にあったと思います。最近、休演の方はキャッチーさがなくなってきてる。今回のアルバムには入ってないかなりメロディを排してる新曲もあったりするし、よりポストパンク的な方向に向かいつつあります。</p>
<p><strong>——とはいえ、「フー・ドゥがキャッチーだから休演はエッジィに」、って一言で言えるほど単純な流れでもないような気がしていて。フー・ドゥ・ユー・ラブの活動で得たものがポジティブな形で本日休演にもフィードバックされてる面もあると思います。</strong></p>
<p>岩出：それはありますね。特に歌や声に関しては。でも、それぞれ歌い方は結構変えてる。フー・ドゥは鍵盤で弾けるようなメロディがあるけれど、休演は12音階に収まらないメロディをなめらかに歌ってます。フー・ドゥをやったおかげで、それをよりわかりやすく伝える歌い方ができるようになったのかもしれないですね。</p>
<p> <br />
 <br />
<span style="font-size: 20px;"><strong>正解を求めずに作り上げた最新作『Believe』</strong></span></p>
<p><strong>——さて、今作『Believe』のイメージはいつ頃、どのような形で浮かび上がってきたのでしょうか？</strong></p>
<p>岩出：曲自体は3年前ぐらいから出揃ってました。その当時、今作にゲストで参加してくれている細井くん、宮坂くんを入れた5人編成でのライブをよくやっていたので、この状態でパッと録りたいなと思ったんです。で、スタジオに入って、スタジオライブ盤（『Dharma Sessions』）を録って。ただ、その頃にはまた3人でやりたいモードになっていて……</p>
<p><strong>——（笑）。結果、3人編成と5人編成が入り混じる作品になってますね。明確な意図を持ってその構成になったわけではないと。</strong></p>
<p>岩出：そうなんですよね。コンセプトが曖昧なまま進んじゃって、まあそれもいいかなと。とりあえずやってみて、何かが立ち上がってきたらそれを捉えたいという気持ちで始めました。でも、レコーディングの期間が開いちゃったんですよね。アレンジもあまり固まらず、別のスタジオでもう一回録り直すっていうのが2、3曲あったりして。</p>
<p><strong>——それからなんらかの指針を掴むタイミングはあったんですか？</strong></p>
<p>岩出：一番最後の「SUNNY GIRL」の音像が中心になっていきましたね。バンドの3人の、ギクシャクしたというか……なんて言ったらいいのかわからないけど、ちょっと変形した、レゲエなのか何なのかよくわからないリズムをカッコよく聴かせたいなと。同じ繰り返しを催眠的に聴かせたいと思いながら制作して、他の曲も「SUNNY GIRL」に合わせていきました。Sleepのようなストーナーロックのテイストと、Lee Perryみたいなモワモワで反復してるサウンドを何となくイメージしていたと思います。一方でCorneliusを取り上げて、メンバーで「このくらい分離してた方が良いのかな？」みたいな話もしました。分離の良さとモワモワってめっちゃ矛盾してるとは思うんですけど、実験しつつ。最終的にはダブにしましたが。</p>
<p><strong>——冒頭でもお話いただきましたが、今作は岩出さんによるセルフミックスとなっています。</strong></p>
<p>岩出：前のアルバム（『MOOD』）は中村さん（PEACE MUSIC）と一緒に録ったんですけど、今回は人に気を遣わずに自分たちだけでやってみたいっていう思いがありました。中村さんと一緒にやる時は、何をやりたいかを客観的な言葉で伝える時間があり、その中で言葉で伝えきれない細かいものが削ぎ落されたりして、結果的に広い意味での正解になっていく感じだったんですけれど、今は正解をやりたいわけじゃないと思って。</p>
<p><strong>——なるほど。作品情報に「ジャンクなサイケデリア」というフレーズがありますが、このノイジーな感触というのはハッキリと志向していたものなんですか？</strong></p>
<p>岩出：そうですね。ファズの録音にiPhoneを使ったりとかして。</p>
<p><strong>——へえ！</strong></p>
<p>岩出：アンプの前に普通のマイクを立てつつ、iPhoneのボイスメモでも録音して、両方を使ったりしてます。あとはオルガンにファズをかけてギターを混ぜたり。手作りのFuzz Factoryを結構使っているので、そのおかげで変な音が多くなったかもしれないですね。</p>
<p><strong>——面白いですね。</strong></p>
<p>岩出：家で録ってる分、そのままだとちょっとDAWっぽくなっちゃうというか、あとからアンプシミュレーターでいじったりしてもパソコンっぽい音になっちゃうので、それをそのまま使いたくなかったっていうのはありますね。アンプも真空管じゃないし、そもそもあまりデカい音も出せない中で、自分自身がアガる面白い音を探したらこうなりました。スタジオでやると、王道のサウンドを爆音で鳴らすだけでも「最高！」みたいになっちゃう。それができないからこそ色んなことを試せたのかも。</p>
<p><strong>——その結果、『MOOD』に漂っていたある種の清潔感とは対照的な、ムワッと薫るような感覚が立ち上がっています。</strong></p>
<p>岩出：前作は試行錯誤はしつつも「あれもこれも入れよう」みたいなことをしなかったから、結果的にスッキリしたバランス感になった。今回は、もちろん入れなかった音もたくさんありますけれど、「一旦録ってみてから考えよう」っていうアイデアが多かったので、そういった差が生まれたんだと思います。</p>
<p><strong>——ええ。</strong></p>
<p>岩出：フー・ドゥはやっぱり音楽ジャンルに根差したコンセプトがはっきりしてるから、目指すところがすごくわかりやすいんですよね。「これをやろう」「これはやらない」っていう判断がシンプルで早い。一方で休演の場合は何かがはみ出るところにこそ焦点があって、偶発的なものを大事にしているというか。結成当初から、やってみて違ったら戻るっていうのを続けてきてる。</p>
<p><strong>——収録曲「バラが足りない」に関しては、以前フー・ドゥ・ユー・ラブのインタビューにて村上貴一さん（Vo、Ba）が「フー・ドゥに持ってきてほしかった」と語っていました。</strong></p>
<p>岩出：なんでフー・ドゥじゃなかったんだろう……でもやっぱり重心の低いレゲエっぽいリズムがフー・ドゥじゃないっていうか。でも、そのイメージを壊したいとも思うんですけどね。逆に休演っぽい曲をフー・ドゥでやってもいいし。貴一くんもレゲエ好きみたいなんで。</p>
<p> <br />
 <br />
<span style="font-size: 20px;"><strong>音楽が届くまでの時間を信じて</strong></span></p>
<p><strong>——その他の収録曲に関して触れると、「FALLIN’ ANGEL」「踊りと呪文」といった前のめりな楽曲がまず印象に残ります。</strong></p>
<p>岩出：「踊りと呪文」に関しては、結成したての大学1年〜2年くらいの頃、10年前ぐらいからある曲で。その時はAメロの後にすぐ間奏が来て、そこで踊る人が出てきたりとか……当時の悪ノリみたいな曲だったんですよ。そういうのって、ライブでは良いんだけど録音するとなると整理するのが面倒臭くて、ずっとお蔵入りになってました。でも、改めて聴いたら良い曲だなと思って、もったいないから今回収録しました。</p>
<p><strong>——過去の楽曲を振り返るきっかけはあったんですか？</strong></p>
<p>岩出：若い人たちと対バンすることが多くなって。たとえば、今は活動休止してるみたいですが、ろくようびのメンバーとかが休演の昔の映像をYouTubeで見てるって話をしてくれるんですよ。で、自分でも見返してみたら「こんな感じだったんだ」みたいな。</p>
<p><strong>——その話とも通ずるかもしれないのですが……前作『MOOD』はコロナ禍に制作されていたわけで、それから徐々にライブ空間が再生されていく過程を経験したことが今作に与えている影響はありますか？</strong></p>
<p>岩出：以前はアルバムをリリースしたらレコ発をやらなきゃいけないとか、そういう義務感みたいなものが強かった気がするんですけど、コロナを経て「やりたい時にやればいいか」っていう感覚になりましたね。それは先ほども話した、ズレてようがなんだろうが弾きたいように弾いたら良いっていう感覚に通じているのかもしれない。演奏自体に関しては、やっぱり若い人に「好きです」みたいなことを言われると自信に繋がりますよね。</p>
<p><strong>——その自由な姿勢が最も現れた曲って、本作だとどの辺りになります？</strong></p>
<p>岩出：どの曲もそうですけど、7曲目から9曲目（「踊りと呪文」「雲の通り道」「6th Dream」）は特にわけわかんなさがありますね。フレーズも録音のアプローチも、浮かんだことがどう思われても構わないっていう感じで。</p>
<p><strong>——その一方で、アルバムのどの曲もソングオリエンテッドだなと感じました。歌に対する意識はどうでしたか？</strong></p>
<p>岩出：なんだかんだ歌うことが好きだなっていうのは、最近特に感じます。歌声の出し方だとか、音程の揺らぎだとか……歌の技術について考えてみると、ギターよりも色んなことができるのかもしれないなって思ったりもして。</p>
<p><strong>——ああ、なるほど。歌をギターよりも自由で可能性のある楽器のような存在として捉えていると。</strong></p>
<p>岩出：休演の方が演奏に隙間が多い分、いわゆる“歌”の破壊を実践できるスポットがあるというのも大きいと思います。まあ、破壊しすぎるのも趣味ではないので、キャッチーに感じられる部分も残っているんですけど。あとはこの数年で詩とかを読むようになって、言葉がより身近になったというか、前よりも意識が強くなりましたね。</p>
<p><strong>——今作の歌詞は、全体的にどことなく終末感が漂っているなと思いました。それだけに『Believe』というタイトルが皮肉っぽい含みを孕んでいるなと。。</strong></p>
<p>岩出：ここ数年、付き合っていた人との将来について、前向きになれるように祈っていたことが多かったんですよね。それが歌詞にも表れていると思うんです。結局、別れて終わってしまったんですけど、そういう祈りとか、信じたいという気持ちは無駄だったと思いたくないなって。結果的には皮肉みたいになったんだけど、それを皮肉のまま終わらせるという解釈はしたくない。とはいえ「信じられない」っていう曲もあるし、リリース日は4月1日なんですけど……（笑）。</p>
<p><strong>——その話も含めて、本日休演って案外なんだかすごくパーソナルなバンドだなっていう印象があるんですよ。</strong></p>
<p>岩出：結局バンドって、個人的な思いや感覚を音楽にしていくしかないっていうか。それをどうやって“みんなのもの”にして正当化していくかなんだと思います。「こういうことを思っててもいいんだな」ってなる人もいるかもしれないし、「そうは思わない」という反応があってもいいし。まあ一旦曲にすることで、自分でも「そんなこと考えてたのか俺は」みたいにもなりますし。</p>
<p><strong>——私的な歌が多くの人を動かすパワーを持っていくのが、ポップソングの強さであり怖さでもありますよね。</strong></p>
<p>岩出：そうですね。そのままの言葉で表明したら意地悪で面倒臭いことを返してくる人もいるし。音楽は時間をかけて聴いたり考えることができるから、その時間が大事だなと思います。</p>
<p><strong>——さて、4月から6月にかけては、初のワンマンツアー『本日休演 LIVE TOUR 2026 – Relieve –』が開催されます。</strong></p>
<p>岩出：久しぶりに5人でやりますけれど、この編成で演奏するのも2年ぶりくらいになるので、多分アルバムの録音とは全然違うものになると思います。もちろん3人でもレコーディング当時とは少しモードが変わってきているので、その辺りも踏まえたライブになるんじゃないかなと。</p>
<p><strong>——良いですね。瞬間瞬間で、バンドの状態がどんどん更新されている。</strong></p>
<p>岩出：そうですね。ツアーも楽しくやっていきます。</p>
<hr>
<figure class="aligncenter">
<a data-caption="" data-fancybox="group1" href="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2026/04/itd1669895-1.jpg"><br />
<img decoding="async" src="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2026/04/itd1669895-1.jpg" alt="本日休演『Believe』" class="" /><br />
</a></figure>
<p>本日休演 アルバム『Believe』<br />
<a href="https://linkco.re/M8bm0PG3" target="_blank">https://linkco.re/M8bm0PG3</a></p>
<p>      ]]>
          </content:encoded>

          <dc:creator>
            <![CDATA[THE MAGAZINE]]>
          </dc:creator>
          <link>https://magazine.tunecore.co.jp/stories/634232/</link>
          <guid>634232</guid>
          <pubDate>Tue, 21 Apr 2026 17:00:15 +0900</pubDate>
          <gnf:modified>Tue, 21 Apr 2026 17:00:15 +0900</gnf:modified>

        </item>
                      <item>
          <title>
            <![CDATA[DJ KANJI インタビュー | 妥協なき共鳴の結晶、2ndアルバム『THE SOUL』に刻まれたアーティストとの絆]]>
          </title>
                    <description>
            <![CDATA[
        DJ KANJI待望の2ndアルバム『THE SOUL』は、そのタイトルが示す通り、魂が共鳴した多数のアーティストたちと、感情や人間性のつながりを大切にしながら紡ぎ出されたとてもエモーショナルな作品だ。その制作の裏側...        ]]>
          </description>
          <content:encoded>
            <![CDATA[
      <p><a href="https://magazine.tunecore.co.jp/taglist/dj-kanji/" target="_blank">DJ KANJI</a>待望の2ndアルバム『THE SOUL』は、そのタイトルが示す通り、魂が共鳴した多数のアーティストたちと、感情や人間性のつながりを大切にしながら紡ぎ出されたとてもエモーショナルな作品だ。その制作の裏側には、精神的な苦境と再起、家族・仲間との絆、といったDJ KANJIのドラマが深く刻まれている。今回、これまで多くを語ってこなかった自身のキャリアの起点から、『THE SOUL』の制作背景、そしてZeppワンマンを控えるなどシーンを牽引するプロデューサーとしての覚悟まで、DJ KANJIの素顔に迫る。</p>
<p>取材・文：渡辺志保 / Shiho Watanabe</p>
<p> <br />
 <br />
<span style="font-size: 20px;"><strong>キャリアの起点と上京</strong></span></p>
<p><strong>——DJ KANJIさんのインタビュー記事って、あまりネット上には上がっていないんですね。なので、今日はDJを始めたきっかけやヒップホップの出会いなどから伺いたくて。</strong></p>
<p>そうですね。もとは静岡県の浜松市出身です。26歳の時、2018年に上京してきました。当時、長年付き合っていた彼女とも別れて、地元でそんなにやりたいことも見つからなくて。そこで、DJ SHINTAROくんに電話して、一緒に住ませてほしいとお願いしたんです。彼はブチギレ氏原くんと住んでいたんですけど、ウジくんが出るから「この部屋、使っていいよ」となって上京を決めたんです。</p>
<p><strong>——東京のDJたちともすでにコネクションがあったんですね。もともとDJを始めたきっかけは？</strong></p>
<p>地元の先輩、DJ RYO-TAくんとの出会いですね。中学生の時にiPodのCMでエミネム「Lose Yourself」が流れていて、それで「これ何だろう」って。その直後にRYO-TAくんと会って、「お前、ヒップホップに興味あんの？」って。それで初めてRYO-TAくんがDJするのを見て「すげえカッケー！」ってDJを極めたくなったんです。その後、浜松の老舗クラブであるClub SECONDでレギュラーのパーティーをやらせてもらいながら、人脈を広げていって。平日は（同じ静岡県出身の） DJ CHARIくんがDJしている都内のイベント、”BLUE MAGIC”や”BLUE PHOENIX”にも浜松からワゴン車に乗って遊びに行って。</p>
<p><strong>——上京してからライフスタイルに変化はありましたか？</strong></p>
<p>ガラッと変わりましたね。まず、 DJ以外の仕事をしないことを目標にしていたんです。好きなことだけを仕事にする、って。だから自分から（渋谷のクラブ）HARLEMやABEMAに売り込みに行ったり、自分でメールを送ったりしてDJとしての活動を広げていきました。そばにDJ SHINTAROくんやMARZYがいたので、みんなの活動を真似していきながら、今みたいにご飯食べられるようになっていって。</p>
<p> <br />
 <br />
<span style="font-size: 20px;"><strong>クラブDJを軸にプロデューサーへ</strong></span></p>
<p><strong>——クラブDJのみならず、自分でも曲を制作してみようと思ったきっかけは？</strong></p>
<p>2014年くらい、僕が23歳の時にニューヨークに行ったんですよ。その時、自分で作ったブートのMIX CDをプレスして持っていったんですけど、アメリカの人たちに「俺のCDだ」って言ってもすぐに聴けない。一方で、現地の人たちは自己アピールもしっかりできてて、ちゃんとした自分のプロフィールがある。それにくらっちゃって。自分もそういうものを持ちたい、と思ったんです。それで、帰国してすぐ、地元のOGであるSUGAR CRUのMUSH（マッシュ）さんに「僕の曲を作りたいんです」ってダブの制作をお願いしたんです。それがきっかけですね。それが大体、2015、2016年頃だと思います。</p>
<p><strong>——先ほども名前が出たDJ CHARIや、同じイベントでDJをやっていたDJ TATSUKIたちも、2010年代半ばから楽曲制作に力を入れ始めていましたよね。彼らの活動はどんな刺激になっていましたか？</strong></p>
<p>それこそ、僕が上京するときにDJ CHARI & DJ TATSUKIの1stアルバム『THE FIRST』がリリースされたばかりだったんです。めちゃめちゃヤバいアルバムだな、って衝撃でした。「僕もこういう作品を作って、こういう動きがしたい」って目標にしていましたし、上京した後もCHARIくんのそばでその作業やどうやってビデオを撮るのかとか、工程をイチから見させてもらっていました。</p>
<p> <br />
 <br />
<span style="font-size: 20px;"><strong>「アーティストと共鳴し合って作られた曲しか入っていない」</strong></span></p>
<p><strong>——今作『THE SOUL』も、そしてこれまでも、KANJIさんの周りにはいつもアーティストが集っている印象があります。ラッパーの方達との輪を広げたり関係を構築していくということに関して、何か気をつけたり工夫したりしていることはありますか？</strong></p>
<p>あまり考えすぎると、逆まわりしちゃうので（笑）。アーティストとの出会いは直感をすごく大切にしています。それこそ、MIKADOは、去年の5月頃かな、いきなり日曜日の夜10時くらいに友達から電話がかかってきたんです。「今、MIKADOくんと一緒にいて、KANJIのスタジオに行きたいんだけど」って。それまでは挨拶をする程度だったんですけど、スタジオで一緒に曲を作ったあとに、「一緒に風呂行きましょう」って、二人で風呂に入りながら過去の生い立ちなんかを話し合って。スタジオでの付き合いだけじゃなく、私生活を互いに見せ合うことで、濃い関係性が生まれて、それがリリックなんかにも反映されているんじゃないかと思います。</p>
<p><strong>——今回もたくさんのアーティストが参加しています。</strong></p>
<p>『THE VOICE』を出した後、1年間くらい自分と向き合ってビートを作っていたんです。でも、なんだかふわふわしている。そんな時にMIKADOと出会って「Celebrate」という曲ができた。そこにはTeteくんも参加してくれて。そこで、パシッと2ndアルバムの趣旨が見えたんです。 そこから、自分の師匠でもあるDJ RYO-TAくんや、地元にある自分のスタジオを任せているLEGOFACTORY、GREEN KIDSのビートメーカーのヘアンといった仲間からビートをお預かりして。そこから、アーティストたちとセッションして曲を作り上げていきました。</p>
<p>集まってくれたアーティストたちは、やっぱり出会いですね。ENEL、HARKA、7ちゃんたち和歌山の子は、MIKADOが繋げてくれました。和歌山で言うとTOFUは前から知っていたし、ljとも前から曲をやりたいね、と話していたので、今回やっと入ってもらいました。MIKADOと話した時に、「和歌山のシーンを上げていきたい」と言ってくれて。</p>
<p><strong>——逆に、長い付き合いになるのはElle Teresaあたり？</strong></p>
<p>このアルバムで言うと、そうですね。この「6 AM Remix」は、DJ NORIOとスタジオに入った時に、「僕が応援しているアーティストです」ってthepiniを紹介してくれたんです。早速、曲を聴かせてもらったらレゲトンで。その頃、エルがレゲトンにハマってるのを知っていたので、「これは絶対エルも好きなはず」と思ったんです。そうしたらNORIOがエルの「6 AM」が好きだと言うことで、これをリミックスさせてもらおうと。俺らで先にビートを作って、thepiniがその上で“男からの気持ち”を歌ってくれたんです。僕がエルと北海道のライブで一緒になった時があって、そこで「ちょっとサプライズがあるから聴いてほしい」と言って「6 AM Remix」の音源を聴かせたら「やばいじゃん！もうエル、ここに入るだけじゃん」ってなって。それでリミックス版が完成しました。</p>
<p><strong>——そうやって、実際の人脈を駆使しながらアーティストに声を掛けていったんですね。アルバム全体のコンセプトは？</strong></p>
<p>『THE VOICE』の後は『THE SOUL』にしようと、前から考えていたんです。というのも、『THE VOICE』をリリースする一年前に父親が他界して、その後、祖母も続いて。自分の身の回りから大切な人がいなくなって、もっと早く自分の感情を伝えておけばよかったなと感じたんです。今回、最後に収録されている「そのままで」と言う柊人の曲は、父親が他界する1日前に病室の枕元で作っていたビートなんです。もうどうすることもできなくて、自分の感情をアウトプットするために作ったビート。なので、思い出の曲でね。</p>
<p><strong>——制作中の思い出は？</strong></p>
<p>流動的と言っていいのか分からないですけど、流れに任せながら、という感じですかね。アーティストと共鳴し合って作られた曲しか入っていないです。</p>
<p><strong>——冒頭の「LoveMyself」はどのようにして完成した楽曲ですか？</strong></p>
<p>これは一番最後にできた曲ですね。Kaneeeには3年くらい前から「一緒に曲をやろう」ってオファーしていたんです。そこから年明けにやっとタイミングが合って、Kaneeeと彼のバックDJであるレイレイ（Ray Inoue）に連絡したんです。Masato Hayaashiくんも、「俺もアルバムに入りたい」と言ってくれていたんですけど「HIROYUKI」のヒットなんかで結構ダークなイメージが付いちゃったと思うんですよね。</p>
<p><strong>——ギャングスタ的な。</strong></p>
<p>はい。でも、彼の美しい一面を出せる曲にできたらと思っていて。Kaneeeに「Masatoと一緒にやるのはどう？」と確認したら「めちゃめちゃ好きだし、ぜひやりたい。（Masato Hayashiがファイナリストになった）“RAPSTAR2025”も見ていて、すごく応援していました」と返してくれて。それをMasatoに伝えたらぶち上がってました。Kaneeeに20曲分くらいのビートを送ったんですけど、最終的に選んでくれたのがLEFOGACTORYのビートでした。</p>
<p><strong>——たくさんのアーティストが参加していると、レコーディングやデータのやり取りも大変そうですよね。</strong></p>
<p>基本的に、できればみんな対面して、そこでアーティスト同士がリンクアップすることができるって言うのも、僕の役目かなと思っていて。今回のレコーディング現場は、全部印象的でしたね。</p>
<p><strong>——クレジットを見ていて、個人的には「Bad Trip」に参加しているDexus Ogawaという名前が気になりました。誰かの変名ですか？</strong></p>
<p>GOODMOODGOKUですね。彼が改名してDexus Ogawaに。一緒に曲に入っているMyskinteriyakiはもともとTyson名義でラップしていた彼です。この曲、実は『THE VOICE』に収録する予定だったんです。でも、当時僕がメンタルをやられている時期です。鬱っぽくなってしまって、「Bad Trip」という曲の内容に飲まれ過ぎてしまった。それで、「これはリリースできないかも」っていうことを当時二人に説明させてもらってんです。でも、今回『THE SOUL』を作っている中で、やっぱりこの曲のメロディアスな部分とか重低音の効かせ方がいいなと思って。構成も面白い曲なので、今回改めて収録しようということになったんです。</p>
<p> <br />
 <br />
<span style="font-size: 20px;"><strong>「自分を愛する」というメンタルで</strong></span></p>
<p><strong>——過去、精神的に苦しい時期をどうやって乗り越えていったのでしょうか。</strong></p>
<p>結構大変でしたね……本当に、一度人間をやめようかなくらい思い詰めてしまって。ずっと暗い自分の部屋にこもって、それこそ1年間くらい、光も当たらないようなところにいました。その間、アニメの『ONE PIECE』を1話から100話まで全部見切って。そこで「うわ、これだよな」みたいな。やっぱり側にいてくれた地元の仲間とか都内の仲間もそうなんですけど、そういう友達が僕のことを誘い出してくれたんです。</p>
<p>最初はLINEで連絡が来た音が鳴るだけですごく苦しかったんですよ。心臓に針が刺さるような感覚で。でも、周りで支えてくれた人たちのおかげで人間不信みたいな感情も無くなっていって、自己肯定感も少しずつ出てきた。「俺、今までこんなことをやってきたんだな」って思えるようになったんです。「姪っ子にもかっこいい背中を見せたいな」とか、「まだまだやるしかない」って思って、そこで完全に立ち上がりました。無茶せず、自分に負担を掛けすぎず、まずは自分を愛するところから、と。その半年後くらいに、最初に話したMIKADOとの制作があって。</p>
<p><strong>——どんどん若手のアーティストも出てくるし、KANJIさんも中堅みたいな立ち位置じゃないですか。自分の役割みたいなものはどのように考えていますか？</strong></p>
<p>30代に入った今、20代で培ってきたものを下の世代に還元していくフェーズにいるのかなと思っています。上の世代から教わってきたことを、自分なりに取捨選択しながらアウトプットして、それを若い世代に見せていく。ただ、無理はしないように。</p>
<p><strong>——確かに、経験してきたもの全てを下の世代に残したいってわけでもないですよね。</strong></p>
<p>俺が100%正しいわけじゃないし、後輩には「”これはいらないな”と思ったら、それは吸収するな」って言ってます。</p>
<p> <br />
 <br />
<span style="font-size: 20px;"><strong>シーンを牽引するプロデューサーとして</strong></span></p>
<p><strong>——KANJIさんの周りだと、ここ数年でYo-Seaさんとか3Houseさんとか、とにかくすごい勢いでブレイクしているじゃないですか。そういう姿を間近で見ていて、どんな風に感じていますか？</strong></p>
<p>アーティストたちがそういう風にデカく売れていくために、僕たちプロデュース・アーティストみたいな存在がいると思っていて。「いいな」と思った若い子達をそういうステージまで持っていくのが僕たちの仕事だと思っています。「今は全然輝いていないけど、石を磨いてみたらダイヤだった」みたいなイケてる若い子たちはいっぱいいると思うんで、そういう存在を常に意識しながらプロデュースしていきたいな、と。</p>
<p><strong>——そういう、「実は光っている」と感じるような若手のアーティストを見つけるために気を付けていることはありますか？</strong></p>
<p>やっぱり直接会って目を見て話すことを大事にしています。そうすることで、その人の奥にあるものというか、言葉だけじゃない部分も見えてくる気がしていて。だから気になった人とは、なるべくそういうコミュニケーションを取るようにしていますね。雰囲気のある子って、何も発していなくても「なんだろう、この子」って気になっちゃうんですよ。結局、自分らしくいられている人に惹かれることが多いです。</p>
<p><strong>——2024年にはSpotify O-EASTでのワンマンライブがありましたが、今回はZepp Hanedaでのワンマンライブが控えています。</strong></p>
<p>ありがとうございます。皆さんのおかげです。前回のワンマンライブは、それこそ病み上がりというか、半分くらいまだ病んでるけど、表にはそれを持って行かないように、と気をつけている部分があったんです。自分のことを100%出しきれていなかったし、ちょっとカッコつけてる部分もあったなと思います。ライブを後から見返して、客観的に「ここは良くなかったな」と気づく部分もあって。今回のZeppでのライブは、そういった気持ちをなくしたいと思っています。みんなの前でも、もっと自分らしくいたいな、と。前に、Yo-Seaから「カンちゃんは、ありのままでいることがあなたらしいってことなんだから」と言われたことがあって。それで「あ、そうだよな」って。そういった気持ちがあるからこそ、自分も自分のことが好きでいられるというか。</p>
<p><strong>——開催目前ですが、不安な気持ちなどもありますか？</strong></p>
<p>なんか分かんないんですけど、どこかに根拠のない自信みたいなものがあって。みんなをそれに付き合わせてしまって、巻き込んじゃってるんですけど（笑）。大丈夫、イケるかなって思っています。</p>
<figure class="aligncenter">
<a data-caption="" data-fancybox="group1" href="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2026/04/image-1.jpeg"><br />
<img decoding="async" src="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2026/04/image-1.jpeg" alt="DJ KANJI THE SOUL" class="" /><br />
</a></figure>
<figure class="aligncenter">
<a data-caption="" data-fancybox="group1" href="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2026/04/THE-SOUL-Back-Credit-DJ-KANJI.jpg"><br />
<img decoding="async" src="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2026/04/THE-SOUL-Back-Credit-DJ-KANJI.jpg" alt="DJ KANJI THE SOUL" class="" /><br />
</a></figure>
<p><strong>DJ KANJI『THE SOUL』</strong><br />
配信開始日：2026年4月3日(金)<br />
配信リンク：<a href="https://linkco.re/s02Znns2" target="_blank">https://linkco.re/s02Znns2</a></p>
<p></p>
<p></p>
<p></p>
<hr>
<figure class="aligncenter">
<a data-caption="" data-fancybox="group1" href="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2026/03/image.jpeg"><br />
<img decoding="async" src="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2026/03/image.jpeg" alt="DJ KANJI ONEMAN LIVE ”THE SOUL”" class="" /><br />
</a></figure>
<p><strong>DJ KANJI ONEMAN LIVE “THE SOUL”</strong><br />
会場 : Zepp Haneda (羽田)<br />
日程 : 2026年4月11日(土)<br />
時間 : 開場 17:00 / 開演 18:00<br />
チケット : <a href="https://eplus.jp/djkanji/" target="_blank">https://eplus.jp/djkanji/</a></p>
<p>■出演者<br />
3House / 7 / BANNY BUGS / dubby bunny / Elle Teresa / ENEL / eyden / G.O.D. / Gottz / GREEN KIDS / HARKA / Hideyoshi / HIYADAM / IO / Jin Dogg / Kaneee / lj / LUNV LOYAL / MALIYA / Masato Hayashi / MIKADO / M.O.J.I. / MUD / Only U / PETZ / Starceed / SWEE / Tete / THE UNCLE / thepini / TOFU / TOME / who28 / Woody / Yo-Sea</p>
<p> <br />
 <br />
<strong>DJ KANJI</strong><br />
<a href="https://www.instagram.com/djkanji/" target="_blank">Instagram</a><br />
<a href="https://x.com/DJ_KANJI" target="_blank">X</a><br />
<a href="https://www.youtube.com/@DJKANJIOFFICIAL" target="_blank">YouTube</a><br />
<a href="https://www.tiktok.com/@realdjkanji" target="_blank">TikTok</a></p>
      ]]>
          </content:encoded>

          <dc:creator>
            <![CDATA[THE MAGAZINE]]>
          </dc:creator>
          <link>https://magazine.tunecore.co.jp/stories/635637/</link>
          <guid>635637</guid>
          <pubDate>Thu, 09 Apr 2026 19:00:33 +0900</pubDate>
          <gnf:modified>Thu, 09 Apr 2026 19:00:33 +0900</gnf:modified>

        </item>
                      <item>
          <title>
            <![CDATA[卑屈なリリックを、柔らかな歌声とポップなサウンドで包み込んで ─ 北海道発3ピースバンドBANENEインタビュー【#NEXT BUZZ PROJECT vol.1】]]>
          </title>
                    <description>
            <![CDATA[
        インディペンデントアーティストの可能性を切り拓く、TuneCore Japanによるオーディション形式の新プロジェクト『#NEXT BUZZ PROJECT vol.1』。多種多様なジャンルの才能が数多く集結した本プロジェクト、記念す...        ]]>
          </description>
          <content:encoded>
            <![CDATA[
      <p>インディペンデントアーティストの可能性を切り拓く、TuneCore Japanによるオーディション形式の新プロジェクト『#NEXT BUZZ PROJECT vol.1』。多種多様なジャンルの才能が数多く集結した本プロジェクト、記念すべき初回で見事選出されたのは2025年4月始動の北海道発3ピースバンド・<a href="https://magazine.tunecore.co.jp/taglist/BANENE/" target="_blank">BANENE</a>（バネネ）。THE MAGAZINEでも「<a href="https://magazine.tunecore.co.jp/inspirations/610210/" target="_blank">2026年の注目アーティスト</a>」に挙げているが、彼らの真価が世に広まるのはまさにこれから。今、早耳な音楽ファンの間で話題となり始めている彼らの現在地、そしてこれからの展望について話を聞いた。</p>
<p> </p>
<hr>
<p><strong>——まず、THE MAGAZINEの読者に向けて、自己紹介をお願いします。アーティストとしてのコンセプトや志向している音楽性・ジャンル、音楽制作のきっかけなどについて、教えてください。</strong></p>
<p>初めまして、北海道発の3ピースバンド「BANENE」です。自己紹介があまり得意ではない3人で構成されております。</p>
<p>元気ハツラツな曲を作りたいと毎回意気込んでいるのですが、気づけば卑屈で少しポップな曲が世界に発信しています。</p>
<p>恐らくスガ(Vo/Gt)が作る卑屈な詞曲を、メンバー2人がなんとかポップに持っていこうとしているからなのかな、と自己分析しています。そんなバンドです。</p>
<p>ネットの掲示板を通じて集まったせいか、メンバー全員が全くジャンルの違う曲を聴いておりますが、仲は良いです。</p>
<p><strong>——今回、「#NEXT BUZZ PROJECT」にはどういった背景で応募されたんですか？</strong></p>
<p>オーディションの類ははじめて応募したのですが、ちょうど新しい楽曲をリリースしたところに開催されていたので、思い切って応募してみました。</p>
<p><strong>——選出された時はどんな気持ちでしたか？</strong></p>
<p>まさか選んでいただけるとは思っていなかったので、メンバー全員で「何が始まってしまうのか！？」と動揺が止まりませんでした。</p>
<p><strong>——BANENEさんはTikTokを中心に、SNS運用にも力を入れられているように思いますが、工夫されていることや、やらないでおこうと決めていることなど、アーティスト活動に対してどのようなバランスで取り組んでいますか？</strong></p>
<p>まだまだ試行錯誤中ですが、現時点では自分たちの「なんかいいかも」を大切にSNSを運用しております。</p>
<p>メンバーのスガ(Vo/Gt)が独特なイラストを描く人がいるので、それも武器にしていければな、と思っていますが、なかなか苦戦しております。（※スガさんはBANENEのイラストのアーティスト画像や、ジャケットのイラストも手掛けている。）</p>
<blockquote class="tiktok-embed" cite="https://www.tiktok.com/@banene877/video/7617053817275895061" data-video-id="7617053817275895061" style="max-width: 605px;min-width: 325px;" >
<section> <a target="_blank" title="@banene877" href="https://www.tiktok.com/@banene877?refer=embed">@banene877</a> 「なぁ、ジョンソン」<a title="music" target="_blank" href="https://www.tiktok.com/tag/music?refer=embed">#music</a> <a title="band" target="_blank" href="https://www.tiktok.com/tag/band?refer=embed">#band</a> <a title="邦ロック" target="_blank" href="https://www.tiktok.com/tag/%E9%82%A6%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF?refer=embed">#邦ロック</a> <a title="banene" target="_blank" href="https://www.tiktok.com/tag/banene?refer=embed">#BANENE</a> <a target="_blank" title="♬ オリジナル楽曲  - BANENE" href="https://www.tiktok.com/music/オリジナル楽曲-BANENE-7613682134914157330?refer=embed">♬ オリジナル楽曲  – BANENE</a> </section>
</blockquote>
<p> </p>
<p> <br />
<strong>——今回選出された楽曲「現実珈避」について、聴きどころやこだわりのポイント、楽曲を通して届けたいメッセージなどを教えてください。</strong></p>
<p>ポイントは大きく3つあります。</p>
<p>1つ目に、Aメロの出だしを、1番2番3番で似たリズム感の言葉にしてみたところ。<br />
2つ目は、歌詞に合わせた効果音（聴いてからのお楽しみです）が入っているところ。<br />
最後に、古き良きバンドサウンドにポップでチープな楽器や効果音を加えたところ。</p>
<p>この楽曲は、「「逃げたい」という気持ちをどうにかして誤魔化そう！」と考えた末に出来上がりました。</p>
<p>ポップな効果音や陽気なメロディなどその工夫に注目していただけたら、楽曲でやりたかったことが達成されるので、その辺りも気にして聞いていただけると嬉しいなと思います。</p>
<p></p>
<figure class="aligncenter">
<a data-caption="" data-fancybox="group1" href="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2099/04/itd1381620.png"><br />
<img decoding="async" src="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2099/04/itd1381620.png" alt="BANENE「現実珈避」" class="" /></a></figure>
<p><a href="https://linkco.re/9qUy47DX" target="_blank">「現実珈避」</a></p>
<p> <br />
<strong>——これからの野望や、目指している方向について教えてください</strong></p>
<p>自分たちが思う「なんかいいかも」を上手く世の中に浸透させていけたら嬉しいなと思っております。新曲もよろしくお願いします。</p>
<p> </p>
<blockquote><p>■リリース情報</p>
<figure class="aligncenter">
<a data-caption="" data-fancybox="group1" href="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2099/04/itdw1698880.webp"><br />
<img decoding="async" src="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2099/04/itdw1698880.webp" alt="BANENE「なぁ、ジョンソン」" class="" /><br />
</a></figure>
<p>ニューシングル<a href="https://linkco.re/z2nCPaTm" target="_blank">「なぁ、ジョンソン」</a><br />
2026年3月30日リリース
</p></blockquote>
<p> <br />
【プロフィール】</p>
<p><strong><a href="https://www.tunecore.co.jp/artists?id=987541" target="_blank">BANENE</a>(バネネ)</strong><br />
2025年に始動した、札幌市で活動する3ピースロックバンド。 Voスガの聞き心地の良い柔らかい声質と、本音と空想が織り混ざった個性的な歌詞が魅力。現在は作曲活動と、札幌中心でのライブ活動をしている。</p>
<p><a href="https://www.instagram.com/banene_official/" target="_blank">Instagram</a><br />
<a href="https://x.com/BANENEoishii" target="_blank">X</a><br />
<a href="https://www.youtube.com/@BANENE-q2j" target="_blank">YouTube</a><br />
<a href="https://www.tiktok.com/@banene877" target="_blank">TikTok</a></p>
<p> <br />
 </p>
      ]]>
          </content:encoded>

          <dc:creator>
            <![CDATA[THE MAGAZINE]]>
          </dc:creator>
          <link>https://magazine.tunecore.co.jp/stories/635669/</link>
          <guid>635669</guid>
          <pubDate>Fri, 03 Apr 2026 18:00:09 +0900</pubDate>
          <gnf:modified>Fri, 03 Apr 2026 18:00:09 +0900</gnf:modified>

        </item>
                      <item>
          <title>
            <![CDATA[蜂蜜のような甘さと苦さを、キャッチーなメロディにのせて ─ 千葉発4人組新鋭バンドCANTABILEインタビュー【#NEXT BUZZ PROJECT vol.1】]]>
          </title>
                    <description>
            <![CDATA[
        インディペンデントアーティストの可能性を切り拓く、TuneCore Japanによるオーディション形式の新プロジェクト『#NEXT BUZZ PROJECT vol.1』。多種多様なジャンルの才能が数多く集結した本プロジェクト、記念す...        ]]>
          </description>
          <content:encoded>
            <![CDATA[
      <p>インディペンデントアーティストの可能性を切り拓く、TuneCore Japanによるオーディション形式の新プロジェクト『#NEXT BUZZ PROJECT vol.1』。多種多様なジャンルの才能が数多く集結した本プロジェクト、記念すべき初回で見事選出されたのは千葉発の新鋭4人組ロックバンド・<a href="https://magazine.tunecore.co.jp/taglist/cantabile/" target="_blank">CANTABILE</a>（カンタービレ）だ。今回THE MAGAZINEでは、邦ロック好きのリスナーには“既に見つかりはじめている”彼ら4人のサウンドの核心から、現在の活動、そしてこれからの展望まで詳しく話を聞いた。</p>
<p> </p>
<hr>
<p><strong>——まず、THE MAGAZINEの読者に向けて、自己紹介をお願いします。アーティストとしてのコンセプトや志向している音楽性・ジャンル、音楽制作のきっかけなどについて、教えてください。</strong></p>
<p><strong>ナスヤマト（Dr/Composer）</strong>：CANTABILEはポップロックを軸に活動しているバンドです。キャッチーなメロディーの中に、日常の中で感じる感情や風景を込めた楽曲を作っています。僕はドラムなんですけど、バンドの楽曲はすべて自分が作詞・作曲をしています。</p>
<p>音楽制作を始めたきっかけは、中学生の頃にKANA-BOONさんを聴いたことでした。バンドサウンドの勢いやメロディーにすごく衝撃を受けて、「バンドってこんなにかっこいいんだ」と思ったのを覚えています。最初はコピーをしていたんですが、だんだん「自分でも曲を作ってみたい」と思うようになり、そこから少しずつオリジナルの楽曲を作り始めました。</p>
<p>自分にとって音楽は、気持ちや考えていることをいちばん正直に表現できる場所です。その音楽が、誰かの毎日のどこかにそっと寄り添えるような存在になったら嬉しいです。</p>
<p><strong>——今回「#NEXT BUZZ PROJECT」に応募いただきましたが、これまでもオーディションにご応募いただいたことありますか？どういうきっかけ、動機で応募されますか？</strong></p>
<p><strong>こーせい(Gt)</strong>：今までもいくつかオーディションには応募したことがあります。やっぱり、自分たちの音楽をより多くの人に届けたいという気持ちはずっとあるので、そういうチャンスがあるなら挑戦してみたいなと思っています。今回の「#NEXT BUZZ PROJECT」も、TuneCore Japanさんの企画ということもあって、自分たちの音楽をまだ知らない人にも届くきっかけになるんじゃないかと思って応募しました。今の僕たちにとって、すごくピッタリなオーディションだったと感じています。</p>
<p><strong>——嬉しいですね、そして今回見事選出！実際に選出されて、どんな気持ちですか？</strong></p>
<p><strong>ぜん(Ba)</strong>：かなりの応募数があったと聞いたので、その中から選んでもらえたのは本当に嬉しかったです！あとからちょっと不思議な気持ちにもなりました（笑）。今回をきっかけに、CANTABILEの音楽を聴いてくれる人が少しでも増えたら嬉しいです！</p>
<p><strong>——本当にそうですよね、喜んでいただいて我々も嬉しいです。ちなみに、オーディションを含めて、「活動の役に立っているな」というTuneCore Japanのサービス、ツールはありますか？</strong></p>
<p><strong>ナスヤマト</strong>：繰り返しになりますが、アーティスト向けに行われているオーディションや企画がそれにあたります。TuneCore Japanは音楽を配信できるだけじゃなくて、インディペンデントアーティスト向けに様々なオーディションやプロジェクトを開催されており、そこから新しいチャンスが生まれることもあるのがすごく面白いところだと思っています。自分たちの楽曲を世界中のストリーミングサービスに届けられるだけでなく、そういった機会によって「次の目標」が見えるのも大きいです。インディーズで活動していると自分たちで道を作っていく感覚が強いので、こういう場があるのはすごく励みになります。</p>
<p>あと個人的には、担当してくださっている 菅江さんの存在も大きいです。打ち合わせの段階からすごく楽しくて、毎回「一緒に面白いことをやろう」という空気で進めてくださるので、今回も本当に良い経験になりました。こういう人と一緒に作れる企画があるのは、すごくありがたいなと思っています。</p>
<p><strong>——そういった声はとても嬉しいですね、ありがとうございます！CANTABILEさんは、SNS運用も丁寧にされていると思うのですが、意識されていることはありますか？</strong></p>
<p><strong>彗翔(Vo/Gt)</strong>：SNSは試行錯誤しながら投稿しているんですが、バズらせよう！というよりは、バンドの空気や音楽にきちんと繋がる発信ができたらいいなと思っています。レコーディングの様子やライブの裏側など、僕たちがどんな風に音楽を作っているのかが少しでも伝われば嬉しいです。</p>
<p>あまり数字だけを意識しすぎて、自分たちらしくないことはしないようにしていて、音楽を真ん中に置きながら、その延長でSNSも頑張っていけたらと思っています。<br />
 </p>
<blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/reel/DUiOKznj2qg/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);">
<div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/reel/DUiOKznj2qg/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> </p>
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<div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; transform: translateX(16px) translateY(-4px) rotate(30deg)"></div>
</div>
<div style="margin-left: auto;">
<div style=" width: 0px; border-top: 8px solid #F4F4F4; border-right: 8px solid transparent; transform: translateY(16px);"></div>
<div style=" background-color: #F4F4F4; flex-grow: 0; height: 12px; width: 16px; transform: translateY(-4px);"></div>
<div style=" width: 0; height: 0; border-top: 8px solid #F4F4F4; border-left: 8px solid transparent; transform: translateY(-4px) translateX(8px);"></div>
</div>
</div>
<div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center; margin-bottom: 24px;">
<div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 224px;"></div>
<div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 144px;"></div>
</div>
<p></a></p>
<p style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; line-height:17px; margin-bottom:0; margin-top:8px; overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/reel/DUiOKznj2qg/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">CANTABILE(@cantaaabile)がシェアした投稿</a></p>
</div>
</blockquote>
<p></p>
<p> <br />
<strong>——今回選出された楽曲「グッバイハニー！」について、聴きどころやこだわりのポイント、楽曲を通して届けたいメッセージなどを教えてください。</strong></p>
<p><strong>ナスヤマト</strong>：「グッバイハニー！」は、長く付き合っていた彼女と別れたときにできた曲なんです。長く続いた恋って、終わったあとも不思議な余韻が残ると思うんです。自分の中では、その後味がどこか蜂蜜みたいだなと思っていて。甘ったるいんだけど、舌の奥に少しほろ苦さが残るような感覚というか。その余韻をどうにか音に閉じ込めたいという、ちょっと欲張りな気持ちから生まれました。</p>
<p>聴きどころとしては、サビ前に入っているビンタの音です。実際に別れ際にビンタされたことがあって、そのシーンのイメージを音で表現したくて入れました（笑）。もちろん本当に録音したわけではないんですけど、その瞬間の空気感みたいなものを音で再現しています。甘さと苦さが混ざったような、恋の終わりの余韻を感じてもらえたら嬉しいです（笑）。</p>
<figure class="aligncenter">
<a data-caption="" data-fancybox="group1" href="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2099/03/io1486464.png"><br />
<img decoding="async" src="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2099/03/io1486464.png" alt="CANTABILE「グッバイハニー！」" class="" /><br />
</a></figure>
<p><a href="https://linkco.re/G8HaMQ3S" target="_blank">「グッバイハニー！」</a></p>
<p> <br />
<strong>——最後に、これからの野望や、目指している方向について教えてください。</strong></p>
<p><strong>彗翔</strong>：まだまだ小さなバンドなんですけど、まずは自分たちの曲をもっとたくさんの人に届けられるバンドになりたいです。ライブハウスで出会った人が帰り道に口ずさんでくれるような、そんな音楽を作り続けていけたらと思っています。</p>
<p>大きなステージに立つことももちろん目標ですし、いつかは「このバンド知ってるよ」って胸を張って言ってもらえる存在になりたいですね。憧れてきたバンドの方たちと同じステージに立てる日が来たら、本当に嬉しいです。</p>
<p> </p>
<blockquote><p>■リリース情報</p>
<figure class="aligncenter">
<a data-caption="" data-fancybox="group1" href="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2099/03/unnamed.jpg"><br />
<img decoding="async" src="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2099/03/unnamed.jpg" alt="" class="" /><br />
</a></figure>
<p><strong>ニューシングル「ねないこだれだ」</strong><br />
2026年3月30日リリース予定<br />
 <span style="font-size: 12px;"><br />
<i>この曲は、子どもの頃に読んだ絵本の記憶から生まれた曲です。<br />
 <br />
小さい頃は、ただ少し怖くて不思議なお話だな、くらいの感覚で読んでいたんですけど、大人になってふと思い出したときに、その意味が少し変わって見えた気がして。<br />
 <br />
あの頃は、夕方になれば家に帰って、ご飯を食べて、言われるまま布団に入って眠る。<br />
夜って、ただ一日が終わる時間だったと思うんです。<br />
 <br />
でも歳を重ねるにつれて、夜の感じ方って少し変わってくる。<br />
帰る場所はあるのに眠れない日があったり、理由もなく不安になったり。<br />
 <br />
この曲は、そういう“夜に取り残されたような感覚”を書いた歌です。<br />
 <br />
ただ、暗い歌にしたかったわけではなくて。<br />
不安な夜もあるけど、その中で誰かの優しさに気づいたり、大切な仲間ができたり、命の重さや人の痛みを少しずつ知っていく。<br />
 <br />
眠れない夜にふと聴いてもらえたときに、「まあ、これでいいのかもしれないな」って思えるような、そんな曲になってくれたら嬉しいです。</i></span></p></blockquote>
<p> <br />
【プロフィール】</p>
<p><strong><a href="https://www.tunecore.co.jp/artists?id=1006741" target="_blank">CANTABILE </a>(カンタービレ)</strong><br />
千葉県千葉市発、20歳の4人組ロックバンド。2023年2月13日結成。ライブハウス 千葉LOOK を拠点に活動している。</p>
<p>千葉駅前での路上ライブやライブハウスでの公演を中心に精力的にライブ活動を行いながら、楽曲リリースも展開。等身大の感情を描く歌詞とキャッチーなメロディ、踊れるポップなロックサウンドを武器に、地元・千葉から活動の幅を広げている。</p>
<p><a href="https://www.instagram.com/cantaaabile/" target="_blank">Instagram</a><br />
<a href="https://x.com/cantaaabile_" target="_blank">X</a><br />
<a href="https://www.youtube.com/@CANTABILE-bp4yo" target="_blank">YouTube</a><br />
<a href="https://www.tiktok.com/@cantabile_band" target="_blank">TikTok</a><br />
<a href="https://lit.link/cantaaabile" target="_blank">lit.link</a></p>
<p> <br />
 </p>
      ]]>
          </content:encoded>

          <dc:creator>
            <![CDATA[THE MAGAZINE]]>
          </dc:creator>
          <link>https://magazine.tunecore.co.jp/stories/632251/</link>
          <guid>632251</guid>
          <pubDate>Thu, 26 Mar 2026 12:00:56 +0900</pubDate>
          <gnf:modified>Thu, 26 Mar 2026 12:00:56 +0900</gnf:modified>

        </item>
                      <item>
          <title>
            <![CDATA[I’m インタビュー | 空白を破った一夜のセッション、ミニアルバム『Pixel』が照らす記憶の断片]]>
          </title>
                    <description>
            <![CDATA[
        2019年にデビューすると、都会的なムードと触れれば壊れてしまいそうな儚さを同居させた楽曲が話題を呼び、感度の高いリスナーの間で注目を集めてきたシンガーソングライターのI’m。ストリーミングの累計再生回数...        ]]>
          </description>
          <content:encoded>
            <![CDATA[
      <p>2019年にデビューすると、都会的なムードと触れれば壊れてしまいそうな儚さを同居させた楽曲が話題を呼び、感度の高いリスナーの間で注目を集めてきたシンガーソングライターの<a href="https://magazine.tunecore.co.jp/taglist/I%27m/" target="_blank">I’m</a>。ストリーミングの累計再生回数は300万回を突破する一方で、2022年2月の「あれはポラリス」を最後に、およそ3年半にわたり自身名義でのリリースが途絶えていた。</p>
<p>その沈黙を破ったのが、2025年7月のシングル「Lullaby」、そして同曲を収録したミニアルバム『Pixel』だ。デビュー当初から伴走してきたOsamu Fukuzawa、CHOYOとの一夜のセッションから生まれた楽曲群は、繊細な言葉とメロディで空白の時間を埋め直しながら、次のフェーズへ踏み出す軽やかさもまとっている。これまでの歩みを振り返りつつ、“再出発の名刺”となった『Pixel』の制作背景を紐解いた。</p>
<p> <br />
取材・文：サイトウマサヒロ</p>
<p> <br />
 <br />
<span style="font-size: 20px;"><strong>「考える対象」になりたかった</strong></span></p>
<p><strong>——まずはじめに、音楽を始めたきっかけを教えていただけますか？</strong></p>
<p>通っている高校に音楽や芸能をやってる子が多く、授業でも曲作りをしたりするような環境だったので、その頃に周りに影響されるような形で作曲を始めました。元々子どもの時から曲を聴くのが好きだったし、ピアノを習ったりもしていてずっと身近に音楽があったんですけど、自分から何かを作ろうと思い始めたのは高校生になってからですね。</p>
<p><strong>——それが福岡の高校ですよね。北海道生まれで、高校2年生の夏に福岡に移り住んだんだとか。</strong></p>
<p>そうですね。北海道で普通科の高校に通っていたんですけど、進路を考え始める時期に「音楽をやりたいな」っていう気持ちが湧いてきて、福岡スクールオブミュージック&ダンス専門学校に入りました。人生で初めて、自分の決断で大きく舵を切った出来事だったと思います。</p>
<p><strong>——ずっとミュージシャンを目指していたというわけではなく、衝動に身を任せたような？</strong></p>
<p>はい。ただ元々、表現に携わることをしたいっていう思いはありました。小説や映画、絵画とか、作られたものを見て色々なことを考えるのが好きなんです。だから、自分も誰かにとっての「考える対象」になれたら嬉しいなって。そのために何ができるかを考えた時に、一番近くにあったのが音楽でした。</p>
<p><strong>——あえて福岡という遠く離れた場所を選んだ理由は？</strong></p>
<p>父親の出身地で縁もありましたし、昔から音楽が盛んな土地っていうイメージがあって。周りから東京に行ったらいいじゃないかって言われたりもしたんですけど、ある程度小さく固まった場所の方がコミュニティを作りやすいし、刺激を受けやすいんじゃないかなと思ったので、福岡を拠点にしました。</p>
<p><strong>——たしかに、東京のシーンは細分化されすぎている面があるかも。</strong></p>
<p>その中のどこに属すかっていう選択が、当時の自分にはできないんじゃないかなって。</p>
<p><strong>——実際、福岡を拠点にしたからこそできたことってありますか？</strong></p>
<p>コンパクトさもありながら、自分の核を保っていられる街だと思います。狭いから行き詰まった時にすぐに人を誘って会うことができたり、そこから「それならこの人が助けになるんじゃないかな？」って繋がっていったり。そういう意味では、北海道の田舎とあんまり変わらないんですよね。結局、人と人の繋がりでみんなが顔見知りになっていく感覚。その変わらなさは過ごしやすさでもあります。あと、福岡は空港がめっちゃ近い。今回のミニアルバムは東京で制作したんですけど、「よし行こう」と思ったら家から30分くらいで空港に着いて、その日に帰ってきたりもできる。思いつきで動くことが多いタイプなので助かってますね。</p>
<p><strong>——福岡出身のアーティストからの影響も大きいですか？</strong></p>
<p>小さい頃から椎名林檎さんが好きでしたし、その時から福岡の音楽シーンを見ていたので、自分もその一部になりたいと思ってましたね。ただ、強い影響を受けたアーティストっていうのはそこまで多くなくて。当時すでにサブスクに移行し始めていたから、CDアルバムを一枚買って大事に聴くっていうよりはピースごとの聴き方をしてました。YouTubeの関連動画やコメント欄に別の曲が出てきて、知識が枝分かれして増えていく感覚がすごく楽しかった。有名だから良いとか、そういう物差しを使わずに聴いていたと思います。</p>
<p><strong>——たしかに、I’mさんの楽曲は特定のジャンルに縛られていないのが良いですよね。そんなサウンドはもちろん、リリックもとても魅力的ですが、作詞ではどんなものにインスパイアされますか？</strong></p>
<p>あまり日頃から書き溜めないようにしていて、音楽に合わせて同時並行で作っていくことが多いです。言葉の源泉になっているのは音楽よりも本かな。</p>
<p><strong>——北海道、福岡、東京の間を移動することが、表現に及ぼす影響は？</strong></p>
<p>福岡でまったく思い付かなかったことが、東京に着いた瞬間や、北海道の実家に帰った時に思い付いたりします。土地を変えるとスイッチをパッと入れ替えられるタイプで。特に東京に行ったら制作をするっていうのはもう身体が覚えてて、「もう今から曲作ろう、レコーディングしよう」っていう。福岡や北海道で色んな人に出会ってチャージしたものを、東京で一気に吐き出すような感じですね。</p>
<p><strong>——ジャケットアートワークでは、昨年リリースされたシングル「Lullaby」では新宿の風景を、今年リリースされたミニアルバム『Pixel』では北海道の故郷の風景をモチーフにしていますよね。I’mさんの記憶の中にある様々な景色が表現に昇華されていることを実感できます。</strong></p>
<p>画家の澤井昌平さんにイメージを伝えて描いていただきました。曲が都市を感じさせるムードになった分、油絵のタッチで温かみを出すことでメッセージを伝えようとしています。</p>
<p><strong>——キャリアを振り返ってみると、2019年に初楽曲「Slow Motion」をリリース、2020年8月の初EP『I’m/EP』は福岡・渋谷のタワーレコードにて、デモ音源紹介コーナー『タワクル』ランキング1位を獲得しています。始動当初のことをどう回想しますか？</strong></p>
<p>誰しもそうだとは思うんですけど、私は初めから「早く色んな人に聴いてもらいたい」っていう目的で活動していたところがあって。音楽をやりたいというよりは、表現したものを人に聴いてもらって色々なことを考えてほしいし、その人の感情がどんなふうに動くかが気になっていました。だからマーケティング的な部分にも関心があって、どうやったら曲が広がっていくかを高校生の時から考えていて。「Slow Motion」はまさにそうして、流行りのコード進行やフレーズを取り入れて作っていきました。今思ったんですけど、歌詞については広告のキャッチコピーにも影響を受けてると思います。</p>
<p><strong>——人の心を一気に掴むような言葉ということですね。</strong></p>
<p>それをパズルで組み立てるみたいな感覚で、だけどもちろん私自身の思いがないわけではなく。今だから書けることを心が揺れるままに書こうとして、幼さや拙さを客観視しながら大事にしたのが『I’m/EP』でした。それが伝わって多くの人に届いたんじゃないかなと思います。</p>
<p><strong>——「早く色んな人に聴いてもらいたい」というお話もありましたが、デビュー当初の高校時代から焦りのようなものがあったのでしょうか？</strong></p>
<p>そうですね。タイミングによって作れる曲は違うし、「5年前の曲だけど良いね」っていうよりはその時その時に見つけてもらえたら嬉しい。鮮度が良い時に届いてほしいっていう思いはありました。ただ、商業的にどんどん作品をリリースしていければ理想的だったんですけど、やっぱり上手くいかないことがたくさんあって。アイデアが出てこなかったり、自分の中の折り合いが付かなくて納得いくものができなかったり、という期間が年単位でありました。</p>
<p><strong>——2025年8月のシングル「Lullaby」がおよそ3年半ぶりの新曲でしたからね。そのブランクはどんな期間だったんですか？</strong></p>
<p>就職して仕事をしていたっていうのもあるんですけど、それだけじゃ説明できないような気がします。忙しくてできなかったわけでも、すごく落ち込んでいたっていうわけでもなくて。毎日曲作りをやってはいたんですけど、前に進みたいのにどこに行ったらいいかわからない状態というか。作ったものが良いと思えない状況がずっと続いてました。だから曲を作ってはボツにするのを繰り返して。</p>
<p>周りからは「できたらまずは出してみたら」って言われたりもしたんですけど、それがどうしてもできなくて。自分に対しても周りに対しても攻撃的になってた時期でした。自分のことを棚に上げて、他人の作ったものを批評するようなポジションに立ってしまったりとか。</p>
<p>ただ逆に言うと、たくさんインプットができた時期でもあって。心理学や哲学に傾倒してそういう本ばかり読んでました。「どうやったら生活が上手くいくんだろう」と思いながら……。日々のルーティンをこなすのが苦手なタイプなんですけれど、その中でも毎日無理矢理にでも仕事に行って、休みの日になるとボーッと壁を見て。</p>
<p><strong>——創作するための生活のリズムを掴めなかった？</strong></p>
<p>そうなんですよね。ずっとこのままなのかもな、とも思ったし。元々一生をかけて音楽をやろうと考えてたわけでもないから、これでもいいのかな、とか。</p>
<p></p>
<p> <br />
 <br />
<span style="font-size: 20px;"><strong>「自分の歌詞が惚れ惚れするくらい好き」</strong></span></p>
<p><strong>——その突破口となった「Lullaby」、そしてミニアルバム『Pixel』は、どのようなきっかけで制作されたのでしょうか？</strong></p>
<p>一曲目からずっと一緒に制作しているCHOYOっていうプロデューサーがいて、彼は高校時代からの友達なんですけど、急に「この日から東京に行くから3日間予定空けといて」って連絡が来たんです。その時はめちゃくちゃ怒って「なんでそんな勝手なことを言うの？」って断ってしまったんですけど、前日に急に行かないといけないような気がして飛行機を取って。東京で、Osamu Fukuzawaくんを含めて数年ぶりに3人で会いました。その時、家でボイスメモに録音しただけの「Lullaby」のデモを持っていったら、「これを作ろう」って話になって。「これでいいんだ」って思いました。</p>
<p>その後、多摩川を散歩しながらこの数年間のことを話して。その時、良い意味で色んなことがどうでもよくなって、「乗せられるままにやってみよう」って思ったのを覚えてます。色んなことを自分で決めなきゃいけないと思い込んでたけど、周りに決められてもいいなと。それからまた数ヶ月後、「Lullaby」を完成させるために東京に行って、余った時間でデモもないのに出来た曲たちを集めたのが『Pixel』です。</p>
<p><strong>——それまでどれだけ時間をかけても出来なかった曲たちが、数日間でどんどん完成していったと。</strong></p>
<p>はい、ビックリするくらいスムーズに。だから、それまでの数年間はめっちゃ無駄だったなって思いそうになったんですけど……ただお酒を飲みに行ったり、携帯でずっとマンガを読んだり、そういう小さな一個一個にも意味があったのかもしれないなって。だから、些細なことという意味合いで『Pixel』っていうタイトルを付けました。表面だけ見たら数日間で出来た作品だけど、その奥には日々の細かい出来事や、もしかしたら幼い頃の記憶まで、色んなことが詰まっているかもしれない。</p>
<p><strong>——『Pixel』があっという間に完成したという経験を経て、I’mさん自身の音楽に対する向き合い方に変化はありましたか？</strong></p>
<p>何より、すごく楽しくて……。それまでは時間をかけて作ることでクオリティが上がると信じてたので、いつか大きな試合でホームランを打ちたいと思ってたんですけど、無理矢理バッターボックスに立たされて打ってみたらヒットが出たみたいな感覚でした。完璧主義で、「良いものが出来たら世に出そう」「準備が整ったら挑戦しよう」と考えていたんですけど、「今じゃない」と思ってる時にも出した方がいいし、「今だ」と思うならもっとやった方がいいって思います。</p>
<p><strong>——自分の想定している「完璧」以外にも、たくさんの正解がありますからね。</strong></p>
<p>はい、そうですね。</p>
<p><strong>——『Pixel』の収録曲について詳しく聴かせてください。「Lullaby」はリキッドファンクですし、ミニアルバムを通してこれまでよりもクラブ的なサウンドに変化したように感じますが、これは意識的なものですか？</strong></p>
<p>アレンジメントは主にOsamu FukuzawaくんとCHOYOにお願いしていますが、ディレクションは私が結構細かくしていて、やってみたかった曲調にトライしました。ドラムンベースもハウスもHIPHOPも、それぞれのエッセンスが好きなので、荒削りでもそれをやってみようかなと。I’mはこういうのも好きなんだ、っていうのを知ってもらった、また次に繋がっていけばいいなって。</p>
<p><strong>——求められる音よりもやりたい音を追求したことで、ボーカルの感覚にも変化があったのでは？</strong></p>
<p>レコーディングは難しかったですね。どのジャンルが好きな人にも聴いてほしいなと思っていたので、声の質感で聴く人を選ばずに広げたくて、聴きやすさは大事にしました。</p>
<p><strong>——やはり、人に聴かれて完成するのがI’mさんの楽曲ですからね。</strong></p>
<p>自分が良いと思ったから出す、っていう考えはあまりなくて、聴いてもらえそうな楽曲をリリースしてますね。でも「Lullaby」に限っては、自分が辛かった時期に作っていた楽曲なので、あえて苦しさを隠さないような息遣いをダイレクトに盛り込んだり、そういった歌い方の工夫はしてます。</p>
<p><strong>——「Lullaby」の歌詞はいかがですか？　個人的には、隙間のあるサウンドと透明感のある言葉が噛み合ってるように感じます。</strong></p>
<p>自分の歌詞が、惚れ惚れするくらい好きで……（笑）。</p>
<p><strong>——素晴らしいことだと思います。</strong></p>
<p>作詞は全体が綺麗なバランスになるように構築していくような感覚なんですけど、「Lullaby」はそれが特に上手くできたと思います。「<i>Breaking</i>」「<i>Making</i>」っていうフレーズで、創造と破壊というテーマを最初に提示していて。なんか、論文みたいなことをしてるなって思うんですけど。</p>
<p><strong>——それほど緻密に組み立ててるっていうことですよね。</strong></p>
<p>ただ、「言ってやったぞ！」みたいな感じが出るのは嫌なので。</p>
<p><strong>——そのバランス感が巧みだと思います。一つ一つの言葉選びに煌めきがありつつ、全体の構造としてテーマを提示しているっていう。</strong></p>
<p>嬉しいです、ありがとうございます。</p>
<figure class="aligncenter">
<a data-caption="" data-fancybox="group1" href="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2100/12/pedaireco1525858.png"><br />
<img decoding="async" src="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2100/12/pedaireco1525858.png" alt="I'm" class="" /><br />
</a></figure>
<p> <br />
 <br />
<span style="font-size: 20px;"><strong>リスナーの記憶と結び付き再生される『Pixel』</strong></span></p>
<p><strong>——続く「After Young」はHIPHOP色が濃い楽曲ですが、どのように制作されたのでしょうか？</strong></p>
<p>BRON-Kの「ROMANTIK CITY」がHIPHOPの中で一番好きな曲で……HIPHOPに限らなくても、人生でトップ3に入るぐらい好きな曲なんですけど、音はシンプルで無駄なものが削ぎ落とされているのに、リリックでは無駄ばっかり言ってるみたいな特徴があると思ってて。</p>
<p><strong>——研ぎ澄まされたビートとのギャップがあると。</strong></p>
<p>いま思うと、研ぎ澄まされているというよりは、選択肢がなくてその音になってるだけかもしれなくて。</p>
<p><strong>——ああ、たしかに。</strong></p>
<p>サウンドのプリセットを選ぶときに808しかなかったとか、今はそれが色々と選べるようになったとか。そういうことに思いを馳せてリスペクトも込めつつ制作しました。「失恋とその後」みたいな意味で「After Young」っていうタイトルなんですけど、失恋ソングって、こっちを励ましてくれる曲が多いじゃないですか。でも、もっと冷静に乗り越えられないかなと思って。些細な流れの中で、温度が上がりすぎないままに忘れていってまた始まっていく恋愛を描きました。</p>
<p><strong>——この曲のリリックがすごく気になっていて。おそらく、哲学や精神分析などがベースにありますよね。</strong></p>
<p>そうですね。「<i>君の目が向く対象a</i>」っていうのはラカンの精神分析から来てます。あと、「<i>君を忘れるためのスピード</i>」っていうフレーズは、物理学でいう第二宇宙速度（地球脱出速度）から連想しました。これは地球の重力を振り切って、二度と戻ってこないために必要な最低限の速度（約11.2km/s）のこと。恋に落ちる感覚を落下に例えるなら、何かを忘れていくプロセスは、ある種の重力からの解放だと思うんです。「After Young」では第二宇宙速度を、相手という巨大な引力圏から抜け出し、自分自身の軌道へ旅立つためのエネルギーとして描きました。</p>
<p><strong>——本を読む人なんだな、と感じるフレーズが散りばめられていて興味深かったです。ちなみに、「<i>Baby i just wanna b with u</i>」というフレーズは椎名林檎「ギブス」の「<i>i 罠 B wiθ U</i>」のオマージュだったり？</strong></p>
<p>そうです、引用しました。だから「b」や「u」 という表記にしています。</p>
<p><strong>——もう一曲の「Love is over」は本作の中でもキャッチーでポップな一面が光る一曲です。</strong></p>
<p>中田ヤスタカさんの楽曲がすごく好きで、中でも昔から気に入ってるcapsule「Sugarless GiRL」からインスパイアを受けました。ポップな曲調で毒付いたことを言うような、あんまり可愛くないラブソングをやりたくて。結構センシティブというか、メンタルヘルスに寄り添った曲でもありますね。感情に余裕がなくなるとカバンの中がグチャグチャになって、イヤホンも絡まって……。「<i>鞄の奥のフリスク</i>」が人によっては精神安定剤だったりもすると思うんですけれど、そういった比喩も交えています。</p>
<p><strong>——この数年間のI’mさんの経験がパーソナルに反映されている楽曲でもあるのでしょうか？</strong></p>
<p>そうですね。それを一晩のこととして描くならこんな感じかな、っていう。人のことを好きになったり、恋愛じゃなくても何か気にかかることがあったりしても、自分の状況がグチャグチャだとままならない。でも、だから立て直さないといけないっていうわけでもなく、それをそのまま言葉にしてます。</p>
<p><strong>——「After Young」における失恋の描き方もそうですけど、明確な答えやメッセージを打ち出さないのがI’mさんの歌詞の特徴なのかもしれませんね。</strong></p>
<p>そうかもしれないです。メッセージ性のある音楽に救われることもあれば、何も差し伸べない音楽に救われることもある。Theピーズの「このままでいよう」とか、</p>
<p><strong>——ところで、「Sugarless GiRL」は昨年FRUITS ZIPPERがカバーしていましたね。</strong></p>
<p>そうなんですよね。最近好きな曲がいっぱいカバーされてて。IS:SUEがm-floの「come again」をライブで披露して話題になったり。</p>
<p><strong>——今「Sugarless GiRL」にインフルエンスされたI’mさんが、時代の感覚を適切にキャッチしているということでもあるんじゃないかと。</strong></p>
<p>時代感みたいなことは結構気にしますね。常にある程度ミーハーでいようと思っているので。流行ってるからとにかく取り入れようっていうことはしないんですけど、二択で迷ったらより鮮度が高いものを採用するようにしてます。</p>
<p><strong>——ここまでお話しいただいた歌モノの3曲と、それぞれインストの1曲目「Impression, Sunrise」、5曲目「Monologue」から成るミニアルバム『Pixel』ですが、全体の構成はどう組み立てたんですか？</strong></p>
<p>インストの2曲は、2人（Osamu Fukuzawa、CHOYO）なら表現できる余白があって、それによって残りの3曲がより引き立つんじゃないかと思って。メッセージを持って3曲を並べていることを伝えたくて制作しました。全体の流れは、今までの人生の……って言ったら大袈裟ですけど、その部分部分を切り取ってクローズアップしているようなイメージです。</p>
<p><strong>——その切り取り方が、『Pixel』というタイトルや、記憶に寄り添う作品というテーマと絡み合っていくという。</strong></p>
<p>良い思い出もトラウマも、フラッシュバックすることがあるじゃないですか。嫌なことを思い出して、「もう大丈夫になってるな」って前に進むきっかけになることもあって。楽しかったことも捉え方が変わったり。だから、『Pixel』を聴いた時に「あの時の自分に似てるな」って思ってもらえたり、それぞれの記憶を蘇らせて考えを巡らせるきっかけになってくれたりしたら一番嬉しいです。</p>
<p><strong>——改めて、『Pixel』はI’mさんのキャリアにとってどんな立ち位置の作品になったと思いますか？</strong></p>
<p>やっと名刺ができたというか、「こんなことをしてます、よろしくお願いします」って提示できる作品になりました。</p>
<p><strong>——これからの新たな一歩を踏み出したような感覚もあるんじゃないかと思いますが、今後のビジョンについてはどう考えていますか？</strong></p>
<p>正直、全然考えてないんですけど（笑）。やっぱり色んな小説や映画が好きなので、何かの形で映画の主題歌になったり、CMに使っていただいたりして、誰かの作品と手を取り合いながら世の中に届いたらいいなと思ってます。まだまだ、より多くの人に存在を知ってもらう段階ではあると思うので、どうやったら聴いてもらえるかを試行錯誤しながら、ライブとかもやっていきたいです。</p>
<p><strong>——次作はもう少し早くリリースできそうですか？</strong></p>
<p>本当にわがままなんですけど、やっぱり人に聴かれたいので……色んな人から言われたら、出せると思います（笑）。</p>
<p><strong>——では僕からも、ぜひよろしくお願いします！</strong></p>
<p></p>
<blockquote>
<figure class="aligncenter">
<a data-caption="" data-fancybox="group1" href="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2026/01/io1525858.jpg"><br />
<img decoding="async" src="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2026/01/io1525858.jpg" alt="I'm『Pixel』" class="" /><br />
</a></figure>
<p><strong>I’m『Pixel』</strong><br />
 <br />
【収録曲】<br />
1. Impression, Sunrise<br />
2. Lullaby<br />
3. After Young<br />
4. Love is over<br />
5. Monologue<br />
 <br />
各配信URL: <a href="https://linkco.re/YxanU0Uu" target="_blank">https://linkco.re/YxanU0Uu</a>
</p></blockquote>
<p> <br />
 <br />
<strong>I’m</strong><br />
<a href="https://www.instagram.com/imimmusic/" target="_blank">Instagram</a><br />
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<p> <br />
 </p>
      ]]>
          </content:encoded>

          <dc:creator>
            <![CDATA[THE MAGAZINE]]>
          </dc:creator>
          <link>https://magazine.tunecore.co.jp/stories/620404/</link>
          <guid>620404</guid>
          <pubDate>Wed, 25 Feb 2026 17:58:08 +0900</pubDate>
          <gnf:modified>Wed, 25 Feb 2026 17:58:08 +0900</gnf:modified>

        </item>
                      <item>
          <title>
            <![CDATA[月追う彼方インタビュー | 新作EP『the face』で鳴らす、00年代への憧れを研ぎ澄ました最新型邦ロック]]>
          </title>
                    <description>
            <![CDATA[
        “あの頃”への憧れをサウンドに込めて、そして今を生きる葛藤を言葉に宿して。月追う彼方が1月14日にリリースした新作EP『the face』は、等身大の3人の進化が詰まった渾身の一作だ。2025年1月にななみ（Dr/Cho）が...        ]]>
          </description>
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            <![CDATA[
      <p>“あの頃”への憧れをサウンドに込めて、そして今を生きる葛藤を言葉に宿して。<a href="https://magazine.tunecore.co.jp/taglist/%e6%9c%88%e8%bf%bd%e3%81%86%e5%bd%bc%e6%96%b9/" target="_blank">月追う彼方</a>が1月14日にリリースした新作EP『the face』は、等身大の3人の進化が詰まった渾身の一作だ。2025年1月にななみ（Dr/Cho）が正式加入してから約一年間、完全体のスリーピースバンドとして全国各地のライブハウスやサーキットイベントを駆け抜けてきた。そんな活動の充実を物語るような楽曲たちが、時に鋭く、しかし響き豊かに掻き鳴らされている。</p>
<p>チャットモンチーをはじめとする00年代邦ロックからの影響を公言する彼女たち。『the face』の制作はもちろん、かつてのロックシーンへの憧憬やバンドの現在地についても語ってもらった。<br />
 <br />
取材・文：サイトウマサヒロ</p>
<p> <br />
 <br />
<span style="font-size: 20px;"><strong>2025年、完全体のスリーピースに進化</strong></span></p>
<p><strong>——月追う彼方は、しほさんとかおりさんが高校最後の夏休みにバンド大会に出場するために結成したんですよね？</strong></p>
<p>しほ（Gt/Vo）：はい。元々は父がギターを弾いていて、私も一人で触ったことはあったけど、本格的にバンドをやったことはなかったんです。それから高校生になってコピーバンドを始めて、最初にチャットモンチーの「シャングリラ」と「風吹けば恋」を練習して。初めてスタジオに入って演奏した時は忘れられない瞬間ですね。</p>
<p>かおり（Ba/Cho）：私は、ベースを始める前にしほと同じコピーバンドでボーカルをやってたんです。それから、先ほどお話しいただいた通りバンド大会に出るためにベースをやることになって。難しいけどとにかく楽しくて衝撃的だったのを覚えてます。</p>
<p><strong>——結成当初、思い描いていたバンド像はあったのでしょうか？</strong></p>
<p>しほ：正直、本当に何もなくて。リスナーとして聴いていたのも4人組のバンドが多かったから、スリーピースの美学に気付いたのも自分がやり始めてからでした。当初はとにかくバンドがやりたい、という気持ちしかなかったですね。</p>
<p><strong>——失礼な言い方かもしれませんが、最初は思い出作りみたいな側面も強かったのかなと。</strong></p>
<p>しほ：それはありましたね。あと、バンド大会の景品がけっこう豪華で。賞金もあったし、レコーディングを2曲無料でできるっていう副賞もあったんです。「賞金ももらえて思い出作りもできるのか！」みたいな感じで。不純な動機だったかもしれない（笑）。</p>
<p><strong>——そこからバンド活動に本腰を入れ始めることになったきっかけはあったんですか？</strong></p>
<p>しほ：明確にあります。結局その大会では3位だったんですけど、優勝したバンドがすぐに解散しちゃって、主催の方が「レコーディングの権利が余ってるんだけど、やってみない？」って声をかけてくださったんですよ。その時点では曲作りもまったくやったことがなかったんですけど、「無料」っていう言葉に惹かれまして（笑）。そこから拙い曲を録って、CDを焼いて、手作りで梱包して……という経験をしてから、バンドの楽しさにのめり込んでいきました。</p>
<p><strong>——演奏することや曲を作ることだけじゃなく、バンド活動そのものが楽しいっていう感覚？</strong></p>
<p>しほ：そうですね。</p>
<p><strong>——2020年9月にはコロナ禍の中で上京を果たしましたが、当時は恐れや不安はなかったのでしょうか？</strong></p>
<p>しほ：もちろん怖さはあったんですけれど、私たちの地元が北九州の小倉という街で、ギターロックがまったく受け入れられてなかったんですよ。対バンもパンクやハードコアが中心で、ギリギリ歌ものと言えるのはメロコア、みたいな感じでした。それと、ドラマーの人口が少なすぎて、一人のドラマーが9バンドくらい掛け持ちしている状況で。本気で活動していくならこのままだと時間がかかると思って、上京することに決めました。</p>
<p>かおり：私はけっこう楽観主義者というか、しほと一緒に東京に行ったら絶対に楽しいだろうと思って。行け行けゴーゴー！って感じでした（笑）。</p>
<p><strong>——本気になるなら東京に行かざるを得ないという環境だったんですね。それから時が経ち、2025年1月にななみさんが加入しました。</strong></p>
<p>しほ：ななみちゃんとは別のバンドで対バンする機会がちょこちょこあって、その頃からかおりと「あのドラマー良いよね」っていう話をしてました。その後、ななみちゃんが当時活動していたバンドを脱退して、「どこでもサポートやります」っていうインスタのストーリーを上げていたので、速攻で連絡して。当時、ななみちゃんはどう思ってた？</p>
<p>ななみ（Dr/Cho）：私からすると狙い通りっていうか（笑）。「月追う彼方が完全体のスリーピースになったらもっと良いバンドになるだろうな」ってずっと思ってたし、前のバンドを抜ける時になんとなく「月追う彼方、良いかも」って心のどこかで感じてたんです。だからSNSにはそんな投稿をしたけど、別にどこでも良かったわけじゃなくて、本当は二人が気付いてくれたらいいなっていう狙いがありました。</p>
<p><strong>——相思相愛だったんですね。</strong></p>
<p>しほ：それからスタジオに入る前に東京までバスで来てもらって朝まで飲んで、「正規加入を見据えてサポートしてほしい」っていう話をしたことを覚えています。</p>
<p><strong>——飲みのバイブスも合ったのは大きいですね（笑）。ななみさんの加入から現在までは、出演イベントの規模やフォロワー数・リスナー数の増加などでバンドの躍進を実感できる一年間だったんじゃないかと思いますが、いかがですか？</strong></p>
<p>しほ：本当に良いドラマーが入ってくれたなっていう言葉に尽きますね。今の私たちは強いぞって思いながら活動してます。</p>
<p><strong>——ななみさんが加入して変わったことは？</strong></p>
<p>しほ：バンドの雰囲気ですね。私とかおりは根暗な部分が強いので取っ付きづらい印象があったと思うんですけど、ななみちゃんはライブも明るく楽しく叩いてくれるし、その雰囲気で今までの月追う彼方が塗り替えられて、新しい人が集まってきてくれるようになったと感じてます。</p>
<p>かおり：お客さんからは見えない部分でもななみちゃんはすごくしっかりしてるから、引き締まったように感じますね。</p>
<p>ななみ：二人の時の月追う彼方は、バンド名も相まって“夜属性”っていう印象が強かったことをいま思い出しました（笑）。</p>
<p> <br />
 <br />
<span style="font-size: 20px;"><strong>「消費される音楽はやりたくない」</strong></span></p>
<p><strong>——ここからは月追う彼方のサウンドについて掘り下げたいです。活動初期はアンニュイなテイストが色濃かったですが、現在は繊細さを保ちながらより骨太に進化した印象があって。そこには00年代邦ロックからの影響が強く関わっているかと思いますが、今の方向性に踏み切ったのはどういった流れだったのでしょう？</strong></p>
<p>しほ：明確に「こうしよう」と決めたタイミングはないんですけど、色々なバンドと対バンを重ねるに連れて、もっと自分の信じる音楽を固めていかないと絶対にダメだって感じて、本当にやりたい音楽について考えるようになりました。「よし、00年代にしよう」っていうわけではないんですけど、好きで聴いてたのがその時代の邦ロックだったので、自然と今の形になったんだと思います。</p>
<p>かおり：しほが「こういうの、カッコよくない？」って聴かせてくれる音楽のうち、徐々にゼロ年代のバンドが増えていって。しほが作る曲も変化して、より月追う彼方ならではの色が濃くなったように感じます。</p>
<p><strong>——00年代邦ロックと現在の邦ロックの違いはどんなところだと思いますか？</strong></p>
<p>ななみ：SNSがメインの時代ではなかったというのは大きいですよね。もちろん当時のバンドマンたちも頭を使って考えていたとは思うんですけど、今の私たちからすると、ウケるウケないよりもかっこいいものをまっすぐに追求していたように見えます。そのイメージは私たちのマインドにも繋がってると思います。</p>
<p>しほ：私は、TikTokやその他のSNSで消費される音楽はやりたくないんです。私が憧れているロックバンドって、何年経っても色褪せない感動を与えてくれる存在で。だから私たちは、たとえば恋愛バラードがバズりやすいからってそればっかり書く、みたいな戦略的な作り方は一切してないです。</p>
<p><strong>——何が大衆に受け入れやすいかが目に見える時代だからこそ、それに流されないのが月追う彼方のスタンスだということですね。00年代の遺伝子を現代にアップデートするために意識していることはありますか？</strong></p>
<p>しほ：今っぽさに器用に寄せることはできないんですけれど、新しい音楽をインプットして気持ちを動かすことは大事にしています。そうして自分自身の五感を研ぎ澄ませることで、音楽も自ずと進化していくと思います。</p>
<p><strong>——ちなみに、皆さんはチャットモンチーへのリスペクトをたびたび公言してらっしゃいますが、改めてチャットモンチーの凄味ってどんなところだと思いますか？</strong></p>
<p>しほ：えっちゃん（橋本絵莉子、Gt&Vo）の声と楽曲はやっぱり唯一無二で、絶対的な強みだなって感じながらいつも聴いてます。</p>
<p>かおり：私は歌詞の語彙力がすごいなと思います。「こんな表現があるんだ！」みたいな言葉の組み合わせで、色んな捉え方ができるので。</p>
<p><strong>——メンバー全員が作詞に携わっているのも珍しいですよね。個人的には、作編曲もさることながらサウンドの説得力がすごいバンドだと思うんです。そして、月追う彼方も音がカッコいいバンドだなって。今はDTMっぽい音をあえて演出するバンドも多いけど、月追う彼方にはその場の空気感がしっかり残っているというか。</strong></p>
<p>しほ：嬉しい。それはとても大事にしてるところです。</p>
<p>ななみ：私は、サウンドで時代を表すことができると思ってて。しほさんが作ってくる現代に寄せていない曲に対して、音作りで現代っぽくすることも、あえてそうしないこともできる。今回のEPでは、楽曲によってどう聴いてほしいかを意識しながら、月追う彼方らしさを押し出したい時はあえて今風ではない音にしたりとか、こだわって音作りをしました。</p>
<p> <br />
 <br />
<span style="font-size: 20px;"><strong>挑戦と研究が結実したニューEP『the face』</strong></span></p>
<p><strong>——さて、今回リリースされるEP『the face』ですが、まず完成させてみての手応えはいかがでしょうか？</strong></p>
<p>しほ：今までで一番良い出来ですし、聴いた人を絶対に月追う彼方のファンにできるっていう自信に満ち溢れてます。</p>
<p>かおり：「これが今の月追う彼方だ」っていう、名刺代わりの一枚が出来たと思います。</p>
<p>ななみ：とにかく早く聴いてほしいし、早くリリースしたいです（※取材はリリースの約1週間前に実施）。そう思える音源が作れたのが嬉しいですね。</p>
<p><strong>——『the face』というタイトルにはどのような思いが込められているのでしょうか？</strong></p>
<p>しほ：3人になって初めて作った作品で、かおりが話してくれた通り「これが今の月追う彼方だ」って言い切れる一枚になったので、「今の私たちの顔」という意味が一つ。あとは、今までよりも楽曲の幅を広げることが出来たと思っているので、一枚の中で色んな顔を見せられるという意味も込めました。</p>
<p><strong>——一曲一曲のまとまりやサウンドのパワーがグッと高まった印象です。その要因はなんだと思いますか？</strong></p>
<p>しほ：ななみちゃんが入ってくれてからのこの一年間はハードに活動してきたから、結束力や団結力が高まったのが一つの要因だと思います。あとは作曲面でも「意識的にできないことをできるようになろう」っていうチャレンジを続けてきたので、楽曲の幅を広げられたのかなと。一曲目の「ロックンロールが鳴り止まない」は、今までやったことがなかったサビでのシンガロングとか、イントロで苦手だったギターのカッティングを取り入れたりして作っていて。今までずっと感覚でやってきたことを、今回は頭を使いながら組み立てました。</p>
<p><strong>——「ロックンロールが鳴り止まない」はエネルギーが凝縮されたキラーチューンですね。ライブでの景色からイメージが膨らんでいったのでしょうか？</strong></p>
<p>しほ：そうです。今のセットリストに、こういう曲がプラスされたら良いだろうなっていう発想で。これを聴いたお客さんとは絶対に距離が縮まるだろうなっていう明るい曲を目指しました。私、ちょっと気を抜くと曲が暗くなっちゃうので（笑）。</p>
<p></p>
<p> <br />
<strong>——先行配信されていた「余白」はバラードテイストな楽曲ですが、どのように制作しましたか？</strong></p>
<p>しほ：たくさんバラードを聴いて。どのくらいのBPMが心地良いかを研究しました。かといって、世の中にたくさんある素晴らしいバラードに寄せたら私が書く意味がなくなっちゃうから、言い回しなどはブレずに自分らしいバラードを目指しました。</p>
<p>ななみ：私、バラードのドラムを考えるのがめちゃくちゃ好きで。ドラムアレンジは作曲と違って、先代が作ってきたものを盗めば盗むほど良いと思ってるんです。だから私も色んな曲を聴いて考えました。最近ヒットしたバラード曲にはどんな共通点があるんだろう、とか。</p>
<p><strong>——興味深いですね、もう少し具体的に聞かせていただけますか？</strong></p>
<p>ななみ：感覚的には、シンガーソングライターのバラードはビートをじっくり聴かせるものが多いですね。でも、最近ヒットしてるバラードはドラムのおかずありきで作られていて、ドラムだけを聴いていても楽しい。</p>
<p><strong>——一音一音の役割が大きいぶん、ドラムのフレージングで楽曲のテンションをコントロールしやすいのかもしれません。</strong></p>
<p>ななみ：そうですね。ドラムの力で楽曲全体のムードを高めることができるけど、それが歌の邪魔になっていないかという意識が大切だと思います。</p>
<p><strong>——かおりさんはいかがですか？</strong></p>
<p>かおり：アップテンポな曲よりもベースが目立つので、フレーズを考えるのが楽しかったです。ラスサビに向かって高まる感情をベースで表現していて、後から聴いて自分でも「良いな」と思えるくらい気に入ってますね。</p>
<p></p>
<p> <br />
<strong>——今作では、2023年リリースのEP『未明』に収録された「ハルジオン」が再録されています。なぜ改めてこの曲を？</strong></p>
<p>しほ：『未明』はドラムが打ち込みだったから、生ドラムで録り直したかったというのが一つ。あとは、「ハルジオン」が好きだって言ってくださるファンの方が多くて、「月追う彼方のライブ曲といえば」っていうくらいの曲だから、今の3人で録ったらどんな仕上がりになるんだろうっていう好奇心が大きかったですね。</p>
<p><strong>——レコーディングの際はどんなことを意識しましたか？</strong></p>
<p>しほ：当時よりも歌でできる表現が増えたので、もっと情緒的に歌うことを意識しました。細かいところでは、原曲を聴いたときにブレスの位置を改善できると思ったので調整してます。</p>
<p><strong>——全曲粒揃いのEPになっていますが、あえて一曲イチオシするとしたら？</strong></p>
<p>しほ：全部好きだけど……お気に入りは「うたかた」ですね。スリーピースっぽさ、余白を持たせるアレンジや音作りを大事にしてて。イントロはアルペジオだけで、ギターはバッキングを入れなかったりとか。歌のメロディもめちゃめちゃ良いし、歌詞も、ラスサビにだけ入っているリフも好きで、お気に入りのポイントが多い曲です。</p>
<p>かおり：私は「内緒の話」がイチオシで。ピック弾きで録るのが初めてで、歪んだサウンドになっているので、今までの月追う彼方らしさは残ったままで新鮮な印象の曲になったと思います。心臓がギュッとなるような歌詞にも、愛が詰まってますね。</p>
<p>ななみ：私も「うたかた」って言おうと思ったけど、被ったから「ロックンロールが鳴り止まない」で（笑）。もし月追う彼方をコピーしたいっていう高校生がいたら、とっつきやすい曲なんじゃないかな。ストレートだけど隠し切れてない人間臭さがあって、歌詞も良いですよね。他の曲はもうライブで演奏しているけど、「ロックンロールが鳴り止まない」はこれからライブで育っていく曲だと思うので、期待も込めてイチオシとさせてください。</p>
<p></p>
<p></p>
<p> <br />
<strong>——では最後に、2月からのリリースツアーに向けて、来場を検討しているリスナーにメッセージをお願いします。</strong></p>
<p>ななみ：『the face』は良い曲が多すぎてセトリを考えるのがめちゃくちゃ大変だけど、ライブで見える景色を楽しみにしてます。月追う彼方の魅力はライブでこそ完全に伝わるものだと思うので、音源を聴いて良いなと思ったらぜひライブハウスの生音も浴びに来てください。ライブのクオリティは私たちの強みなので、ぜひよろしくお願いします！</p>
<p>しほ：『the face』は幅広い楽曲が入っていて、絶対に刺さる曲が一曲はあると思うので、まずは手に取って聴いてほしいです。そして、ぜひライブに足を運んで、月追う彼方に出会ってほしいです。</p>
<p>かおり：ツアーではこれからの月追う彼方がより楽しみになるようなライブを一本一本大事にやっていくので、ぜひ遊びに来てください。</p>
<p> </p>
<hr>
<figure class="aligncenter">
<a data-caption="" data-fancybox="group1" href="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2026/01/itd1567039.jpg"><br />
<img decoding="async" src="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2026/01/itd1567039.jpg" alt="月追う彼方『the face』" class="" /><br />
</a></figure>
<p><a href="https://linkco.re/301NtmDp" target="_blank">月追う彼方 EP『the face』各サブスク</a></p>
<hr>
<p>【ツアー情報】<br />
<strong>月追う彼方 pre.「“the face” TOUR」</strong><br />
2月12日（木）at 神戸 太陽と虎<br />
2月13日（金）at 福岡 OPʼs<br />
2月18日（水）at 広島 ALMIGHTY<br />
2月20日（金）at 名古屋 ell.SIZE<br />
3月11日（水）at 高松 TOONICE<br />
3月12日（木）at 大阪 LIVE SQUARE 2nd LINE<br />
3月20日（金・祝）at 小倉 FUSE<br />
3月30日（月）at 静岡 UMBER<br />
4月9日（木）at 仙台 FLYING SON<br />
4月10日（金）at 新潟 CLUB RIVERST<br />
4月24日（金）at 東京 Spotify O-Crest<br />
チケット <a href="https://eplus.jp/tsukiou_kanata/" target="_blank">https://eplus.jp/tsukiou_kanata/</a></p>
<figure class="aligncenter">
<a data-caption="" data-fancybox="group1" href="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2100/12/G_Z2RiQbAAEO8Ti.jpg"><br />
<img decoding="async" src="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2100/12/G_Z2RiQbAAEO8Ti.jpg" alt="月追う彼方 pre.「“the face” TOUR」" class="" /><br />
</a></figure>
<hr>
<p> </p>
<p><strong>月追う彼方</strong><br />
<a href="https://tsukioukanata.com/" target="_blank">Official Site</a><br />
<a href="https://x.com/tsukiou_kanata" target="_blank">X</a><br />
<a href="https://www.instagram.com/tsukiou_kanata_official" target="_blank">Instagram</a><br />
<a href="https://www.youtube.com/channel/UCZfDde_4FKO-Ucv9j2YMMkw" target="_blank">YouTube</a><br />
<a href="https://www.tiktok.com/@tsukiou_kanata" target="_blank">TikTok</a></p>
      ]]>
          </content:encoded>

          <dc:creator>
            <![CDATA[THE MAGAZINE]]>
          </dc:creator>
          <link>https://magazine.tunecore.co.jp/stories/612761/</link>
          <guid>612761</guid>
          <pubDate>Fri, 30 Jan 2026 18:58:31 +0900</pubDate>
          <gnf:modified>Fri, 30 Jan 2026 18:58:31 +0900</gnf:modified>

        </item>
                      <item>
          <title>
            <![CDATA[シオノカイトによるバンドプロジェクトHANDSOME ACADEMYインタビュー | パワーポップを軸にグッドメロディを追求]]>
          </title>
                    <description>
            <![CDATA[
        2022年の始動以来、パワーポップを基調に琴線に触れるグッドメロディを追求し続けているシオノカイトによるHANDSOME ACADEMY。2025年秋には、「STRAY」「TONIGHT IS THE NIGHT」「LONE PLANET」と立て続けにリリ...        ]]>
          </description>
          <content:encoded>
            <![CDATA[
      <p>2022年の始動以来、パワーポップを基調に琴線に触れるグッドメロディを追求し続けているシオノカイトによる<a href="https://magazine.tunecore.co.jp/taglist/HANDSOME%20ACADEMY/" target="_blank">HANDSOME ACADEMY</a>。2025年秋には、「STRAY」「TONIGHT IS THE NIGHT」「LONE PLANET」と立て続けにリリースを行い、そのサウンドはより洗練された深みを帯びている。東京藝大声楽科出身という異色の経歴、BEAT CRUSADERSへの愛、そして「孤独」を踊らせるポップネス。注目集めるHANDSOME ACADEMYの核心に迫る。</p>
<p> <br />
 <br />
<span style="font-size: 20px;"><strong>パワーポップをベースにポップミュージックを</strong></span></p>
<p><strong>──まずは、HANDSOME ACADEMY結成の経緯から教えてください。2022年に始動されていますが、どのようなきっかけだったのでしょうか？</strong></p>
<p>シオノ： 元々、Man’hattan Holidayという前身バンドをやっていたんですが、コロナ禍もあってメンバーが散り散りになってしまって。「もうバンドはいいかな」という空気感になって解散したんです。僕はそこで鍵盤ボーカルだったんですが、もっと鍵盤を増やしたいとか、ギターボーカルをやりたいという欲求が溜まっていて。「それならもう一回ゼロから立ち上げ直すか」となりました。ちょうどコロナ禍のステイホーム期間と重なったのが、僕には逆に好都合で。HANDSOME ACADEMYの準備に時間をあてられたので、曲をバーッと作って。で、前のバンドとは別で、バンド経験はあるけど「もういいかな」となっていた人たちを“退役軍人”みたいな感じで集めて（笑）。「暇してたらやってよ」と声をかけて集まってもらいました。</p>
<p><strong>──集まった方々はどのような繋がりなんですか？</strong></p>
<p>シオノ： 元々いたメンバーの友達だったり、前身バンドで弾いてくれていたベースが別でやっていたバンドのメンバーを引き入れたり。友達主体というわけではないんですが、「音楽はやりたいけど、もうガッツリしたバンド活動はどうかな」と思っている人たちを誘った感じです。「バンドに人生を捧げよう！」みたいな熱血な振りかぶり方はみんなしたくないだろうなとは分かっていて（笑）。なので「その代わり全部僕が曲も作るし責任持つから」と言って始めました。</p>
<p><strong>──当初から明確なサウンドのビジョンはありましたか？</strong></p>
<p>シオノ： やっぱり僕がずっと好きな音楽をやりたいというのがあって。バンド名自体、敬愛するBEAT CRUSADERSの作品名から拝借していて、完全にヒダカさんには事後承諾なんですけど（笑）。BEAT CRUSADERSをきっかけに洋楽への視野が広がり、その中で一番グッときたのが「パワーポップ」というジャンルでした。ただ、真っ直ぐにパワーポップだけをやっちゃうと、先人たちを差し置いてHANDSOME ACADEMYを聴く理由にはならないかなと。だから、パワーポップというベースは守りつつ、ポップミュージックに落とし込みたい。例えば、ダンスミュージックの要素を入れたり、より多くの人に届くような間口の広さを意識しています。「バンドサウンドでありたいけど、まずは大前提としてポップミュージックを作りたい」という心持ちですね。</p>
<p> <br />
 <br />
<span style="font-size: 20px;"><strong>東京藝大声楽科からバンドの道へ</strong></span></p>
<p><strong>──シオノさんの個人的な音楽的バックグラウンドについても教えてください。</strong></p>
<p>シオノ： 家で親が80年代の洋楽、ポップミュージックを流している環境で育ったので、その辺の音楽が原体験と紐づいていて、もともと好きで。それからBEAT CRUSADERSがやっていたサンプリングやパロディの元ネタが「あ、家で流れてたあれだ」と繋がったり、もっと音楽を違う視点だったり、深く楽しめるようになったというか。経歴としては東京藝大出身で、しかも声楽科で、King Gnuの井口くんと同期だったりします（笑）。</p>
<p><strong>──その経歴と今のスタイルとはかなりギャップがありますね。</strong></p>
<p>シオノ： 全く活かされてない歌い方しちゃってますよね（笑）。結局、クラシックの勉強をしてもやっぱりやりたいのはバンドだなってなって。ただ、声楽で歌っていた歌曲ってセンチメンタルな恋愛ものがすごく多いんです。その歌詞のニュアンスみたいなものは、意外と自分の楽曲に活かされている部分はあるかもしれません。</p>
<p><strong>──2022年の始動当初、いきなりシングルを連続リリースされていました。</strong></p>
<p>シオノ： 海外アーティスト的なマナーでやってみようと、3曲ずつレコーディングして、できたらすぐ出すという形で、年をまたいで計9曲を一気に出しました。動き出しだったので、「新曲をけっこう出してるな」という印象付けをしたくて。</p>
<p><strong>──初期のころから既に「RESOLUTION」などの直球なバンドサウンドから、「CINEMA FREAK」のような打ち込み要素のある曲まで、幅の広さを感じます。</strong></p>
<p>シオノ：  最初は初期衝動で、前身バンドから温めていた曲をそのままやったりしていたのでバンドっぽかったんですが、途中から「もっとシンセを増やしたい、シーケンスを取り入れよう」となって。そこからHANDSOME ACADEMYのサウンド像がなんとなく見えてきました。Motion City Soundtrackからの影響もあったりしつつ。</p>
<p><strong>──曲作りは完全にシオノさんがコントロールされているのでしょうか？</strong></p>
<p>シオノ： そうですね。ほぼ全部フレーズも決め打ちでデモを作ってメンバーに投げています。ドラムのフィルとか、シンセのニュアンスについては相談することもありますが、基本的には僕がアコギで鼻歌から作って、フックになるようなメロディができたらワンコーラス分作って、リード入れてシンセ入れて……というふうにメロディ先行で作っています。歌詞は最後ですね。</p>
<p><strong>──レコーディングもデモを忠実に再現するスタイルですか？</strong></p>
<p>シオノ： かなり作り込んだデモをエンジニアさんに送って、「このままの感じで録りたいです」と伝えています。いつも「HELLO DOLLY STUDIO」という、エモやパワーポップへの理解度がすごい高いスタジオで録っていますが、現場で即興的に決めることはあまりなく、作り込むタイプですね。</p>
<p><strong>──HANDSOME ACADEMYの編成について再度確認させてください。実態はシオノさんのソロプロジェクトに近い？</strong></p>
<p>シオノ： そうですね、ほぼソロプロジェクトみたいな感じになっています。鍵盤とベースは立ち上げから変わらずで制作チームはある程度固まっていますが、ライブメンバーは流動的で。ドラムは同い年の女性ドラマーや、現役音大生にお願いしたり、ギターは山梨から通いで弾いてもらったりしていて（笑）。なかなかバンドとしてメンバーが固まらないので、この形態になっています。一時期、正規メンバーのギターがいたこともあったんですが、どうしても音楽性や方向性の違いが出てきてしまって。それなら全部僕が責任を持ってフレーズも決めた方がいいなと。Owl Cityもアダム・ヤングのソロプロジェクトだし、そういう感じでいいのかなと。編成はバンドだけど、中身は僕のプロジェクトという認識ですね。</p>
<p> <br />
 <br />
<span style="font-size: 20px;"><strong>2025年の3部作「STRAY」「TONIGHT IS THE NIGHT」「LONE PLANET」</strong></span></p>
<p><strong>──2024年リリースの1st EP『YOU KNOW ALL MY SONGS』を経て、2025年10月から3作連続リリースがありました。EPから少し間が空きましたが。</strong></p>
<p>シオノ： 曲はあったんですが、コスト面も含めて「これでいこう」と決めきるまで動きづらくて。意図して空けたわけではないんです。昨年の夏頃に「LONE PLANET」がパパッとスピード感を持ってできて、「これいいな」となったので、元々あった曲と合わせてすぐ録ろうとなりました。</p>
<p><strong>──その3作でも、特に「STRAY」はUKロック直球なサウンドですね。</strong></p>
<p>シオノ： Oasisの再結成が発表されて、「よっしゃUKやるぞ！」と思って作り始めたんですけど、出来上がったらThe Cureみたいになっちゃって（笑）。映画『シング・ストリート』が大好きで、劇中でイケてない男の子たちがニューウェーブバンドをやっているのがカッコいいなと思っていた憧れを、今ならどう作るか？ と考えて形にしました。ただ、まんまUKすぎてもあれなので、その辺のバンドなら入れないようなシンセのアルペジオを入れたりしています。歌詞も、はっきりとは言わないけれど死別を匂わせるような、ほろ苦い感じにしつつ、語感が気持ちいいワードを選びました。</p>
<p><strong>──続く「TONIGHT IS THE NIGHT」は？</strong></p>
<p>シオノ： Owl Cityが作るポップパンク、みたいなイメージで作りました。トラップみたいなビートもあって、今までダンスミュージックでやっていたことを、僕らの得意なポップパンクに落とし込んでみようと。コード進行やメロディはシンプルなんですが、盛り付けを派手にして、外連味があるというか良い意味でハッタリが効いている感じを目指しました。</p>
<p><strong>──そして「LONE PLANET」。これはキラキラしたダンスポップ感が印象的です。</strong></p>
<p>シオノ： ドラムンベースが再び流行っていますが、それをそのままやるのは嫌だなと思って。試しにトラックのテンポを落としてみたら、「これ2000年代のJ-POP感あるよね」ってなって（笑）。懐かしさと新しさが混ざったような曲になりました。</p>
<p><strong>──この曲の歌詞のテーマはやっぱり孤独？</strong></p>
<p>シオノ： 「LONE PLANET」は珍しく自分を振り返って歌詞を書きました。なかなか自分をさらけ出すのは難しいし、うっすら嘘をついて生きている気もする。自分が浮いている気もするけど、別にどうなるわけでもないし、好きに生きていこうよ、というのを「Dancing All Alone」に置き換えました。僕自身、実はとっても暗い人間なので（笑）、そういうパーソナルな部分が反映されています。</p>
<p><strong>──昨年末リリースの最新EP『FUTURESCOPE』にはそれら3曲のほか、前作EPにも収録の「DOUBLE FEATURE」も入っていますね。</strong></p>
<p>シオノ： これからHANDSOME ACADEMYを知ってくれる人のために分かりやすくまとめておきたかったのと、今回の3曲の流れで聴くのがいいなと思って。制作メンバーからも「分かりやすいパワーポップも入れておいた方が親切だよね」という声があったので収録しました。これがあることで、コンセプトEP感が強まったと思います。</p>
<p><strong>──最新のHANDSOME ACADEMYのモードを知るにはこのEPを聴けば大丈夫だと。ちなみに、シオノさんが思うHANDSOME ACADEMYらしい曲と、個人的に思い入れがある曲を挙げるなら？</strong></p>
<p>シオノ： HANDSOME ACADEMYらしいとなると、やっぱりライブでお客さん受けがすごくいい「BIG WAVE」と「CINEMA FREAK」ですね。個人的に好きな曲だと「OKAY?」。やってて楽しいというか、なんかすごい好きなんですよね。もっとみんなに刺さって欲しい（笑）。</p>
<p> <br />
 <br />
<span style="font-size: 20px;"><strong>「本場のパワーポップシーンで評価されたい」</strong></span></p>
<p><strong>──ライブ活動についてもお聞かせください。ホームと呼べる場所はありますか？</strong></p>
<p>シオノ： それがないんですよ。僕は浦和出身なんですが、地元のライブハウス（北浦和KYARA）が閉店してしまったり、懇意にしていた東京の箱の人が転勤してしまったりして。一番懇意にしているのが、レコーディングでもお世話になっている宇都宮HELLO DOLLYという（笑）。でもその分、フットワークは軽いので、誘われればどこへでも行きます。</p>
<p><strong>──シーンでの立ち位置についてはどう感じていますか？</strong></p>
<p>シオノ： インディーズだと、もっとバンドバンドしている方が好まれる傾向があって、僕らみたいに間口を広げた分、「どこでやらせたらいいんだ」とイベンターさんを困らせてしまうこともあります（笑）。コテコテのバンド箱に出ると「今日絶対滑るだろうな」と思うんですけど、意外と受けが良かったり、逆にいけると思った時はいけなかったり。ただ、楽曲のクオリティや演奏に関しては自信があるので、もっと色んなところで積極的にライブをやっていきたいです。</p>
<p><strong>──今後の展望や目標は？</strong></p>
<p>シオノ： やっぱりもっと色んな人に届けたいし、海外にも行きたいです。せっかく英語でやっているし、本場のパワーポップ市場で評価されてみたい。WeezerやMotion City Soundtrackが来日したら一緒にやらせてもらえるくらいに、もっと上がっていきたいです。<br />
今年はMVとか映像作品にも改めて注力して、“こういう人間がやってるんだ”というところももっと伝えて、国内でも、ちょっとニッチなサウンド感は維持しつつ、「いそうでいない」ポジションで存在感を出していけたらなと。軸がぶれないようにやっていきたいです。</p>
<figure class="aligncenter">
<a data-caption="" data-fancybox="group1" href="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2025/12/itd1573567.jpg"><br />
<img decoding="async" src="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2025/12/itd1573567.jpg" alt="HANDSOME ACADEMY『FUTURESCOPE』" class="" /><br />
</a></figure>
<p><a href="https://linkco.re/4g4P4N76" target="_blank">HANDSOME ACADEMY 最新EP『FUTURESCOPE』各サブスク</a></p>
<p> </p>
<hr>
<p><strong>HANDSOME ACADEMY</strong><br />
<a href="https://x.com/handsomeacad_jp" target="_blank">X</a><br />
<a href="https://www.instagram.com/handsomeacademy" target="_blank">Instagram</a><br />
<a href="https://www.youtube.com/channel/UCBl85jaTPMvxX50wc7xTpEA" target="_blank">YouTube</a><br />
<a href="https://www.tunecore.co.jp/artists/handsomeacademy" target="_blank">TuneCore Japan</a></p>
<p> <br />
<strong>シオノカイト</strong><br />
<a href="https://x.com/shionokaito" target="_blank">X</a><br />
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<a href="https://note.com/kaito_shiono" target="_blank">note</a></p>
<p> <br />
 </p>
      ]]>
          </content:encoded>

          <dc:creator>
            <![CDATA[THE MAGAZINE]]>
          </dc:creator>
          <link>https://magazine.tunecore.co.jp/stories/614280/</link>
          <guid>614280</guid>
          <pubDate>Mon, 26 Jan 2026 17:58:02 +0900</pubDate>
          <gnf:modified>Mon, 26 Jan 2026 17:58:02 +0900</gnf:modified>

        </item>
                      <item>
          <title>
            <![CDATA[5Leafインタビュー　「毎日の“悔しさ”が私を突き動かす」新EP『En』　]]>
          </title>
                    <description>
            <![CDATA[
        2025年、2月に1stアルバム『bud』をリリースし、それにともなうツアーや『POP YOURS 2025』への出演、そして各種メディアにも数多く登場し、ラッパーとしてのスキル、存在感も含め飛躍的な成長を遂げた5Leaf。鬼...        ]]>
          </description>
          <content:encoded>
            <![CDATA[
      <p>2025年、2月に1stアルバム『bud』をリリースし、それにともなうツアーや『POP YOURS 2025』への出演、そして各種メディアにも数多く登場し、ラッパーとしてのスキル、存在感も含め飛躍的な成長を遂げた<a href="https://magazine.tunecore.co.jp/taglist/5Leaf/" target="_blank">5Leaf</a>。鬼気迫るほど自身とストイックに向き合い、クオリティを磨き続ける中で紡ぎ出される言葉やサウンドに魅了されるリスナーは日々増加している。飽くなき挑戦を続ける彼女が新EP『En』をどのように作り上げたのか、そして今後どこを見据えているのか、話を聞いた。</p>
<p>取材・文：渡辺志保 / Shiho Watanabe</p>
<p> <br />
 <br />
<span style="font-size: 20px;"><strong>『En』は「作りに行くぞ」って気持ちが強かった</strong></span></p>
<p><strong>——2025年は、とても忙しかったんじゃないですか？今年はアルバムもEPのリリースもあって。2月に『bud』が出て、今回のEP『En』がリリースされるまでの約9ヶ月、どんな風に過ごしていましたか？</strong></p>
<p>ツアーがあって、前の年よりもたくさんの会場をまわったんです。フェスにも結構出させてもらって。6月くらいからはこのEPの制作が始まっていたので、それからは葛藤しながら結構時間をかけて『En』を作り上げました。</p>
<p><strong>——『bud』より『En』の方が、より最近の5Leafさんの気持ちが反映されているのかな？と感じました。「23Club」ではライブのことをトピックにしているし、「zip your lips」ではヘイターに向けてラップしているような感じですよね。これまで以上にリアルな5Leafに触れることができるようなEPだな、と。</strong></p>
<p>たしかに、そうかもしれないです。</p>
<p><strong>——今回の制作における自分の気持ちやプロセスって、前作とは異なりますか？</strong></p>
<p>すごく意識した、ということはないんですけど、『bud』初めてのアルバムだったので、「みんな、どんなマインドでアルバムを作るんだろう？」という感じで、マインドが掴めていなかったし、デビュー曲の「Way of Life」が制作の入り口でもあった。今回の『En』はまず「EPを作ろう」っていう意気込みがあって、一曲ごとのトピックも前もってある程度出していって。なので、EPの方ががっつり「作りに行くぞ」って気持ちが強かったと思います。</p>
<p><strong>——Zen MasutaさんやChaki Zuluさん、DJ RYOWさんら、豪華な顔ぶれのプロデューサーが参加しています。各プロデューサーとのセッションで、緊張することはありましたか？</strong></p>
<p>毎回、緊張しますね。でも、（制作において）アウトプットする瞬間ってめちゃくちゃ楽しいんですよ。なので、楽しい気持ちの方が強いです。</p>
<p><strong>——制作中、印象的だったワンシーンはありますか？</strong></p>
<p>Chaki Zuluさんとはハスキースタジオでレコーディングしたんですけど、やっぱり憧れの方じゃないですか。その空間にもマジで超アガったし、本当に音楽に対する愛情が深い方だったので、自分が気づけなかった発生のクセを引き出してくれて、「その発声いいね」とか「その息遣いでやってみよう」などアドバイスをくれて。自分にとっても大きな一歩になったなと思っています。</p>
<p><strong>——Chakiさんが手がけた「En」はリード曲にもなっています。レコーディング・セッションでは、どのようにChakiさんのアドバイスを反映していったのでしょうか？</strong></p>
<p>もともとフックとかも全部自分で作っていったんですけど、レックの時に「ちょっとこういうメロでやってみよう」とか「この1小節をこっちに持ってこよう」とか、自分からは出せないアイデアをもらいましたね。フックのメロディも、1時間くらいかけて鼻歌で作っていきながらアイデアを出していって。それで「（いいメロディが）来た！」という瞬間に録ってもらう、という感じでした。</p>
<p></p>
<p> <br />
<strong>——全体的な制作のプロセスは？</strong></p>
<p>まず、タイトルの『En』は一番最初に決めたんです。歌いたいトピックも前からざっくりとあったので、実際に書いていくうちに「こういう方向性に変えたい」とか、「この楽曲はこういう気持ちが強いね」とか考えていって。</p>
<p><strong>——オープニング・トラックの「0」は、決意表明のような強さがある曲ですよね。</strong></p>
<p>最後にできた曲なんです。フックだけ少し作っていて、他の曲を優先して作っていたんですけど、6曲あるうちの5曲が出来あがった時に、その5曲が結構いい感じに完成したからこそ「もっとできることがある」となって。「手をつけていなかった「0」も、もっと最高なものになるはず」と思い、プロデューサーのZenさんに相談して、ビートを変更させてもらって。最初はタイトルも決めていなかったんですけど、「0からmakeしてくlife」ってリリックでも歌っているし、「これが一番最初の曲じゃね？」ってタイトルと曲順を決めました。</p>
<p><strong>——対して、最後の「hate me」はすごく心に響くパーソナルな曲です。ご自身の家族や環境について、具体的なところまで切り込んで書いていますよね。</strong></p>
<p>そうですね。良くも悪くも、書くのが一番しんどい曲でしたし、すごく身を削って書いたような。ただ「自分が辛い」ということを歌いたいわけじゃないんです。「それを伝えて、どういう気持ちでキャッチしてもらいたいのか？」と考えながら書いたので、言葉選びもすごく迷いましたし、「こう伝えると、傷つく人がいるかな？でも傷つけるために書いているわけじゃないし」って自問自答しながら書いていきましたね。この曲は、直近の出来事に対しても書いているけど、人生を通してもがいてきたことに対して書いているんです。私は、人に対して自分の感情を100%ぶつけることが苦手だし、冷静ぶっちゃうところもあって。人に対してムカついたり「なんでわかってくれないんだろう？」って思うことがあっても、それをぶつけることが出来ないから結局自分で処理しないといけなくなってしまう。「自分がこうだったから、ああなったんだ」って無理やり落ち着かせることも多くて、そのせいで自己嫌悪みたいになっちゃう。冷静ぶってるけど、めっちゃ誇大妄想みたいになってぐちゃぐちゃにループしちゃう時があるんです。そういう気持ちを曲に反映しました。この曲は、レックする日にその時の気持ちと向き合って短時間でバーっと書き上げたんです。だからこそ、感情がしっかり出ているかなって思います。</p>
<p> <br />
 <br />
<span style="font-size: 20px;"><strong>もっと良くしたい、だから毎日悔しい</strong></span></p>
<p><strong>——5Leafさんのリリックは、言葉数も多くて精密な印象を受けるんです。前に他のインタビューでお話を伺ったときは、「机に向かってリリックを書いている」とも仰っていたし、真面目に取り組んでいるんだなあ、と。リリックの書き方は変わらず？</strong></p>
<p>変わってないですね。でも、前に比べると、今は買い物や用事でどこかに行くとき、例えば運転中とかも結構いろんなものに目を向けられるようになって、それがリリックのインスピレーションになることが増えました。日常からやっぱり切り取るというか、自分の経験や感じたことをリリックにすることもあって。例えば、私は結構効率を重視して車を運転していて、いつもETCを使うんです。それって自分の性格を表しているところでもある。なので、ETCのレーンを通った時にふとリリックのフレーズが浮かんできて。</p>
<p><strong>——「0」に出てくる描写ですよね。「大事に使うtime、ケチらねーよ抜けるETC」って。</strong></p>
<p>はい。前は全然そんなことなくて。ノートに向かって「今出せるものを全部だそう」みたいに書いていたんです。その姿勢は今も変わってないんですけど、さらに視野が広がったというか。最近は、外に出ようという気持ちが強いです。</p>
<p><strong>——それは、ラッパーとして余裕が出てきたからなのでしょうか？</strong></p>
<p>余裕は全然ないし、今の自分にも満足できていないし、毎日悔しいんです。もっと良くしようと思っているので、「もっともっと」という気持ちから来ているのかも。</p>
<p><strong>——リリックにも「悔しい」という表現がいくつか出てきますよね。</strong></p>
<p>本当に悔しいです。もちろん、どの楽曲に対しても「その時に出せる100%が出せたな」って思うし、どの曲も全部、狙いにいって書いているものなんですけど、「これくらいは絶対に行こう」っていう細かい目標みたいなものがあるんですよね。「これまでの期間に、再生回数がこれくらい回っているといいな」とか。でもなかなか達成できないと「え、何で？」って気持ちになりますし、同じ期間に他のアーティストさんが曲を出して、1日で何十万回再生を叩き出していると「やっぱり悔しい！」って気持ちになりますよね。</p>
<p><strong>——今は全て数字で可視化されてしまうし…… ライブに対しても同様ですか？</strong></p>
<p>「もっとこうすればよかった」って毎回課題が残りますね。</p>
<p><strong>——中でも、満足度が高かったライブはありますか？</strong></p>
<p>本当にないんですよ。（2025年の）POP YOURSやツアーの後半からは、やっとステージを楽しむことができるようになりました。でもライブが終わって、後から動画を見ると「ここはこうすればよかった」って。ライブを通して伝えたいことは明確にあるんですけど、ライブでみんながキャッチしやすい言葉で話す、ということも全然まだまだだなって。</p>
<p><strong>——「23Club」では、ライブに挑む心境など織り交ぜながら「まだ足りない　でかい歓声とお前らの期待」ともラップしていますよね。この一年あまりで多くのステージを経験してきた5Leafさんならではの一曲だと感じました。</strong></p>
<p>ツアーはクラブを中心にまわるんですけど、そういう環境だと、（クラブに来ている客）全員が自分を見に来ているわけじゃない。「この大人数の中で、いったい」何人が自分の曲を聴きにきているんだろう？」って気持ちもあるんです。そういうことを考えると、（オーディエンスに対して）「自分のことを知ってもらおうという」という気持ちでいくのか、「カマしに来たぜ」みたいな気持ちでいくのか、そういうところは毎回迷うし、不安になります。ファンの方や会場のお客さんが、ライブの後にメンションしてアップしてくれた動画の中に書いてある言葉ーー例えば「この子、初めて観たけどカッコ良すぎる」とか、そういうところでしか、自分を外側から見ることができないから。</p>
<p><strong>——ラッパー・5Leafとして板についてきたのがまさに2025年だったのでは？生活も変わっただろうし。「hate me」では「声を上げ 今はラッパー」とも言い切っている。</strong></p>
<p>一番は、仕事を辞めたことが結構大きいです。去年の5月に辞めたんですけど、それまではうまく週末の土日を組み合わせたり有給を使ったりしながらスケジュールをこなして。ただ、職場の人は私が音楽活動をしていることは知っていたので、辞める時も明るく送り出してくれました。</p>
<p><strong>——仕事を辞めることを決意した瞬間はどんな感じだったのでしょう？</strong></p>
<p>ツアーの終盤くらい、沖縄でライブをした時に、マネージャーと結構アツく話し込んでいたんです。その時、仕事との両立は結構きついところもあるけど、お金のことも考えなきゃ、って気持ちもあった。でも、ライブのオファーとかも重なっていたし、ここでラップや音楽に対して妥協はしたくない、と思ったんです。「仕事があるから」って余計なことを考えながら、このチャンスを逃すのは絶対に嫌だと思って。それで沖縄から帰った日に、会社に電話して「辞めます」と。</p>
<p><strong>——今は、正真正銘、ラッパーとして生活しているわけですよね。変化はありましたか？</strong></p>
<p>（音楽に）集中できるようになったとは思います。プライベートも充実するから、メンタル的なところやマインドセットみたいなところも、音楽の方に寄せられているなと思います。</p>
<p><strong>——今回のEPもそうですが、コラボやフィーチャリングはとても少ないですよね。DJ RYOWさん名義の「Seikai」ではIFEさんと一緒に参加していましたが</strong></p>
<p>やってみたいなと思うアーティストさんはもちろんたくさんいるんですけど、やっぱり「5leaf」っていう自分の名前でちゃんと知ってもらいたいから、そこまでは自分だけで踏ん張りたいと思っているんです。</p>
<p><strong>——改めて、『En』というタイトルに込めたメッセージを教えてもらえますか？</strong></p>
<p>今のチームのみんなや友達ーー切れちゃった友達もいるんですけど、一人一人の出会いってすごいなって思うし、嫌いなやつと出会ったとしても、それすらも無駄にはならないと思う。そういう縁で、今の自分があるなって思うんです。そういった気持ちが強く込められたタイトルですね。</p>
<figure class="aligncenter">
<a data-caption="" data-fancybox="group1" href="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2025/11/pedaio1528347.jpg"><br />
<img decoding="async" src="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2025/11/pedaio1528347.jpg" alt="5Leaf" class="" /><br />
</a></figure>
<p> <br />
 <br />
<span style="font-size: 20px;"><strong>飽くなき挑戦 ＆ さらなる飛躍へ</strong></span></p>
<p><strong>——この後の5Leafについて、ある程度計画は決まっていますか？</strong></p>
<p>全然まとまってはいないんですけど、今年はアルバム『bud』とEP『En』を出して、マインドがもっと強くなったり、自分の中でも楽曲の作り方や書き方に関しても良くなったりしているなと思うんです。だから、それをもっと伸ばしていけるようにと思うし、たくさん知ってもらいたい。まずは、好きとか嫌いとかは置いておいて、5leafを知ってもらいたいんです。（自分の地元である）広島にいると、声を掛けてもらうことも増えたんですけど、まだまだもっと色んな人に聴いてほしいですね。</p>
<p><strong>——2025年を振り返ってどうですか？</strong></p>
<p>いろんなことに挑戦できましたね。仕事を辞めたこともそうですし、挑戦に対して今まで以上に、向き合うこともできたし。できることは挑戦しよう！って。それこそ『En』でChakiさんやDJ RYOWさんたちと向き合ったことも大きな挑戦でした。ちなみに、DJ RYOWさんも私もパグを飼っているんですけど、RYOWさんが「パグ友」と呼んでくれて嬉しかったです（笑）。</p>
<p><strong>——2026年1月には、いよいよWWWでのワンマンライブも控えていますよね。</strong></p>
<p>超楽しみですね。細かいところはこれから詰めていくんですけど、どんなライブにするのか考えるのも楽しみだし。今できることを200%くらい出し切りたいです。ワンマンライブって、全員が味方というか、5Leafのことを知ってくれた上で来てくれるわけじゃないですか。なので、いつもよりもっとちゃんと、自分が伝えたいことを届けたいと思っています。持ち帰ってもらうものが多くできたらいいなと思いますね。</p>
<hr>
<figure class="aligncenter">
<a data-caption="" data-fancybox="group1" href="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2025/11/itd1542722.jpg"><br />
<img decoding="async" src="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2025/11/itd1542722.jpg" alt="5Leaf『En』" class="" /><br />
</a></figure>
<p>EP『En』<a href="https://linkco.re/czpTQFu0" target="_blank">https://linkco.re/czpTQFu0</a></p>
<p> <br />
 <br />
<strong>5Leaf</strong><br />
<a href="https://www.instagram.com/5llllleaf/" target="_blank">Instagram</a><br />
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<p> <br />
 </p>
      ]]>
          </content:encoded>

          <dc:creator>
            <![CDATA[THE MAGAZINE]]>
          </dc:creator>
          <link>https://magazine.tunecore.co.jp/stories/607850/</link>
          <guid>607850</guid>
          <pubDate>Fri, 09 Jan 2026 17:55:00 +0900</pubDate>
          <gnf:modified>Fri, 09 Jan 2026 17:55:00 +0900</gnf:modified>

        </item>
                      <item>
          <title>
            <![CDATA[ARuMインタビュー　1stアルバム『Still ARuM』リリース ― 自分を認めて誰かを救うために握るペンとマイク]]>
          </title>
                    <description>
            <![CDATA[
        いくら稼いでも満たされないし、いくら研ぎ澄ましても弱さばかりが己の身に突き刺さる。それでも（あるいは、だからこそ）マイクを握り続けるのがラッパー・ARuMだ。2022年に活動を本格化させると、AMEBA『RAPSTA...        ]]>
          </description>
          <content:encoded>
            <![CDATA[
      <p>いくら稼いでも満たされないし、いくら研ぎ澄ましても弱さばかりが己の身に突き刺さる。それでも（あるいは、だからこそ）マイクを握り続けるのがラッパー・<a href="https://magazine.tunecore.co.jp/taglist/ARuM/">ARuM</a>だ。2022年に活動を本格化させると、AMEBA『RAPSTAR 2023』SELECTION CYPHERへの進出や楽曲「KATEI」がSNSで話題を呼ぶなど、着実に評価を高めてきた。そうして完成した待望の1stアルバム『Still ARuM』は、全11曲が演出抜きのドキュメンタリー。たった一人の声で言葉を繋ぎ、ARuMという人間の脆さも隠さずにその存在を証明する。話を訊くと、リリックの行間に沈む思いを掬い取るように、静かに応答してくれた。</p>
<p>取材・文：サイトウマサヒロ</p>
<p> <br />
 <br />
<span style="font-size: 20px;"><strong>中途半端な街の中途半端な自分を変えたHIPHOP</strong></span></p>
<p><strong>——HIPHOPとの出会いについて教えてください。</strong></p>
<p>HIPHOPを聴いてるっていう自覚はなくて、先輩たちの溜まり場で流れてる音楽っていう感じでしたね。中学の時、同級生にはヤンキーが一人もいなかったので、一個上の悪い先輩たちの家に泊まりに行くようになって。そこで流れてるのがEXILEかHIPHOP、みたいな。そこで先輩からKOHHを教えてもらって、TSUTAYAとかでCDを借りるようになって。KOHHがいなかったら（ラップを）やってないし聴いてないと思います。「iPhone5」を聴いた時に「こんな歌詞でいいの？」みたいな衝撃を受けて。綺麗事じゃないっていうか。それからANARCHYとか、日本語ラップをどんどんディグって。KOHHとANARCHYはずっと聴いてます。</p>
<p><strong>——HIPHOPに出会う前、熱中してたものってありますか？/strong></p>
<p>ないっすね、マジで。ヤンキー漫画はめっちゃ読んでましたけど。『ドロップ』『デメキン』『OUT』とか。</p>
<p><strong>——HIPHOPに出会って変わったことは？</strong></p>
<p>HIPHOPを聴いて理解していくにつれて、自分にピッタリじゃんって感じるようになって。悪いことをしててもそれが曲になったり、マイナスがプラスになっていくから。KOHHも家庭環境が悪かったりするじゃないですか。それもあって、俺に合ってるかもって思いました。で、高校に入ってから出会ったラッパーに、「お前もやれよ」ってラップをやらされたんですよ。俺はDJとかエンジニアがやりたかったんですけど、実際にラップをやってみたらドハマりして。初めて何かに夢中になれました。</p>
<p><strong>——何にも打ち込めなかった自分が。</strong></p>
<p>それまでは何やっても中途半端で終わっちゃってて。「俺、何ができるんだ？」と。勉強もできないし、サッカーもやってたけど面白くないし。不良もやってはみたけど、奥まで行くにつれて無理だなって。隣で友達が急にぶん殴られて血だらけになってるのとか見ると、ここでやって行ける気しないなって。そうやって何でも中途半端に終わってしまう自分に対する劣等感はありました。地元も、田舎でもないし都会でもないし、中途半端な街だったから。</p>
<p><strong>——地元の千葉・柏に対する思いは最新アルバムの収録曲「BedTownBoy」で語られていますね。僕も千葉出身なのですが、東京近郊のベッドタウンって、都心にアクセスしやすいからこそ現実的な閉塞感が漂っているような印象があります。</strong></p>
<p>まさにそうですね。田舎でもないし、都会でもないから、色がないじゃないですか。何もない田舎や都会の街には、特色があるから……ないものねだりなんですけど。</p>
<p><strong>——「東京に行ってやるんだ」みたいなエネルギーが湧く距離感でもないし。</strong></p>
<p>近いから「東京来てやったぜ」でもなく、かといって地元にシティ感があるわけでもない。</p>
<p><strong>——<a href="https://magazine.tunecore.co.jp/news/414862/" target="_blank">EP『TOKYO』</a>は東京に対する愛憎がテーマになっていました。</strong></p>
<p>なんだかんだ言って東京は憧れだし、好きな場所ですね。人も多くて活気になるし、ドラマや映画の舞台になるのも東京。でも、地元のこともちょっと好きになってきてて。離れてみると「ここはこっちの方が良い」っていうのが見えるようになって。空が広かったり、落ち着いていたり。</p>
<p></p>
<p> <br />
<strong>——そういったポジティブとネガティブの両面をリリックに落とし込むのがARuMさんらしさなのではないかと思います。先ほど家庭環境に関する話題もありましたが、楽曲「KATEI」でも語られていたハードな状況について、当時のことをお聞かせいただけますか。</strong></p>
<p>正直、断片的にしか覚えてないんですよね。そのイメージをそのまま曲にしたっていう感覚です。暗くて誰もいない、汚い家の中でボーッと立ってる自分とか。一番、人生のどん底でしたよね。でも俺がそれを気にしてたかっていうと、そこまで気にしてなかったと思うんですよ。</p>
<p></p>
<p> <br />
<strong>——それが当たり前になっていたというか。</strong></p>
<p>うん。そういう環境があって、気にしているわけではないけど、色んなことが重なって気持ちはどんどん沈んでいって。希望もないし、どうしようもなかった。何をどうすればいいかもわからなかったし、ただただ毎日を過ごすしかなかった。その中で『高校生ラップ選手権』とかヤンキー漫画みたいに夢中になれるものが、希望とまではいかなくても自分を支えてくれていた感覚はあります。</p>
<p><strong>——当時の体験は、今の活動や曲作りにどんな影響を与えていると思いますか？</strong></p>
<p>うーん。何か影響があるかというとあまりないと思います。「KATEI」を作って、そこで終わった感がある。</p>
<p><strong>——楽曲制作が過去の精算になると。</strong></p>
<p>そうですね。一種の消化で、モヤモヤしたら、絶対に曲を作って出しちゃう。そうすることで前に進めるっていう役割があると思います。</p>
<p><strong>——なるほど。2023年には単身ニューヨークに渡りましたが、現地での体験はいかがでしたか？</strong></p>
<p>とにかく、一人一人のエナジーが桁違いなんですよ。アーティストもですけど、街を歩いている人もめっちゃ生き生きしてる。ホームレスがドアを開け閉めしてチップを貰おうとしてたり、小さい子どもがお母さんと一緒に地下鉄でお菓子を売ってたり、そのハングリーさってヤバいなって。ハーレムとかに行くと、そこがHIPHOPそのものだから、「俺は本物にはなれないのかもしれない」とかも思いましたし。黒人のラッパーがこういう環境でやってきたと思うと、日本人がHIPHOPをやって本物になれるのかっていう悩みは抱きましたね。もちろん、ニューヨークでスタジオに入ってレコーディングをしたことは一つの自信にはなったんですけど、片や自信を失う場面もあって。考えさせられました。</p>
<p><strong>——そこで自分なりの落とし所は見つかったのでしょうか？</strong></p>
<p>日本人にしか作れないものっていうのは必ずあると思うんで。どっちがリアルとかじゃなくて、その土地ごとのHIPHOPの形があるから、僕は僕のHIPHOPを作ろうっていうのが今の結論です。</p>
<p><strong>——実際、ニューヨークでのレコーディングで環境の違いを感じる点はありましたか？</strong></p>
<p>DJ MUNARIさんに連絡してレコーディングをしたいって伝えたら、「ここに行け」ってブロンクスのスタジオの住所が送られてきて……画面の向こうでよく見るような光景だったから、マジかって。本場のクリエイターの前で今からラップをするぞっていう緊張感はあったし、日本では味わえない感覚でした。</p>
<p><strong>——ARuMさんのリリックはストイックで内省的なところが特徴だと思いますが、どのように書き進めているのでしょうか？</strong></p>
<p>そうですね、基本的には内面のことを書きます。スタジオでビートを流して、書きながら録って、っていう感じで。テーマがある曲だったら、ノートに絶対言いたいことと流れをバーっと書いて、でもノートを持ちながら録るのはダルいからまたiPhoneに打ち込む。</p>
<p><strong>——不思議とラッパーはいまだに紙とペン派の人が多いですよね。</strong></p>
<p>その方が頭の中と言葉が繋がってる感じがあるっていうか、ダイレクトにリリックが出てくる気がします。</p>
<p><strong>——リリックを書くという行為は、ARuMさんにとってどんな意味があるのでしょう？</strong></p>
<p>基本的に、リリースするために曲を作るっていうわけではなくて、もっと自然な行為というか。気持ちが溜まってきたら曲にする。そうするとスッキリします。もちろん普段考えてることしかリリックには出てこないんだけど、聴き返すと「これ、めっちゃ思ってるな」って改めて気付いたり。そうして自分の思いを消化してます。</p>
<p><strong>——ビート選びにはどんなこだわりがありますか？</strong></p>
<p>単純に、最初の2秒でカッコいいかどうかです。クラシカルな雰囲気のものが好きですね。</p>
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<span style="font-size: 20px;"><strong>ラッパーではなく一人の人間が生んだニューアルバム『Still ARuM』</strong></span></p>
<p><strong>——ここからはニューアルバム『Still ARuM』の話を。まずは作品を完成させてみて率直な手応えを聞かせてください。</strong></p>
<p>満足は全然してないです。まだ行ける。</p>
<p><strong>——やっぱりストイックですね。</strong></p>
<p>100点を付けたらそこで終わりなんで。</p>
<p><strong>——アルバムの構想はいつ頃から？</strong></p>
<p>1年くらい前に作ろうってことになって、いろんな曲を並べて、チームで「ここが足りないよね」「こういう曲がほしいよね」って話し合って、足りない部分を埋めていった感じですね。明確なテーマがあったわけではないけど、「ARuMがどういう人間なんだろう？」っていうのを知ってもらうことを大事にしてました。ラッパーとしてファイトポーズを取るというより、ありのままであろうと。</p>
<p><strong>——これまでの集大成というよりはこれからの第一歩という感覚の方が強いですか？</strong></p>
<p>そうですね。これで多くの人に届いてほしいです。</p>
<p><strong>——リリックの書き方やラップのアプローチに変化はありましたか？</strong></p>
<p>昔は歌詞を重視してたけど、今回は音も大事にしながら作りました。あとはあんまりありきたりなことは言わないようにしてて。「金を稼ぐ」とか……それがすべてではあるんだけど、違う言い回しを選んだり。誰とも被らないように心がけてましたね。</p>
<p><strong>——それは伝わってきます。作品全体を通して、生活についてもスキルについてもノーフレックスで。ブレイク前のラッパーでもスキルを誇ることは多いけど、 ARuMさんは「借りぐらしのBBoy」で「<i>もっと上手くなりてえラップ</i>」とこぼしている。</strong></p>
<p>昔は「俺のスキルがどうのこうの」みたいなラップをしてたこともあったんですけど……まあ、ラッパーなんだからラップ上手いのって当たり前じゃないですか（笑）。「俺、ラップ上手いぜ」って、バカみたいだなって。もっと上手い人、いっぱいいるし。普通にもっと上手くなりたいです。</p>
<p><strong>——その他にも「Honne」の「<i>悔しいのが本音 / もうこれ以上は負けたくねえ</i>」とか、弱さを認めて向き合うラインが印象的です。</strong></p>
<p>そういうラップをするのは苦しいけど、最近はそれが誰かの背中を押したりできたらいいなって思うようになりました。他人のためにやってるわけじゃないし、綺麗事みたいになったら嫌なんですけど。大前提は自分のためで、その先に誰かがいたらいいなって。</p>
<p><strong>——それはラッパー仲間とかに限らず、多くのリスナーに対して？</strong></p>
<p>そうですね。「Honne」は、何かを諦めようとしてる人に「行けるって」と声をかけるようなつもりで書きました。今まであまりやってこなかった比喩を交える書き方をしていて、新しい自分が見つかった感覚があるので、アルバムの中で一番好きな曲ですね。</p>
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<strong>——ARuMさんは自己との対話を続けている印象があったので、その話は少し意外です。</strong></p>
<p>でも、どんな曲だってそういうもんじゃないですか。他のラッパーの曲が自分のことのように聴こえたり。そうなればいいなって。</p>
<p><strong>——このアルバムを完成させたARuMさんは、ラッパーとしてどんな地点に立っていると思いますか？</strong></p>
<p>ここからって感じですね。今回はラッパーとしてというよりは人間として作った作品なので、次はラッパーらしい作品も作りたいし。とにかく人の心を動かすものを作りたいです。それが本物だと思うので。</p>
<p><strong>——まずはARuMさんが自分自身を知るためのアルバムだったのかもしれませんね。</strong></p>
<p>確かにそうかもしれないです。</p>
<p><strong>——そういう自己認識と『Still ARuM』というタイトルには関連性があるのでしょうか？</strong></p>
<p>そうですね。作品全体が揺れ動いていて、自分を見つめながら、迷いながら作ってた。それでもまだARuMでいるという意味で名付けました。</p>
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<span style="font-size: 20px;"><strong>地元の星になりたい</strong></span></p>
<p><strong>——今後の活躍も楽しみです。ARuMさんは今後どのようなラッパー像を目指していくのでしょうか？単にヒットを飛ばして成り上がるというだけでもないような気がするのですが。</strong></p>
<p>普通に金は欲しいっすけどね。貧乏のままは普通に嫌なんで。金を得た上で人の心を動かしたい。</p>
<p><strong>——やっぱりリスナーからの反応が大事？</strong></p>
<p>自分が満足するのも大事ですけど、自分が音楽に救われたように、次は僕がそっち側に立たないといけないのかなって。KOHHとかANARCHYを聴いてると、フィールするっていうか、共感できるんですよね。「<i>白いご飯に醤油かけて食べるのもうまい</i>」っていう歌詞（ANARCHY「Moon Child feat. KOHH」）に「わかるわ」ってなったり。</p>
<p><strong>——そんな同じ状況にいた人がスターになっているのは大きな希望ですよね。</strong></p>
<p>そうですね。だから地元の星になりたいですよね。俺みたいな子に、こういう道もあるって示したい。不良とか、何も持ってない子にもスポットを当てられるのがHIPHOPだから。彼らの生活を明るくできるような音楽を作っていきたいです。そのために、自分の認めきれない部分を受け入れたり変えて行ったりしないといけない。</p>
<p><strong>——そうして自分と向き合い続ける方法の一つがARuMさんにとってはラップなんですね。なんで自分がラップをやっているのか、考えることってありますか？</strong></p>
<p>あります。現状の答えは、金を稼ぐため、自分が誰かを救う側に行くため、あとは好きだから。</p>
<p><strong>——具体的に立ちたいステージや目標はありますか？</strong></p>
<p>WWWでワンマンをやりたいし、地元のPALOOZAでもワンマンやりたいですね。</p>
<p><strong>——最後に2026年の活動のビジョンを教えてください。</strong></p>
<p>2月にSSPっていうラッパーとミックステープを出します。その後にEP、アルバムも作る予定です。ライブもたくさんやりたいです。色んなところで。</p>
<hr>
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<a data-caption="" data-fancybox="group1" href="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2025/12/itdw1567154.webp"><br />
<img decoding="async" src="https://magazine.tunecore.co.jp/wp-content/uploads/2025/12/itdw1567154.webp" alt="ARuM『Still ARuM』" class="" /><br />
</a></figure>
<p>ARuM 1stアルバム『Still ARuM』 <a href="https://linkco.re/0asMDtgE" target="_blank">https://linkco.re/0asMDtgE</a></p>
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<strong>ARuM</strong><br />
<a href="https://www.instagram.com/arumcbksw" target="_blank">Instagram</a><br />
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<a href="https://www.youtube.com/channel/UCBa-4lFK7J6etbj2z9CxdIw" target="_blank">YouTube</a></p>
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            <![CDATA[THE MAGAZINE]]>
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          <pubDate>Tue, 23 Dec 2025 18:28:07 +0900</pubDate>
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