カキヒラアイ / Ai Kakihira & the HotDoggs インタビュー |多方面に秀でた音楽的才能を発揮するカキヒラアイが満を持してソロプロジェクトを始動【Who’s NXT】

2019.9.5

要注目のup-and-comerアーティストをエディターピックアップ = Who’s NXT(next)

今回の Who’s NXT アーティストは、長崎出身のコンポーザー/クリエイターとして活動する カキヒラアイ によるセルフプロデュースソロプロジェクト Ai Kakihira & the HotDoggs。INDEEAでの活動や、三戸なつめなどのサポート、UKOやEspeciaといったアーティストへの楽曲提供、アレンジ、プロデュースと、その音楽的才能を多方面で発揮してきたカキヒラアイが、満を持して始動したソロプロジェクト。


【Whos NXT】 カキヒラアイ / Ai Kakihira & the HotDoggs

 
About : カキヒラアイ

長崎出身のコンポーザー、クリエイター。

浮遊感漂うシンセサイザーとビートの中で、不思議と耳に残るメロディーを持った独特のサウンドメイクが話題を呼ぶ。

アーティストへの楽曲提供や、アレンジ、プロデュースを手掛けるなどの活動を経て、2019年6月、セルフプロデュースソロプロジェクト「Ai Kakihira & the HotDoggs」を立ち上げる。8月にソロ名義として初となる1st Single「IZON」をリリース。

現時点でのAi Kakihira & the HotDoggsは、作詞・作曲、アレンジメント、レコーディング、ミックス、マスタリングまでカキヒラが単身で作業するセルフ・プロデュースのベッドルーム・プロジェクト。

 
——カキヒラさんが音楽に親しむようになった経緯を教えてください。

母が昔エレクトーンの講師をやっていたので、産まれた時から自宅にエレクトーンがあって、つかまり立ちするくらいの時には音を鳴らしてたみたいです。

そういう育ってきた環境のお陰で幼い頃からずっと音楽に触れてきたのですが、漠然と音楽を好き、という気持ちはあるものの、自分が本当にやりたいことがわからない、みたいな感じでした。そんな自分にずっとコンプレックスを感じていて。それでも色々なご縁から音楽でお仕事させてもらえるようになって、自分が何者かわからないまま、譜面起こしでも、作曲でも、アレンジでも、鍵盤でも、コーラスでも、頼まれたら出来ることは何でもやりました。

 
——それからどのようなきっかけでプロジェクト Ai Kakihira & the HotDoggs を立ち上げられたのでしょうか?

わたしは鈍臭くてそんなに器用なタイプではないので、目の前にあるものに追われていたらいつのまにか歳とってて、パッと目の前にあるものがなくなったタイミングで、「あれ?私って誰?」ってなっちゃったんです。自分の存在意義がわからなくなってしまった。

「うわ、このままだとヤバいぞ」ってなって、そこからとことん自分自身と向き合って、インプットとアウトプットを繰り返す中で徐々に自分というものが見えてきて、それでようやく今回のソロを始動させることが出来たって感じです。

 
——そして先日1st Single「IZON」をリリースされたと。

今回初めてリリースした「IZON」は、聴く人によって色んな捉え方をしてもらえたらなぁと思います。人間、特に私みたいなタイプの人間の本能的なものを垂れ流してる感じですね。

音の話でいうと、焦点が合ってない感じを心掛けました。あと、ジャンルとか時代感はとことん無視しました。初期衝動的なものを音として残しておきたかったのと、自分自身の確立という意識もあり、一人で黙々とベッドルームで完結させました。


io54511aAi Kakihira & the HotDoggs IZON
Cover art : designed by Emi Uoya (@calligraphynote)

「IZON」 各配信ストア : https://linkco.re/9GYAQ6Rr

 
——カキヒラさんは、楽曲制作はどのようにされていますか?

アイディア的なものはけっこう四六時中考えてるんですが、夢うつつの時にいいアイディアが浮かんだりするんですよね。だから煮詰まったら寝て、わざとその状態を作ったりします。

あとはお風呂の中と古着屋。本当に「ヤッホー!」って感じで降ってくる時があるんですよ(笑)。

そしたらボイスメモか、ボイスメモできないシチュエーションだったらメモに”ドレミ〜♪”とか書いて残しておいて、その後ほぼPCで完結させます。

お金持ちになったら広いお部屋に住んで実機いっぱい並べたいです。

 
——まだ自分のことを知らない人にその特徴を伝えるとしたら?

「マイノリティな音楽ビッチ」でしょうか。

 
——カキヒラさんはどういったアーティストに影響を受けてきましたか?

色々なアーティストから色々な影響を受けているので、「これ!」って方はいないのですが、母が60〜70年代のソウルミュージックや、山下達郎さん、米米CLUBさんが好きだったので、その影響は大きいかもしれません。

 
——楽曲でいうと、どういった楽曲に影響を受けましたか?

Isao Tomita – Suite Bergamasque, Claire de Lune, No. 3 (冨田勲「月の光」)

冒頭の音を聴くだけで心が浄化されるというか、穏やかな気持ちになれるんです。散りばめられた一音一音に並々ならぬ魂を感じます。

 
Alan Menken – Part of Your World

幼少期、リトルマーメイドのVHSが自宅にあって、何度も何度も観てました。あの頃の漠然とした「憧れ」みたいな気持ちがこの曲には詰まっていて、いつ聴いても涙が出そうになります。たまに泣きます。

 
Bob James – Take Me To The Mardi Gras

Run-D.M.C.のサンプリングの方から知ったんですけど、とにかく遊び心が素晴らしくて、Stringsの動きなんかも本当にバランスよく主張されていて、めちゃくちゃ勉強になります。

 
Marvin Gaye – After The Dance (Instrumental)

官能的なシンセメロとバックオーケストラが絶妙に絡み合って、「あぁもう!Marvin!」ってなります。インストだから歌声出てこないんですけど(笑)。Marvinのこのムラムラした感じ?大好きなんですよね(笑)。

 
米米CLUB「Special Love」
この曲も幼い時から頭にこびりついていて、大人になってある程度知識量が増えてから聴くと、アレンジの気持ち良さに「うぉーーー!!!」ってなります。

 
The Stone Roses – Fools Gold

とにかく音像が最高にかっこいいです。ギターとパーカッションの絡みが抜群に気持ち良くて、これ聴いて街を歩いてると、自分イケてるって錯覚を起こし、風を切って歩いてしまいます。誰にも見られたくない。

 
Public Image Ltd. – Bad Life

幼少期から習い事として音楽をやってきた私にとって、パンクミュージックとの出会いは衝撃でした。この曲はPILの中でもポップな方だと思うんですけど、わたしはこのバランスがとても好きです。

 
——現在は、どういったことを意識して音楽活動をされていますか?

今はカッコつけすぎないようにしています。もともと嘘がつけない性格なので、それやってると自分が辛いんですよ。たまにさらけ出しすぎちゃって、後々「しまった…」、ってなるんですけど(笑)。

あとは考えを強要するような歌詞はなるべく書かないようにしています。意味を持ちすぎないようにしてるというか。

 
——今の音楽シーンに対して何か感じることはありますか?

なんかオシャレですよね。

 
——今後の活動の展望や予定を教えてください。

「Ai Kakihira & the HotDoggs」っていうアーティスト名はめっちゃいっぱいメンバーいそうなんですけど、現状わたし一人なんですよ。本当見切り発車もいいところですよね(笑)。でもこれから徐々に色んな人とやっていきたいですね。今のところ “& the HotDoggs” はバンドメンバー、というより、コラボしてくれる人ってイメージです。

今回は自分で歌ってるんですけど、ボーカルを立てて自分が歌わない曲もやりたいし、ギターやベースメインの曲があっても面白いかも。曲が溜まってきたら、名前負けしないようなワイワイしたバンド編成でライブしたいなぁとかも思ってるので、その時初めて”the HotDoggs”がバンドになりますね!!ぼちぼち頑張ります!!

 
——最後にメッセージを。

コラボしてくれるアーティスト、随時募集してます!!!

 

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