Dissecting Tableが「Pure Electronics」を配信開始
Dissecting Tableの「Pure Electronics」が配信開始された。今回、デジタル配信リリースされた楽曲は、「Five Minutes To Defeat (Binaural Recording)」「Age Of Suicide (Binaural Recording)」「Border Control (Binaural Recording)」「Mental Inequality (Line Recording)」「Bias (Line Recording)」「Repressed Memories (Line Recording)」となっている。
1曲目から3曲目がバイノーラル録音で、4曲目から6曲目がライン録音です。ヘッドフォンで試聴するとバイノーラル録音の音像は頭外定位して、ライン録音の音像は頭内定位します。是非、ヘッドフォンで試聴して立体音響をお楽しみ下さい。2024年12月6日に24チャンネルスピーカを用いたシンセサイザーシステムの演奏をバイノーラル録音しました。シンセサイザーシステムは、コンピュータ、universal serial bus (USB) 接続デバイス、ラインセレクタ、バッファ、フィルタ及び、ミキサーで構成されます。スピーカの配置は、2024年9月9日にアルバム”Random Noise Stimulation”の曲 “Hate Suppression”を録音した時とほとんど同様です。但し、後方のスピーカの床からの高さは、15.5cmから22.5cmに変更しました。スピーカが形成する長方形の重心にダミーヘッドマイクを配置して録音しました。前方のスピーカユニットはFostex社のFE166NV2を用い、左右のスピーカユニットはFE103NV2を用い、後方のスピーカユニットはP1000Kを用いています。1曲目でフィルタは、2つの状態変数フィルタ、デジタルディレイ及び、バイカッド回路を用いています。2つの状態変数フィルタは、状態変数フィルタ1と状態変数フィルタ2と呼ぶことにします。各フィルタの回路設計は異なるため、音色がユニークです。8つの前方のスピーカは、状態変数フィルタ1の出力信号を再生して、8つの左右のスピーカは、デジタルディレイと状態変数フィルタ2の出力信号を再生して、8つの後方のスピーカは、バイカッド回路の出力信号を再生します。それぞれ8つのスピーカは、ミキサーを用いて音源移動を行うことができるため、原音場で立体音響を再生することができます。各フィルタの音色は耳障りで不調和なため、24チャンネルスピーカから再生されるノイズミュージックは、試聴者に不安定な印象を与えます。
なお「Pure Electronics」は、Spotify、Apple Music、iTunes Store、LINE MUSIC、Amazon Music Unlimitedなどの音楽配信サービスで聴くことができる。
各配信サービス:Pure Electronics
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1:
Five Minutes To Defeat (Binaural Recording)
Dissecting Table
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2:
Age Of Suicide (Binaural Recording)
Dissecting Table
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3:
Border Control (Binaural Recording)
Dissecting Table
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4:
Mental Inequality (Line Recording)
Dissecting Table
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5:
Bias (Line Recording)
Dissecting Table
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6:
Repressed Memories (Line Recording)
Dissecting Table
配信開始日:2025-01-05
UPD organization
ジャンル:
インストゥメンタル /
エレクトロニック
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Dissecting Table
1966年生まれ。東京で1986年からDissecting Tableという名義でノイズインダストリアルミュージックの制作を開始して、1998年に、故郷の広島に戻り音楽活動している。主に自主レーベルUPD OrganizationとヨーロッパとアメリカのレーベルよりレコードやCD作品を発表してきた。初期、中期の作品は、シンセサイザー、サンプラーをシーケンサーで制御することで作品を制作していたが、2012年頃から、コンピュータでUSB接続デバイスから出力されるPWM信号を制御して音楽制作を行うようになる。現在は、独自のシンセサイザーシステムを開発しながら作品を制作している。
Dissecting Tableの他のリリース:Dissecting Table