Dissecting Table、「Erebos (binaural recording)」を配信開始

2024.8.8

Dissecting Tableが「Erebos (binaural recording)」を配信開始

Dissecting Tableの「Erebos (binaural recording)」が配信開始された。今回、デジタル配信リリースされた楽曲は、「Erebos (binaural recording)」となっている。

24チャンネルスピーカを用いてシンセサイザーシステムの演奏を行いました。スピーカは、横167cm、縦141cmの長方形を形成するようにスピーカユニットを内側に向けて配置します。8つの前方のスピーカは、床から高さ60cmに隣接して配置します。8つの後方のスピーカは、床から高さ30cmに隣接して配置します。左側のスピーカは、長方形の左辺に沿って第1から第4のスピーカを配置します。第1のスピーカは、先頭で床から高さ42.5cm、第2のスピーカは、前方から35cm、床から高さ36cm、第3のスピーカは、前方から70cm、床から高さ36cm、第4のスピーカは、前方から105cm、床から高さ30cmに配置します。右側の第5から第8のスピーカも左側のスピーカと同じように配置します。2入力、8出力のミキサーを用いて8チャンネルスピーカの音源移動を行います。ミキサーは、universal serial bus (USB) 接続デバイスから出力される制御信号を入力して音源移動を制御します。ミキサーは3つ用いて、前方の8つのスピーカ、後方の8つのスピーカ及び、左右の8つのスピーカを制御します。このシステムのフィルタは、白色化フィルタ、デジタルディレイ、複合型シンセサイザー及び、状態変数フィルタです。白色化フィルタと状態変数フィルタは2つ用います。これらの回路は異なるため音色も異なります。複合型シンセサイザーは、主に、ウィーンブリッジ発振器、乗算器、バイカッド回路及び、電圧制御回路で構成されます。複合型シンセサイザーは、ラインセレクタとバッファを経由してコンピュータシンセサイザーと接続することにより機能します。コンピュータシンセサイザーは、USBインターフェイスで接続するコンピュータとUSB接続デバイスで構成されます。このスピーカシステムは、前後のスピーカの高さが異なり、左右のスピーカの高さも緩やかな傾斜になっているため、音源定位の知覚が従来のスピーカシステムに比べ改善されました。このシステムの演奏は、スピーカが形成する長方形の重心にダミーヘッドマイクを設置して録音を行いました。是非、この曲をヘッドフォンで試聴して立体音響をお楽しみください。

なお「Erebos (binaural recording)」は、Spotify、Apple Music、iTunes Store、LINE MUSIC、Amazon Music Unlimitedなどの音楽配信サービスで聴くことができる。
各配信サービス:Erebos (binaural recording)

  • 1: Erebos (binaural recording)

    Dissecting Table

配信開始日:2024-08-08

UPD Organization

ジャンル: インストゥメンタル / エレクトロニック

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Dissecting Table

1966年生まれ。東京で1986年からDissecting Tableという名義でノイズインダストリアルミュージックの制作を開始して、1998年に、故郷の広島に戻り音楽活動している。主に自主レーベルUPD OrganizationとヨーロッパとアメリカのレーベルよりレコードやCD作品を発表してきた。初期、中期の作品は、シンセサイザー、サンプラーをシーケンサーで制御することで作品を制作していたが、2012年頃から、コンピュータでUSB接続デバイスから出力されるPWM信号を制御して音楽制作を行うようになる。現在は、独自のシンセサイザーシステムを開発しながら作品を制作している。

Dissecting Tableの他のリリース:Dissecting Table