Googleナレッジパネル活用 Part.2 “Posts on Google” | アーティストGoogle検索結果ページにSNS感覚で最新情報をポストする方法
以前、THE MAGAZINEにおいてアーティスト活動サポートのTipsとしてGoogleでのアーティスト名の検索結果に表示されるナレッジパネルの活用方法をご紹介しました。
参照:Googleナレッジパネル活用 | アーティスト自ら検索結果(ナレッジパネル)を編集し、最新&正確な情報を届ける
上記の記事内では、アーティストとしてGoogleから認証を受けて、ナレッジパネルの内容を自ら編集し、興味をもって検索してくれた人に正確な情報を伝えるやり方をお伝えしましたが、今回はそこからさらに1歩踏み込んだ活用方法を提案します。
関連記事 : ストリーミング時代の音楽活動で知っておきたいこと
Posts on Googleとは
読者の中には、サッカー、例えばプレミアリーグが好きな方はいますか? クラブの最新情報を追うために、SNSをフォローしているかもしれませんが、試しにGoogleでクラブの名前を検索してみてください。恐らく、ナレッジパネルの中に、クラブからのかなり頻繁なポストを見つけることができると思います。そこには、試合に関するニュースはもちろん、動画や写真の最新情報が日々投稿されています。この機能が Posts on Google となります。
上記で、「Liverpool FC on Google」として表示されている部分がPosts on Google の投稿です。
この機能、実はミュージシャンでも使うことが可能となっています。下記にいくつか事例をご紹介します。
音楽アーティストの活用事例
海外アーティストの例
Dua Lipa (動画)
Blink-182
Sebastian Bach
Vanessa de mata
国内アーティストの例
国内でも、例えばLick-Gはこの機能を活用しています。Lick-Gは、今年YouTubeが注目するアーティストをピックアップする企画 「Artists to Watch」 にも選出され、先日、YouTubeのバックアップのもとに制作されたMV「ハロウィーン」を公開後、早速ナレッジパネルにポストしています。
Lick-G – ハロウィーン (Official Music Video)
https://linkco.re/329U1T4T
他にも、海外からも注目度の高いMoNa a.k.a Sad Girl も積極的な活用が見られます。
MoNa a.k.a Sad Girl – Angel Baby ’19 [Music Video]
これらアーティストは、プロモーションとしてツアー情報やMVをアップしたり、インスタ感覚で写真をアップしていたり、まさにSNSと同様のスタイルで活用していることが分かります。Posts on Google のメリットは、スマホでGoogle検索した場合、検索結果の上部に表示されるので、検索で興味を持ってもらった人にコンテンツを速攻リーチさせる方法として相当効果的です。
さらに、このポスト自体をSNSなどでも共有できるので、そのままTwitterにポストし、詳細な情報を伝えることも可能です。
↓ Posts on Google をTwitterでシェアした場合
機能自体は、海外で2018年3月に開放されており、アーティストやそのマネジメントは状況に応じて活用しています。
利用方法
Googleの認証が前提となりますが、認証を受けた後に、管理画面ログインし「投稿を作成」を選択、クリックします。作成できる投稿として、「ストーリー」、「記事」「動画」、「イベント」、「アンケート」の5種類のポストが可能となっています。
「ストーリー」はいわゆる、Instagramのストーリーのようなポスト。
「記事」では、テキストを入力し情報を伝えます。インスタのようなちょっとした写真のポストから、大規模なツアー情報まで、工夫次第で様々なインフォメーションを伝えることができます。アルバムや楽曲を追加することもできます。
「動画」では、YouTubeにアップしたMVなどをシェアできます。
「イベント」では、ライブなどのイベントに関する詳細な情報(開催日時、場所)を入力、シェアできます。
「アンケート」では、Twitterのアンケートポストをイメージするといいかもしれません。ファンと交流するのに役に立ちそうです。
これらのポストは、公開する前にプレビューも可能になっているので、安心して利用ができますね。
デジタルディストリビューションの普及により、音楽作品のリリースのハードルは低くなり、その分、リリース自体のプレゼンスも同じく下がっています。そういった中で、楽曲のクオリティやライブのパフォーマンスはもちろん、それに付随する部分でも、いかにアーティストとして自らのプレゼンスを高めることができるか。こういったことも、ストリーミング時代の音楽活動においては重要になっています。
source: Posts on Google
※本記事は、2019年6月時点のGoogleの仕様に基づいて作成しています。