A.Y.A、Hayashi Masatoや18scottを客演に迎えたニューアルバム『Uncured』を配信開始
シンガーソングライターA.Y.Aの3枚目となるフルアルバム『Uncured』が配信開始された。
本作品は、UKガラージやハウスといったダンスサウンドとR&Bやヒップホップを融合させた新機軸を用いた作風となっており、エクスペリメンタルなエレクトロニカや、幼少期から慣れ親しんだオルタナティブミュージックの要素も反映させたものとなっている。メインプロデューサーにはTAEYOなどの作品も手掛けているDroittte、過去作「White Lines」などにも携わったhaqu、洗練されたサウンドメイクが評価を集めるKRICKを迎えた。さらに客演として参加したHayashi Masatoや18scottらラッパーは本作品の要となるダンスサウンドとヒップホップを繋ぐ重要な鍵となっており、両者ともに迫力満点のヴァースを披露している。
徹底的に洗練された個が尊重される反面で、孤独な立場になることが増えつつある現代だからこそ、ダンサブルでありながらもソウルフルな表現を目指して製作された本作。日本語と英語をしなやかに行き来する歌詞には、混沌とした時代を生き抜く市井の女性の姿が隠されており、あらゆる「当たり前」が崩壊し変化していく超資本主義都市の様相を表現している。今回の作品について、A.Y.A自身は「停滞感がある現状の中で、聴いた人がハッとするような新鮮なサウンドを作りたかった」と語っている。
『Uncured』各配信ストア : https://linkco.re/d8BFQzqP
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1: Drum Machine
A.Y.A
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2: Solo
A.Y.A
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3: Resistance
A.Y.A
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4: Ave Maria (feat. Hayashi Masato)
A.Y.A
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5: New Bugatti (feat. 18scott)
A.Y.A
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6: Afterparty
A.Y.A
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7: Aliens Are Nearby
A.Y.A
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8: Feel
A.Y.A
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9: Distance
A.Y.A
A.Y.A
A.Y.A(エーワイエー)。エッジーなビートの上を自由自在に泳ぐコケティッシュでアンニュイな歌声と、洋楽仕込みのソングライティングが魅力のSSW。
2018年7月に発表のシングル「gravity」は、日本人としては初めてWAVEミュージックを取り入れた楽曲として、Spotify(US)のオフィシャルプレイリスト「Friday Cratediggers」や、UK・ロンドンを拠点とするプロデューサーKarefulにもピックアップされる等、国外でも高評価を獲得。
同年11月には DJ CHARI とのコラボレーション楽曲「eclipse」を発表。翌年 11 月にリリースされた EP「Lil Romance」では、スウィートなオルタナティブ R&Bサウンドを展開し、一躍音楽好きの注目を集める存在となる。
また、幅広い音楽への造詣の深さを活かし、インターネットラジオ「WREP」でも MC を担当中(毎週木曜18:00)。
2020年6月には盟友Drivxsと共にアルバム「Mercury Retrograde」を発表。ビートミュージックとオルタナティブR&B、ヒップホップを融合させ、ダークなトーンで統一した実験的な音楽性と共に、新たな女性像を提示してみせるなど、日本では有数の、現行シーンとの時差を感じさせない次世代アーティストの一人である。
A.Y.Aの他のリリース:A.Y.A