ヨシダジンが「逃避行」を配信開始
ヨシダジンの「逃避行」が配信開始された。今回、デジタル配信リリースされた楽曲は、「本能」「逃避行」となっている。
「逃げるは恥だが役に立つ」というテレビドラマが流行ったのは、もう10年近く前になるだろうか。
似た言葉に「逃げるが勝ち」という言葉もあるが、こうした考え方に対して、真に共感できるようなったのは、実は、ごく最近のことである。
特に、私が10代の頃は、とにかく「逃げるな」「諦めるな」「やり遂げろ」といった言葉や思想が、蔓延していたように感じる。
学校や習い事、部活動はもちろん、テレビドラマにおいても、「頑張っていれば、夢は必ず叶う」というムードが漂っており、それは、自身の周りの環境を構成していた。
私自身も、そのようなムードに流されつつも、極めて運の良いことに、実に素晴らしい成功体験を積んできた。
…我々は誰しも、幼少の頃に思い描いた「夢」を自覚することなく、諦めていく。もっと正確に言えば、社会や競争という現実に打ちのめされ、「夢」は、実現可能性を考慮した「ユメ」へとすり替えられ続ける。
それは、人間が、環境への適応を非常に得意とする生き物だからである。我々は、我々自身の手によって、社会が求める形に矯正されていく。
一方、社会に適応できずに、どこかで「ユメ」のすり替えに失敗した人間達は、異常者と見なされ、「社会や現実から逃げるな」といった罵声を浴びることになるだろう。(もっとも、ごく一部の「夢」を叶えた偉人達はその限りではないが)
…私は、「頑張っていれば、夢は必ず叶う」という意見を、真っ向から否定したいわけではない。ただこの意見は、おそらく、常に正しいわけではない。
私が言いたいのは、「夢を叶える唯一の方法とは、決して辞めないことである」ということだ。
「夢」に終わりなどないのである。
頑張る必要はない。
時には逃げてもいい。
特に、自分にとって、安全ではないと感じられる環境や場所からは、可能な限り早急に、逃げるべきである。
…よく考えてみると、「逃げる」という行為は、我々が思っているよりも、スピリチュアルで直感的な行為なのかもしれない。
それは、動物にとって「逃げる」という行動をする瞬間とは、天敵に狙われ、生死がかかっている瞬間であるからだろう。
…この文章は、主に自分自身に向けて書いている。なぜなら、私は元来、「逃げる」という行為を苦手としているからだ。
本能に従って、己の生存を脅かす存在から逃げ続けよう。逃げ回って生き残ろう。「夢」の中で生き延びよう。
それは、恥ずべきことではない。資産や地位、容姿等は問題ではない。勝ち組か負け組かなんてどうでも良い。生存だけが我々の勝利なのだ。逃亡こそが我々の希望なのだ。
なお「逃避行」は、Apple Music、Spotify、LINE MUSIC、iTunes Store、Amazon Music Unlimitedなどの音楽配信サービスで聴くことができる。
各配信サービス:逃避行
配信開始日:2026-02-18
ジャンル:
ブルース /
ロック /
ワールド
配信ストア:
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ヨシダジン
1998年生まれのシンガーソングライター兼マルチプレイヤー。2023年より自主制作でのソロ活動を開始。都市生活の哀愁をブルース・ポストパンク・歌謡曲・クラシックロック等のムードを通して表現。
ヨシダジンの他のリリース:ヨシダジン