GROUND REVERSE、「RE20」を配信開始

新曲情報
2021.12.25

GROUND REVERSEが「RE20」を配信開始

GROUND REVERSEの「RE20」が配信開始された。今回、デジタル配信リリースされた楽曲は、「Empty Cosmos Dumpty 2」「Ground Reverse 2」「Kaizou」「Labyrinth2021」「Mifuma (feat. Mifuma)」「Peggy's Dream」「Teuchi」となっている。

GROUND REVERSE
再始動。 20年振りとなる新作『Re20』が完成。 ManatholとJody Tenkuが1995年に結成した双頭ユニットGROUND REVERSE
。 その後の日本のアンダーグラウンド・シーンの指標となった歴史的コンピレーション『響現 Kyogen』(2000年作) にGROUND REVERSE
名義で楽曲を収録。(同作品にはManatholソロ名義でも収録有り) 翌2001年にGROUND REVERSE
として12インチ『GROUND REVERSE』、そしてアルバム『TENGAKU』を発表。 GROUND REVERSEとしてのその後の動向に注目が集まる中、活動は長い休止期間に突入する。 Manatholはソロ名義はもちろん数々の変名プロジェクト、プロデューサーやリミキサーとしても活躍し、数多くの作品のマスタリングも手掛ける。2008年作のファーストアルバム『BAKETO』(※ アートワークは近年のAdrian Sherwood作品も手掛けるRika Ishii)、2019年にはブレイクス集『HIGHWAY HIGH BREAKS』をリリース。MERZBOW a.k.a Akita Masamiとのライブでの共演や、AUTECHRE東京公演でのフロントアクトとしての指名等、シーンの中では別格の存在として知られている。 Jody Tenkuは、異能録音集団Tengaku DUBの首謀者として活動。Audio Activeの遺伝子を引き継ぐ存在としてシーンでも活躍。 ギタリストとしては、女性ヴォーカルSakiとのユニットThe Factors名義でのリリースやFuji Rock FesやBurning Man 2018(USA)にも出演。Kenji Jammer & K.U.D.Oプロデュースでリリースした作品も話題となる。またから『KANKYO ONGAKU』のリリースで近年再評価が高まる日本のアンビエント・シーンを牽引した偉大なる父(Fumio Miyashita)の死をきっかけにBIWA Studioを引き継ぎ、Recording&Mixing Engineerとしても活躍。その手腕は手掛けた作品の数やスタジオを愛好する多くのバンドの存在が物語っている。 2020年に突如囁かれ出したGROUND REVERSE
の20年振りの復活の噂は、2021年夏に7曲の完成を持って一気に真実となる。 自身への20年越しの返答として『Re20』と名付けられた本作で本格的な再始動となるだろう。 ---------------------------------------- ----------------- ----- 以下、鬼畜生によるライナーノーツ Ground Reverse、再始動。 ManatholとJody Tenkuからなるこのユニットは2001年に今なお輝く1stアルバム「Tengaku」をリリース。 その衝撃はブレイクビーツやエレクトロニカの文脈で片付けてしまう事を躊躇する凄まじいインパクトで、アルバム全体に通低する緊張感とシャーマニックな空気感が高まっていく構成は自分の中にある電子音楽の水準を一気に更新した。 そこから20年、遂に発表された新作。 紛れもなくGround Reverseの音でありつつ、再始動までの間も各々で活動していた事を実感させられる内容だ。 ビートもメロディも更にアブストラクトな佇まいで吹き抜ける風の様に流動的だが、全体のアンサンブルは一貫したムードを貫いている。 中でも12分以上の大作「Ground Reverse2」は今作を象徴している。 硬質な音の連なりが紡ぐビートは有機的な曲線を描き、一定の規則性を持続しながら変化していく様相はどこか狩猟的な冷徹さや孤独感、清廉な美しさ、何かを追い続ける意思を想起させる。 それらのバランスが生むプリミティブな磁場に感情の様なメロディが射し込み、研磨された音の隙間へのめりこんでゆく。 それでいてどこか覚めた感覚というか、前作のある種幻惑的な佇まいに対し、今作では現実と地続きの目線で鳴らされたリアルな風通しがある。 そのムードは「Kaizou」のポリティカルなサンプリングや「Labyrinth2021」の曲名から窺える時代感覚といったダイレクトな部分だけでなく、アルバム全体の音像に浸透している。 今の時代の荒涼とした世界の空気。 あらゆる情報が抽出されて渦巻くインターネットのカオスは加速度的な速さで日常にフェードインし、SNSの価値観で現実を規定する人々の姿は既に見慣れた光景となり、世界は情報化の度合いを増し続けている。 しかし、人間の営みはあくまで生身だ。 情報はセルフィーに限らず加工されるが、それは生活との間に歪みを生じさせる。 そのコントラストを俯瞰した時に映る混濁や陰影、時代の表情をスケッチしたかの様な肌触り。 音楽はあらゆる意味で反響する鏡だ。 音を聴いて感じる事は外側から一方的にもたらされるものではなく、己の中の何かが触発され融和した結果でもある。 貴方はどう感じるだろう。 複雑に呼応し合う音のレイヤーが無言の自分を暴いていく感覚。 ダークだが絶望ではなく、ひたすらに今が描写されていく。 これは望めば血肉になる音楽。

なお「RE20」は、Apple Music、Spotify、iTunes Store、LINE MUSIC、Amazon Music Unlimitedなどの音楽配信サービスで聴くことができる。
各配信サービス:RE20

RE20
  • 1: Empty Cosmos Dumpty 2

    GROUND REVERSE

  • 2: Ground Reverse 2

    GROUND REVERSE

  • 3: Kaizou

    GROUND REVERSE

  • 4: Labyrinth2021

    GROUND REVERSE

  • 5: Mifuma (feat. Mifuma)

    GROUND REVERSE

  • 6: Peggy's Dream

    GROUND REVERSE

  • 7: Teuchi

    GROUND REVERSE

配信開始日:2021-12-25

Tengaku Rec.

ジャンル: エレクトロニック / オルタナティブ / ダンス

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GROUND REVERSE

GROUND REVERSE

GROUND REVERSE
再始動。 20年振りとなる新作『Re20』が完成。 ManatholとJody Tenkuが1995年に結成した双頭ユニットGROUND REVERSE
。 その後の日本のアンダーグラウンド・シーンの指標となった歴史的コンピレーション『響現 Kyogen』(2000年作) にGROUND REVERSE
名義で楽曲を収録。(同作品にはManatholソロ名義でも収録有り) 翌2001年にGROUND REVERSE
として12インチ『GROUND REVERSE』、そしてアルバム『TENGAKU』を発表。 GROUND REVERSEとしてのその後の動向に注目が集まる中、活動は長い休止期間に突入する。 Manatholはソロ名義はもちろん数々の変名プロジェクト、プロデューサーやリミキサーとしても活躍し、数多くの作品のマスタリングも手掛ける。2008年作のファーストアルバム『BAKETO』(※ アートワークは近年のAdrian Sherwood作品も手掛けるRika Ishii)、2019年にはブレイクス集『HIGHWAY HIGH BREAKS』をリリース。MERZBOW a.k.a Akita Masamiとのライブでの共演や、AUTECHRE東京公演でのフロントアクトとしての指名等、シーンの中では別格の存在として知られている。 Jody Tenkuは、異能録音集団Tengaku DUBの首謀者として活動。Audio Activeの遺伝子を引き継ぐ存在としてシーンでも活躍。 ギタリストとしては、女性ヴォーカルSakiとのユニットThe Factors名義でのリリースやFuji Rock FesやBurning Man 2018(USA)にも出演。Kenji Jammer & K.U.D.Oプロデュースでリリースした作品も話題となる。またから『KANKYO ONGAKU』のリリースで近年再評価が高まる日本のアンビエント・シーンを牽引した偉大なる父(Fumio Miyashita)の死をきっかけにBIWA Studioを引き継ぎ、Recording&Mixing Engineerとしても活躍。その手腕は手掛けた作品の数やスタジオを愛好する多くのバンドの存在が物語っている。 2020年に突如囁かれ出したGROUND REVERSE
の20年振りの復活の噂は、2021年夏に7曲の完成を持って一気に真実となる。 自身への20年越しの返答として『Re20』と名付けられた本作で本格的な再始動となるだろう。

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