Dissecting Table、「Depuration Of Despair」を配信開始

2023.10.23

Dissecting Tableが「Depuration Of Despair」を配信開始

Dissecting Tableの「Depuration Of Despair」が配信開始された。今回、デジタル配信リリースされた楽曲は、「Convulsion Fit」「Mixed Intelligence」「Stomach-Churning Sight」「Brain-Death Diagnosis」「Disconnection」「Feel My Anger Fading」となっている。

開発したシンセサイザーシステムは、主に、コンピュータ、universal serial bus (USB) 接続デバイス、ラインセレクタ、バッファ、フィルタ及び、ミキサーで構成されています。コンピュータとUSB接続デバイスはUSBインターフェースで接続されています。USB接続デバイスから出力されるpulse width modulation (PWM) 信号は、ラインセレクタとバッファを経由してフィルタに入力されます。バッファから出力されるPWM信号は、P0、P1、P2、P3です。それぞれ3つの信号をバッファから出力して、合計12のPWM信号を出力します。３つのランダム信号または、low-frequency oscillatorによる変調信号と２つのリズム信号を含んだ5つのPWM信号があります。ラインセレクタは、USB接続デバイスから出力される4つの制御信号を用いて、USB接続デバイスの出力とバッファの入力の接続を変更して、P0、P1、P2及び、P3のPWM信号の種類を変更します。1曲目は、サレンキー回路を用いて演奏しています。サレンキー回路は、LPF、HPF及び、BPFで構成されます。アナログフォトカプラに制御信号を入力して、LPFとHPFの遮断周波数とBPFの中心周波数を制御できます。サレンキー回路の入力信号はP0、LPFの制御信号はP1、HPFの制御信号はP2です。BPFの制御信号は、論理回路を用いてP1とP2の論理積を行った信号です。LPF、HPF及び、BPFの出力信号を加算した信号がサレンキー回路の出力信号です。LPF、HPF及び、BPFの出力信号は、スイッチで絶縁することができます。ラインセレクタでP0、P1、P2及び、P3の信号の種類が変更され、P1とP2は、非同期で断続的にバッファから出力されます。そのため、サレンキー回路の出力信号は、複雑に変化する発振音になります。

なお「Depuration Of Despair」は、Spotify、Apple Music、iTunes Store、LINE MUSIC、Amazon Music Unlimitedなどの音楽配信サービスで聴くことができる。
各配信サービス：Depuration Of Despair

Depuration Of Despair

  • 1： Convulsion Fit

    Dissecting Table

  • 2： Mixed Intelligence

    Dissecting Table

  • 3： Stomach-Churning Sight

    Dissecting Table

  • 4： Brain-Death Diagnosis

    Dissecting Table

  • 5： Disconnection

    Dissecting Table

  • 6： Feel My Anger Fading

    Dissecting Table

配信開始日：2023-10-23

UPD organization

ジャンル： インストゥメンタル / エレクトロニック

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Dissecting Table

Dissecting Table

1966年生まれ。東京で1986年からDissecting Tableという名義でノイズインダストリアルミュージックの制作を開始して、１９９８年に、故郷の広島に戻り音楽活動している。主に自主レーベルUPD OrganizationとヨーロッパとアメリカのレーベルよりレコードやCD作品を発表してきた。初期、中期の作品は、シンセサイザー、サンプラーをシーケンサーで制御することで作品を制作していたが、2012年頃から、コンピュータでUSB接続デバイスから出力されるPWM信号を制御して音楽制作を行うようになる。現在は、独自のシンセサイザーシステムを開発しながら作品を制作している。

Dissecting Tableの他のリリース：Dissecting Table

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