ザ・レディ・シェルターズ、「トリプルセック・スーパーノヴァ」を配信開始

2023.11.20

ザ・レディ・シェルターズが「トリプルセック・スーパーノヴァ」を配信開始

ザ・レディ・シェルターズの「トリプルセック・スーパーノヴァ」が配信開始された。今回、デジタル配信リリースされた楽曲は、「トリプルセック・スーパーノヴァ」となっている。

【非意味としての《クワトロセック・ウルトラノヴァ》】 2023年は11月に入ってもヤケに暖かい。10月の下旬は、ローリング・ストーンズの18年ぶりの新譜で大騒ぎだったし、その少し後にはビートルズの最後の新曲も発表された。 TLSは?というと、10月29日に大宮ソニックシティ大ホール(座席数2505)で開催された、レッド・ウォーリアーズ主宰のフェスでのパフォーマンスが評判となり、ライブハウス公演中の「5枚目のアルバムの制作に入っている」との発言も注目を集めていた。 そんな或る夜、唐突にTLSから一曲分のデータが送信されて来た。《トリプルセック・スーパーノヴァ》と云うタイトルだ。私はテーブルの上に在った事務用のヘッドホンをノートパソコンに繋いで50秒ほど聴いて、、、ヤメた。想像していた音とアマリニモ違っていたからだ。 私はデータをCD規格に半解凍すると白盤を持って近所の友人宅に向かった。30年ほど前のJBLのスピーカーとマッキントッシュのパワーアンプが合うと思ったからだ。 〈中略〉 彼女たちの実質的なデビュー曲《ローリング・サンダー・デビュー》を次元違いで凌駕していると思った。あの曲もTLSのレパートリーの中では異端だったが、こちらでは、何というか、1970年前後と1990年代が、80年代をスッ飛ばして有機的に結び付いている様に感じられる。 後半になるに連れ、心と腰廻りを撃ち抜いて来る【色気滴る漢】ミスター=ケント氏のベースと、元来アナログな私たちの全細胞を鼓舞し《喜びの灯り》で照らす【リズム妖精】アカリ氏のドラムは、共に70年代的だし、随所に精妙な隠し味として効いているウワモノ勢は時に《黄金の調子はずれ》、で60年代的だ。 そういえば前回、クリック(メトロノーム)の効用を疑う、と発言していたTLSは、今回なんとチューニング自体や【ミスタッチの排除の排除】まで考察していると云っていた。 〈中略〉 美月氏の歌唱は、彼女の《リトル・ベリー以前》に有った【ネオ・キャンディ・ヴォイス】を数倍、縦横無尽に進化させたヒラウタ部分と《ローリング・サンダー・デビュー》を繊細かつ大胆に上回る、焦燥感・切迫感に満ちたサビ部分、の両刀で我々の心を捉えて離さない。 しかも時を経て感動を与え続ける【極上のナチュラルさ】、を兼ね備えている。 〈中略〉 私は土手に座りホテッタ心を冷やすため、秋の月に照らされた武蔵野のススキと暗く光る水面を眺めていた。 私はその場で緊張しながら青野時空氏に連絡すると「今度のアルバムは全体的にダークなトーンなの?」とオソルオソル訊いてみた。彼は「そんなことナイっすよ〜、HYPERで明るいでーす」と素っ気なく言うと、早々に電話を切った。才能溢れる若者たちはとても忙しいようだ。。 あ、こうも言っていた。 「ライブハウスのステージこそが僕ら4人の《生活の頂点》なんです。美月サンが【ステージ】って歌うサビの二箇所、特に聴いて欲しいですね」 私は《サンづけかよっ》と少しだけ、、思った。 秋の夜の風が涼しく水面を渡っていった。 冬になれば5枚目のアルバムの詳細が明らかになるだろう。 2023年11月 ロックンロール愛好者 ホワイト・フォース・ジュニア

なお「トリプルセック・スーパーノヴァ」は、Spotify、Apple Music、iTunes Store、LINE MUSIC、Amazon Music Unlimitedなどの音楽配信サービスで聴くことができる。
各配信サービス:トリプルセック・スーパーノヴァ

トリプルセック・スーパーノヴァ
  • 1: トリプルセック・スーパーノヴァ

    ザ・レディ・シェルターズ

配信開始日:2023-11-20

TLS Records

ジャンル: J-Pop / フォーク / ロック

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ザ・レディ・シェルターズ

ザ・レディ・シェルターズ

2019年3月結成。 彼女達の音楽性、ファッション性、全てにおいて 「心の底からロックンロールが好きなんだ」という愛を感じずにはいられない。 美月の甘辛系のヴォーカルに 吉田アカリ、KentoのオーセンティックなR&Rビートで JICOOが描く"古き良き"と"彼の新解釈"が上手に料理された世界を表現する。 洋楽ロックファンはもちろん、近年のロックバンドを聴いている人にも 新鮮に感じる要素が盛りだくさんなのではないだろうか。 YOUTUBEチャンネル、"THE LADY SHELTERS" では ザ・ローリング・ストーンズやザ・フーを はじめとした洋楽カバー動画を公開している。

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