Dissecting Tableが「There Is No Absolute And Definitive Truth」を配信開始
Dissecting Tableの「There Is No Absolute And Definitive Truth」が配信開始された。今回、デジタル配信リリースされた楽曲は、「Everlasting Truth Part 1 (Binaural Recording)」「Everlasting Truth Part 2 (Binaural Recording)」「If I Die In Peace, So Be It (Line Recording)」となっている。
2024年11月16日に24チャンネルスピーカを用いたシンセサイザーシステムの演奏をバイノーラル録音しました。是非、ヘッドフォンで立体音響をお楽しみください。シンセサイザーシステムは、コンピュータ、universal serial bus (USB) 接続デバイス、ラインセレクタ、バッファ、フィルタ及び、ミキサーで構成されます。スピーカの配置は、2024年9月9日にアルバム”Random Noise Stimulation”の曲 “Hate Suppression”を録音した時とほとんど同様です。但し、後方のスピーカの床からの高さは、15.5cmから22cmに変更しました。スピーカが形成する長方形の重心にダミーヘッドマイクを配置して録音しました。フィルタは、複合型シンセサイザー、デジタルディレイ、白色化フィルタ、バイカッド回路及び、状態変数フィルタを用いています。1曲目と2曲目は同じ曲ですが、1曲目で白色化フィルタを用い、2曲目でデジタルディレイを用いています。複合型シンセサイザーは、主に、白色化フィルタ、ウィーンブリッジ発振器、乗算器、バイカッド回路、電圧制御回路で構成されます。入力信号は、白色化フィルタとウィーンブリッジ発振器をカスケード接続した回路に入力します。このウィーンブリッジ発振器は、入力信号を変調することができます。複合型シンセサイザーは、バッファとライセレクタを経由してコンピュータシンセサイザーと接続して形成されます。コンピュータシンセサイザーは、コンピュータとUSB接続デバイスをUSBインターフェイスで接続して形成されます。複合型シンセサイザーは、2つの乗算器とバイカッド回路の出力信号を用いて電圧制御回路で音響合成を行うことができます。白色化フィルタの出力がランダム信号のため、このシンセサイザーの音色は耳障りです。8つの前方のスピーカは、複合型シンセサイザーの出力信号を再生して、8つの後方のスピーカは、状態変数フィルタの出力信号を再生します。8つの左右のスピーカは、1曲目で白色化フィルタとバイカッド回路の出力信号を再生して、2曲目でデジタルディレイとバイカッド回路の出力信号を再生します。それぞれの8つのスピーカは、ミキサーを用いて音源移動が行われるため、原音場で立体音響を再生することができます。音質を改善するため、前方のスピーカユニットにFostex社のP1000Kを用い、左右のスピーカユニットにFE103NV2を用い、後方のスピーカユニットにFE166NV2を用いています。3曲目はライン録音です。是非、ヘッドフォンで試聴してライン録音とバイノーラル録音の音像定位が異なることを確かめてみて下さい。
なお「There Is No Absolute And Definitive Truth」は、Spotify、Apple Music、iTunes Store、LINE MUSIC、Amazon Music Unlimitedなどの音楽配信サービスで聴くことができる。
各配信サービス:There Is No Absolute And Definitive Truth
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1:
Everlasting Truth Part 1 (Binaural Recording)
Dissecting Table
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2:
Everlasting Truth Part 2 (Binaural Recording)
Dissecting Table
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3:
If I Die In Peace, So Be It (Line Recording)
Dissecting Table
配信開始日:2024-12-19
UPD organization
ジャンル:
インストゥメンタル /
エレクトロニック
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Dissecting Table
1966年生まれ。東京で1986年からDissecting Tableという名義でノイズインダストリアルミュージックの制作を開始して、1998年に、故郷の広島に戻り音楽活動している。主に自主レーベルUPD OrganizationとヨーロッパとアメリカのレーベルよりレコードやCD作品を発表してきた。初期、中期の作品は、シンセサイザー、サンプラーをシーケンサーで制御することで作品を制作していたが、2012年頃から、コンピュータでUSB接続デバイスから出力されるPWM信号を制御して音楽制作を行うようになる。現在は、独自のシンセサイザーシステムを開発しながら作品を制作している。
Dissecting Tableの他のリリース:Dissecting Table