Dissecting Table、「Pure Electronics」を配信開始

新曲情報
2025.1.5

Dissecting Tableが「Pure Electronics」を配信開始

Dissecting Tableの「Pure Electronics」が配信開始された。今回、デジタル配信リリースされた楽曲は、「Five Minutes To Defeat (Binaural Recording)」「Age Of Suicide (Binaural Recording)」「Border Control (Binaural Recording)」「Mental Inequality (Line Recording)」「Bias (Line Recording)」「Repressed Memories (Line Recording)」となっている。

1曲目から3曲目がバイノーラル録音で、4曲目から6曲目がライン録音です。ヘッドフォンで試聴するとバイノーラル録音の音像は頭外定位して、ライン録音の音像は頭内定位します。是非、ヘッドフォンで試聴して立体音響をお楽しみ下さい。2024年12月6日に24チャンネルスピーカを用いたシンセサイザーシステムの演奏をバイノーラル録音しました。シンセサイザーシステムは、コンピュータ、universal serial bus (USB) 接続デバイス、ラインセレクタ、バッファ、フィルタ及び、ミキサーで構成されます。スピーカの配置は、2024年9月9日にアルバム”Random Noise Stimulation”の曲 “Hate Suppression”を録音した時とほとんど同様です。但し、後方のスピーカの床からの高さは、15.5cmから22.5cmに変更しました。スピーカが形成する長方形の重心にダミーヘッドマイクを配置して録音しました。前方のスピーカユニットはFostex社のFE166NV2を用い、左右のスピーカユニットはFE103NV2を用い、後方のスピーカユニットはP1000Kを用いています。1曲目でフィルタは、2つの状態変数フィルタ、デジタルディレイ及び、バイカッド回路を用いています。2つの状態変数フィルタは、状態変数フィルタ1と状態変数フィルタ2と呼ぶことにします。各フィルタの回路設計は異なるため、音色がユニークです。8つの前方のスピーカは、状態変数フィルタ1の出力信号を再生して、8つの左右のスピーカは、デジタルディレイと状態変数フィルタ2の出力信号を再生して、8つの後方のスピーカは、バイカッド回路の出力信号を再生します。それぞれ8つのスピーカは、ミキサーを用いて音源移動を行うことができるため、原音場で立体音響を再生することができます。各フィルタの音色は耳障りで不調和なため、24チャンネルスピーカから再生されるノイズミュージックは、試聴者に不安定な印象を与えます。

なお「Pure Electronics」は、Spotify、Apple Music、iTunes Store、LINE MUSIC、Amazon Music Unlimitedなどの音楽配信サービスで聴くことができる。
各配信サービス:Pure Electronics

Pure Electronics
  • 1: Five Minutes To Defeat (Binaural Recording)

    Dissecting Table

  • 2: Age Of Suicide (Binaural Recording)

    Dissecting Table

  • 3: Border Control (Binaural Recording)

    Dissecting Table

  • 4: Mental Inequality (Line Recording)

    Dissecting Table

  • 5: Bias (Line Recording)

    Dissecting Table

  • 6: Repressed Memories (Line Recording)

    Dissecting Table

配信開始日:2025-01-05

UPD organization

ジャンル: インストゥメンタル / エレクトロニック

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Dissecting Table

Dissecting Table

1966年生まれ。東京で1986年からDissecting Tableという名義でノイズインダストリアルミュージックの制作を開始して、1998年に、故郷の広島に戻り音楽活動している。主に自主レーベルUPD OrganizationとヨーロッパとアメリカのレーベルよりレコードやCD作品を発表してきた。初期、中期の作品は、シンセサイザー、サンプラーをシーケンサーで制御することで作品を制作していたが、2012年頃から、コンピュータでUSB接続デバイスから出力されるPWM信号を制御して音楽制作を行うようになる。現在は、独自のシンセサイザーシステムを開発しながら作品を制作している。

Dissecting Tableの他のリリース:Dissecting Table