SPRAYBOXインタビュー 日本と世界をつなぐベースミュージックのゲートウェイ 注目レーベルのこれまでとこれから
初の主催パーティー『SPRAYFEST』は集大成かつ出発点に
——12月28日には、初のレーベル主催パーティー『SPRAYFEST』が開催されます。これまでの、そしてこれからのSPRAYBOXにとって、どのような位置付けのイベントとなるのでしょう?
Genick : イベントをやろうという話はずっとしていたので、「やっと」というか。これまでの2年間がどういうものだったのか、を凝縮したラインナップになっています。2周年パーティーという言い方はしてないですけど、そういう集大成的な意味合いが強いかなと考えてます。
kyo : いつもサポートしてくれてるDJやリスナーはもちろん、そういう方々と一緒に遊びに来てくれた友だちだったり、何か別のきっかけで訪れてくれたお客さんに「SPRAYBOXってこういうパーティーやるんだ」って感じてもらって、日本国内での輪を広げていきたいという思いもありますね。
Genick : 今回、2Fのラインナップ(『-SPRAYBOX Friends-』)はSPRAYBOXからリリースしているアーティストではなく、一緒に日本のシーンを盛り上げていくDJ仲間ということでブッキングしているので。そちらを追ってるお客さんにもメインフロアや1Fを見てもらって、新たなきっかけにしてほしいです。
Oblongar : 先ほどGenickが話していた『RIP』みたいなジャンルに特化したストイックなパーティーもありますけど、SPRAYBOXとしてやるならやっぱり外に向いたイベントにした方が良いなと。ダンスミュージックのレーベルをやってる以上、それがかかる現場の母数を増やしていくのは大切だと思うので、その機能を我々が担えたらなと思います。
——リリース楽曲のVIPバージョンを収録した「SPRAYFEST VIP Pack」がDLできる、音源付きのチケットも販売されていますね。
Jacotanu : これまで曲を出すことしかしてこなかったので、そこを逆手にとってレーベルならではの動きとして音源付きチケットを販売してます。
That Fancy I : 単純に作りためてるVIPがたくさんあって、これいつ出すんだ?となってたので(笑)。
Nizikawa : UKベースミュージックのシーンには、Exclusiveな限定音源をDJ間で共有して現場で聴けるようにするっていうカルチャーもあるので、そのあたりの雰囲気も伝えられれば。