Xanadoo ― 高いクオリティ、アーバンなサウンドで魅了する福岡発の新バンド(今月のおすすめ)

コラム・特集
2023.2.15
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Xanadoo

今回ご紹介するのは福岡発の4人組バンドXanadoo (キサナドゥ)です。メンバーは、Kaiya(Vo.&Gt.)、Chikato(Gt.)、S0.(Peko) (Ba.)、Soushi(Dr.)で、バンド名は彼らが先日取り上げられた記事(https://www.seibuhochi.com/entertainment/20230128.html)によると東京・六本木にあったディスコに由来しているそう。彼らが鳴らすサウンドは、ニュー・ディスコからロック、ファンク、R&B、ソウルまで幅広く、今のところサブスクでは昨年12月21日にリリースされた1stシングル「3号線」と、先日2月1日にリリースされた「darling」という楽曲を聴くことができます。

 

 
これらの楽曲は、つい最近活動を開始したとは思えないほどの高いクオリティで、「3号線」と「darling」どちらもSpotifyプレイリスト「Soul Music Japan」「New Music Everyday」に掲載されています。まだ知名度がないにも関わらずハードルの高いサブスクのオフィシャルプレイリストに掲載されていることからも、彼らの楽曲の質の高さが分かります(きっとプレイリストのキュレーターも、聞いたことがないバンドでもこれは見逃せないリリースだったのだと思います)。ちなみに、こうやって新人アーティストでもプレイリストから認知されていくという流れは、新しく活動をはじめた他のバンドにとっても良い参考例ですね。

さて、Xanadooの魅力はなんといってもとにかく曲がおしゃれなところ。アーバンなシーンにぴったりの雰囲気がサウンド全体に漂っていて、例えば日本のバンドだとSuchmosあたりが好きな人はきっと気に入ると思います。「3号線」は、なにかのCMに起用されてもおかしくないくらい耳に残る強力なサビをもった曲ですが、安易に冒頭にサビを持ってくるのではなく、イントロとAメロをしっかり聴かせた上でサビへ展開、さらに2回し目のメロでは金物が倍テンになったり、カッティングリフが絶妙なタイミングで挿入されたり等々、他にも随所に細かなアレンジが施されており、最後まで飽きずに楽曲を楽しむことができます。「darling」でもそういったアレンジを耳にすることができますし、加えてさらなるダイナミックさも感じられました。

公式SNSを見たところ、ライブ情報はまだアナウンスされていないようですが、この音源がライブではどのようにパフォーマンスされるのか実際に生でも体感したくなります。今後も彼らの動きは要チェック、ぜひ聴いてみてください。

(THE MAGAZINE 編集部)

 

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