注目の新星アーティスト・swettyとは? Taka(ONE OK ROCK)も猛プッシュ!楽曲「junkie」が話題

コラム・特集
2024.1.17
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swetty

swettyって誰? サブスクチャートやプレイリストで急上昇

SoundCloud発の新星アーティスト・swettyが昨年12月4日にサブスク配信開始した楽曲「junkie」が、にわかに注目を浴びている。

同楽曲は、LINE MUSIC『BGM & Melody Top 100』にて1月16日付で有名アーティストや人気曲にまざり6位に浮上。1月17日現在、Apple Musicの日本ソングランキングのロックジャンルでも57位に位置しているほか、フレッシュなJ-Hip HopアーティストをフィーチャーするSpotifyのプレイリスト『+81 Connect FRESH』にも取り上げられた。

左 via : LINE MUSIC BGM & Melody Top 100(2024.01.16) / 右 via : Apple Music ソングランキング 日本 ロック(2024.01.16)
左 via : LINE MUSIC BGM & Melody Top 100(2024.01.16) / 右 via : Apple Music ソングランキング 日本 ロック(2024.01.17)

via : Spotify +81 Connect FRESH(2024.01.17)
via : Spotify +81 Connect FRESH(2024.01.17)

 
※2024年1月19日追記:SNSで注目を集める楽曲をランキングするSpotify国内バイラルチャートでswetty「junkie」は1位も獲得!

swetty「junkie」
img via / Spotify Charts(2024.01.17)

 
 
Taka(ONE OK ROCK)が猛プッシュ

アンダーグラウンドで活躍していた彼が一躍耳目を集めるきっかけとなったのは、ONE OK ROCKのTaka(Vo)によるフックアップだ。Takaは、1月14日に配信したインスタライブにてswettyに言及。「ちょっと一人、気になるアーティストがいるんだよね」「Spotifyにも一曲しかないんだけど、それがマジかっこよくて」と語ると、ワンオクファンの間で一気に話題に。サブスク再生数やライブ動画へのアクセスが急増したほか、TikTokでもレコメンド動画が多数投稿されている。

@ring2123 Takaがおすすめするアーティスト Swetty/Junkie ちなみにスウィーティーではなく スウェティーって読むらしいです #oneokrock #taka #swetty #junkie ♬ 無音 – muonkundayo

なおTakaは、1月16日にもInstagramストーリーズでもSpotifyのキャプチャとともにswettyへの熱い視線を匂わせている。

 
 
ロックバンドとも共振するエモーショナルなdigicoreサウンド

大阪を拠点に活動するswettyは、¥ellow Bucks「Higher (feat. YZERR, Tiji Jojo, eyden, Bonbero & SEEDA) [Remix]」にてSEEDAがネームドロップし知名度を高めたJ1rockや、MarsBoy、syar、scar faceらを擁するコレクティブ・VANDE GEEKに所属。年齢は彼らと同年代=10代後半と見られる。

現在サブスク配信されている楽曲は「junkie」のみだが、SoundCloudでは11曲を公開中。活動初期の楽曲は非公開となっているが、遅くとも2022年6月には楽曲投稿を開始していた模様だ。

swetty · be a brave

 
また、昨年11月からは東京・恵比寿BATICAでのイベント出演をきっかけにライブ活動も開始している。

 
繊細な音使いとデスクトップ上のエディット感が混在する彼の音楽性は、glaiveやmidwxstらdigicoreシーンのアーティストからの影響が色濃い。一方で、日本語詞を引き立たせるメロディーセンスから、LEXを連想するリスナーも少なくないようだ。そして、エモーショナルかつどこか憂いを帯びたハイトーンボーカルは、確かにONE OK ROCKとの親和性を ——エモロック的なコード進行とリズムパターンが用いられる「junkie」ではより一層—— 強く感じさせる。

 
 
今年のシーンの台風の目に?

ONE OK ROCKは、これまでにも数多くの若手アーティストをフックアップしてきたことで知られている。2017年には、当時メジャーデビュー前のReNをアリーナツアーのゲストアクトに抜擢。同年、現在ガールズグループ・MOONCHILDでRUANとして活躍する大山琉杏(当時13歳)は、YouTubeでのカバー動画をきっかけに彼らのライブに招待され、ステージへのゲスト出演を果たしている。swettyとも、今後ビッグなステージでの共演やコラボレーションの可能性は十分にあり得ると言えるだろう。

テレビ朝日『関ジャム 完全熱SHOW』の恒例企画『プロが選ぶ年間マイベスト10曲』では音楽プロデューサーの蔦谷好位置によってlilbesh ramko「namique.」がピックアップされるなど、今年は年始からSoundCloud出身アーティスト達の話題が絶えない。彼らが、或いはまだ見ぬニューカマーが、2024年を賑わせる台風の目となるのか。シーンの今後の動きも要チェックだ。

 

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