シンガーソングライターYumchaの楽曲「アイサレタイ」が話題 ポジティブな“片思い強気ソング”が若者の心をつかみチャート急上昇

コラム・特集
2024.12.17
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シンガーソングライターYumcha(ヤムチャ)の楽曲「アイサレタイ」が年末のいま、若者を中心に大きな話題を呼んでいます。なかなか思いが伝わらない恋心のフレッシュな描写と爽快なメロディが特徴的なこの曲は、SNSを中心に急速に広まり、若者の共感を得ています。

SNSで話題の楽曲をランキングするSpotifyのチャート「バイラルトップ50 – 日本」では12月13日に22位に初登場して以来、順位を上げ続けています。


Yumcha「アイサレタイ」
Yumcha「アイサレタイ」は2024年12月13日にSpotifyバイラルチャート(日本)22位に初登場(Spotify Chartsより)

 
Yumchaは、印象に残る芯のある歌声とキャッチーなメロディ、そして共感を呼ぶ歌詞で注目を集める“恋する人に寄り添うシンガーソングライター”。日常の些細な出来事や恋愛感情が巧みに描写されるYumchaの楽曲。話題の「アイサレタイ」でも、自信と不安が入り混じった複雑な恋心が鮮やかに表現されています。

SNSを確認すると、2022年12月にTikTokに楽曲の投稿を開始し、同月「永遠の片恋」にてサブスクでの楽曲リリースもスタートしたよう。以来、「友達以上恋人未満の君」「Merry Merry Xmas」「これ以上に好きな人は、君以外に見つからない」など、恋愛をテーマにした楽曲をメインにコンスタントにリリースし、TikTokやYouTubeなどのSNSも見事に活用しながら着実にファンベースを大きくしています。特筆すべきは、Yumchaの楽曲とSNSとの親和性の高さ。若者を中心にYumchaの楽曲を使用した動画が日々投稿され、それが新たなリスナーを生み出す好循環を生んでいます。

11月11日に配信リリースされた「アイサレタイ」は、今やYumchaの代表曲として急速に認知度を高めています。ある種強気な自己アピールとそれが伝わらないもどかしさ、見え隠れする乙女心、そのグラデーションを「沼らせたい」や「アピる」といった若い世代特有の表現も盛り込みながら描き出しています。「私と君で恋始めてみない?」と主人公の決意を示すかのようなエンディングからは、片思い中の人は勇気がもらえるかも。

私よりいい子がいるはずないのに、なかなか振り向いてくれない君へ。 些細なことが全部君への好きアピだって気づいてる? 毎日の連絡も、いいねも、ノートで流してるこの曲も。 そんな気持ちをぎゅっと詰め込んだ一曲です。 あなたの恋が叶いますように。

(「アイサレタイ」リリースの楽曲紹介文より)

インパクトのある出だしから、アップテンポなビート、明るく口ずさみやすいサビ、そして2分に満たず爽やかに駆け抜ける楽曲構成は、いまバズっている楽曲トレンドに忠実なアレンジと言えるかもしれません。そんな「アイサレタイ」は、特にTikTokで大きな反響を呼んでいます。多くのユーザーが、この曲に合わせてダンスやVlog的な投稿をし、「#アイサレタイ」というハッシュタグも広がりをみせています。また、YouTubeでも公式のリリックビデオが公開されており、「自己肯定感爆上がり!」「片思いソングなのにカッコイイ」など、好意的なコメントが多く寄せられています。

「アイサレタイ」をはじめ、Yumchaの楽曲はこれまで「Women’s Voice」や「恋するプレイリスト」「失恋J-Pop」といったSpotifyやApple Musicのプレイリストにとりあげられており、Spotifyの「This Is Yumcha」ではYumchaの代表曲を知ることができます。

インディペンデントからJ-POPシーンにまた新しい風を吹き込む存在になる可能性を秘めているYumcha。2024年の終わりに滑り込むかのように頭角を現したYumchaの、来年以降さらなる活躍に注目が集まります。


Yumcha「アイサレタイ」

Yumcha「アイサレタイ」各サブスク

Yumcha「アイサレタイ」歌詞