邦ロック特集「Monthly Core-Rock!! Select by 遊津場」#14【アンツレイト、night roomers、Lala、チセツナガラ、タイガーリー、Tylan Willetcrass、goat life、オプティミスト、アンユースレス、Liver Shot】

コラム・特集
2026.1.5
邦ロック特集「Monthly Core-Rock!! Select by 遊津場」#14【アンツレイト、night roomers、Lala、チセツナガラ、タイガーリー、Tylan Willetcrass、goat life、オプティミスト、アンユースレス、Liver Shot】のサムネイル画像

“先取り邦ロック”を武器に音楽ライターやイベント企画で活動する遊津場が、その月に気になった邦ロック楽曲を10曲セレクトする【Monthly Core-Rock!! Select by 遊津場】。

「若手が中心となるので、新たな発見があるはず!あなたをコアな邦ロックリスナーにさせてみせる!」と遊津場は息巻いてるとか何とか。

以下、セレクト楽曲を遊津場が解説。本記事の解説とともに、セレクト楽曲をまとめたTHE MAGAZINEのプレイリストもお楽しみください(毎月更新)。

 

#14 セレクト楽曲(2026年1月5日更新)

 
1. アンツレイト「親愛になる日々へ」


アンツレイト「親愛になる日々へ」

大阪・福島発の3ピースロックバンド。今秋のMINAMI WHEELにも出演を果たした新星の初音源より、無骨であり洗練、濃いオルタナティブなナンバーを。

そのミナホでのライブも見させていただきましたが、空白を作らず、全空間を音で満たしたい気持ちが伝わり、貫きたいスタイルが見えるライブでした。甘さや派手さはないですが、その分労働した体にはビールと共に染みるやつです。

アンツレイト「親愛になる日々へ」収録のEP『日進月歩』

 
 
2. night roomers「金星のホップ」


night roomers「金星のホップ」

こちらは華金の飲み会に似合いそうな軽やかなナンバーです。二次会でカラオケで歌ったら盛り上がること間違いなしなので、カラオケ配信待ってますね。

先月は下北沢にてに出演するだけでなく、地上波音楽番組にも出演するなど、この良質なポップセンスは着実に広がっています。去年ライブが見れなかったのが今更悔しくなってきたなー。早く関西のライブハウスラバーにも見せたいぞ!

night roomers「金星のホップ」

 
 
3. Lala「浮気相手さんへ」


Lala「浮気相手さんへ」

1月10日にリリースを控えるフルアルバム『CHARM!!!』の先行配信曲。1月14日からは11ヶ所を周る全国ワンマンツアーも開催されます。

とてもクリスマスイブにリリースされたとは思えないけど、しっかり恋する女子の味方に。歌詞からは様々な物語が考えられますが、結果的に前向きにブチギレたんだろうなというのは、パワフルなサウンドから伝わります。

Lala「浮気相手さんへ」

 
 
4. チセツナガラ「RTA」


チセツナガラ「RTA」

愛とキャッチーを武器に毒づくラブリーチャーミーな大阪の4人組。ライブや楽曲はもちろん、TikTokなども他のバンドとは一線を引く活用で、じわじわとリスナーが増えており、先月行われた自主企画はソールドアウトでした。1月にも東阪でツーマン企画を行います。

ひねくれた危険な香りのするロックが好きなリスナーの弱い場所をひたすらにくすぐり続ける疾走感のあるナンバーです。

チセツナガラ「RTA」

 
 
5. タイガーリー「星の王子様」


タイガーリー「一等星」

7月に公開された「劣等生」のMVは12万回再生を超え、8月より本格始動した堺のスリーピースロックバンド。パワフルなロックサウンドをライブハウスも放っておくわけもなく、年末最後の5日間中4日もライブしていました。

EPの4曲目「星の王子様」の寄り添い力に驚きました。このバンド、勢いだけじゃないです。ジャンプ原作アニメのEDテーマになってほしい。

タイガーリー「星の王子様」収録のEP『一等星』

 
 
6. Tylan Willetcrass「感染ルンです」


Tylan Willetcrass「感染ルンです」

オルタナティブドキュメンタリーロックを標榜する正体不明の音楽家Tによるソロプロジェクト。その音楽はTikTokだけでなく、Xでもしっかり万バズ。巻き込んでいます。

その中毒性の高さは抜群ですし、あと本当に世界平和を願っているんだろうなと思う名刺代わりの1曲。マジで私は正体を知りませんが、どう考えたって実力者ですから、これからリリースされていく曲にも期待しましょう。

Tylan Willetcrass「感染ルンです」

 
 
7. goat life「ほどける」


goat life「ほどける」

前作から8ヶ月ぶりとなる新曲。今月23日には久々のライブも行います。

今作はしっかり目を覚まさせるような力強さがあります。来世はアヒルにでも(Gt./Vo.)、勝本健介(Gt./Vo.)の男女ツインボーカルのバランスが飽きさせません。そして最後のパートの歌詞が好きです。抱えているモヤモヤが逆に“ほどけていく”感覚をあなたにも。

goat life「ほどける」

 
 
8. オプティミスト「2度目のサヨナラは振り返れない」


オプティミスト「2度目のサヨナラは振り返れない」

千葉のライブハウスシーンの次世代代表として、関東で着実にライブを重ねる「感情的衝動」を届けるロックバンド。10月に新宿で行われた自主企画はソールドアウトを記録しました。

憧れというArakezuriを思わせるような直球勝負のヒーロー性のイメージがありましたが、この曲はまず包み込むようなイントロが上品。そしてバンドに懸ける切実な思いがしっとりと、これでもかと伝わります。

オプティミスト「2度目のサヨナラは振り返れない」

 
 
9. アンユースレス「daring night」


アンユースレス「daring night」

2025年も正統派ポップで踊らせたり、真摯に歌を聴かせてきたアンユースレスの毎年恒例というクリスマス時期のリリースソング。トレンディな平成っぽさも感じた燃え上がる恋の歌です。雪が降る夜のオフィス街にも合います。

1月24日に東京・下北沢、2月22日に大阪・心斎橋にてワンマンライブも開催します。王道も変化も様々な彼らの側面が見れる時間となるでしょう。

アンユースレス「daring night」

 
 
10. Liver Shot「リロード」


Liver Shot「リロード」

2025年に関西のライブシーンに新たに現れた滋賀のロックバンドと言えば彼ら。あらゆるコンテストで結果を残し、なんだかんだ私も昨年は6回もライブを見ていました。見るたびに進化してますので、もっと重用されてもいいと思いますね。

既にライブでは定番曲を年末にリリース。聴けば消えない跡を残していきます。2026年に新しく装填される銃弾に注目しましょう。

Liver Shot「リロード」

 
 


「Monthly Core-Rock!! Select by 遊津場」プレイリスト

 

この記事の執筆者
遊津場
神戸在住・名刺が可愛い音楽キュレーター。フリーで音楽ライターと新人発掘。年数回ライブハウスで企画。連絡はsakidoriyutsuba@gmail.com or DMまで。92年生。