早耳の邦ロックリスナーに届けたい!2026年注目アーティスト5選
時代のスピードは加速し、昨日のバズはすぐに今日のバズに取って代わられる。そんな消費の激しい時代においてなお、リスナーの記憶に深く刻まれる魅力的かつフレッシュな音楽、そしてバンド/アーティストは令和のいまの時代も日々登場し続けています。既存のルールを軽やかに飛び越えていく新時代の才能たち。THE MAGAZINEにて毎月更新中の邦ロック系プレイリスト「Monthly Core-Rock!!」に昨年セレクトしたアーティストの中から、「流行る前に知っていた」と語りたくなる、鋭敏な耳を持つあなたにこそ届けたい2026年の注目バンド/アーティスト5組を紹介します!
1. ステレオドロシー

2025年を全力で駆け抜けた大阪のインディーズバンドと聞かれると、私は最初に名前を挙げると思います。
ライブを多く重ねて実力を付けていき、楽曲や魅せ方へのアイデアも試していき、コンテストやオーディションでも結果を残していきと、昨年は何かきっかけを掴んだでしょう。
それは最新曲「びかむたいふーん!!」にも現れていると思います。キャッチーなだけでなく、3分52秒の時点で終わってもいいところで、ここから約40秒さらに曲を良くするラストパートがあるのが、このバンドの硬派な良さだと思いました。
そのステドロ節でショート動画の尺でフックし、フルで聴くとさらに深みにハマったって人を増やしてほしいですね。
2. かいじゅうと花束

2025年最後にバズを見せたインディーズバンドと言えば、彼らでしょう。「とぅいんくる☆ぱらだいす」で冬眠にレッツゴーしている人があちこちにいるでしょう。笛でカバーしてる方もいました。
恐らくライブのお誘いも増加しているのが、最近のSNSを見ても分かります。年末の時点でサーキットフェスも複数決まっていますし、遠征の話も来てそうです。
以前のコラムでも書いた通り、他にもユーモラスな楽曲もありますし、シリアスタイプな曲もあります。ボカロリスナーとの相性も良さそうですよね。05世代の秘密兵器感たっぷりな彼らの次なる一手を布団の中で待ちましょう。期待は高まりますが、学業を大事にしてるのは元大学職員として嬉しいので、そちらも変わらず。
3. Kudos Vein

ミクスチャーロックが好きなリスナーは覚えておいて損はさせません。楽曲を初めて配信したのは昨年末でしたが、そこから約1年で9曲をリリース。初MVも2万回再生を超えて、デジタル面でまずまずな1歩目を踏み出した昨年となりました。ライブもコツコツと重ねていて安心。
歪みも儚さも自在なスケールの大きいサウンドと、ツインボーカルで力強く掌握していきます。レコーディングのタイミングまでは分かりませんが、初配信曲の「THRONE」にある独自の衝動表現は鮮烈ですが、12月26日に配信された最新曲「夢見心地」にある蘯みは、また違った可能性を感じさせるものでした。どっかの界隈に深くブッ刺さると思います。それはあなたの好きな界隈かもしれない。そしてフェスへ……
4. BANENE

北海道札幌を拠点に活動中の3人組バンド。昨年5月からコンスタントにリリースをし、11月には初ライブも行いました。
スガ(Vo)の柔らかい歌声が大きな持ち味で、歌詞も趣きもありながら、スッと入ってくる歌詞で、自然とリラックスしながら家事とかできそうです。サウンドも近くの公園とか地元の小さな駅前にトリップさせてくれるようなノスタルジックな親密感があります。あとジャケットデザインとかも可愛いです。
これらがライブになると、どのような聴こえ方、見え方をするのか気になりますね。「ところでロックってさ、」「ヒーローシンドローム」は雰囲気は優しくても、なかなか軸のあるロックですよ。「ケンタウロス山田」はどこかの隠しトラックでお願いします。
5. いまみれん

開始0秒の衝動のボルテージをそのまま上げていく「求める nor i」は刺さりました。
他の曲を聴いても、あらゆるところから歌の種を見つけ出して、自分だけのミュージックを変えているようで、なるべくして鳴っている様子は気持ち良いです。王道のポップロックが好きな人にも、弾き語りを愛する人にも勧めたいアーティストですし、将来的に様々な楽器を持つバックバンドを率いて歌っている姿が容易に想像できます。
最新リリース曲「愛の歌」も「ここで明るくなるポイントを持ってくるか!」と不意に元気が出ます。エネルギー満点の歌い方も魅力的。
卒論も提出したらしく、これから新しいステージにまみれていくのでしょう。その色を分かち合っていきたいですね。