【セ・ラ・ノ#13】human doll『hd』セルフライナーノーツ

コラム・特集
2026.3.13
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アーティストによるセルフライナーノーツで作品の魅力を深堀りする連載企画「セ・ラ・ノ」。
 
第13回となる今回は、human dollが登場。
 
今月発表された、1st EP『hd』について、セ・ラ・ノ。
 


『hd』各サブスク
 

Track 1「誕生」
 
高山(Vo.)
この曲が今回のEPで1番初めにできた曲で、元々僕はギターボーカルだったんですけど、その時くらいにギターを辞めました。

今はキーボードの練習をしているので、今年の夏くらいから入りたいと思っています。

ギャルソンのプリュスのコレクションで流せるような感じをイメージして作っていて、18awとかで流れてて欲しい感じですね。

ドラムが符点になってるので、乗せ方が難しくて5回くらい変えてようやくいい乗せ方に辿り着きました。

図形っぽい感じで、EPの空気感を決定づける一曲になっていると思います。
 
保科(Gt.)
僕のギターイントロの後、全員がガッ!と入ってくる感じ、最高ですね。
この曲はケンドリックラマーの「To Pimp a Butterfly 」の一曲目に影響を受けていると思います。
ガッ!といく感じが。

ガッ!といく曲が大好きなんです。
 
多田((Ba.)
最初僕がもうちょっと音数の多いフレーズを考えていたんですけど、もっとタイトにいきたいってなってドラムのグルーヴに合わせるような今の形になりました。
ベースとして太い音で全体の底を支えたいイメージだったので、この曲だけプレベでレコーディングしました。
 
川田(Dr.)
humandollに改名する最中に作った曲。
まさに誕生!
 

 

Track 2「超天国」
 
高山
この曲は人形人間(前バンド名)時代を含めて、3回目のリリースになります。

元々この曲は、エヴァンゲリオンのめっちゃグロいシーンで、「翼をください」とかの合唱曲を流すっていうのを曲でやりたくて作ってて、10分くらいありました。
そのアイデアからはちょっと離れたかなとも思うんですけど、いい感じに纏められたと思います。

これからも超天国2、3、ゴッド、etc…と続いていきます。
 
保科
ベースラインがいいですね、、
 
多田
このベースリフは2年前くらいにメンバーと夜中に曲を作っている時にパッと出てきたフレーズで、そこからずっと曲自体のアレンジは続けてるんですけど、ベースリフ自体は全く変わっていないのでとても思い入れのある曲になってます。
 
川田
この曲はベースのノリにバチバチにドラムを合わせてました。
そのおかげでギターの浮遊感、不穏感、焦燥感あるフレーズが引き立ち、それをまたボーカルがタイトに落としつつ上げるみたいな素っ晴らしい曲です!

僕的には一番好きで、叩いてていっちばん楽しいですね!
ほんまにカッケェ曲です
 

 

Track 3「Dark」
 
高山
僕が歌詞入れとレポートに追われてたらなんか出来てて、元々入れる予定だった曲よりカッコよかったので急遽入れることになりました。

歌詞も急ピッチで考えないといけなくて、家でボイスメモで撮った録音を聞きながら、人形人間の時のリリパで友達が描いてくれた絵をぼーっと見てたらなんか色々風景とか浮かんできたので、それを描写する感じで書きました。

乗せ方もほぼフリースタイルでやったんですけど、かなりグルービーで気持ちいい感じになってくれました。
 
保科
この曲はレコーディングの1日前くらいに適当にセッションしてたら突然できましたね。
その時ボーカルの高山はスタジオの外で歌詞入れとレポートに追われて苦しんでいました。
 
多田
これを作った時D’Angeloをよく聴いてたので影響をかなり受けています。
ゴーストノートなどを使いながらベースとドラムだけでも聴いてられるようなノリ、曲作りを意識してました。
 
川田
これは皆が言ってる通り、レック2日前くらいに軽く演奏してたら出来ました。
ドシッとバシッとした、ノリが気持ちいい曲です。
そして僕はおそらく、この曲によって抜きの美学を習得しました。おそらく。
 

 

Track 4「TENPULOVE」
 
高山
元々僕が中学生の時に友達と、「SUSHIBOYS」のパロディーユニットの「TENPURAGIRLS」っていうのを遊びでやってて、どこに出すわけでもないんですけどGarageBandで友達がトラックを作って、ラップして、クローゼットでRECするっていうのをやってて。

その時の曲に「TENPURA」っていう曲があって、天ぷらについてラップしてるんですけど、この曲の1番のバースはその時のやつをほとんどそのまま持ってきてますね。

レコーディング初日の時点で全く歌詞もテーマも決まってなかったので、メンバーに「ちょっともう天ぷらのバース持ってこよかな」って言ったら、冗談のつもりだったんですけどみんなええやん!って感じで笑。

やったらまじでやろうかなと思って、天ぷらにLOVE要素を足しつつ書いていきました。
固有名詞とかのテーマが決まってると歌詞はサクサク書けますね。
「揚げin my idol 」のラインが1番気に入っています。
 
保科
ベースの圭吾が持ってきたベースラインを軸にして曲を作り始めました。
元々はEP全体を通してタイトでクールな音像にしようとしてて、この曲も例外じゃなかったんですけど、気づいたら天ぷらの曲になっていました。

最高だと思いました。
 
多田
踊れる曲を作りたいって気持ちで作りました。
聴いてて楽しい曲になったので良かったと思います。
 
川田
僕らの中では今までにないニュアンスの曲です。
聞いてて楽しいでしょう!
 

 

最後に
 
高山
全体を通して、タイトで踊れるEPに仕上がっていると思います。

僕がずっとやってきたラップとメンバーが聞いてきた、やってきた音楽とが絶妙に絡み合っていてかなり良い感じです。
それもこれも、僕らの意図を汲み取って、最高の音で録って下さるYOWLLの森さんのお陰です。(まじでBig up!!)

これまで2年くらい関西を拠点にして活動してきたのですが、今年の4月から全員で上京するので、東京!よろしくお願いします!
 
保科
フジロックに出たい!
 
多田
自分たちの方向性を決定づけるEPになったと思います。
 
川田
↑僕もそう思います。
 

 



【セ・ラ・ノ#13】human doll『hd』セルフライナーノーツ


human doll
Vo.高山裕作、Gt.保科勇介、Ba.多田圭吾、Dr.川田遥輝 人形人間として、2年程活動した後human dollにバンド名を変更した。
2025年にはりんご音楽祭にオーディション枠により、出場。
Good morning!!

 
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