TuneCore Japan、利用アーティストへの総還元額が30億円を突破
デジタル音楽ディストリビューションサービス「TuneCore Japan」によるアーティストへの還元額が、4月27日の時点で30億円を突破致したことが発表された。2017年度では約15億円(前年比183%)をアーティストに還元しており、サービス開始から6年連続で増加している。
主な原因としては、一般社団法人日本レコード協会が発表した国内の2018年音楽配信売上573億円(前年比108%)、またIFPIが発表したグローバルの音楽市場レベニューが 173億USドル(前年比108%)といった国内外のデジタル音楽市場の成長、利用アーティストの増加、そしてアーティストのファンベース拡大が考えられる。
配信形態別で見ると、日本の音楽市場全体では前年比96%と下降が続いているダウンロードも、TuneCore Japanでは前年比136%、ストリーミングが前年比251%、YouTubeコンテンツ収益化サービス(アドストリーミング)が前年比614%となっており、全体的に上昇している。そのなかでも、国内外でストリーミングの存在感が年々増しており、IFPIの発表では、世界の課金利用者も1億7600万人に到達している。
TuneCore Japanでの、ジャンル別の売り上げに関しては、国内におけるTOP3ジャンルが、J-POP、HIPHOP/RAP、ロックの順となっているとのこと。それに対し、海外での売り上げTOP3ジャンルは、アニメ・ゲーム、サウンドトラック、エレクトロニックの順になっている。また、J-POPの439曲が64カ国、アニメ・ゲームの340曲が63カ国、インストゥルメンタルの155曲が49カ国で一部配信ストアのジャンル別TOP10入りを果たし、日本アーティストの海外でのチャートインも、着実に増えてきている。