寺尾紗穂、約2年ぶりニューアルバム『しゅー・しゃいん』　“何気ないおしゃべり”で現在地を確かめる

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2024.9.18

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寺尾紗穂がアルバム『しゅー・しゃいん』をリリースした。

「死んだ仲間もいるよ」という歌い出しと、軽妙かつジャジーなトランペットをファンファーレに始まる、約2年ぶりのニューアルバムとなる本作には、先行シングル「愛のありか」「しゅー・しゃいん」を含む全10曲が収録。

約3年にも及んだコロナ禍からいつもの生活に戻って、およそ1年が経過した現在。日常が回復したように見える一方、戦争や災害など険しい状況が続く中で、大切なのは身近な人との何気ないおしゃべりで現在地を確認していくことなのではないかと考える寺尾紗穂。本作において、バンド・冬にわかれてで活動をともにするあだち麗三郎（Drums）と伊賀航（Bass）や、マヒトゥ・ザ・ピーポー（E.Guitar）、テニスコーツ・植野隆司（Sax）、高橋三太（Trumpet）、歌島昌智（Veena）、近藤達郎（Harmonica）、関口将史（Cello）、吉野友加（Harp）といった日本の音楽を支えるミュージシャンらとの対話を通し、ともに悲しみに暮れ、激しく怒りを吐き出し、時に喜びを爆発させることで加速度をまとって、音楽へと昇華していく。

また、寺尾紗穂は本作のリリースツアーを日本全国および東アジア全域で展開。9月21日に神奈川・カノンハウス鎌倉を皮切りに、現在15か所での公演が決定している。