ストリーミングでのリリースも可能で収益化もOK、origami PRODUCTIONS のアーティストが楽曲データを無償提供「origami Home Sessions」

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2020.3.31
ストリーミングでのリリースも可能で収益化もOK、origami PRODUCTIONS のアーティストが楽曲データを無償提供「origami Home Sessions」のサムネイル画像

origami PRODUCTIONSが所属アーティストのトラックやアカペラのデータを無償提供し、他のアーティストが楽曲の制作からリリースまでを可能とする「origami Home Sessions」実施している。

今回、楽曲を無償提供しているのはorigami PRODUCTIONSに所属する、Shingo Suzuki、mabanua、Kan Sano、関口シンゴ、Michael Kaneko、Hiro-a-key。

今回の取り組みでは、楽曲を制作・リリースしたいアーティストは、上記origamiアーティストのデータを使った楽曲で、ネットにアップしたり、ストリーミングで配信、CDで販売が可能となっており、その収益はorigami PRODUCTIONSやorigamiアーティストへ還元する必要なく、リリースしたアーテイストへ全て提供される。通常であれば音楽制作費用の負担者が持つ原盤権とその音源から発生するであろう収益を無償で提供するという、origami PRODUCTIONSから楽曲データを通じた音楽カルチャーへのドネーションともいえるプロジェクトだろう。

今回提供されるトラックおよびアカペラのデータは、パラデータ、ステムデータもダウンロード可能となっており、そのままの使用をはじめ、サンプリング等もできるとのこと。

リリースしたアーティストにとって嬉しいのは、origamiアーティストを自分の楽曲にfeatして配信リリースすることができ、それにより、ストリーミングサービス内での検索においてもorigamiアーティストのアーティストページに関連して表示される可能性が生まれるので、自分の楽曲をリスナーに見つけてもらい聴いてもらえる機会がさらに広がることだろう。このプロジェクトには、実はデータ無償提供による楽曲制作、リリース、収益化だけにとどまらない様々な可能性やメリットもアーティストにもたらされるということにも注目したい。

 


私達ももちろん楽曲をリリースしたり、ライブをやって収入を得る側にいますが、プロデュースや楽曲提供などで収益を得ることもできます。
つまり私達は普段からアーティストやレーベルの皆さんに生活を支えていただいている立場でもあります。
だから今は、ライブができないと困ってしまう仲間を助けるときだと思っています。

音楽ファンの方々も同じ曲で色々な歌、ラップ、楽器などのヴァージョンがどんどんリリースされたら自宅で楽しむ事ができます。些細なことですが少しでも盛り上がってくれればと思います。

地球上全員で、共にこの危機を乗り越え、またライブ会場でお会いできる日が来るよう心より願っております。

origami PRODUCTIONS
アーティスト、スタッフ一同

origami PRODUCTIONS「origami Home Sessions」ページより


 
なお、origamiアーティストのデータを使ったリリースにあたっては、

– コラボ表記(feat.、with、prod等)の記入

– SNS告知の際のハッシュタグ記入(#origamiHomeSessions #アーティスト名 #origamiPRODUCTIONS)

– JASRACなど著作権団体への登録は行わないよう

の3点をガイドラインとしている。

その他詳細や、origamiアーティストのステムデータ、パラデータのダウンロードはorigami Home SessionsのWewページからダウンロードが可能となっている。

origami Home Sessions
http://ori-gami.com/home-sessions/

この記事の執筆者
THE MAGAZINE
国内のインディペンデントアーティストをメインに新たな音楽ムーブメントを紹介するウェブメディア