Maika Loubtéがbutajiと初コラボ ポップでありながら実験的な響きを宿す新曲「Moshi Moshi」配信開始 & MV公開
Maika Loubtéがシングル「Moshi Moshi (feat. butaji)」をリリースした。
本作は、2024年7月にMaika Loubtéが開催した自主企画ツーマンライブ『moshi moshi』での初共演をきっかけに誕生した、butajiとのコラボによる珠玉の日本語ポップソング。煌めきを帯びたアンビエントを背に始まる、歪んだシンセサイザーのイントロ。ポップでありながら実験的な響きを宿す、独自の世界観を有するシンガーソングライターの2人ならではの音の対話がそこにはある。子どもの頃の記憶でもう二度と会えないかもしれない誰かや、失いかけていた大切なもの。すれ違いながらも交差していく世界線を鮮やかに描いた楽曲となっている
リリース日の本日11月12日21時に公開のMVでは、曲のテーマにもなっているかけがえのない記憶の残響を、青を基調とした映像美で紡ぎ出した。
butaji コメント
一番最初にトラックを聴かせてもらった時、ノイズ混じりで途切れがちなイントロのシンセが流れてから、時を経て連なって加速し大きなうねりが生まれていく必然的な経過を感じました。その印象から歌詞を書き始めました。始まったら終わらないものばかりで、私が忘れてしまったら誰も覚えていない出来事が心に束ねられていくことに対して、それこそが私であると抱きしめられるように。あり得ないと思いながら否定しきれなかった希望に出会えるように。何度も蘇る瞬間への想いを込めました。マイカさんの歌詞もメロディもトラックも素敵で、大切な曲を完成させてくださったことに感謝します。
Maika Loubté コメント
butajiさんとの楽曲制作キャッチボールは、その頃に起きた個人的な出来事とも重なり、経験したことのない音楽の奇跡を享受する瞬間の連続でした。以前から、表面的ではない深い部分に音楽的な共通点を感じていたbutajiさんと共演が決まり、すぐに「何か一緒にやりませんか〜」と投げかけたのが「Moshi Moshi」。快諾してくださったbutajiさんからの返球は、楽曲自身が渇望していた「核心」を突くようなものでした。
同じ頃、家の最寄駅で、小学生時代に仲良くしていた友人と25年ぶりに偶然再会するという出来事がありました。Zoomもメールもなかった2000年代初頭に途絶えてしまった交流が、まさかのタイミングで蘇ったのです。思いがけずその声を聞いた瞬間、当時のピュアな寂しさや、優しくしてもらって嬉しかった気持ちが鮮やかに蘇りました。
「Moshi Moshi」は、そんな出来事とも響き合いながら、現実の世界とは少し階層のずれたインターフェースで、無意識的に繋がっているかもしれない誰かと誰かのことを歌った曲なのかもしれません。