Amazon Music for Artists 登録方法 / 使い方 | Amazon Musicでのデータ(Alexa含め)を音楽活動に活用する ― 音楽プロモーションTips

アーティスト向け
2020.3.17
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Amazon Music for Artists 登録方法 / 使い方 | Amazon Musicのデータを音楽活動に活用する ― 音楽プロモーションTips

[2021年9月3日 追記]
TuneCore Japanのユーザーアカウントから直接Amazon Music for Artistsを利用できるようになりました。

 


アーティスト向けの新しいデータ管理ツールAmazon Music for Artists がiOSとアンドロイドにてアプリでリリースされました。

ストリーミングサービスが提供するアーティスト向けのデータ管理ツールとしては、Apple Music for ArtistsやSpotify for Artistsなどがあり、Amazon Music for Artistsはそれらに類するツールとなります。

Alexa搭載のスマートスピーカーで音楽を聴く人も増加する中、Amazon Musicでも楽曲を配信しているアーティストにとってAmazon Musicでの再生増加の取り組みにあたって知っておきたいツールになりますので、今回、Amazon Music for Artistsの登録方法と、そこで何を知ることが出来るかをお伝えします。

関連記事 : ストリーミング時代の音楽活動で知っておきたいこと

Amazon Music for Artistsの開始方法

App Store あるいは Google PlayからAmazon Music for Artistsアプリをダウンロードします。
※現在はモバイルアプリのみの対応。

アプリを立ち上げると、Amazonのログイン画面に遷移するので、そこでログインをします。


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すると、Amazon Music for Artistsアプリのアーティストの検索画面に遷移するので、アーティスト名を入力して検索します。


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アーティスト名を検索する
 

見つかったら「Take Me There」をタップ。


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現段階ではアーティストイメージがリリースのジャケットになっているかもしれません(現状、日本ではアーティスト写真のアップロードには未対応)
 

「ROLE」から自分の役割を選択する。Companyも入力。


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ROLEの右端の矢印をタップするとプルダウン表示になります
 

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アーティストの場合はArtistを選択
 

承認をスムーズに行うため、管理しているアーティストのSNSアカウントと連携します。


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適切なSNSで照会を行う

アーティストのSNSアカウントと連携後は、Connect via Distributer (ディストリビューターと連携) より TuneCore Japan をクリックします。

*この機能は TuneCore Japan を利用しているアーティストのみが利用できます。
*現時点で、日本では TuneCore Japan のみがファストパスの申請が可能になっています。

すばやく認証するために TuneCore Japan にログインします。

ログインが成功すると認証の確認ページが表示されるので、承認します。

Connect via Distributer (ディストリビューターと連携) の TuneCore Japan にチェックがつくと認証は成功です。

項目の入力が完了したら Submit 申請し、Amazon Music から申請がおりるのを待ちます。

 

 

また、アプリ画面右上の歯車アイコンをタップすると、管理するアーティストの切り替えや設定画面に遷移することができ、規約確認や問い合わせを行うことができます。


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問い合わせがある場合は、Supportをタップ
 

Amazon Music for Artistsで分かること

Amazon Music for Artistsでは、アーティスト活動における下記を把握することができます。

・楽曲とアルバムの再生数
・リスナー数の国別内訳 / Fans & Superfans
・エディトリアルプレイリストやステーション内での再生数
・Alexaでの再生数(Voice)

※データは、楽曲が配信されている全地域のAmazon Music UnlimitedとPrime Musicを合わせたもの


Amazon Music for Artists 登録方法 / 使い方 | Amazon Musicでのデータを音楽活動に活用する ― 音楽プロモーションTips

Amazon Music for Artistsで特に特徴的なのはAlexaから得られるデータです。項目の「Voice」で表示されるAmazon Music for Artists独自の指標「Voice Index」では、Alexaのエンゲージメントと同規模のオーディエンスを持つアーティストと比較し、Alexaで楽曲をリクエストされているオンタイムな動きを、Cool、Warm、Hot、On Fireでランク付けします。

また、同じく独自のデータ「Fans & Superfans」によって、繰り返し聴いてくれる人の存在を把握することができます。Fans & Superfansとは、平均的なリスナーより多く楽曲を聴いてくれる人、自分のプレイリストやライブラリに楽曲を追加してくれた人、Amazon Musicでフォローしてくれている人等を指します。

なお、AmazonにおいてTuneCore Japanではフィジカルのフォーマット(CD)を販売できるDODサービスも展開しているので、こういったツールでの分析も参考にしながら、オンライン、オフラインの複合的なセールスアプローチで音楽活動の幅を広げるのもよいかもしれません。

※本記事の情報は、2020年3月16日時点のものとなります。
img:via Amazon Music

この記事の執筆者
THE MAGAZINE
国内のインディペンデントアーティストをメインに新たな音楽ムーブメントを紹介するウェブメディア