音速ライン インタビュー |「“これは面白そうだ” と思った物には全力で飛び込んでいく」
今回は、COUNTDOWN JAPAN、SUMMER SONICやROCK IN JAPAN FES等、数々の大型フェスで活躍する音速ラインのインタビューをお届けします。
——まずは、音速ラインさんの活動の経緯を聞かせてください。
僕がやってたバンドのベースが脱退した時にドラムの知り合いだった大久保 が入ってきて、3ピースになり、サウンドもポップな方向性から激しいロックに自然と変わっていったタイミングで「音速ライン」という名前に改名し、今に至ります。その当時から僕が福島県、大久保が東京でずっと遠距離でやってました。
——遠距離での活動は大変かと思いますが、その中でもうまく活動する何かコツみたいなのはあるのでしょうか?
毎回、電話すると携帯の電源がなくなるまで話してました。コツと言われると難しいですが、離れてる分相手を信じる事が大事ですかね。各々の責任はその分重くなるんですけど。
——曲作りは普段どのようにされていますか?
曲作りは僕が粗いデモを作って、大久保に送って。彼はPCを持ってないのでメール便で送ってます。各々で詰めた後、大久保に福島に来てもらって実際に合わせながらバンドサウンドに落とし込んでいく感じです。
——以前と比べ、インディーで活動する上で何か変わったと感じることはありますか?
その当時はインターネットも出始めで、それこそYouTubeなんかもなかったので、本当にアナログでした(笑)。
下北沢のハイラインレコードというお店に無料でカセットテープを置いてもらったのが、みんなに知ってもらうきっかけになりました。そのカセットテープからインディーズ時代のレーベルの方、雑誌で取り上げてくれたライターの方など色々な方と繋がれたんです。今で も変わらずに付き合いありますからあのカセットテープには本当に感謝してます。
——そこが原点といっても過言ではないのですね。もし当時の年齢で今活動はじめだったら、カセットテープに替わるものとして何をしていたと思いますか?
まあYouTube、Myspace、ニコニコ動画などありとあらゆる物に手を出してたと思います
——現在海外ではストリーミングなどの配信をプロモーションとして行い、ライブでお客さんを集めるといった傾向が強いですね。
藤井さんは世界・日本の音楽業界の変化 をどのように捉えられていますか?
今はインターネットを使って個人単位で色んな事ができますから、本当にアイディア勝負というか、選択肢が多い分大変ですよね。流れ作業ではどうにもならないし。いかに面白い事を見つけていくかが肝になってると思います。まあその分、直に触れ合えるライブが重要になってるのは海外も日本も変わりないですね
——音楽配信に関してはどう思われていますか?
本当に便利になったなぁと思いますね。全然逆ベクトルになってしまいますが、海外では今アナログの重要性が高まっていてレコードやカセットが再認識され始めています。なのでMP3ダウンロードコード付き限定100枚シリーズとかでアナログのレーベルとかあったら面白いなとかは思います。
——音速ラインさんはLINEでスタンプやられてますよね。ソーシャルな時代ということで意識しているのでしょうか?
あれは僕が落書きが好きで、スタンプも個人配信できるようになったじゃないですか?だったらやってみようと、それだけです(笑)。実際いろんな方に使っていただいてるみたいで、嬉しい限りです。
——最近興味がある、おもしろいなと感じるイベントはありますか?
風とロック芋煮会、音楽と野球の融合とか今まで誰も考えなかったと思うし、 実際めちゃくちゃ楽しかったんですよ!あとはミグノンという団体の友森さんがやってた「いぬねこなかまフェス」 とか。色んな垣根を飛び越えてみんなが繋がれる場所が最近好きですね。
——自身でそういった形のイベントやフェスなど考えてますか?
自分達でも、ビールが好きすぎて「ビールナイト」という自主イベントをやってます。ビールを飲みながら自分達が好きなバンドを2、3組呼んで、とにかく楽しい夜を過ごす的な。ここ数年やれてないので近いうちにやりたいと思ってます!
——これからはこんなことをしたい!など今後の活動について教えてください。
とりあえず大久保と二人で「これは面白そうだ、、、」と思った物には全力で飛び込んでいこうと思います!
音速ライン
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