KING COLUMBIA インタビュー | 大阪発、とにかく楽しませるサウンドを奏でる若手スウィンギン・トロピカル・ジャズバンド
様々なジャンルを吸収したサウンドで魅せる大阪出身の8人組スウィングバンド、KING COLUMBIA。2002年に結成し、2011年FUJI ROCK FESTIVALへ出演。 SQUARE ENIXのゲーム音楽リミックスCDシリーズの 『Cafe SQ』に「ジョニー・C・バット」で参加するなど、活動の幅を着実に広げつつある期待の若手ジャズ・バンドです。今回はそんな、KING COLUMBIAのメンバーを代表して岡内さんに結成の経緯や音楽のルーツについて語っていただきました。
——はじめに、KING COLUMBIAはどのように結成されたのでしょうか?
2002年に僕が中心となってメンバーを集めたのがきっかけです。メンバーは岡内健(B)、岡本匡史(Tp)、松田典之(Tp)、 田辺直哉(Tb)、青井丈治(Ts)、後藤俊明(Gt)、泉川貴広(P)、阪本純志(Dr)。の8名です。
——岡内さんが中心となってメンバーを集められたということですが、もともとどんなバンドを結成しようと思っていたのですか?
ネオスウィングバンドを作ろうと思い、大学のジャズ研に入りました。実は、最初はボーカルも入れる予定でした。現在ボーカルはいません。
——メンバーの方々はジャズ研で知り合った方々なのでしょうか?
メンバーはジャズ研で知り合った人もいれば、それ以外で知り合った人もいます。当時スカが流行っていてスカバンドは沢山いたのですが、日本にネオスウィングバンドはほとんどいなかったんですね。それで、「こんなバンドを作ろう!」と思いメンバーを探しました。メンバーがみな同じ方向に向かっているというよりかは、自分たちのやりたい方向に従っていますね。
——音楽活動の環境についてはいかがでしょうか?
僕がバンドを始めた2008年以前から、音楽業界は不況と言われていて、落ちた状態からのスタートだったので、特に音楽業界が不況であると感じたことはないんです。CDの売上は確かに減っていると思うのですが、ライブする場所は減っているわけでもないし、リハーサルスタジオもあるので、音楽はできる環境だと思います。しかし、それを販売してお金に還元することは非常に難しくなっていると思いますね。
——KING COLUMBIAの楽曲にはジャズのカッコよさやグルーヴ感であったり、甘さだったりが表現されていて、聴いていてとても心地いいなと感じます。KING COLUMBIAの音楽のルーツは?
音楽のルーツとして、始めはネオスウィングに影響を受けました。そこから、ビックバンドジャズやモダンジャズを聴き始めましたね。先輩がスカバンドをやっていたのでスカも良く聴いていました。
——具体的にはどんなアーティストや楽曲に影響を受けたのでしょう。
最初に影響を受けたのは、BIG BAD VOODOO DADDY・Royal Crown Revue・The Brian Setzer Orchestraです。彼らのバンドの曲をコピーしていました。同時に50年代のジャンプブルースの曲も良く演奏していました。
——様々なジャンルから受けた影響がKING COLUMBIAの音楽にも反映されているのですね!オリジナル曲はどのようにして作られるのですか?
オリジナル曲は誰か一人が作ってきた曲をやる場合もありますし、素材だけスタジオに持ってきてセッションしながら作っていく場合もあります。
——布施明さんの「君は薔薇より美しい」のピアノトリオカバーのようにオリジナルだけでなく、カバー曲も演奏されていますよね。
基本的にはオリジナル曲が中心ですが、バンドに合った曲が見つかればカバー曲の演奏もしています。
——ライブの動画を拝見させていただき、KING COLUMBIAのみなさんはもちろん、観客のみなさんの楽しい雰囲気が伝わってきました。ライブで意識されていることはありますか?
ライブではもちろん見に来ている人を、”楽しませること”を考えています。同時に、こちらも楽しみながら出来る、それが伝わるように心がけています。
——ライブなどではアドリブもあるのでしょうか?
アドリブもありますよ。ソロはアドリブで弾いています。その他の楽器でも、アレンジが決まっている部分以外はアドリブで弾いていたり。
——KING COLUMBIAとしての今後の活動は?
より多くの人にKING COLUMBIAの音楽を聴いてもらえるように活動していきたいです。また、今後はボーカル入りの曲にも挑戦したいです。
KING COLUMBIA
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