YOSHIKI EZAKI インタビュー 「喜怒哀楽を共にできるアーティストであり続けたい」フリースタイルを経て自身の表現をストイックに追求する新世代高校生ラッパー

2019.7.31

バトルでスキルを磨きながらストイックかつハイペースに楽曲制作を続け、spacey&オルタナティブなビートにのるフレッシュな感性と情感あふれるラップが印象的な楽曲「Soft」がSoundCloudのBigチャート”Top 50 HipHop R&B”や”All Music genres”にランクインするなど、LEXらの世代の旗手のひとりとして注目されるラッパー YOSHIKI EZAKI


【Who's NXT】 YOSHIKI EZAKI

 
About : YOSHIKI EZAKI

2001年生まれ。都内の高校在学中。

2017年ラップ歴数ヶ月でMCバトルイベントにてO-EASTの舞台に立ち頭角を現す。

2018年HIP HOP専門ネットラジオ局WREP「ゴジレプ」サイファーコーナーに出演。

同年9月以降ライブ活動をメインにWOMB主催フェス他、同世代を集めた主宰イベント「Tee△uP(ティーアップ)」が話題を集める。

12月には、LEXを客演に迎えた「Affection」と、baindaliを客演に迎えた「Prudent」を続けざまに配信限定リリース。

2019年4月には、再び盟友baindaliをfeatした、「Soft」、「No other」を収録した『Soft』を発表し、SoundCloudでは「Soft (short Ver.)」がノープロモーションながら”Top 50 HipHop R&B”、”All Music genres”に世界中の楽曲の中から選曲される快挙を果たす。

7月末にリリースされた2000年代生まれの要注目の最先端ラッパーが集結した作品V.A.『O.B.S』に参加。同作には、baindali、fox4G、Gene、LEX、Only U、Power DNA、Tokyo Invaders、TRASH ODE、空音らも名を連ねており、LEX, Power DNA, TRASH ODEとの「Shining」、Only Uとの「High Summer」の2曲に参加している。

 
——まず、YOSHIKIさんがそもそも音楽に興味を持ったのはいつごろでしたか?

中学生までサッカーをやっていたんですけど、サッカーの試合前にサカナクションさんの曲を聴いたりはしていました。詳しいきっかけは思い出せないんですけど、もう自然と音楽を聴くようになっていた感じですね。

 
——ラップをやろうと思ったのは?

最初はフリースタイルラップから入ったんです。それでMCバトルに出場していくうちに、自分自身の曲を作ってステージでライブをしてみたいという思いがだんだん強くなって、本格的に活動を始めました。

 
——一番新しい作品はどれになりますか?

2000年代のアーティストが参加したコンピレーションアルバム『O.B.S』に「Shining」と「High Summer」という2曲で参加しました。

「Shining」は1歳下のLEXと、1歳上のTRASH ODE、Power DNA、そして自分という3つの年代がつながる4人で、”お金”をテーマに制作しました。

「High Summer」の方はOnly Uと制作したんですけど、夏にぴったりの曲に仕上がっていると思います。

 
Shining – LEX, Power DNA, TRASH ODE, YOSHIKI EZAKI

『O.B.S』 各配信ストア : https://linkco.re/5p4PdFFs

 


【Who’s NXT】 YOSHIKI EZAKI
『O.B.S』ジャケット

 

関連記事:V.A.『O.B.S』配信開始

 
——楽曲の制作はどのような環境で行っていますか?

基本的に自分の部屋で制作しています。

仲間の曲やかっこいい曲を聴いてると、「負けてられないな」というマインドになるので、ほぼ毎日曲を作っています。

 
——YOSHIKIさんが影響を受けたアーティストは?

Baindali(ベインダリ)です。

彼とは曲を作り始めたのも実は同時期で、お互い自宅レコーディングを始めて、年齢も同じだったり共通点が多くて。そういった中で、彼の色々なジャンルに挑戦する姿勢だったり、音楽に対してのストイックさだったり、かなり影響を受けましたね。彼と作った「Soft」っていう曲は、自分のこれまでの作品の中でも思い入れのある曲になっています。

あと、JP THE WAVYさんはやっぱりリスペクトしています。ワールドワイドにクリエティブに動いていて、LIFEもFASHIONも楽曲にうまく落とし込めてるアーティストだと思うし、今の僕達のような若手のアーティストに夢を見させてくれているので、リスペクトしています。

 
——音楽活動にあたって意識していることはありますか?

喜怒哀楽を共にできるアーティストであり続けたいと思っています。

表現として、現状を嘆くだけの楽曲ではなく、音楽で気持ちを動かして現状も未来も変えられるぐらいの楽曲を作っていきたいと思っています。

 
——今後の予定があれば。

アルバムのリリースも予定していますし、各地でのライブや主催イベント「Tee△uP」も開催しているので、ぜひ遊びに来てください!

 

 

YOSHIKI EZAKI
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