KIKUMARU インタビュー New EP『FEEL』リリース 才気溢れるラッパーが追求する新たなステージ

インタビュー
2022.12.19
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KIKUMARU インタビュー | New EP『FEEL』リリース 才気溢れるラッパーが追求する新たなステージ【Who's NXT】

KIKUMARU
東京の世田谷を拠点に置くKUMARUがNew EP『FEEL』(All Prod by BIG-8)を2022年11月27日発売。2022年1月発売の前作「Chain Reaction 3」以来、約1年ぶりのリリースとなる。今作はProducerにボーカルフレーズの早回しを多用したサンプル主体のトラックを制作し、国内外のリスナーに愛され、東京を拠点に活動するビートメイカーBIG-8を迎え、客演に湘南、茅ヶ崎からDLIP 所属DIRTY JOINTや、韓国にバックボーンを置く本格派R&BシンガーKWISEONと第2回高校生ラップ選手権優勝のKay-onからなるユニットSANDWICH GANG、印象に残るhookに、ビートとの相性、一度聞いたら忘れられない透き通った声で今話題の沖縄出身のアーティスト柊人など豪華メンバーが参加。またLA, NYを中心にDeath Row Recordsなど、数々の著名レーベルのエンジニア、プロデューサーと仕事を共にする傍ら、現在は東京に拠点を移し勢力的に活動するLil Mayがアルバムのレコーディング、ミキシング、マスタリングを担当。EPリリース同日には柊人を客演に迎えた収録曲「Diary Remix (feat.柊人)」のMVが同時公開される。ミュージック・ビデオ監督・編集を担当したのはKANDYTOWNのMVなどを手掛けるDAIKI KIKKAWA。

 


——KIKUMARUさんが音楽に興味を持ったきっかけを教えてください。

親父がバンドをやっていたのもあって、年少期から音楽は聴いていました。自分が音楽を好きになったのは中学の時に仲間から教えてもらったHIPHOPが影響でRAPを始めました。

 
——音楽活動をやっていくきっかけもその頃ですか?

中学卒業の出し物的なもので、仲間とRAPをやったのがきっかけになります。

 
——現在主に活動しているシーンや地域はどちらになりますか?

東京が多いですが、全国呼ばれればどこでも行きます。

 
——先日新たなEP『FEEL』をリリースされましたが、改めてどういった作品になっているか教えてください。

このEPに関して、制作は2年前位から始めてゆっくり進めながらリリースの2~3ヶ月前から詰めていった形になります。

 
1曲目の「My Dear feat. Kwiseon」はverseだけ先に書いてあって、hookで誰かシンガーを入れようって話になってBIG-8がKwiseon君に歌をもらって出来た曲になります。基本的に自分はメロディーがあんまり作れないこともあって、彼が入ることによっていつもと全く違う曲調に変わったので、良かったです。

 
2曲目の「Run & Gun」はbeatを聞いて思ったことを書いたらすぐに出来て、ああいった形になりました。

 
3曲目の「STILL feat. DIRTY JOINT」は、DIRTY JOINTとは最近良く現場が一緒になることも多くて、昔から知り合いだったこともあって一緒に制作しようって話になって。それでbeatを決めてマイクリレーでやろうってなってからはすぐ完成しました。和物をサンプリングしたこともあって、面白い曲が出来ました。

 
4、5、6曲目に関しては、何100あるBIG-8のbeatから自分の好きな音を選んで好きなことを書いたので、全部違った形で気に入ってます。


 
最後の2曲に関してはRemixなので以前リリースした曲をBIG-8のbeatに差し替えて録り直しました。思い入れのある二曲なので、違うbeatに載せたことによって違う伝わり方もしたと思うので後半の2曲はわりと好きですね。

 

KIKUMARU New EP『FEEL』(All Prod by BIG-8)
1.My Dear feat. Kwiseon
2.Run & Gun
3.STILL (feat. DIRTY JOINT) (Scratch by Rusty Juke)
4.No Worries
5.Blue World
6.Routine
7.¥ame Remix
8.Diary Remix feat.柊人 Chorus by Shinnosuke
 
2022.11.27 Release
All recorded & Mixed by May Daishi / All Song Mastered by May Daishi / All photo by Momoko Maruyama
Custom Designer by Yusuke Jingu / Designed by Sohei Mukoyama / All Recorded at KICK’S CLUB HOUSE
 
https://linkco.re/1qrnB7F1

 
——『FEEL』ではどの曲もおすすめだと思いますが、特にイチオシの曲をあげるなら?

今回のEPでは「Diary Remix feat.柊人 Chorus by Shinnosuke」がイチオシです。昔書いた曲ですが、2verse目は新しいものを書いて、hookには柊人が入ってくれたこともあって、製作時からMVを撮ろうと思っていた曲です。chorusのShinnosukeも以前から交流があって、柊人の好きなことのBEATも作ってることもあってスタジオに一緒に来た時にchorusも入れようなんてノリで入れたらめちゃくちゃ良かったので、今回こういった形で曲を完成させられたのは良かったです。

 
——楽曲の制作について、普段はどのような環境やプロセスで行っていますか?

最近は基本的に自分のstudioで制作して、REC、MIX、マスタリングまでやってます。自分のstudioはNYに住んでいた時に出会ったLil Mayって女の子と一緒に経営していて、前回のEPからは全部彼女にやってもらいました。

 
——このEPで初めてKIKUMARUさんのサウンドに触れるリスナーに、ご自身の特徴を伝えるなら?

自分は歌が上手くないので、RAPしか出来ないです(笑)。でもMC BATTLEも弱くないので、色んなところで自分のRAPを聞いてもらえたらと思います。

 
——KIKUMARUさんが影響を受けたアーティストを教えてください。

まず山下達郎さん。小さい頃から親父も好きだったこともあって今でも良く聴きます。音楽が好きな理由に山下達郎さんの音楽は欠かせないかもしれません。

そしてBANKROLL。自分がRAPに憧れた理由です。自分のRAPは元々仲間ありきだったので、今でも自分がRAPをしてるのは彼らの存在があったからですね。

 
——影響を受けた楽曲でいうと、どういった曲になりますか?

The Notorious B.I.G. – Juicy

RAPが好きになるRAPですよね。音も最高だし、何回聞いても飽きないです。

 
 
Kool & The Gang – Summer Madness

1番好きな曲です。毎年夏は必ず聴きます。

 
 
Roy Ayers – Everybody Loves The Sunshine

朝も夜も聴ける心地よさがありますね。

 
 
Fabolous – Thim Slick

音もRAPもMVも全部好きです。カッコいいってこれだなって。

 
 
KAMINARI-KAZOKU – Soul Brother
日本語のRAPを聴き始めた時にこのマイクリレーに衝撃が走ったのに覚えがある一曲です。全然聞くことが減りましたが、どこかで流れたら多分ぶち上がります。

 
 
I-DeA – 灯す火

中学生の頃ずっと聞いてました。RAPと歌。当時の流行りはこういった形だったなって再度認識しますね。

 
 
柊人  – 好きなこと

歌っていいなって改めて認識しました。人柄を知ってる分沁みました。今でも良く聞きます。

 
——KIKUMARUさんが音楽活動をする上で、なにか心がけていることはありますか?

CoolでHot。

 
——そういった意識の中で、リスペクトあるいは共感するアーティストはいますか?

Yushi、BANK ROLL、L-VOKALです。

 
——現在の音楽シーンについてなにか感じることはありますか?

昔と違って誰でも簡単に音楽が出来る時代になったなとは思います。携帯で音楽を作って配信、家でレコーディングして配信など簡単に出来ますが、昔、山下達郎さんのインタビューでalbumを出して10年間は新人って言ってたのが今でも自分には響いていて、その意味を踏まえた上で自分は今後も活動したいと思ってます。なので新しく出て来た若いミュージシャンにも何かを踏まえた上で活動して、その上で意味をもたらしてくれれば良いものはもっと増えるかなと思います。

 
——では最後に今後の活動の予定を教えてください。

来年2023年にソロの4th albumをrelease予定です。

 

KIKUMARU LIVE schedule
 
2022年
12/30 at 新宿ベルサール高田馬場
 
2023年
1/7 at 不眠遊戯LION
2/4 at 渋谷asia

 
KIKUMARU
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この記事の執筆者
Coming Freshers
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