心之助インタビュー 相棒ES-PLANTと語る二人三脚のアーティスト活動 — 感謝と野心を抱えてさらなるステージへ
“俺は悟空 お前はベジータ”のフレーズで一世を風靡した「雲の上」をはじめ、数々のヒット曲を世に放ち、累計ストリーミング再生数2億回以上を誇るラッパー・心之助。メジャーレーベルでの活動や、4MCのHIPHOPグループ・WAYZを経て、現在はインディペンデントで活躍している。そんな彼の創作やキャリアについて、WAYZでともに活動し、現在はほぼすべての楽曲を手掛けているプロデューサー・ES-PLANTを交えインタビュー。「2人で心之助だと思ってる」と語る、彼らの信頼関係も垣間見えた。
「雲の上」は自分たち(心之助とES-PLANT)のことだけを書いた
——2021年10月には楽曲「雲の上」、2022年1月には楽曲「Blue Spring」と、立て続けにTikTokを中心としたバイラルヒットを記録しました。バズった時の率直な気持ちはどうでしたか?
心之助 : 「キター!」って感じ(笑)。以前にも、ちょいバズりみたいなことはあったんですけど、この2曲はそれまでとあまりに感覚が違いました。本当にバズるってこういうことなのかと。一番驚いたのが、「雲の上」がキッズまで届いてることでしたね。友達の子どもがファンだって言ってくれたり、親戚の子どもが歌ってたり。
ES-PLANT : 「雲の上」は全くバズるのを狙ってない曲だったんですよ。僕が好きなように作りたくて、思い切りドラムンベースっぽいビートにしてみたっていう、“外し曲”だったんです。一方の「Blue Spring」は、心之助が「これは絶対にTikTokで流行る!」って狙って作った曲だったんで、流石だなと。
心之助 : 「雲の上」は、ここ2人(心之助とES-PLANT)のことだけを書いた曲ですからね。
——心之助さんが悟空でES-PLANTさんがベジータだったんですね。
心之助 : そうそう(笑)。あとは、あれぐらいバズってしまうと、やっぱりアンチが増えましたね。どうしてもコメント欄を見ちゃいますし、毎日DMで「死ね」とか送られてくるし。最初はちょっと堪えたんですけど、シゲ(ES-PLANT)にそれを話したら、「いいじゃんいいじゃん、こいつらより余裕で稼いでるんだから」って言われて、気にならないようになりました。逆に、それだけ色んなところに届いたんだなと。メンタルの部分で、身近にシゲのような存在がいたのは大きかったと思います。
独自のアイデアが詰め込まれた『SAIL AWAY』『BABY BLUE』
——昨年も『SAIL AWAY』『BABY BLUE』という2枚のEPも発表し、非常に精力的な音源活動を展開されました。それぞれについてお伺いしたいのですが、まず2022年4月のEP『SAIL AWAY』についてはいかがでしょうか?
心之助 : 表題曲「SAIL AWAY」が出来た時はブチ上がりましたね。若い時に好きだった音楽を遊びで取り入れてみようという流れで生まれた曲です。僕もシゲもバンドサウンドが元々好きで、hideさんも聴いていたりしたので。その頃を思い出しながら、青春してるような曲を作りたいなと。僕が最初にドラムのみでメロディーと歌詞を作って、そこにシゲがギターを乗せた音源を送ってきた時に、テンションが上がりすぎて、「クソヤバいね!」って電話しました。
ES-PLANT : あまり考えすぎずに素直に楽しむっていう曲が今までなかったので。全然ファンには刺さらなかったけど(笑)、自分たちの好きなように作りました。
——2015年のシングル「最後から二番目のLove Song」が収録されているのはどういった理由ですか?
ES-PLANT : 2021年のEP『PURPLE』でリスナーが一気に増えたこともあって、過去の曲を知らない人も多くなってきているので、そういう人たちに届けるためですね。次回のEPにも、過去の曲を収録しようと思っていて。
心之助 : 新しいファンにも知って欲しい曲っていうことですね。あとは、1stシングルなので初心に帰るという意味もありつつ。
——2022年10月にリリースされたEP『BABY BLUE』については、特に思い入れのある曲はありますか?
心之助 : 収録されている「愛なのか情なのか」と「世界中のラブソングをかき集めて」はそれぞれアンサーソングになっています。付き合っている時のマンネリについて歌っているのが「愛なのか情なのか」、そうして別れた後に結局後悔しているのが「世界中のラブソングをかき集めて」ですね。自分も経験があるんですけど、男ってないものねだりな面がある。付き合ってる最中には相手のありがたさに気付けず、自分から嫌になったくせに別れたら引きずるっていう。そういう女々しい人が結構世の中にはいるんじゃないかと思って書きました。
心之助 : あとはサウンド面でいうと、「オンリー・ラブ」は、BPMも早めでロック感もあって……あれはなんていうジャンルなの?
ES-PLANT : シンセウェイヴをJ-POPに落とし込んでいます。さっきもあったように、作品を作るときは、「こんな曲やるんだ」って思わせるような良い意味での“外し”を必ず1曲入れるようにしてて。
心之助 : 僕が自分だけで作るものって、どうしてもポップス寄りになってしまうんですよね。そこで、シゲに今のトレンドな要素を盛り込んでもらったり、いつもと違う曲調を加えてもらったりすることで、新しいものが出来ているという感覚があります。周りのアーティストでも同じ路線の人はいないと思っているし、自分でもHIPHOPなのかJ-POPなのかよく分かっていない。だからジャンルは“心之助”だと思えるくらい、人と被らないことをやっているなと。
誰かに向けた手紙のようなリリック
——そして最新のリリースが、今年のバレンタインデーにリリースされた「Love Letter」です。2020年の「STAY」、2021年の「Letter」、2022年の「My Vision (Piano Ver.)」と、バレンタインデーには毎年リリースをしていますよね。
心之助 : ファンに曲をプレゼントしたいなっていう気持ちから、バレンタインとクリスマスには必ずリリースするようにしています。
——「Love Letter」は、思わず何回も聴いてしまうような、キャッチーで耳に残る楽曲でした。どのようなインスピレーションから作られた楽曲だったんでしょう?
心之助 : 今時の若い人たちは手紙を書かない人が多いと思うんですけど、僕は学生時代に交換日記が流行っていたこともあって、結構手紙を書く人間で。手紙といっても長ったらしい告白のようなものではなく、記念日や誕生日に「いつもありがとう」「おめでとう」みたいな内容を書いて渡すんです。そういう自分のリアルをそのまま曲にしたという感じですね。
——なるほど。リリックに登場する「タイムカプセル」という言葉も印象的でした。
心之助 : 手紙ってやっぱり残り続けるじゃないですか。僕の場合は、ファンの子から手紙を受け取ることも多くて、それが引き出しに残っているんです。何年も前の手紙をふと見たときに、すごく元気を貰える。そうやってその時を思い出せるものって、本当にタイムカプセルみたいだなと思います。
——心之助さんの楽曲は、ラブソングでも、仲間や友達に向けた曲でも、1対1で誰かに宛てたような楽曲が多いなと感じます。
心之助 : それも手紙と同じなんだと思います。誰かに向けて手紙を書くという行為がそのまま曲になってるイメージ。例えば、EP『BABY BLUE』に収録されてる「セッターとマルボロ」は、2020年のEP『da capo』に入ってる「ゼロ」という曲のアンサーソングなんですけど。昔、友達と二人でボロボロのアパートに住んでた時のことを書いています。そいつが吸ってたタバコがマルボロで、僕がセッター(セブンスター)で。誰か一人のために曲を書くことは結構多いです。
ES-PLANT : 客観的に見てても、心之助は大勢に向けてではなく、誰かに向けて曲を作ると良いリリックを書ける気がしますね。
どんな曲でも心之助の色になる
——楽曲の制作は、どのような流れで行っていますか?
ES-PLANT : 最初に、心之助がドラムだけのトラックにメロディーを乗せたデモを作るんですよ。コードとか何も入ってないのによくできるなと思うんですけど(笑)、それに僕がビートを付けるっていう。元々は僕が作ったトラックを心之助に渡してたんですけど、最近はその方法がしっくり来てます。
心之助 : やっぱりリリックを優先して作りたいんです。BPM90から95くらいの、ミドルなテンポが手紙を書いている感覚に近くて言葉数が上手くハマるんですよ。今のトラップみたいな、すごい量の言葉を詰め込むのが苦手っていうのもあって。
ES-PLANT : だから、心之助のデモから制作すると全部同じくらいのBPMになっちゃう。なので、僕がトラックを作って、「これで一回歌ってみて!」みたいな挑戦もしています。良い意味でも悪い意味でも、心之助は他人の曲をあまり聴かないんですよ。だから、僕が他のアーティストに影響を受けて作った曲でも、心之助が歌うと全く別物になる。僕がイメージしてたものにならないからこそ面白いなと思って。どんな曲でも心之助の色になるので。
——制作ペースも早いですよね。コンスタントに作品をリリースし続けている印象があります。
心之助 : 基本的には数を打ちたいというねらいがあって。15曲入りのフルアルバムを年に1回出すよりは、5曲入りを3回出そうと。理想としてはワンシーズンに一度はリリースをして、常に話題があるようにしたいと考えてます。
ES-PLANT : 一つの作品に曲を入れすぎると、聴かない曲が増えてきちゃうというイメージがあるんですよね。CDの時代には、お金払ってるし全部聴くっていう人が多かったと思うけど、今はそういうわけでもないので。全曲自信を持って作っている曲なので、ちゃんと聴いてもらうために、あえてフルアルバムではなくEPにしています。
——心之助さんが今も変わらずティーンエイジャーに刺さる曲を作り続けられるのはなぜだと思いますか?
心之助 : それは多分、子どものころから何も変わってないから。中高生の時から、仲間と「死ぬまで青春やってやるぜ」「一生遊んで暮らすっしょ」みたいなことを話してて、結局そのまま大人になってしまったというか。このままおじいちゃんになるのかなと思っちゃってる(笑)。ラブソングに関しては、僕はもう既婚者なので、昔を思い出したり、誰かになったつもりで書いたり、書き方が変わってきてはいるんですけど。
——若者の恋愛も、時代によって移り変わっていますよね。
心之助 : とにかく今は、遊ばれてる子が多い印象ですね。そういう、遊ばれてる女の子目線の曲もあるんですけど、MVをアップするとYouTubeに病みコメントがあふれる。「まさに私の気持ちです」みたいな。
——そのように女性の共感も得られるのはどうしてだと思いますか?
心之助 : 自分自身、若い頃、女の子に誠実に向き合えてなかったかもしれないなっていう時期も正直あったので、その時の反省というかそういう部分を歌ってる曲もありますね。傷つけてしまった経験があるからこそ理解できる部分もあるのかな。あとは、ファンの子から相談のDMが来ることが結構あって。それを曲にすることもあります。
ファンとの関係に欠かせないのはバランス感覚
——SNSの使い方もとてもクレバーな印象があります。SNS上での自身のブランディングについて意識していることはありますか?
心之助 : それぞれSNSの種類によって使い分けています。元々はTwitterに力を入れていて、元気が出るようなフレーズを投稿したり。Instagramに関しては、アーティストらしい写真を。それもいつもシゲが撮ってくれています。TikTokは、無料の広告ツールだと捉えているので、他のSNSやYouTubeへの入り口になるように活用してますね。Instagramの写真はTwitterにはアップしないみたいな、出し分けは大事だと思っています。
——それぞれ特性ごとに活用方法を変えているんですね。ファンとの距離感については、どう考えていますか?
心之助 : アーティスト活動に慣れていないころは、どうしてもファンの子と友達みたいになっちゃうことがあると思うんです。でも、近すぎず遠すぎずという距離感が大事なので。例えばクラブで自分の出番までは表に出ないとか。バランス感覚が必要ですね。
ES-PLANT : 色んなグループで色んなファンを見てきたから、接し方が分かってるんだと思いますね。
心之助とES-PLANT ― 二人三脚のソロ活動
——2009年にミクスチャーユニット・SQUAREHOODのメンバーとしてメジャーデビューして、2011年からはWAYZとしても活動といったキャリアをお持ちだからこそですね。2015年からソロ活動を本格化させたのは、どういった理由だったのでしょうか。
心之助 : やっぱり、シゲがずっと僕のことを信じてくれていたんですよね。グループでの活動が長かったので、ソロでやっていこうという気持ちはそんなになかったんですけど、シゲは「心之助はもっと上に行けるよ」って、僕の可能性を信じてくれてて。仲間がそう言ってくれたのがきっかけかもしれないですね。
ES-PLANT : メジャーでの経験があって、ポップな曲もしっかりしたラップも書ける奴が心之助だったんですよ。WAYZは元々個々で活動してるメンバーが集まって始まったのに、いざグループになったらみんなソロ活動をあまりしなくなっていって。それはもったいないと。心之助は絶対ソロでもやった方がいいって言いました。
心之助 : 自信がないわけではないけれど、ちょっとビビってる自分もいたので。後押ししてくれる仲間がいたから踏み出せましたね。
——今はインディペンデントでリリースされていますが、メジャーでの活動を振り返ってみて思うことはありますか?
心之助 : メディアに露出できたりとか、ドラマのタイアップもあったりとか、自分だけじゃ絶対にできないことをやらせてもらえて、いい経験になりましたし、本当に感謝しかないです。ただ、自分に音楽の知識がなかったのもあって、あまり乗り気じゃない作品もあったり、低音を削ったJ-POP仕様のミックスをされてしまうこともあって。それを覆せる説得力もなかったので、苦しい気持ちはありましたね。自分に至らない部分が多かったなという反省はあります。あとは、繋がっていた人をもっと大事にできたんじゃないかな。テレビ局の人にしろ、プロデューサーにしろ、メジャーで活動してないとなかなか出会えない人がいるのに、マネージャーやA&Rがやりとりしてくれるからと任せてしまっていたんですよ。今思うと、ちゃんと人と繋がって、お礼の連絡も直接して、っていうくらい人間関係を大事にするべきだったなと。
——なるほど。いまの若いアーティストにもためになるお話ですね。
心之助 : でも、今はボタン一つでメジャーのアーティストと同じように曲をリリースできるし、結果が出たらメジャーでやってた時よりも何倍も稼げる。メジャーもインディーも垣根がない時代になってきたのは感じますね。結局、自力が大事だなと。
——ご自身では、ソロアーティストに向いている性格だと思いますか?
心之助 : そうですね。でも、僕は基本的には曲作りとライブしかやりたくないので、支えてくれる相棒はマストで欲しいです。だからシゲの存在は本当に大きい。
ES-PLANT : 僕も元々WAYZで歌っていたので、ステージに立ってると「俺だ俺だ」っていうテンションになっちゃうんですよね。でも、心之助は、初めて自分じゃなくてこいつに賭けたいと思えた人間だったので、サポートに回った。そしたら、意外と裏方の方が合ってるなと。結果的に上手くバランスが取れてます。
——お二人の出会いについても伺いたいです。
ES-PLANT : 最初の印象は最悪で(笑)。お互いにソロでやっていた時に、渋谷の小箱のイベントで出会いました。共通の先輩に「お前らタメだから仲良くしろよ」って言われて、「はじめまして、ES-PLANTです」って挨拶したら、心之助から「タメなんでよろしく、ちぇ〜す!」ってチャラく返されまして。僕は、初対面はタメでも年下でもまず敬語からだって教わってたので、こいつとは絶対仲良くしねえと思ってたんですよ(笑)。メジャーで活動してたから、なんであんな奴がテレビに出てるんだと。で、一方的にあまりいい印象を持ってなかったんですけど、WAYZの残り2人のメンバーとは僕も心之助も別で繋がってたので、歳も近いし4人で1曲作ろうよって話になって。出来た曲がカッコよかったから、一緒に活動していくことになって。
——そんな出会いの2人が、今やお互い信頼できるパートナーとしてタッグを組んでいると。
心之助 : そう考えると、続けることが大事だなと思いますね。今は喧嘩することもないし。良い意味で細かいところを気にしないところが似ていたり。お互いに自分が悪かったらちゃんと謝るし。
ES-PLANT : 今はアーティストとしてはもちろん、心之助の人柄も好きで。何より、こいつとやったら絶対売れるっていう自信があったんですよ。僕には絶対書けないラブソングを書けるし、ライブパフォーマンスもやっぱり素晴らしい。
感謝を忘れず、諦めないこと
——心之助さんが、音楽活動で特に大切にしていることはありますか?
心之助 : 感謝を忘れないこと一択ですね。僕は飯を食えない時期が本当に長かったので。20歳くらいから音楽を始めて、30歳まで食えなかった。だからこそ、一人一人のファンや仲間、家族の大切さが分かるので。結局自分達だけじゃ何もできない。
ES-PLANT : 今になると、若い時に稼げてなくて良かったなと思います。バーンと成功したら、きっと天狗になってた。
心之助 : 音楽活動をしていると、例えば大学を卒業するまでとか、30歳までとか、何度か節目があると思うんです。僕は実家が古くから続くうなぎ屋で、30歳で一度実家に帰って働きながら音楽を続けていたんですけど、その年に音楽で生計を立てられるようになった。どんな理由があっても諦めないこと、辞めないことが大事だと実感しました。
——今は、働きながらでもリリースはできるという環境もありますからね。
ES-PLANT : どこかに所属しないとリリースできないっていう時代だったら、音楽を辞めてたかもしれないですね。
替えのきかないアーティストになりたい
——心之助さん、ES-PLANTさんがこれから挑戦したいのはどういうことですか?
心之助 : まず、ワンマンライブですね。今まで16年くらい音楽やってきたけど、ソロで長い時間のワンマンはやったことないんで。クラブでの短いライブだと、みんなが知ってる曲を歌おうとするんですけど、それだと毎回ライブ来てくれてる子からしたら同じ曲しか聴けない。バラードみたいな、どうしてもクラブに合わない曲もある。だとすると、全部を出し切れる場所はワンマンしかないだろうなと思ってます。グループでやってた分、一人で背負い切れる自信がなかったんですけど、一歩踏み出そうかと。それと、色んな曲を作りたいですね。
ES-PLANT : 若いトラックメーカーやプロデューサーをサポートしていきたいですね。自分が若い時にこういう大人がいてくれれば良かったのにと思うような人になりたい。僕らの時代はどうお金が動いているのかとかもよく分からずに活動してたので、そこをクリアにして、次の世代をどんどんフックアップできたら嬉しいです。
——今後共演したいアーティストはいますか?
心之助 : 今までは、あまり客演は入れてなかったんです。客演の入った曲で付いたファンよりも単独の曲がきっかけでファンになった人の方がコアになってくれると思うし、他人に1バースを渡すより自分で2バース書いた方が曲の精度もブレないっていう理由で。単純に一人で曲を作るのが好きでもあるし。でも、今後はシゲと同じように若手を育てたいという気持ちがあるし、可愛がってる後輩の応援もしたいので、客演を迎えることも考えていこうと思ってます。
——最後に、これからの展望をお聞かせください。
心之助 : ブレずに、ファンに感謝しながら、リリースを続けて、ワンマンライブをやって。今の倍稼ぎたいし、舐めてる奴らの手の平を返させたい。17年やってきて、今は音楽で飯を食えるようにはなったけど、それでもまだ僕のことを知らない人はたくさんいるので。とにかく僕の音楽を多くの人に知って欲しいです。そして、替えのきかないアーティストになりたいですね。