MANSION PARK インタビュー “楽しむことが大前提” 「One verse」がチャートを賑わすニューカマー
TikTokをきっかけにバズり、活動間もないアーティストの楽曲でもチャートを駆け上がる事例が後を絶たない。今年6月に楽曲「One verse」がTikTokでローカルカンピオーネのダンス動画をきっかけにバズり、Spotifyバイラルチャート1位にまで上り詰めたMANSION PARK。2021年からリリースをはじめたという彼ら、まさにフレッシュなアーティストの快進撃だ。これからの活動に注目が集まるMANSION PARKの2人に話を聞いた。
MANSION PARKのバックグラウンド
——メンバーのご紹介をお願いします。
epe freaks : MANSION PARKのリーダーのepe freaksです。殆どの曲の作詞をしています。パートはフックや、ラップが多いです。
Min@ : Min@です。パートは主に優しめなバラード調の部分を歌ってます。
——基本的なところからお伺いさせていただきます。まずお二人が最初に音楽に興味をもったきっかけというのは?
epe freaks : 幼い頃、戦隊モノの主題歌やウルトマンの歌などをよく歌っていたようで、幼稚園の卒園アルバムに将来の夢は歌手って書いてありました。その頃から音楽に興味を持っていたみたいです。あまり覚えていませんが、父は昔バンドを組んでいたり、祖父も歌の先生をしており小さな頃から音楽にはよく触れていました。
Min@ : ONE OK ROCKの「完全感覚Dreamer」を聴いてインパクトのあるサウンドとリリックに衝撃を受けて、ONE OK ROCKのドラマーのTomoyaさんに憧れ、そこからドラムをやり始めたのが音楽に対し興味を持ったきっかけです。
——Min@さんは最初ドラマーだったんですね。では影響を受けたアーティストや曲はONE OK ROCKということになりますか?
Min@ : ですね、そうなります。楽曲も今あげた「完全感覚Dreamer」ですね。
——epe freaksさんはいかがでしょうか?
epe freaks : 沢山いますが、PUNPEEさんやMr.Childrenさん、SUPER BEAVERさん、BIMさんなどです。楽曲でいうと、SUPER BEAVERさんの「人として」とMr.Childrenさんの「innocent world」です。
——HIPHOPからロック、J-POPまで幅広いですね。そういったお二人がどのような経緯でMANSION PARKを結成されたのでしょうか?
epe freaks : 元々音楽が好きで、学生時代には現メンバーのMin@も含めたバンドを組んでいました。今言ったように、ロックや、J-POP、K-POP、HIPHOPなどのジャンルを問わず聞いていました。それで、高校3年の頃にフリースタイルダンジョンという番組を見て即興ラップにハマって、よく友達とやっていました。ですが、あまり自分は上手ではなかったので事前に歌詞を考えて、それを覚えて即興のフリをしてラップしていました。それが作詞を始めたきっかけです。そこから自分の曲を作り始めてMin@に曲を聞いてもらい、Min@が「俺も一緒にやりたい」と言って始めたのがMANSION PARKです。
——はじめは同じバンドにいた2人だったんですね。
epe freaks : その後何曲か制作し、他の友達とドライブへ行く時も自分達の曲を流していました。その時に「世に出さないともったいない」って多くの人に言われて、それでサブスクやYouTubeで配信を始めました。
Min@ : epeの作る曲は好みだったし、楽しそうだから一緒にやりたいと思ったんです。
——MANSION PARKというユニット名の由来というのは?
epe freaks:結成した当時、新型コロナウイルスが流行っていて多くの人達が家から出れない状況が続いていていました。こんな大変な時期に結成したからには、今の状況を名前に取り入れたいと思って、「家の中でも僕らの音楽を楽しめる」と言う意味でMANSION(家) PARK(公園や楽しめるところ) という名前にしました。
——その後、2021年に最初の楽曲をリリースされますよね。
epe freaks : TuneCoreさんから一番最初にリリースした曲が「Message」という曲です。本格的に活動を始めて一番最初に作った曲です。すでに「Message」のリリース前にYouTubeでは数曲配信していましたが、自分達の中で1番お気に入りの曲だったので最初のリリースとしました。音楽活動をする上での自分達のスタンスが込められた一曲になっています。
Min@ : 「Message」を最初のリリースにしたのは、自分としては各々のヴァースがお気に入りで、さらにフックに力強さとインパクトがあるので、曲のタイトル通り聴いて下さる方々にMessageを届けられると思ったからです。
——初期のころは具体的にどんな風に活動をされていましたか?
epe freaks : 活動初期はInstagramのアカウントを作って、インスタライブなどを頻繁に行なっていました。自分の曲をリリースするのに最初は不安があったんですけど、思っていたよりもファンの方が気に入ってくれて自信がつきました。その当時からのファンの方からは今でも応援のメッセージが届いていて、とても励みになってます。
——活動拠点は現在どちらですか?
epe freaks : 山梨県で活動しています。
——音楽活動の現状はどんな感じですか?
epe freaks : 今は普段仕事をしてまして、日常の中の出来事や学生時代の思い出などを楽曲にしています。あと、ライブはまだ行っていないです。
Min@ : そうですね、ライブはインスタライブを通してのオンラインライブを今も行っていて、出来れば今年からライブハウスや路上ライブ等も行って行きたいと考えています。