TOTALFAT インタビュー「俺らは自分たちが思ってたよりも強いバンドだった」 “独立&DIY”を選択した3人の新たな決意と覚悟
ワンマンツアーは過去と未来を繋ぐライブに
——3曲それぞれ異なるアプローチながら、どれもとにかくライブハウスに行きたくなる楽曲に仕上がりました。
Bunta:コロナ禍に作った曲とはテンションが違いますよね。ライブの光景をイメージしながら曲作りできるのはやっぱり楽しい。TOTALFATとしてもそれが健全なんじゃないかな。
Shun:週に2本くらいライブをできるようになって、自然とその残像と余韻から曲を作れました。
——そんなEPが世に放たれて、とうとう10月1日の大阪・LIVE SQUARE 2nd LINE公演を皮切りにワンマンツアー『A YEAR OF STRENGTH』が開催されます。どの会場も、バンドを始めたての頃から馴染みのあるライブハウスなんですよね。
Jose:別に狙ったわけではなかったんですよね。図らずとも15年前に通ってたライブハウスが会場になった。でも、今の俺たちの方が絶対にカッコいいし、良いライブができるから、あの頃やってた曲もやりたいなと。かつて遊びに来てくれてた人たちもまた戻って来てくれたら嬉しいですね。
Shun:もう俺らは来年のアルバムを見据えているので、そこに向けての良いインプットができたらいいな。歌詞になるような思いを抽出したい。そういう日にしていきたいなと思います。
Bunta:多分、この3本が今の俺たちの最高到達点のライブになると思います。コロナ禍でライブハウスから離れちゃった人とか、新しいお客さんにもアプローチしたい。もう一度、Zeppとかそれ以上の規模までTOTALFATを大きくしていきたいので、そのきっかけになるツアーにしたいですね。