HITOMINインタビュー 「一歩一歩、スキップせずに進みたい」最新EP『UNTITLED』を携え向かうネクストステージ
ギアを上げて臨むO-EASTワンマンとその先
——先行配信された「Wolf」のアートワークやMVでは、燃え盛る翼を生やしたHITOMINさんの姿がセンセーショナルに捉えられています。
ちゃんと燃やして撮ってるんですよ。監督(Keita Uchino)は私と似てて熱が入ると止まらない人だから、「実際に火をつけて燃やそうぜ!」ってなって。私のジャケットがちょっと焦げました(笑)。楽しかったです。
——あのビジュアルからも、HITOMINさんが新たなモードに突入してることが感じられます。
確かに今はギア入ってますね。それに比例して化粧もまた少し濃くなって(笑)。一時期は音楽やってても全然楽しくないなって感じてた時期もあったんですけど、最近はもう1人の自分を作って「この程度で楽しくないとか思っちゃってるとか、お前ダサ!」って言わせることで火を付けてるんです。そうやってスイッチが入ってきたから、来年はもっと忙しく動きたいですね。
——そんな絶好のタイミングで、12月から『UNTITLED Tour』が開幕します。来年4月にはツアーファイナルとして東京・渋谷Spotify O-EASTでのワンマンライブも控えていますが、どのようなステージにしたいですか?
家族に会うみたいに濃く深く、アットホームな雰囲気でやりたいですね。クラブでのライブは自分のお客さんだけが来るわけじゃないから、いつも近くで見てくれているファンに届けたいことを届けきれてないので。「これからもついていこう」って思ってもらえるような、もっといい景色を期待してもらえるような。そんなライブにしたいです。
——ツアーでは、ティーンのリスナーや、普段クラブに遊びに来ないような人も巻き込めたら良いですよね。
そうですね。今もそういう子は結構多くて、イベンターさんに「今日初めてっていう子がいっぱい来てくれたよ」ってよく言われるんです。年齢層も幅広くて、デイイベントだと小さいキッズが来たり、自分の両親くらいの年齢の人が夫婦で来てくださったり。そういう出会いがツアーでもあったら良いなと思います。
——O-EASTから先の未来、さらに大きなステージに立つビジョンは見えていますか?
本当は今年ホールツアーを周る予定だったんですけれどかくかくしかじかで出来なかったので、来年はやりたいと思ってます。色々な場所で、ファンとちゃんと交流できるステージを作りたい。自分がいま目指してること、やろうとしていることを伝える場を作りたいです。
——制作面では、今後作ってみたい作品の展望はありますか?
「別のアーティストをフィーチャリングしないんですか?」ってよく聞かれるんですけど、今はまだ自分の力でどこまで行けるか頑張りたくて。ワンマンでも、客演なしでどれだけお客さんを呼べるかもうちょっと挑戦したいし。でも、自分の新しい面を引き出してくれる新しいビートメイカーさんとは一緒に制作したいと思ってるので、来年はそういう動きが見せられると思います。
——それでは、最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。
いつも信じてついてきてくれてありがとうございます。みんなが好きだって言ってくれるHITOMINを大事にしながら期待に応えられるように頑張るので、今後ともよろしくお願いします!