BASICA インタビュー | 常に実験的なアート&サウンドを追求 ― 進化するコレクティヴ

インタビュー
2020.2.21
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BASICA インタビュー

2015年から音楽プロジェクトとして活動開始し、2020年に独立した個々が集まったコレクティヴとして進化したBASICA。そのサウンドは、ベースミュージックとオルタナティブなヒップホップを核に吸収、進化し実験的なサウンド・アートに挑戦し続けている。また、コレクティヴのアート表現において映像も重要な要素として映像作品にも力を入れており、2020年は様々なアーティストのコラボを含む映像作品・音楽作品を月1ペースでリリース予定とのことだ。

楽曲の制作はもちろん、レコーディングから、ミックス、撮影・編集、配信、デザイン、プロモーション、マーケティングなど全てを自分たちで行うインディペンデントなスタイルで活動するBASICA、今回ELIMとATSUKIに話を聞いた。

BASICA
Gleam Grimm:Beat Maker / Design / Publicity
ELIM:Lyrics / MV Director
ATSUKI:Beat Maker / Producer / Mix
JESUS YAMAZAKI:試練


——まず最初にBASICAのメンバーのご紹介をお願いします。

ELIM : MCのELIMです。BASICAではリリックを書いていて、他にもMVの撮影、編集、監督もやっています。

ATSUKI : ビートメイカー、プロデューサーのATSUKIです。楽曲のミキシングもしています。あと同じくビートメイカーでデザインやパブリシティーも担当するGleam Grimmと、色々やってもらってるJESUS YAMAZAKIがいて、この4人でBASICAです。

——JESUSさんはプロフィールだと担当が「試練」となっていますよね。

ELIM : JESUSさんはドローンを無許可で飛ばして20万円の罰金だとか、ありとあらゆる試練を運んで来てくださるのでプロフィールには試練と書いています。今はアシスタント的な役割とMVに役者として出てもらったりしています。BASICAのMVで十字架を背負ってパフォーマンスしているのも彼です。

ATSUKI : 最初 BASICAは3人で、僕は後から加わりました。ビートライブで対バンしたのがきっかけで、もともと紹介してくれたのがCity Your CityのTPさん(TPSOUND)だったんです。TPさんがBASICAをすごい好きで、「ATSUKIさんもきっと好きだと思いますよ」って紹介してくれて。実際BASICAのライブを見たらゴリゴリのインダストリアルノイズヒップホップで「この人たちヤバいな〜」って。それで試しに1曲一緒に作ってみたらいい感じだったんで、僕もBASICAに加わることになりました。

ELIM : ATSUKIさんがMAMMOTH DUBっていうダブステップのパーティーを昔やってたんですけど、僕らもいつかATUSKIさんと対バンできたらいいねって話したりしてたんで。

ATSUKI : 僕は以前はダブステップのDJをやっていて 大阪の罠BARのオーナーでもあるDJ DOPPELGENGERとMAMMOTH DUBというクルーで活動していました。


BASICA インタビュー
過去開催されたMAMMOTH DUBのパーティー

——BASICAのYouTubeチャンネルを見ると、一番最初の動画は4年前ぐらいにアップされていますね。最初はどういうきっかけで結成したんですか?

ELIM : Gleam Grimmと自分はネットを通じて知り合いました。当時僕はアコースティックギターを弾き語りをやってて、Gleam Grimmもギターで一緒に曲作ったりして。JESUSさんは昔からの友達で、弾き語りの前はヒップホップのグループをやってたんですけど、JESUSさんはそのグループでMCをやっていました。その後にバンドになって、1年前ぐらいにATSUKIさんが加入して、現在に至ります。

——ATSUKIさんが加入したことで、BASICAにおける一番の変化はどういった部分でしたか?

ELIM : それはもう音の部分ですね。低音、音質はもちろん、クオリティが格段に上がりました。ATSUKIさんはミキシングのプロでもありますし。

——低音職人と呼ばれていますよね。

ATSUKI : いやいや(笑)まだ勉強中です。

——改めてそれぞれの音楽的なバックグランドをお伺いしたいのですが、ELIMさんは先ほどもおっしゃっていたようにもともとヒップホップをやっていた?

ELIM : ですね、楽器が4人、MCが4人の8人組のヒップホップクルーで、主に町田で活動していました。そこから繰り返しになりますが、弾き語りにいってダブバンドをやってまたヒップホップに戻って今のスタイルっていう。

——そのように音楽のスタイルを変えられてきたのはどうしてですか?

ELIM : ヒップホップはもちろんなんですけど、やっぱり音楽そのものが好きなんです。ギターを触り始めたらもっとうまくなりたいってなるし、エレキギターでもそうだし。自然にバンドもやりたくなって。でも年齢を重ねるとメンバーも抜けていったりして、Gleam Grimmと二人になったら、今度は打ち込みでやってみようとか。

——ちなみにELIMさんが好きなアーティストは?

ELIM : 自分は昔からトム・ヨークだったりポーティスヘッドが好きです。ヒップホップだとシュレンザファイヤー、ヤング・ファーザーズ。そういうアーティストからは影響を受けていると思います。

——リリックはELIMさんが書かれているということですが、リリックに関してはどういったことにインスピレーションを受けていますか?

ELIM : 自分自身の身の回りに起きたリアルな出来事から書くことが多いですね。実話を元にしていたり、ストーリー性があるものだったり。

——ELIMさんは映像のクリエイターとしてのこれまでのキャリアというのは?

ELIM : BASICAで「雨が降る」っていう曲のMVを作ったのが最初です。映画が本当に好きで、そこから自分たちのMVを撮るようになって。ATSUKIさんのビートもシネマティックだと思うし、単なるストリートっていう枠だけじゃおさまらない雰囲気もあるので。

——ATUSKIさんは先日ニートtokyoにも出演されていましたが、改めてバックグラウンドをお伺いしてもいいですか。

ATSUKI : 僕はバンドでギターを弾きつつも高校の時にはサンプラーを使ってビートを作ったりしていて。そのきっかけはDJ KRUSHさんでした。高校1年くらいまでは、ウエストコーストのヒップホップをすごい聴いてたんですけど、DJ KRUSHさんをはじめて聴いたときに 衝撃を受けて。それまで聴いてたヒップホップの音源やら服までも全部手放すぐらいの勢いで喰らっちゃって。当時はTrickyやMassive Attackとかのブリストルサウンドや、いわゆるアブストラクトやドラムンベースなんかがすごい流行ってた頃でもあって。それが高校2年の時かな。そこから、少し間が空いたりしつつもビート作ったり、ギター弾いたり、ヒッピーみたいになったり、DJしたりとダラダラとマイペースに音楽活動を続けてきました。

——downyのリミックスアルバムの参加はやはり転機になりましたか?

ATSUKI : そうですね。沖縄にDJをしにいく機会があって、その時に青木ロビンさんを訪ねたんです。そこから縁ができて。それこそ、ロビンさんにお会いする以前からブートでリミックス作ったりするぐらいdownyは本当に好きで。それをロビンさんが気に入ってくださって、改めてdownyのリミックス作品に誘っていただきました。そこからビート作りが本格化したというか。

そのリミックスはテッキーなダブステップっていう感じなんですけど、その後ぐらいから自分の中でダブステップとはまた別の感じの曲も作りたいっていう欲求が出てきたんです。ダブステップだとBPM的にも限られてくる部分もあるのと、もっと表現の幅を広げて色々作りたいなと。僕は元々ダブステップだけじゃなく色々な音楽をディグり続けていて。Clams Casinoが出てきた頃から大好きなんですけど、彼がいつの間にかラッパーと仕事するようになっていて、僕自身ヒップホップ自体からは長く離れていたのですが、例えばA$AP Rockyの「LVL」とか聴いて凄く新しいなと思いましたね。初期のANTICONを筆頭に色々なアンダーグラウンドヒップホップを聴き漁ってた自分からすると、メインストリームのラッパーがあんなサウンドでラップするなんて本当に衝撃でしたし。そういう流れから自分もラップをのせるようなビートをちょこちょこと作りはじめました。

——その流れをお伺いすると、メインストリームがATSUKIさんのサウンドの範疇に寄ってきたっていう感じでもありますよね。

ATSUKI : おこがましいかもしれないけど、若干そういう流れはあるかもしれないですよね。やっと時代が自分がやりやすい風向きになったというか。叫んでるようなトラップメタルしかり、ダウンビートでパッドシンセが鳴っているようなサウンドって以前では考えられなかったし。アンダーグラウンド寄りな自分の好みのテイストがいつのまにかヒップホップの中に浸透してきていましたね。

——ATSUKIさんが最初にビートを提供したラッパーはどなたですか?

ATSUKI : BASICA以外だとTYOSiN君が最初ですね。池袋bedで彼が関わっていたBLOCKっていうパーティーをずっとSNSで「何やら自分の好きな音楽がかかってるっぽいぞ…」とチェックしていまして。そのタイミングで僕がインスタグラムにビートをあげていたら、彼のプロデューサーをしていたベリアル君(Belial LXVIII)が反応してくれまして、メールで少しのやりとりをした後、ある日彼が「BLOCKに遊びにきませんか?」と誘ってくれて、そこから色々な繋がりが生まれて今があると思います。

Jin Dogg君のアルバムにも何曲か提供させて頂いてるんですけど、それはJin Dogg君と地元で共演した時に僕のサウンドにJin Dogg君が興味を持ってくれたのがきっかけでした。

——ATSUKIさんはDosingにも関わっているんですよね?

ATSUKI : DosingのメンバーでやってるDreaming of Screamingっていうプロジェクトがあるんですけど、そこに参加しています。まだ制作の段階ですが、そこではギターも弾いてます。サウンド的にインダストリアルとゆうかエレクトロニックというか、そんな感じのヒップホップですかね。

ちなみにメタルとかハードコアも大好きなんです。今でも全然聴いてますし。前にsubmerse君と遊んだ時なんかは彼にState Craftの『To Celebrate The Forlorn Seasons』のバイナルをプレゼントしましたね。あれ聴いてくれたかなぁ(笑)。

——GOODLIFEから出てるアルバムですよね。

ATSUKI : そうですそうです。ハードコアとかメタル界隈にも ちょこちょこ友達がいて。ENDONのフロントマンの邦倉君は、とても気が合っていつも良くしてもらってます。

——そういった様々なキャリアをお持ちのメンバーが集まったBASICAですが、先日GREEN ASSASSIN DOLLARさんとコラボした楽曲「MILKY WAY」をリリースし、各所でピックアップされていましたが今年に入って活動のギアを上げた感じですか?

ATSUKI : 以前は曲やMVを作って公開して終わり、みたいな感じだったんです。そこから先は何もやってないに等しかったというか。でも、そういう状況だったとしても 少しの反応はいただいていて。DJ KRUSHさんが現場でプレイしてくださったり、RADIO SAKAMOTOでU-zhaanさんがかけてくれたり。せっかくそういう評価をいただくこともあるので、もう少しちゃんと聴いてもらうためのアクションもやっていこうって動き出したのが今年からです。色んなスキルをもった人間が集まってるんで、いわゆるクルーというよりもコレクティヴとして再度アクティブに動いていこうと。けっこう不思議な集まりなんですよね。説明が難しいというか。ELIMがBASICAってラッパーだと思ってる人もいたりするし。その辺も含め改めてBASICAの動きを伝えていこうかと。

ELIM : これまでは思いついたことをやってきただけでしたからね。

——「MILKY WAY」はいわゆるATSUKIさんっぽいビートというより、GREEN ASSASSIN DOLLARさんのテイストが前面に感じられるサウンドですよね。

ATSUKI : 実は僕が作ったところはMVのバージョンの最後のところだけなんです。アコギが鳴ってるパート。GREEN ASSASSIN DOLLARさんのビートのテイストも引き継ぎながらアウトロ的な部分を作っています。

——GREEN ASSASSIN DOLLARさんと「MILKY WAY」を制作することになった経緯というのは?

ELIM : 色んなラッパーやアーティストが入り浸ってるオヤジと皆に呼ばれている友達の家があるんですけど、そこでお会いして。

ATSUKI : インスタのDMでは少しやりとりしていたんですけど、GADさんが盛岡からこっちに来ているタイミングの時に連絡を頂いて、急遽オヤジ君の家で初めてお会いしましたね。後日、ELIMがGADさんからビートをいただいて。それがとてもカッコいいビートだったのでMVも含めて一つの作品として仕上げました。ストリーミングサービスでリリースしているバージョンには僕の作ったアウトロは入っていないんですけど、作品としてはMVもあっての楽曲で、映像も含めたコラボレーションということになっています。

——「MILKY WAY」ではライナーノーツに「生き方を問うリリック」という説明もありましたが、リリックは具体的にはどういった内容になっていますか?

ELIM : 実はその時期に友人が自殺してしまったんですけど、その亡くなってしまった友人の幼馴染が「これはメッセージ性のある自殺なんだ」って言ってて。それを聞いて、そのメッセージに対する自分なりの答えを書こうと思って、その内容を2バース目とサビとフックで歌っています。

——MVにもそういう思いは反映されていますか?

ELIM : MVでは亡くなってしまった彼の魂を解放するために旅に出て、鳥を比喩としながら彼の魂が肉体から解放されるっていうイメージを表現しています。そういうイメージをしっかり表現するために、映像の技術的にもこれまでで最もこだわりました。はじめてシネマレンズを使いましたし、照明の当て方も考え抜いて制作しました。

——BASICAの活動において何か全体的なテーマのようなものはありますか?

ELIM : 実験的なものを手がけていきたいというのはあります。

ATSUKI : 極端にいうとPitchfolk的というか、FKA twigsだったりああいう音楽がやっぱり好きなんで。

ELIM : あと自然が自分としては好きなので、そういった要素も意識しています。MVも自然の中で作ることが多いですし。

ATSUKI : 『The Revenant』とか好きだもんね。

ELIM : エマニュエル・ルベツキは憧れです。

ATSUKI : サウンド面でもまだ発表していないだけで、超インダストリアルだったり、煙たい感じだったり、作っている実験的な曲はたくさんあるんで、それらも今後リスナーに届くよう筋道を立ててリリースしていく予定です。

——BASICAのクリエイティブは精神世界にも入ってくるような感じも受けるのですが、そういったことは意識されていますか?

ELIM : それもあるかもしれないですけど、別にスピってるとかじゃないんで(笑)。

ATSUKI : まぁでも厨二病のSF好きの延長線みたいなところもありますよ。それがすごく壮大になったというか(笑)。

あと、表現に関してはとにかくオリジナルなものを作りたいんで、誰かがやってるようなことはすぐやめようってなりますね。「Akashic Records」も転調が繰り返されていたり、自分のビートでもJin Doggくんに提供したものとかは転調が特徴の一つになっていると思うし。ヒップホップのビートで転調ってあんまりないんで。そういうプログレッシブな部分も含め、感覚と思考のハイブリッドで作っています。結局、自分たちが好きになる音楽が、これまでこんなの聴いたことないよっていうモノばっかりなんで、自分らの音楽も自然とそうなるし、分かりやすいものをわざわざ僕らが作らなくてもいいのかなと思ってるんで。

——ATSUKIさんとGleam Grimmさんと、ビートメイカーがお二人いますが、そこはどういうバランスですか?

ATSUKI : Gleam Grimmさんが途中まで作ったものを一回僕が預かって、そこで仕上げたものを再度3人で作業してくという感じです。色々意見を出し合いながら。それはMVを作る時も同じです。

——ちなみにATSUKIさんはDAWは何を使っていますか?

ATSUKI : Ableton Liveです。Gleam GrimmさんはLogicを使ってると思います。僕がAbletonを使ってる理由は、もともとMonolakeやHecqが使ってた影響からで、2008年ぐらいからずっとAbletonユーザーです。

——ATSUKIさんがビートを作る時に心がけていることはありますか?

ATSUKI : ハコで鳴らした時にどんな風にウーハーが鳴るかはイメージしますね。作るプロセスとしては上モノからが多いですかね。

——それぞれ個別で表現活動をする時と、BASICAでの活動で意識の違いはありますか?

ELIM : BASICAの由来って実は「馬」と「鹿」なんです。昔先輩に「バシカ」って言ってて。「バシカ」だと「バカ」って言ってるの気づかないから(笑)。だから、BASICAではとにかく馬鹿なことをやりたいなっていうのはあります。疑わずに。

ATSUKI : 昔BASICAはライブの時に超デカい十字架をステージに毎回持ち込んでたんですよ(笑)。トラックに積んで。

ELIM : ATSUKIさんと最初に一緒にライブやったときも、JESUSさんが裸で十字架背負ってイントロで登場して、十字架を放り投げてライブが始まるっていう(笑)。

ATSUKI : それをやってる時期は、毎回ライブの度に「この十字架入りますか?」ってハコに確認して(笑)。それで一回十字架が入らないことがあって、その時は十字架を載せたトラックでライブ中にハコのまわりをぐるぐる回るって、なんの意味があんだよ!みたいな(笑)。

ELIM : 一応やっとこうと(笑)。

ATSUKI : で、「さすがにもう十字架はいいだろ」ってなって、今はやってないんですけど。

——見てみたかったです、そのパフォーマンス(笑)

ELIM : BASICAのクリエイティブは一見シリアスなものもあるかもしれないけど、そういう馬鹿なことをやってるので笑ってもらうのも全然かまわないと思っています。「TIBUSA」っていう曲のMVもブラックユーモア仕立てになっていて。知り合いの夫婦が下着泥棒にあった実際の話を再現しているんですよ(笑)。

——JESUSさんはMVには出演していますが、楽曲でのパフォーマンスは?

ELIM : そこには参加していないですね。今はライブでもパフォーマンスはもうしていなくて。

ATSUKI : 昔は十字架のパフォーマンスと、鹿の頭蓋骨を木魚みたいに叩きながらビートにあわせて髪振り乱して踊ったり(笑)。今はそういう変なことばっかりやってたエネルギーをある程度やったほうがいいことに集中させることができるようにはなったのかな。

——少し話は変わりますが、今の国内での音楽を取り巻く環境や状況について何か感じることはありますか?

ATSUKI : シーンについて言えば、そもそも自分たちはこういう音楽なので異色だと思うし、ある意味ぶっ飛んでるんでどこにも属していないっていうか、ただ多くはないかもしれないけど、波長が合うアーティストが確実にいるっていうことも分かってて。GREEN ASSASSIN DOLLARさんだったりSUNNOVAMadkosmos君もそうだし。

あと今はタイプビートが多いので、聴き慣れたものでみんな首振る感じがありますよね。偏りはやっぱり感じます。僕も好きですし、それが別に悪いとは思わないですけど、もっと深く聴き込んでくれるリスナーが増えたらいいなとは思います。とはいえ、FKA twigsが数年前のフジロックでトリだったり、ああいうサウンドが国内でも支持を得ている現状にはすごく希望を感じるというか。FKA twigsみたいな音楽を好きな人がこんなにいるんだなっていう。Sevdalizaのライブに行ったときも同じようなことを感じましたし。

——最後に、今後の活動の展望について教えてください。

ATSUKI : これまで以上に、改めてBASICAのサウンド、MV、作品をアクティブに発表していく予定です。間違いなく自分たちしかやってない音楽をやってるという自信はあるので、もっと多くの人に聴いてもらいたいです。ライブもたくさんやっていきたいので、BASICAのMVや音に触れてみて、興味のある方がいたらイベントやパーティーに誘ってもらえたら嬉しいです。また映像なんかで一緒に何か作れる方とかも声かけて欲しいです!

 


Release Info.


BASICAとMadkosmosのコラボシングル「灯」が2020年2月22日にデジタルリリース

BASICA × Madkosmos – 灯(2020年2月22日リリース)

BASICAとMadkosmosのコラボシングル「灯」が2020年2月22日にデジタルリリース。Rap担当のELIMがディレクションするミュージックビデオも近日公開予定。マスタリングはGOTH-TRADやFriday Night Plansなどを手掛けるWax Alchemy。


LIVE Info.


2月21日に開催される、DJ KRUSHらが出演するイベント<INVITE>にもBASICAとMadkosmosの出演が決定

2月21日に開催される、DJ KRUSHらが出演するイベント<INVITE>にもBASICAとMadkosmosの出演が決定

INVITE supported by Cocalero
2020/02/21(Fri)
at CIRCUS TOKYO

DJ :
DJ KRUSH
KID DRAMA(CNVX / Exit Records / Metal Headz)
MADKOSMOS
ITTI

LIVE :
Crosby Bolani aka DigiAnalog feat dj low
BASICA

OPEN 23:00
ADV: 2,500yen
DOOR: 3,000yen

TICKET
PeaTiXチケット
https://invitetokyo.peatix.com/


BASICA
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THE MAGAZINE
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