KOOTARO インタビュー 「平和」がバイラルヒット、熊本発アーティスト

KOOTARO
2024年6月に配信リリースした作品『Love is a Message』に収録の楽曲「平和」およびその後リリースされた「平和 (remix)」が、昨年後半に大きな話題となったKOOTARO。Spotifyバイラルチャートにもトップ10内にランクインするなど、まっすぐで温かいメッセージのこもった楽曲でその魅力はじわじわと広がりをみせている。今年に入り新アルバム『今夜も月が綺麗ですね』もリリース。ローカルから地に足をつけて活動するKOOTAROがメールインタビューに答えてくれた。
——バイオグラフィー
ヒップホップやレゲエの影響のもと、地元熊本を拠点として活動中。また現在はとんぺーず(夫婦)としても活動し、作詞作曲も全て自分たちで行うことで、夫婦だからこそ書ける詞や世界観を表現している。
——音楽活動をやることになったきっかけ
昔からヒップホップを聴いており、そこから自分で曲を作ってみたいと思うようになったから。ヒップホップが好きなのは、他の曲よりも歌詞が刺さる部分があるから。
——現在作っていらっしゃる曲はレゲエかと思いますが、なぜヒップホップではなくレゲエを作ろうと思ったのか
レゲエの方が自分の性格に合うから。
——こういう曲が作りたいという具体的なイメージが最初からあった?
事前に作りたい!という具体的なものがあった訳ではなく、その都度自分の身の回りで起こった出来事をすぐに曲にしている。
——バイラルヒットとなった「平和」および「平和 – remix」に関して、どのような経緯で制作された楽曲なのか
ソファーで寝ている嫁と犬を見て、幸せだなぁ〜と感じたから。remixはよりレゲェに寄せた曲になっている。
——テーマについて
この平和な幸せがずっと続いて欲しいという思いが込められている。自分にとって大切な人に聴いてほしい。
——バズっていることを知ったとき
たまらん。と思った。バズっていることは、TikTokのおすすめに流れていることを友達がInstagramのストーリーで上げていたことで知った。
——ヒットにつながるように特に工夫したこと
特にない。そのままを歌にしただけ。
——バズってから感じた変化
特に何もない。
——「平和」の他、これまでリリースされた作品の中で、イチオシの作品
「愛」
サビの「大人になればこんな事も言えなくなるよどんな事でもバカみたいに笑い合う子供みたいにできたら時を過ごそう」が好き。この歌詞は、嫁と付き合いたての頃に思いついた。

——普段の音楽制作はどのような環境で行っているか
自宅のクローゼット。
——まだ自分のことを知らない人にアーティストとしての特徴を伝えるとしたら
日常で感じたことを感じたままに曲にしている。自分の曲を聴いて少しでも幸せな気持ちになってもらえたら嬉しい。これからも愛を歌うぜ〜。
——影響を受けたアーティスト
J-REEEX ― バイブスにくらった。
5lack ― 独特の雰囲気にくらった。
——影響を受けた楽曲
J-REXXX「最近の若いやつは」
レゲエを聴き始めて最初にハマった曲。
——音楽活動をする上で、心がけていること
ありのままを歌う。
——音楽活動をする上で、共感・リスペクトするアーティスト
SHINGO★西成。
——いまのシーンに対して感じること
もっと盛り上がっていきたい。どんなやり方でもその場その場の状況を見ながら盛り上げていきたい。
——今後の活動の展望
熊本を拠点で活動していく。
——伝えていきたいこと
田舎者の物語。


新アルバム KOOTARO & Sari-na『今夜も月が綺麗ですね』