Littyインタビュー 「Pull Up」のヒットで話題の注目ラッパー 「『私でもここまでいけたよ』って希望を届けたい」

インタビュー
2025.5.15

HIPHOPをやっちゃいけないっていう法律はない

──今後の予定について教えてください。

Litty:5月の半ばに、初めてのフィーチャリングゲストとしてManakaちゃんを迎えたシングルをリリースします。「クラブ!」っていう感じのパーティチューンなので、これから夏も始まることですし、みんなで楽しんでもらえたらと思います。

──活動を続けていく上で、「こういうラッパーになりたい」というイメージは持っていますか?

Litty:目標は大きく、世界の舞台に立てる、ビルボードに載れるようなアーティストになりたいです。私が世界に出て、この見た目でHIPHOPをやってるっていうカオスなギャップを面白がってもらうことで、もっと幅広い人がHIPHOPを聴くようになったらすごく嬉しいですし。英語を使える分、日本以外でもできることはあると思うので。

あとは、世界の人に日本のことを知ってもらいたいという気持ちもあって。私をきっかけに日本のHIPHOPのリスナーが増えたらいいな。最終的には『Rolling Loud』のステージに立てたら最高ですね。

──Littyさんがグローバルに活躍することで、それこそ「ギャルじゃなくてもラップをやっていい」「強面じゃなくてもHIPHOPでスターになれる」というメッセージに説得力が生まれるかもしれません。

Litty:たまに「お前がHIPHOPを語るな」「お前みたいなやつがラップするな」とか言われるんですけど、HIPHOPをやっちゃいけないっていう法律はないですから。みんなのためのHIPHOPだし、自分の状況を自分自身の力で変えて成り上がっていくことはみんなができることなので、諦めないでほしい。「私でもここまでいけたよ」っていう形で希望を届けられたら本当に嬉しいです。

「No Tears」で嬉しいリアクションをたくさんいただいて、自分の曲で人の心を動かせるっていうことを実感したので、パーティーチューンだけじゃなくてペイン系の曲も作りたいし、親近感があってみんなに寄り添えるラッパーがいてもいいんじゃないかなって思ってます。

──身近さを感じさせる佇まいのままスケールアップを続けられたら最高ですね。

Litty:はい。そうなれたら嬉しいです。

 


 



2025年5月13日リリース
Litty「Cheese (feat. Manaka)」


 

 
 
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この記事の執筆者
サイトウマサヒロ
1995年生まれ、フリーのライター。インタビュー、ライブレポート、コラムなど書きます。