【Who’s NXT】TonyGumbo(トニーガンボ)| TikTok Spotlight 2021でも部門優勝、ノスタルジックかつドラマティックなサウンドでリスナーを魅了する実力派バンド

コラム・特集
2022.3.1
【Who’s NXT】TonyGumbo(トニーガンボ)| TikTok Spotlight 2021でも部門優勝、ノスタルジックかつドラマティックなサウンドでリスナーを魅了する実力派バンドのサムネイル画像
TonyGumbo インタビュー

TonyGumbo
2020年に結成したバンドTonyGumbo。 「自分達に何一つ関係のない名前をつけて、0から意味を持たせたかった」 という理由で命名された。

結成するまでに、メンバー全員が各分野で経験を積んできた実力派バンド。作詞作曲は主にトニーガンボが担当しており、繊細でストイックな歌詞、独特の声質に加え、メンバーによる確かなサウンドでクオリティが底上げされている。懐かしさの中にドラマチックな世界観が広がる楽曲が特徴で、昨年のTikTok Spotlightでは約5,000もの総エントリー楽曲の中から、Awesome City Club(Rock,POP)部門でも優勝を果たした

メンバー:
トニーガンボ(Vo.)
高山大(Gt.)
岡山たくと(Dr.)
※バンド名は英語表記のTonyGumbo、ボーカルの名前はカタカナ表記のトニーガンボ

Who’s NXT : A series of interviews with featured artists
 


 
——まず、TonyGumboのみなさんがそれぞれ音楽に興味を持ったきっかけを教えてください。

トニーガンボ : 小さい頃から歌うのが好きで、自然と歌手になりたいと思っていました。


トニーガンボ
トニーガンボ

 

高山 : 高校生の時に音楽の授業で初めてギターに触れ、友達と一緒にエレキギターを買ったのがきっかけです!

高山大
高山大

 

岡山 : 中学生で何か新しい事を始めたくて触れたのがキッカケで、どんどんハマっていきました。

岡山たくと
岡山たくと

 
——TonyGumboはどのような経緯で結成されたのでしょうか?

トニーガンボ : 私がメンバーに声をかけて結成しました。制作作業をオンラインで作れるバンドにしたかったのと、私の作る音楽を好きな人という条件でメンバーを決めました。二人が快く受けてくれた時はとても嬉しかったです!

 
——TonyGumboの活動拠点や活動シーンはどこになりますか?

トニーガンボ : 東京を拠点にしていますが、実際の活動は配信ライブのみで、まだ会場でライブを行ったことがありません。これからは積極的に、ライブやフェスにも参加していきたいです。

 
——最新作について教えてください。

トニーガンボ : 新曲「シュガーバター」を先日2月11日にリリースしました。この曲は、TikTok Spotlight 2021のAwesome City Club部門で優勝したのを受けて制作された曲です。実際にAwesome City Clubさんにアドバイスをいただいて、メンバーみんなで力を合わせて完成させました。楽曲コンセプトは“シュガーとバターが合わさり幸福なテイストが完成されるような、お互いが豊かになる関係性”。前向きなメッセージと、懐かしいサウンドで幅広い層に届けたい一曲になっています。

「シュガーバター」は、まだまだ無名の自分たちを応援してくれる人たちに、曲を通して感謝を伝えたくて作詞作曲しました。自分の「好き」を音楽で思いっきり表現することは少し怖かったんですが、その結果沢山の人に応援してもらえて、力をもらえました。自分らしくいることが、誰かと豊かになれるキーワードなんだと思い知ったというか。

そして改めて、Awesome City Clubの皆さんにも、私たちを見出してくださったことに心から感謝を伝えたいです。お会いする度に、「自分達の音楽を諦めずに自信をもって表現してください」と私たちを暖かく励ましてくださいました。このような沢山の奇跡のようなご縁に感謝と、皆さんに幸せが溢れますように。そう願いを込めて歌っています。

TonyGumbo「シュガーバター」
TonyGumbo「シュガーバター」

https://linkco.re/C1qPYYmY

 
——TonyGumboの楽曲には初めて聴いた人も一瞬で魅了する力がありますよね。例えば「青のカナリア」のMVでも「この曲に出会えて良かった!」というコメントが多くあったり。

トニーガンボ : ありがとうございます!「青のカナリア」は、白黒はっきりしない感情だったり情景だったりを表現したくて作詞作曲しました。聴く人に伝えたいことも、教えたいこともなく、ただただ名前のない感情を歌詞にしたくて。サウンドも、どこか少し冷静な雰囲気を表現しています。あとこれは余談なんですが、自分で作った曲なのに歌うのが難しくて、レコーディングではかなり苦戦しました(笑)。白黒つかない歌詞に合う歌い方を見つけるまで、自分なりに2枚くらい殻を破く必要がありました。

TonyGumbo「青のカナリア」
TonyGumbo「青のカナリア」

https://linkco.re/gyDxUa3f

 
——TonyGumboでは楽曲の制作はどのようにされていますか?

トニーガンボ : 私は詞先で曲を作ることが多いです。簡単な打ち込みでデモを作ってメンバーに共有し、それぞれの楽器を打ち込んでいく流れで制作しています。譜面が書けないので、Gtの高山が私のデモを譜面に書き起こしてくれて、その時に大まかなアレンジを加えてくれます。アレンジの方向性を固める時は、ビデオ通話で話し合います。このご時世なのもありますが、オンラインで大体の作業が行えるのは私としては助かっています。曲を作るぞ!と意気込まなくても、スラスラッと作れる環境はとても楽しいです。

 
——TonyGumboの音楽的特徴を言い表すなら?

トニーガンボ : 激情型CityPop風歌い上げる系バンド、かな。

 
——音楽活動にあたって、なにか特に意識していることはありますか?

トニーガンボ : シンプルなんですが、「この曲聴いてください!」って自分が自信をもって伝えられる曲作りを目指しています。「めっちゃいい曲できたので、聴いて欲しいです!」って気持ちで活動した方が楽しいなと。単純すぎますかね(笑)。

 
——音楽活動をする上で、共感できるアーティスト、リスペクトするアーティストはいらっしゃいますか?

トニーガンボ : Awesome City Clubさんです。実際にお会いしてお話しさせていただいた時に痛感したのですが、音楽と全力で向き合い続けてこられたんだろうなというオーラがすごかったです。なので、かけてもらう言葉がどれも重みと誠実さがあって、とても胸に刺さりました。Awesome City Clubさんの音楽ももちろん好きですが、生き様のようなものがミュージシャンとしてめちゃくちゃかっこよく感じました。皆さんを大好きにならざるを得ないというか。いまだに夢のような経験をさせてもらえたことに勇気をもらっています。

 
——現在の音楽を取り巻く状況についてなにか感じることはありますか?

トニーガンボ : 今の音楽シーンはサブスク戦国時代だと思っています。インディーズもメジャーも、怪物レベルの人たちと同じ土俵で戦っていかなきゃいけないというか。私自身もそれを意識して、楽曲開始5秒で気に入ってもらう為に現在はイントロなしで曲を作っています。このインタビューで散々「自分達らしさは妥協しないよ」的なアピールをしてきましたが、実際聞いてもらいたくて仕方なくて、聞いてもらう為にはどうしたらいいのか貪欲なところもしっかりあります(笑)。ある程度TonyGumboの認知度が上がったら、イントロをしっかり作りたいです。

 
——今後の活動の予定や展望はどのような感じになっていますか?

トニーガンボ : 今年は積極的に楽曲をアップしていく計画です。そのままファーストアルバムを制作するところまでいきたいです。

あとは、フェスやライブにも参加したいです。コロナ禍ではありますが、今までオンラインばかりでの活動なので、音楽を披露できるチャンスがあれば積極的にいきたいです。

 
——では最後にメッセージをお願いします。

TonyGumbo全員 : TonyGumboを応援してくださる皆様、いつも本当にありがとうございます。これからも、もっとTonyGumboサウンドを沢山お届けしますので楽しみにしてくださいね!大きな舞台で歌う日を目指して、バンドメンバーみんなで精進します!

TonyGumbo インタビュー

 

TonyGumbo
Twitter
Twitter(トニーガンボ)
Twitter(高山大)
Twitter(岡山たくと)
YouTube
TikTok
TuneCore Japan

この記事の執筆者
THE MAGAZINE
国内のインディペンデントアーティストをメインに新たな音楽ムーブメントを紹介するウェブメディア