2019.5.9
アーティスト活動において、新しいリリースやライブの情報などを発信する際、今やInstagramは非常に重要な役割を果たすようになりました。また、ファンとのやりとりにおいてもInstagramはベストなプラットフォームの一つでもあります。
自分の音楽やクリエイティブをプロモーションするにあたって、Instagramにおいてもただ単に投稿するだけでなく、Instagramページを最大限に有効活用&設定しましょう。
ここでは、アーティストにとって今すぐできるInstagramページ最適化の方法を6つ紹介します。
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※この記事はTuneCore USのBlogの翻訳記事になります。
目次
1. 一つのリンクからの導線を最大化する
これは最も簡単なInstagramハックの一つですね。
Instagramのプロフィールでは1つのリンクしか設定できません。Twitterのような他のSNSとは違って、リンクを投稿(写真の下のキャプション)に入れても、リンクは有効になりません。多くのミュージシャンがInstagramのポストでリンクURLを記入しているのを見かけますし、それ自体は続けてもいいと思います(直接URLを打ち込んでリンク先にとんでくれるユーザーも少なからずいますからね)。ただ、自分が見てほしいページへユーザーを導くにはもっと良い方法があるので、それは知っておいて損はないと思います。
ネット上には、必要なリンクををすべて一つのページにまとめる便利なサービスがいくつかあります。このシンプルなサービスのメリットってなんでしょうか?それは、そのページのリンクをあなたのInstagramプロフィールに貼っておくことで、ワンクリックで自分が見て欲しいところへ案内できることです。
そうすれば、アーティスト活動のアップデートがあるたびにいちいちInstagaramプロフィールのURLを変える必要はなく、そのリンクまとめページの方に追加するだけで済みます。ファンは、そのリンクまとめから、YouTubeにアップされた最新MV、各種ストリーミングサービス、ツアー情報、オフィシャルサイト、その他のSNSなどをチェックすることができるようになります。
(編集部注:TuneCore Japanが提供している、リリース作品に対する各配信ストアのまとめサービス 【LinkCore】 もこのような考えのもと設計・提供されています。この辺のメリットを把握しているTuneCore Japan利用のアーティストの方は、各種SNSですでにプロフィール欄をLinkCoreを使っている人もいます)
検索でもこのようなサービスは見つけられますし、そのいくつかは無料で利用できるものもあります。LinkTreeやmyURLを使っているアーティスト、けっこう見かけますよね。有料のサービスもありますが、有料と言っても安価に利用できるものばかりなので、自分の活動に対するコスパを見極めながら活用してみるのもいいかもしれません。
上記については、間違いなく、今すくできる最善の取り組みでしょう。
2. ハイライトを作成しよう
最近は、みんなこぞってInstagram ストーリーズを使ってますよね。その機能はご存知の通り24時間のあいだ、写真や動画が共有できるというものです。アーティストもちょっとしたオフショットをストーリーズにアップすることはもはや普通のことで、それはファンにとって嬉しいことですよね。
いつどこで何をしていたか、ちょっとしたことに過ぎないものが1日経てば消去されるのはいいのですが、時には、アーカイブしたいストーリー動画もあると思います。そういう時はハイライト機能で残しましょう。
Instagramでは、ストーリーズの動画から、好きなものを「ハイライト」として選ぶことができます。ハイライトはInstagramのプロフィールと通常のポストのあいだに表示されます。アーティストだったら、あるツアーの最中やレコーディングのオフショットなど、テーマごとにまとめておくと、ファンは好きな時にそれを視聴することができますよね。
ハイライトを作ることは、あなたのコンテンツの有効利用につながります。新しいファンは、リアルタイムで見逃したものをキャッチアップでき、昔からのファンも以前のものを見返して改めて楽しむことができるのですから。
3. プロフィール欄の見直し
リンク同様、Instagramではプロフィール欄での記載についてわりとシビアに制限しているので、あなた自身について分かりやすく簡潔に表現する必要があります。わざと面白いことを記入するのもありですが、自身について重要な情報も必ず伝えるようにしておいてください。リリース日や、最新のMV、ライブの日程など、はじめてあなたのInstagramページを見に来た人も、あなたがどういう活動をしているのかひと目で分かるようにしておくとよいでしょう。
活動のすべてを限られた文字数に収めるのは難しいかもしれませんが、その限られたスペースで何を伝えるべきかは、時間をかけて検討するべきです。例えば、上記の 1. のように、LinkTreeでSNSやストリーミングサービスへのリンクまとめページURLを記載していれば、それについての記載は省けるのでプロフィール記入スペースを有効に活用できるでしょう。
最新の活動が目前にひかえている場合、古い情報は掲載し続けないようにしましょう。常に適切なプロフィール欄になっているか、メンバーやサポートスタッフにも適宜チェックをしてもらえるような体制を作っておくとよいでしょう。
4. ビジネスアカウントにする
Instagramにはビジネス用のアカウントがあります。そのメリットは使い方にもよりますが、ビジネスアカウントへの切り替えを一度検討してみてもよいかもしれません。
通常アカウントでは、基本的なデータしか見ることができませんが、ビジネスアカウントではデモグラや地域情報など、より詳しいデータにアクセスすることができます。そうすることで、どこに住んでいるどのような人からフォローされているかなどが把握できるので、広告を出稿する際のターゲティングやライブをする場所などの参考になると思います。
5. 公式の認証を受ける(ダメもとでもトライしてみる)
これは必ずしもできることではないのでちょっとハードルが高いかもしれませんが、ダメもとでも試してみる価値はあるでしょう。Instagramで、公式の認証マークを申し込むこと自体は簡単にできます。検索するとそのやり方はたくさん出てくると思います。
青い認証マークがついていると、検索でも見つけられやすくなりますし、いいねやコメントをした際もきっと目立つでしょう。信頼性の観点からも認証マークがあれば、他のアーティストや業界の人に連絡する際、きっとスムーズになるはずです。
6. プロフィール写真を適切なものにする
全く見ず知らずの人があなたのプロフィールを見た時、そこでその人が得る情報は何でしょうか。あなたのバンドを聞いたことがある人が、あなたの名前を検索している際、小さなプロフィール写真で、あなたのアカウントだと分かるでしょうか。
あなたがバンドの中にいる場合、一人ではなく、グループであることが分かるような写真にしてみてはどうでしょうか。今一番告知したいことがあったとして、それを推しているということが、ひと目で分かるような最新の写真やイメージにアップデートし続けましょう。
どんな名前で活動しているにせよ、Instagramにおいても常にあなただと特定しやすく、見つけやすいプロフィール写真にすることは、アーティスト活動における上手なInstagramの使い方のひとつだと言えるでしょう。
元記事:6 WAYS TO OPTIMIZE YOUR INSTAGRAM PAGE (TuneCore US Blog)