2019.5.30
THE MAGAZINEの読者のアーティストのみなさんは、本メディア内のSkillsの記事などを参考に、プレイリストやYouTubeチャンネル、Vloger、Blog、メディアなどに楽曲ピッチ/サブミッションを行う機会もあるかと思います。
その方法は、Spotify for ArtistsやSubmitHubといったツールの利用から、メールでバイネームで送ったり、SNSからのDMピッチング、オフラインでの直接サブミットまで、様々あるでしょう。
その際に少し気を付けておきたいことを、オンラインミュージックプロモーションソフトウェアを提供するHAULIXがポストしているので、今後の参考までにご紹介します。
ちなみに、該当のテキストではSpotifyで最も人気のあるロックプレイリストのひとつのキュレーターのインサイトだと紹介していますが、実際にこの方のSpotifyプレイリストを見にいくと、キュレーターとしてのフォロワーが271で、アクティブになっている8つあるプレイリストのフォロワーも3桁を超えるものは見当たらず、どういう意味でトップなのか分かりかねる部分もあり記事化するのに迷いましたが、いずれにせよTipsとしては知っておいたほうがいいことだと思うのでシェアすることにします。
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ちなみに、参照はおなじみのhypebotです。
さて、本題であるHAULIXのポストで言及されている犯しやすい間違いとは、簡単に言うと、アルバムリンクやプロフィールリンクをピッチするなということです。ピッチする際はとにかくオススメ楽曲の単曲リンクにしましょうとアドバイスしています。つまり、とにかくシンプルなカタチでピッチするようにと。また、仮にアルバムリンクを送信するのであれば、どのトラックがプライオリティなのか明確にしましょうと伝えています。
毎日、膨大なサブミッション作品が届くキュレーターは、アルバムやプロフィールリンクをシェアされても、そこからわざわざ良い楽曲を選んでいる時間がないということですね。
上記に関して、特に目新しくはありませんが、セオリーに沿っていることなので、再確認の意味も含めて参考にしてもいいかもしれません。
ただ、この記事を作成していて気になったのは、プレイリストやキュレーターの見極めがいよいよ重要になってきているということです。(上記に紹介しているプレイリスト及び、キュレーターについてエヴァリュエートしているわけではありませんので、そこは誤解のなきようにお願いします)
まだ日本では議論すら始まっていませんが、すでに海外ではかなり前から Fake Playlist 問題は起きています。フォロワーの売買から、胡散臭いピッチングビジネス、ピッチ代行クラウドソーシングなどなど。巨大なフォロワー数で影響力があるように見せかけて、実際は非常に低いアクティブ率のものも多数存在します。なので、フォロワー数やジャンルの類似性、雰囲気などで一生懸命ピッチしても、それがフェイクであればただの徒労に終わってしまいます。それを防ぐためにも、日頃からChartmetricのようなツールを活用したチェック、ピッチする前の下調べもある程度時間をかけて丁寧に行うのがよいかもしれません。
参照記事:
The number one mistake artists make when pitching playlists (HAULIX)
Top Playlist Curator Shares #1 Mistake That Artists Make Pitching Their Music(hypebot)
The Rise Of Fake Spotify Playlists(indie shuffle)