Gyoshi インタビュー 「自分がかっこいいと思うことしかしたくない」Klang Rulerのギタリストとしても活動するGyoshiがソロ曲をリリース

インタビュー
2021.4.5
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Gyoshi インタビュー

Gyoshi
プロデューサー/シンガーのyonkey率いるバンド・Klang Rulerのギターとしても活動する、ギタリスト/アーティスト。自身のYouTubeチャンネルにアップしている弾いてみた、歌ってみたの動画も人気で、チャンネル登録者数は5.4万人を超える。

 
デモとして公開されていた、フレッシュな感性溢れる歌詞と絶妙なギターセンスが光るチルテイストなソロ楽曲「illusion」を、3月末に改めて正式に配信リリース。同曲リリックビデオのコメント欄には、海外からも含め高い評価の声が続々と寄せられており、ソロアーティストとしても今後の動きに注目が集まっている。


——はじめに音楽に興味を持ったきっかけと、ギタリストにとどまらない活動をするようになった経緯を教えてください。

音楽を好きになったのは、もともと無音の空間が苦手で、自然と音楽を求めてたという感じです。それでギターを手にするようになったんですけど、今まではただギタリストになりたくて、ギターしかしなくてもいいと思ってました。ですが、ギタリストで上手い人なんて山ほどいるし、しかも私はまだずば抜けて上手いというわけでもないので、ナンバーワンにはなれなくてもオンリーワンになれる存在になりたいという思いから、ソロでも曲を作るようになりました。

 
——今は東京で活動されているということですが、先日リリースされた「illusion」には日本に限らず海外からも評価の声が寄せられています。「illusion」はどういったテーマの曲になっていますか?

「illusion」という曲は、自分に自信がない女の子を描きました。タイトルの通り、鏡の中には理想の自分がいるのにそれを現実にできなく幻想だけが膨らんでいく心情を歌っています。


Gyoshi「illusion」

「illusion」各配信ストア : https://linkco.re/CabxMDh6

 
——「illusion」はご自身で歌われるとともに、作詞・作曲もされていますが、普段曲作りはどんな風にされていますか?

歌詞やメロディは感覚ですね(笑)。なんとなく頭に浮かんだ瞬間に、すぐにメモに残すようにしています。プロセスとしては、私はギタリストなのでだいたい最初にギターから入れます。次にその他のトラックで、歌メロは最後に入れます。そうやってできたデモに歌詞をつけていく感じです。でも、ギターを最初に入れちゃうと大体ずれるんですよね(笑)。

 
—Gyoshiさんは、自分では自身の音楽のどんなところが特徴的だと思いますか?

うーん…… まだ自分でも自分のことはよく分からないです。

 
—YouTubeにアップされているギターカバーなども人気ですが、動画をアップしはじめたのはどういう流れだったんでしょう?

YouTuberの友達に薦められて始めてみたのがきっかけです。

 
——そしてYouTubeにアップされている「illusion」のリリックビデオには「トムミッシュの曲に崎山蒼志の歌を合わせた感じ」といったコメントも寄せられていましたが、Gyoshiさんはどういったアーティストに影響を受けましたか?

高校の時、クリープハイプをよく聴いていて、あの世界観のエモさに本当に憧れました。聴けば聴くほど癖になるし、必死に音楽で生きてる姿が伝わってきて最高にロックだと思います。ギターのフレーズも音作りもめちゃくちゃカッコ良くて、よくコピーしてました。

あとやっぱりTom Misch。本当にネオソウルにハマったきっかけのアーティストです。アルバム『Geography』から知ったのですが、ギターのフレーズや引き込まれるニュアンス、歌やラップのグルーヴだったり全てが本当にかっこいい方だと思いました。本当に憧れです。

 
——楽曲でいうと、具体的にどんな曲に影響されましたか?

Ed Sheeran – Thinking Out Loud

Ed Sheeranを知ったっきっかけの曲です。はじめて聴いた時、こんなにも感動するサウンド、歌詞に出会ったのが久しぶりという感じで、毎晩寝る前に流してました。

 
 
Red Hot Chili Peppers – Can’t Stop

カッティングにハマったきっかけの曲です。このリフ本当にかっこいい! 変に難しいフレーズより、シンプルなんだけどかっこいいって本当最高だと思います。

 
 
kiki vivi lily × SUKISHA – Blue in Green

初めて聴いた瞬間にびびっときました。kiki vivi lilyさんの歌声が、良い意味で軽く歌ってる感じでリラックスできるんです。トラックも遊び心があって聴いてて毎回楽しくなります。お二人ともとても尊敬しています。

 
 
Tom Misch – Lost In Paris (feat. GoldLink)

Tom Mischを知ったきっかけの曲です。聴いてからこのフレーズが頭から離れなくて、必死にコピーしたのを覚えてます。

 
 
Donna Summer – Bad Girls

この曲でディスコソングにハマりました。

 
 
クリープハイプ – 憂、燦々

高校の頃コンビニでアルバイトをしてる時、よく有線で流れてました。曲の雰囲気、歌詞、全てがエモいです。

 
 
Larry Carlton – Room 335

今や、ギタリスト界でこの曲を弾くのがステータスみたいなところありますよね。この曲コピーするの本当に楽しいです。早く生で演奏を見たいです。

 
——Gyoshiさんが音楽活動する上で、何か特に意識していることはありますか?

自分がかっこいいと思うことしかしたくないです。マイペースに楽しく続けたいですね。


Gyoshi インタビュー

 
——今の音楽を取り巻く環境について何か感じることはありますか?

コロナの影響もありますが、現代はネットがやっぱり重要だと感じます。

 
——最後に、今後の活動について何かお知らせがあれば。

現在Klang Rulerというバンドでギターを担当してます。本当にかっこいいバンドです。これからリリースやライブかましていくのでぜひチェックしてください!

 

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