DADA ロングインタビュー 国内ヒップホップシーンを騒がす新星ラッパーに深く迫る
自らの生い立ちを歌い上げた「High School Dropout」がバイラルチャート2位を獲得し、YouTubeでもミュージックビデオが100万再生を突破するなど、一躍日本のヒップホップシーンを騒がせる存在となったDADA。
11月下旬にライブや制作のため上京した彼に、初のロングインタビューを行った。成功へのハングリーさ、音楽へのストイックさ、高い自己プロデュース能力、それらに裏打ちされた自信。改めてDADAというラッパーに深く迫った。
取材・文 : hzm
「ここまではまだ知ってる景色」
——「High School Dropout」100万回再生おめでとうございます。DJタイムでかかったときや、ライブでの盛り上がり方を見てるとすごいし、今年のアンセムだなと思います。新しいスターが出てくるときを見てる感じします。
ありがとうございます。
——この数ヶ月で生活が変わったとかあると思うのですが、どういう思いでしょうか?
いまいちまだ実感ないですね。ここまではまだ知ってる景色って感じで。太郎ちゃん(太郎忍者)の時もあるし。次が見たいです。
——いま全国に呼ばれてると思うんですが、ライブの手応えはどんな感じですか?
どこ行っても変わらないくらいのバイブスですごい盛り上がってくれて、嬉しいですね。
——自分売れたな、と感じたようなエピソードはありますか?
ユニバで声かけられるっす。普通に遊びに行って(笑)。大好きなんですよ。先週も行って、先月も行きました。でもまだ売れたという実感はそんなにないです。
「我慢を覚えて、それが当たり前に」 DADAの生い立ち
——いま年齢はおいくつですか?
今年22です。1999年生まれ。
——「High School Dropout」でも語られたように、複雑な家庭環境といっていいのか、そういう感じだったんでしょうか?
どうなんですかね。みんな周り同じような感じだったんで、別に普通です。
——「お前の代わりに働いた」というフレーズもありましたが、突然自分が働かないといけなくなる事情があったんでしょうか?
そうですね、それで高校をやめたっす。ちゃんとしたいという思いもあったんですけど、できんやって、自分の中で中途半端になってたってのもあったし。家にお金必要みたいな状況になって。
——その状況でも音楽はやっていましたか?
やってました。その時からこれでやっていきたいと思ってたんで。
——お母さんはどんな方ですか?
どんな人やろ俺のお母さん?
(同席していたNokeyBoyzのメンバー : 「バリ美人、バリかわいい!」)
はははは(笑)。けどたぶん、根性あるやろ?小さい頃、家にいろんな人が来てたんですが、そういうのから守ってくれました。やけん、まあ強いっす。反抗期とかも人よりそんなになかったと思うんすよね。喧嘩もするっすけど、けっこうすぐ仲直りできる。わりとずっと仲いいです。
——お父さんについてはいつまで記憶ありますか?
小さい頃から、いなくなる最後の小学校2、3年の頃までぜんぜん記憶はあります。急に消えたので。生きているかもわからない。お父さんの実家の人もわからないみたいです。
——お父さんに会えるなら会いたいですか?
そうですね、けど会っても喋ることがないですね。
——FNMNLのインタビューによると、お父さんのことは大好きなんですね。複雑というか、割り切れるものでもないと思いますけれど。
全然嫌いではないです、でも好きやったという気持ちも覚えてないです。ただ好きやったという記憶はありますね。小さい頃はお金があって、欲しいものは何でも買ってもらえて。お父さんに札束を見せられてお前もこれを稼ぐようになると教えられたし、家に危険なものもありました。お父さんにずっと憧れてて、絶対的なヒーローだったし、同じ道に行くつもりでした。お父さんが目の前で誰かをボコボコにしているのも見たことがあります。それが普通で、おかしいと思ったことがないし、かっこいいと思っていました。
——お父さんがいなくなってからは?
お父さんがいなくなって、お母さんがずっと泣いてるのを見て、我慢を覚えて、それが当たり前になりました。その差が一気にあったんで、そこからずっと自分を表に出しづらくなってました。精神的に不安定になって、自分のいた部屋の壁とかも穴だらけになってました。仕事をやめたあたりから、自分のやりたいことだけをやれるようになっていって、落ち着いてきました。中学校の頃はヤンキーとかにも憧れてなくて、周りの遊んでる友達がお母さんを傷つけたりするのがけっこう見てられなくて、そういうのは止めてたっすね。
——弟2人は何歳ですか?
年子で、太郎忍者は中3で、もうひとりは高校1年生です。
——普通のやんちゃな弟という感じですか?
そうですね。でも見てきたものが違うし、中学校卒業とかしてきて、育ち方も違う感じがしますね。二人とも我慢は僕よりできないかも。下ふたりはお父さんのことをほとんど覚えてないですし。
——住んでた団地はどんなところでしょうか?KOHHさんとかANARCHYさんとか、いろいろな方が団地にルーツがありますよね。
野芥で住んでた団地はわりときれいな方の団地なんです。その一個前に住んでた団地はもっと汚かったです。子供も多くて、めちゃくちゃ治安悪いとかでもないし、たまに自殺とかあるくらいで。でもたぶん誰も気にしてないです別に。僕5階に住んでたんですけど、隣が精神病院なんです。そっから、朝方に患者の人が来て、なんで僕んちの前かわかんないすけど、玄関の前から飛んで、死んでるんですよ。その時僕家いて、外から初めて聴くような“ダアン!”みたいな鈍い衝撃音が聞こえて。僕ゲームしよってやめれんで、見に行かなかったんですよ。そんで夕方遊び行こうと思って外出たら外に警察いっぱいいて、とかはあるっす。でも飛び降りたとかは最近聞かないっすねもう。今も野芥で近くにスタジオあってそのへん住んでるんすけど。
「ここ最近まで飯食ってなかった」ハングリー&ストイックな音楽へのスタンス
——改めてDADAの由来について聞かせてください。
何年か前の誕生日にお母さんが買ってくれたケーキのプレートに「れんたパパ」って書いてて、それで思いついたっす。ダダイズムって芸術運動についてもその頃ちょっと調べてて…… あまり詳しくないですけど。ダダって赤ちゃん言葉で、みんながそれで僕の名前呼ぶとき赤ちゃんになるのも面白いなって(笑)。
——こちらもFNMNLからですが、A$AP ROCKYから入って、KOHHさんに出会ってすぐに歌詞を書き始めたと。
全然わかんなかったっすね最初。教えてくれる人もいなかったし、ずっとやってました。
——KOHHさんとは何回か会ってますか?
そうですね。でもお互いそんな喋るタイプではないし、会話は続かないです(笑)。KOHHさんはDADAって名前をすごい褒めてくれて、先日のKOHHさんの福岡のツアーのとき、ステージに呼んでもらって一緒にフリースタイルしたんですけど、何回も「DADA、DADA」って名前を呼んでくれました。バリアガるっす(笑)。
——それはアガりますね!クルーのNokeyBoyzはどういう経緯で結成されましたか?
普通に地元の友達です。遊びの延長ですね。メンバーはみんな幼馴染で、小・中から一緒って感じで。
——Nokeyの由来は野芥(のけ)という地名なんですね。
けっこうそのままっす。
——メンバーは何人?
ラッパーは5人くらいすかね。でも僕の家がスタジオで後輩とかも毎日一緒にいるし、こいつがNokeyじゃなくてこいつがNokeyとかいまいちわかってない。結構適当っす。主要メンバーはラッパーだと僕とAZU、Qince、Kirathesavior、Yawn。15歳のときにAZUと一緒に始めて、そっからみんなやり出しました。
——クルーができてから今までは?昔は「現役高校生クルー」として活動してたそうで。
高校生の頃は僕たちだけでやってなくて、最初は福岡の大人の人に協力してもらってイベント出してもらったりずっとやってました。その人としなくなって僕たちだけになって、表で活動しない期間がありました。自分の中で動きは止めずに、曲をずっと作ってました。そのときに太郎ちゃんのこともやってたりとか。去年の秋からは福岡の人に挨拶して、またイベントに出してもらうようになりました。そのときにはもう準備できてたんで、順調に、計画通りって感じです。計画立てたり、作戦考えたりするのが好きで。
——みんなでスタジオのある家に一緒に住んでてって感じで。
そうっすね。AZUなんかは家族がいるし、住んでない奴もいるっす。もともと母親と弟たちと住んでたんですけど、太郎忍者と2人で東京に冬に2週間合宿みたいなん行って、そっから帰ってきてすぐなんか、仕事やめよ、と思って。パッとやめて、スタジオ作って、そこに泊まり込んで、2年くらいその生活です。厳しかったけど、周りの友達と助け合いながらなんとか。ここ最近まで飯食ってなかったですほとんど。一気に体重落ちたし、もともと筋トレとか体動かすこと好きなんですけど、ガリガリになっちゃって、こっから戻していきたいです。最近はめっちゃ飯食ってるっす、バリ嬉しいです(笑)。
——文字通りのハングリーさですね。そこで日々ガンガン曲作ってって感じ?
そうっすね。あんまパーティーとか遊びにいかないっす。あんま楽しくなくて。楽しい時もあるっすけど。東京でもイベント行ったんすけど、いろいろな人と話すのムズくて、スタジオに友達とかと籠もってずっと遊びよるほうが楽しいです。野芥のいま僕たちの住んでるスタジオがあればもうそれでいいです。
——自分たちの曲作って、客演とかも入ってって感じですか?
基本めんどくさがりなんで、自分だけで完結しちゃうっすね何でも。客演とかもめんどくさくて昔からあんましてないです。自分たちの周りじゃない他のラッパーと曲やってみたいけど、まだガッチリフィーリング合う人がいないかな。考えることが好きなんで、いい曲ができるときもずっと一人きりでスタジオ籠もって考えてるときなんですよ。誰かと一緒に作るより、一人きりで籠もるほうが合ってるかもしれない。
——どういう感じで曲を作っていますか?
適当っす。歌詞書いたり書かなかったり。僕らフリースタイルけっこうするんですよ。太郎忍者じゃないもうひとりの弟、ラッパーじゃないけど普通にラップできるんすよ。それと一緒に住んでる1つ下の後輩のラッパーの3人で、朝方4時くらいから夜まで、ずっとフリースタイルしてましたからね。前の日から寝てないのに。フリースタイル以外で喋らないで、ビート流してずっと、一生やってました(笑)。そんな感じでずっと作ってます。
——それだけフリースタイルできたら、MCバトルに出てみようとかは思いませんでした?
超昔に出てみたことあります。どうやって名前売ればいいかわからなくて。「とりあえずこれ出てみるか」って。2回出てどちらも1回戦負け。バリ弱い(笑)。
——MCバトルのフリースタイルと、曲作るフリースタイルはまた違いますよね(笑)。
太郎忍者「PUSSY」について
——あの曲ができた経緯は?
けっこうたまたまやったんすよ。遊びの流れで太郎ちゃんが歌って、それが意外と良くて、「これ出しちゃおうよ」って出してバズったってだけで。一緒にビート流しながらシャワー浴びよって、適当に歌ってたらできた感じです。
——弟がバズったときの思いは?
こっちが仕組んだことなんで、思い通りになっただけです。
——こういうのを小学生に歌わせるなんて、みたいな反応もあったかと思うんですが、どう感じました?
どうでもよかったです。話したことなかったです、それ。
一気にDADAの名を広めた「High School Dropout」
——できたのはいつ頃で、どんな感じでできましたか?
去年の今頃ですね。いつも通りビート探しながら聴いてて、「これいいやん!」てなって、速攻メロディでてきて、まずメロディ録って、歌って、すぐできたっす。
——そこで良いぞってなって、いろいろ準備してから出したって感じですかね。
そうです。
——“俺の首に垂らしてくれWater”の意味について、“Water”はジュエリーのスラングですかね。お金稼ぐって感じで?
そうですね。“垂らしてくれWater”って言ってるんですけど、「俺の曲めっちゃ良いけん、早く俺に気付けよ」みたいな意味も込めてます。
——個人的には“ガタガタの歯並びと汚い肌 可愛い女とF**kする夜中”の部分が、韻の置き方の聴き心地の良さであったり、自分と“可愛い女”の対置であったりが見事ですごく気に入っています。ここに限らず、フロウや韻の置き方へのこだわりはなにかありますか?
意識的にこだわってるところはパッとないんですけど、日本語でちゃんとラップして、聴き心地優先で作ってたら自然とそういう風にできた感じです。目の前で見えることとか思ったことだけを言ってるだけで、深い意味とか全然なくて全部、シンプルなことだけしか歌ってないと思うんで。別にこだわってるわけじゃないけど、自然とそうなってる。
——お母さんはこの曲を聴きましたか?
(自分の曲は)全部聴いてるんじゃないすか。弟たちがけっこう言ってるんで。たまに「この曲めっちゃいいね」とか言ってきたりするんすよ。でも聴いてほしくないというか、聴いとってもいいけど、でもあんま言ってこないでほしい。知らんふりしてほしい(笑)。
——嬉しいけどこそばゆいみたいな。
そうっすね(笑)。
——お父さんに聴いてほしいですか?
うーん、まあそうっすね。何をしよるかは知ってほしいですね。ちゃんと頑張りよるのは知ってほしい。
——TikTokに自分から動画を投稿されたりなどしていたり、拡散されたりしていますが、反応とかどう思いますか。
すごい良いツールだと思います。大事っす。
——MVはDexfilmzさんが手がけていますが、どういう縁でやることになったのでしょうか。
もともとお互い知ってるわけではなかったです。「MV撮ろう、どうする?」ってなって、Dexしか出てこんくて、お願いしてみようってなって連絡してみたら普通に返してきてくれて、そっからやったっす。
——その後、他の曲もDexfilmzさんから何本かMVが出てますね。
一発目でフィーリング合って、僕も大阪大好きでよく行くんで、やりやすくて。カメラマンの人も1つ下の人いて仲良くて、歳が近くてやりやすいっす。あと『Yours』『Mine』から(MVが)2本出ます。
現在のDADAを表す2つの作品、『Yours』と『Mine』
——『Yours』は内面をエモーショナルに表現している一方、『Mine』はアグレッシブな作品ですが、もともと曲がいろいろあって、まとめていった感じでしょうか。
そうっすね、だんだんできてきたっすね。最初はアルバムの構成なんて考えずにひたすら曲作りまくって、そっから仕分けていった感じです。
——リリースのタイミング等も考えて?
そうっすね、考えてましたねずっと。もう2年間くらいずっと作戦練ってしかなかったです。
——ジャケットも対になるようになってますが、誰が作ってますか?
僕です。写真だけ友達のカメラマンに撮ってもらって、それ使って。
——『Mine』は半分くらいドリルビートになっていて、NYのドリルのトレンドもある一方、フロウやMVにはUKドリルっぽさも感じました。
狙いはUKで合ってますね。UKのラップは韻の踏み方や言い回しというか、英語の発音が日本語っぽいなと思って、それが面白くて。
——UKの好きなアーティストは?
M1llionz、Pa Salieu、Digga D、AJ Traceyとか。けどUSのヒップホップが一番好きでずっと聴いてるっすね。
——USの好きなアーティストは?A$AP ROCKYが最初とありましたが、そのあたりでしょうか?
まあ入りがそこってだけです。そっからシカゴ・ドリルにいってどんどんハマっていって。沼っすねマジで。抜けない、digりだしたら。アーティストだとやっぱChief Keefが大好きです。Lil Durkとかも。
——Chief Keefは間違いないですね。また「High School Dropout」の話になるんですが、コメントとかで“フロウが「Love Sosa」っぽい”てのもちらほらあって。やっぱ自然と影響はありますか?
あの曲は「Love Sosa」からインスピレーション受けてますね。あのフロウをどう落とし込むかってのを考えてたんで。
——「Anaconda」の客演にクルー外から入っているLOUTEPATTYさんも九州の方ですね。
そうです。佐賀の1個下のラッパーで、Soundcloudの「Lamborghini」って曲聴いていいやんって思って、なんか作ろうよってスタジオ呼んで、「Anaconda」ができた感じです。隣県ですぐ来れる距離なんで。向こうはこっちのことを前から知っててくれたみたいで。
——『Mine』は他にも「Hit It」がハイパーポップだったりとか、そういうのも意識して入れてますか?
そうですね。『Yours』『Mine』では、何でもできる、型にはまってないところみんなに見せたくて。
——今後こういう曲をやってみたいなどはありますか?
やりたいと思ったらけっこうすぐやってるんで。最近はRageとかも作ってます。
地元・福岡のシーン
——福岡のシーンにはいろいろなスタイルの人がいますよね。仲が良いのは誰でしょうか?
Deep LeafはLOXが16、17ぐらいから知ってるんで、仲良いです。Wavementも中学生から知ってる奴とかいて仲良いです。福岡帰ったら遊んだり。そこは同年代って感じ。
——福岡は面白いですか?
面白いです。でも、同年代でめっちゃ目立つようなやつがなかなか出てなかったというのも福岡で良かったと思ってます。自分で獲れそうじゃないけど、俺が久々に福岡で出てきた、という感じはあります。どういう風な見られ方しよるかわからんけど、特別感あります。
——そこからクルーや他の人にさらに注目が当たって、となっていけばと良いですね。
そうですね。福岡を大きくしたいっすね。離れるつもりは今のところないんで。
「一曲たりとも聴き逃さないようにして欲しい」 DADAが見据えるこの先
——いろいろ各地のプロデューサーとかオーガナイザーとか声かかってそうですが、何か楽しみな予定があったりしますか?
まだ完全に本決まりではない話が一個あって、これ決まったらバリ楽しみ。まだ言えないです。
——国内外問わず、今後一緒にやってみたいアーティストはいますか?
好きなアーティストはたくさんいるんすけど、一緒に曲を作りたいかというとあまり興味はないかもっすね。そういう機会があって他の人とできたりするなら嬉しいけど、こっちからどうしてもこいつと絶対やりたいというのはないっすね。一人でもいい曲作れるし。ある程度のミックス・マスタリングは自分で完結できるし、一人でも困らないんですよね。でも自分の中で比べてるUSのヒップホップの音楽にはまだ届いてないし、肩並べたいです。全然まだまだです。アメリカにも行きたいです。
——今後のリリース予定は?
あります。けど、まだ作戦練り中です。曲数なら出せる曲だけでももうアルバム2枚分以上はあると思う。でもまだ考えて、こっからまたどんどん増やしていきます。
——クルーでの予定はどうでしょう?
来年にAZUと僕の2人でのアルバムを出そうと思ってます。
——また、母子家庭だったり、家族の世話をしないといけなかったり、昔の自分と似た境遇の人になにかメッセージはありますか?
自分が間違っているわけではないし、自分のことを不幸だと思わないで欲しいです。僕は自分のこと不幸だと思ったことないんで。家族を大事に、頑張ってほしいです。
——では最後に、ファンのみんなに一言お願いします。
一曲たりとも聴き逃さないようにして欲しいです。僕の中で結構自信あるのが、アルバムとか出して、全曲良いと思うんですよ、絶対。「High School Dropout」が今たまたまバーンていってるだけで、全ての曲にその可能性があったと思うんですよ。そういう自信があるんで、アルバム通して全部聴いて欲しい、これから出るのも。音楽作る上でそのスタンスは変わらないんで。