【Interview】ACE COLLECTION | ライブ活動もいよいよ本格化、地に足をつけながら全力で突き進む新時代のロックバンド

2019.7.5


【Interview】ACE COLLECTION  |  ライブ活動も本格化、地に足をつけながら突き進む新時代のロックバンド

今年、YouTube Musicが主催する世界の有望なアップカミングアーティストをサポートする「Foundry」プログラムに日本から唯一選出されたACE COLLECTION 。それぞれが確かなスキルとキャリアを携え、YouTubeをきっかけにファンベースを拡げ、昨年末からオリジナル楽曲もリリース開始。今年3月には待望の1stアルバム『December 9』を発表しさらに大きな注目を集めた。

その後、バンド史上初となるライブをマイナビBLITZ赤坂でワンマンで行い即完売に。続く大阪BIGCAT、Zepp DiverCity Tokyoでの公演も大盛況となり、サマソニをはじめフェスへの出演も次々に決定している。さらに、2019年後半には大規模なツアーを行うことも発表され、評判の高いライブ活動もいよいよ本格化するようだ。日を追うごとに活動スケールの増すACE COLLECTION、柔軟にアップデートするセンスと地に足のついたスタンスで展開する彼らはどのような考えを持っているのか。メンバー4人に話をきいた。

L to R:たつや◎ (Vo.&Gt.)、LIKI (Gt.)、奏 (Ba.)、RIKU (Dr.)

 

満を持してリリースされた 1stアルバム『December 9』

——少し前になりますが、3月末に1stアルバム『December 9』をリリースされた時の率直な気持ちというのは?

たつや◎:「アルバム作ろうぜ!」っていうより、去年から一曲一曲リリースしてきた曲をまとめて、そこにストックしてた曲も入れたっていう感覚がまずあって。だから「ようやくまとまった作品を出せる」みたいな。なんか安心したじゃないですけど。これまで1年ぐらいかけて作りためてた中から選んだ9曲なんで、曲それぞれ出来た時期もバラバラで。「やっと色んな曲をまとめて聴いてもらえる!」っていう気持ちでしたね。

——リリースのタイミングについては何か理由はありましたか?

たつや◎:ライブも控えているんで、そこから逆算すると3月末ぐらいが現実的かなと。やっぱりたくさん曲を知ってもらった上でライブに来てもらいたくて。

——オリジナル曲リリースの第一弾は昨年12月に出されたシングル「鬱憤」でしたね。

たつや◎:本当は最初「LIFEメーカー」を第一弾に考えていたんですね。でも、みんなですごく悩んだんですけどやっぱり素直に最初の音源としてウケを考えた時、歌詞が刺激的だったりサウンドもバラエティに富んでいるし、インパクトの強さも含めて、結果「鬱憤」になりました。

——「鬱憤」はドラムにしても、RIKUさんのルーツのひとつでもあるジャズの雰囲気も少し垣間みえたりして、単なるロックにおさまらない仕上がりですよね。

RIKU:たしかに「鬱憤」は普通のJ-Rockにはあまりない曲調になっているかもしれないですね。たつやもラップテイストのあるリズミカルなヴォーカルワークになっていますし。メンバーそれぞれの音楽的な要素や幅の広さが詰まってる曲だと思います。

 
ACE COLLECTION – 鬱憤 【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

 
——やはりアルバム全体としてもそういうバラエティの豊かさは意識しましたか?

たつや◎:自分たちのいろんな面を見せたかったんで、バラエティに富んだ作品にしようっていうのは意識しました。ストックしてる曲をある程度ジャンルや系統で分けて、さらにそれぞれの系統でふるいにかけてレコーディング期間やリリースタイミングを考慮したらこの9曲になったという。

 
ACE COLLECTION -「December 9」Teaser

 

多彩な楽曲はどう作られている?

——多様なサウンドの中、ACE COLLECTIONの魅力の一つとしてギターリフのクオリティの高さもありますよね。キャッチーかつテンションが上がるというか。

LIKI:イントロでリフつける場合なんかは、もう尺とコード進行を決めて、あとはひたすらRecしながらループで弾くっていう。その場のテンションで「イェーイ!」って感じで(笑)。

たつや◎:で、俺が横から口を出すっていう(笑)。

LIKI:そうそう、たつやがその場で聴いてくれてて「それいいじゃん!」って言ってくれたり。

たつや◎:俺がけっこう口うるさく言うから、なかなか決まらないんです。それこそ「LIFEメーカー」の時も「そこじゃなーい!」って(笑)。だからLIKIが曲の土台を作ってくれるんですけど、そこから更に二人で超試行錯誤して俺が納得するまでまたLIKIが頑張るみたいな(笑)。

 
ACE COLLECTION – LIFEメーカー 【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

 
——アレンジはみなさんで?

:基本的に曲を作るのは、たつやとLIKIがメインですね。曲作りにおいては二人にほとんど任せているんですけど、たつやは俺としても今までに出会ったことのないタイプの音楽軸を持っていて。例えば歌だったら普通はいいメロディって話になると思うんですけど、たつやは「リズムが一番大事だ」って言うんです。だから俺は二人が作ってくれたフレーズを、いかによりいいリズムで弾けるかを考えています。

——プリプロまでお二人でやってしまう?

たつや◎:そうですね。LIKIがミックスが済んだ状態まで作っちゃいます。もはやその時点でかなり聴けるぐらいの。それこそカバーやマッシュアップの動画でも、世に出しても恥ずかしくないクオリティでLIKIがミックスしているんです。

——ちなみにソフトは何を使ってるんですか?

LIKI:Logicです。 

——ドラムに関してはいかがですか?

RIKU:デモの段階である程度のリズムの感じを把握して、イメージしておいて、レコーディングでは一発で録っちゃうんですよ、アドリブで。それはオリジナル曲に限らず、カバーとかもけっこうアドリブですね。あとはみんなに聴いてもらって、気になるポイントがあれば直してみたいな。基本的には自分で考えて叩いてます。

——普段のレコーディングの環境は?

たつや◎:レコーディングスタジオでエンジニアさんと一緒に作ってます。色んなパターンを試してますけどね。オケを楽器隊で同時に演奏して録ってみたり、順番にバラバラでやったり。ベースとギターだけ家で録ることもあるし。ベストな方法を色々試してます。

——ミックス含め音作りの面で、わりとジャンル的に偏っていれば、例えばEDMならバキバキにしたり、メタルコアならコンプが効いた感じとか、それぞれに合わせた音になると思うのですが、ACE COLLECTIONは曲調が幅広い中で、まとまった作品としてどういった音像を意識しましたか?

LIKI:そういう意味でいうと、うちはけっこう軽めかもしれませんね。重い音というよりは、歌が一番聴きやすいように。メンバーそれぞれ違うバックグラウンドがあって、色んな影響を受けてきてると思うんですけどACE COLLECTIONとして一番良い音を目指してるっていうか。

 

積極的なYouTubeの活用

——制作の部分の次に、活動の戦略的なところをお伺いします。みなさん、ACE COLLECTION以前はそれぞれお若いながらも現場のシーンでしっかり活動されていた中で、YouTubeからの展開というのはどういった考え方の変化があったんでしょうか?

:このバンドをはじめる時に、大きな規模でファンを増やすにはどうしたらいいかみたいな相談をしていたんです。その時ある方に「YouTubeやってみたら?」って言われて。それも裏付けなしに勧められたというより、ちゃんとロジカルで的確なアドバイスだったのでチャレンジしてみる価値があるなと思って。

——具体的にはどういったアドバイスだったんですか?

:例えば、今YouTubeを使っているYouTuberやインフルエンサーがイベントをする時、どれくらいチャンネル登録者数がいれば、これくらい来場が見込めるよっていう話だったり。じゃあ、自分たちがいつまでにどれくらいの規模のライブを実現させるかを設定して、そこから逆算してやってみようって。それでやってみたら、現実的にBLITZはソールドアウトになったし「本当だった!やってみて良かった!」って今まさに体感していますね。

——とはいえ、最初はやはり不安もあった?

たつや◎:めっちゃありましたね。

RIKU:今でこそこういう状況になって、ある程度認められてるとも思いますけど、バンドって現場主義っていうかライブハウスから上がってくみたいな部分がやっぱりあると思うので、そこの葛藤はありましたね。

:なんで俺らが挑戦できたのかって未だにはっきり分からないですけど、その時はすごく感覚的、突発的な感じがあって。「もう行っちゃえ!」っていう。失敗したら失敗したで、またライブハウスからやり直そうって思ったし。

——時代的な流れもハマったのかもしれませんね。

:それもすごくあると思います。あと2、3年後にやって今みたいになっているかって言ったら分からないですし。

——目標の動員数に応じたチャンネル登録者数を目指すにあたって、最初にアップしていきなり話題になったマッシュアップも、相当クレバーに練られた施策だなと感じたのですがいかがでしょうか?

:とはいえ、あの時はとにかくかっこいいものをやろうっていう感じでしたね。それで色々考えてたら、たつやが「マッシュアップはどう?」って。海外では既にやってる人はいるけど、日本だとまだあんまり見たことないよねっていうことで。

たつや◎:当時からマッシュアップが好きで、海外の動画とかよく見てて。今でこそ国内でもマッシュアップメドレーすごい流行ってますけど、あの時は「マッシュアップをバンドでやったら、ちょっと俺らが日本で最初にやった感あるよね」って(笑)。

——ちなみに、「Shape Of You」にのせる選曲はコードやキーの相性から選んだんですか?

たつや◎:いえ、けっこう無理やりハメたっていうか。思いつく有名な曲をぱって書き出して、適当にアコギを弾きながら並べていって。どの曲も、サビもAメロもBメロも関係なく感覚でつなげて。なので偶然の産物感はちょっとあります(笑)。曲と曲が自然につながって聴こえるように、つなぎ目ではフェイクを入れたり歌い回しを変えたり聴きやすくなるような工夫はしましたけど。

 
【マッシュアップ】超ヒット曲をShape of Youにのせて演奏してみた

 
——またマッシュアップだけではなく、カバーも多くされていますが、カバー曲を選ぶ基準は?

たつや◎:それもわりと感覚的かも。 今これやったらみんな見てくれそうだなって。有名なアーティストのMVの告知が出たら、そのフル動画が出る前にカバーしたり。ONE OK ROCKの「Change」とかはそうだったかな。とにかく情報のアンテナを張りまくってます。

 
Change / ONE OK ROCK (cover)

 
——どれぐらいのタイミングでYouTubeでの活動が「いける!」と思いましたか?

:それはもう一発目がバズった時ですね。

たつや◎:アップして一ヶ月ぐらいした時に、当時たまたまやった俺のソロの弾き語りライブにメンバーみんな来てくれてて、その帰り道になんかおもしろいほど数が伸びていって。

:帰り道、一歩一歩、歩くテンポにあわせて再生回数が増えるみたいな(笑)。

たつや◎:で、その翌日ぐらいに動画について「すごい!」って言ってくれたツイート記事が4万リツイートの16万いいねくらいになって。そこから色んなメディアにも取り上げてもらって。さっき奏くんが言ってた俺らにアドバイスくれた人からも、俺らの目標数字を達成するには1年間だとけっこう難しいかもって言われてたんですけど、その時点で超えることができたんで「これはいける!」と思いましたね。あの動画のおかげで自信がつきました。そこから、一番最初に4人で設定したチャンネル登録者数の目標を前倒しで達成できていくようになったし。YouTubeのいいところって、数字が伸びるのが目に見えて分かるんで、俺ら自身のモチベーションも上がるんですよ。

——カバーをやってきた中で、みなさんそれぞれ気に入っている曲は?

たつや◎:俺はラルクの「Honey」。

RIKU:最初、俺とLIKIが「Honeyやらない?」って言ったら、たつやは「L’Arc~en~Ciel あんまり知らないんだけど」って(笑)。

たつや◎:ラルクをそれまであまり聴いたことなくて、カバーするっていうから聴いてみたらやっぱりすごく良くて。

 
Honey / L’Arc~en~Ciel (cover)

 
:その感じでいくと俺は「アイネクライネ」かな。それこそカバーするまで米津玄師さんは聴いたことがなかったんですけど、実際聴いたらやっぱりいいなと思ったし。新しい音楽に出会うきっかけがメンバー同士の会話だったり、そういう感覚はすごく新鮮で面白いなと思いましたね。

 
アイネクライネ / 米津玄師 (cover)

 
RIKU:俺はシャルルの「バルーン」ですね。個人的にドラムだけのカバーもしてるぐらい好きな曲だし、それをバンドでやるっていうのもチャレンジングで楽しかった。

 
シャルル / バルーン (cover)

 
——最後にLIKIさんは?

LIKI:カバーじゃないんですけど、クリスマスメドレーです。

たつや◎:絶対言うと思った(笑)。俺もそれにしようか迷ったもん。

LIKI:もともとクリスマスソングがすごく好きなんです。聴いててクリスマスの雰囲気を思い出す感じとか。クリスマスの時期じゃなくても聴いちゃうぐらい好きです(笑)。

 
【マッシュアップ】クリスマスメドレー演奏してみた!!

 
——YouTubeを積極的に活用する中であっても、これはやらないと決めていることはありますか?

たつや◎:そういう判断をするのは、今のところ一応俺になってるんですけど、楽器を弾かない企画だとしても、なるべく音楽に絡めたり、あとは全体の動画数の中で音楽系と企画系の割合のバランスはみてます。とはいえ「絶対にこれはやらない!」って頑固になってる訳じゃなくて。血迷ってヘンな動画を出してもそれはそれでいい思い出かなって(笑)。基本的にそこまでシビアに考えすぎない感じです。

——YouTubeをはじめ、SNSなどでリスナーや視聴者とコミュニケーションする際に心がけていることはありますか?

:TwitterやInstagramはわりと積極的にやってる方かな。タイミングでコメント返したりとか、インスタライブしたり。どういう風にしようとかはあまり意識してないですけど、ちゃんと気にかけてはいるんで、その気にかける時間が作れる時はコミュニケーションをとるというか。

たつや◎:SNSのやり方は、口で上手く説明できないんですけど、自分の中での感覚的なこだわりはすごいあります。

 

バンドとしてのブレない軸

——みなさん本来ライブハウスのシーンやストリートシーンにつながるバックボーンがあるにも関わらず、場合によっては「ネット発のバンド」のような見え方をされるケースもあると思うのですが、自分たちの見られ方においてジレンマはありますか?

:個人的には、これまでの音楽人生を振り返ると、そういうことにこだわりすぎていたかもしれないなとも思うんですよ。アーティストとしては「YouTuberって呼ばれるのはちょっとなぁ」って思うのもこだわりじゃないですか。でも、そのこだわりやプライドを一回全部捨ててみると、意外と気も楽で。別に今はYouTuberって言われたとしても気にならないし。結局、バンドとしてステージに立った時にアーティストとしてカッコよければそれでいいんじゃないかなって。

たつや◎:今はこだわり捨ててなんぼって思うようになりました。「こだわり持たない」のがこだわりです。例えば変顔してふざけたり、いわゆる自分の人間味をちゃんと伝えられる人が人気者になってますよね。で、みんなそれに気付いて、なんでもやりますっていう人自体もどんどん増えてるから、さらにその中で実力のある人だけが、やっとキラキラし続けられる時代だと思うんです。俺らは、過信かもしれないけど、その実力の部分の土俵にまでたどり着ければ、あとは自分たちの努力でもっと輝ける存在になれるっていう自信はあるので。だから、まずはその土俵に立つためだったら、もうこだわりなくYouTubeやSNSも積極的に使うし。感覚や意識がズレないようにみんなで意見を言い合ってチューニングしてます。

——そういうアティチュードは、伝わる人にはちゃんと伝わってると思いました。TOPPA!!のインタビューで、MAKE MY DAYのドラムの方もACE COLLECTIONへのリスペクトを語っていましたよね。

RIKU:ハルくんですよね。彼とは普段からご飯行ったり仲良くしてます。彼もやっぱりすごく考えてるし、俺らも刺激を受けていますね。

:俺はそれこそ中・高生のバンドの頃は、MAKE MY DAYの前身バンドのASHLEY SCARED THE SKYとかREMEMBERING SENSATIONとか、あの辺を聴いて育ってきたんで。ハルくんのそういう言葉は普通に嬉しいですし、逆に他のバンドの方々には自分の青春を作ってくれた感謝やリスペクトはもちろんあります。

——フィールドは変われど、途切れないつながりがあるんですね。

たつや◎:ルーツやバックボーンがちゃんとあるからこそ、YouTubeやっても大丈夫だったのかもしれない。俺は誰にも負けない核をひとつ持っていて、さらに親しみがあるやつが一番かっこいいって思っているんで、そのバランスを俺はACE COLLECTIONで実現したいんです。誰にも負けない唯一無二の音楽性、アーティストとして認められる要素をちゃんと真ん中におきつつ、それを取り囲むように時代にあった見せ方や柔軟な考え方があるっていうのを崩さないよう意識していきたいですね。

 

それぞれが影響を受けた存在とは?

——そういう芯の通った考え方を構築するにあたって、みなさんが影響を受けたのは?

:俺はラッパーの唾奇さんですね。地元が沖縄で一緒なんですけど、もうリリックがすごくて。地に足がベタベタについてるっていうか。あんなにかっこいいのに、まったく浮き足立ってなくて。そういう地に足がついてる感じが、今の自分に必要な感覚だなって思っています。この1年間の活動の中で、ネット上のフォロワー数とかライブハウスでやっていた頃よりも桁違いに増えて勘違いしてしまいそうな瞬間があったんですよ。でも、そういう時に唾奇さんの言葉に出会って「あ、俺この感覚を持ってたら一生大丈夫かもしれないな」って思って。音楽がかっこいいのはもちろんですけど、生き様の部分で唾奇さんみたいになりたいなって思いました。

たつや◎:影響を受けたのは、学生の頃の顧問の先生の言葉ですね。めっちゃ厳しい部活だったんですけど「お前は自分に甘すぎるんだよ」ってずっと言われてて。その言葉が超刺さってて。わりと自分に甘えてしまう癖があるんで「自分に甘えない」っていうのは肝に命じてます。それは、「Lady」っていう曲のAメロの「やるしかないことは決まってて なのに やりたくないことは理由つけて逃れようと必死になって」っていう歌詞にもあらわれてて。こういう自分の性格に打ち勝つっていうのは永遠の課題だと思っています。

 
ACE COLLECTION – Lady 【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

 
RIKU:考え方を変えてくれたという意味では、父ですね。父が言ってくれたことは、俺がACE COLLECTIONを結成しようと思ったきっかけでもあって。学生の頃からバンドをやっていたんですけどなかなか芽が出なくて、20歳になったタイミングの時に父から「人が生きてて80歳で死ぬとしたら、人生の濃さやいろいろな経験も踏まえると20歳までがある意味半分で、20歳から80歳までの残りの60年間が後の半分だとすると、お前はここから後半に入るんだから、もっと考えて行動したらどうだ?」って言われて。それで、改めてそれまでの行動力のなさを痛感したんです。幼い頃、少しだけトントンうまくいった体験もあったんで、心のどこかで外から声がかかるのを待ってる部分もあって。でも、父からそう言われて「自分で動かないと何も始まらないなって」改めて気付いて、今のメンバーに自分から連絡して会いに行って。そういう行動力の大事さを父から学びました。その言葉がなかったら今も前のままだったと思うし。

——LIKIさんはいかがですか?

LIKI:自分の中でやってて良かったなって思うことは、小学校の頃から続けてた剣道ですね。やっぱりすごく厳しくて、一緒にやってた人もどんどん脱落しちゃうような。でも、必死こいて長く続けて、無理矢理にでも頑張ったら、最終的に全国大会で武道館にまで行けたんですよ。そういう「続けたらモノになる、為せば成る」っていうのを身をもって感じました。可能性が1%でもあるんだったら、まずはそこに向かって全力でやるっていうメンタルが身につきました。だからバンドで新しいことやるのも、本気でやったら良くなっていくんじゃないかなって思ってます。

 

「地に足をつけたまま突き進む」

——現在活動をしていて、改善したいことなどはありますか?

たつや◎:色々悩みながらもここまで来たし、ライブを本格的にやりだしたらまた改めて感じることや考えることがあると思うので、そうなってから考えようかなと。実際こうやって取材を受けてて改めてこれまでを振り返ってみても、とにかくずっと目の前のことをどうするかでやってきたなって。その時その時で「これどうしようか?」、「どっちかというとこっちかな」みたいな。

ナーバスになることがあるとすれば、ぜんぶ闘争心からくる焦りなんですよ。例えばですけど、フォロワー数で同世代や近い後輩の数がすごい増えてたらやっぱりめっちゃ悔しいし。ライブのパフォーマンスでも、俺あんまりハンドマイクでのライブって慣れてないんですけど、ハンドのすげぇかっこいいヴォーカルの人に絶対負けたくないなっていう。そういう闘争心から、色んなことをいつも考えていたりはします。

——前向きな葛藤を繰り返していると。今後、バンドとして目指す先はどうお考えですか?

たつや◎:やっぱり俺はドームでやりたいっていうのはあります。そういうのもありつつ、アーティストとしては死ぬまで音楽が好きなまま全うして突き進んで行くことですかね。ずっと地に足をつけたまま。それが俺にとってのゴールかもしれない。

 


<リリース情報>
ACE COLLECTION『December 9』

各配信ストア:https://linkco.re/yTRmGgvG


<ライブ・ツアー情報>
「ACE COLLECTION LIVE TOUR 2019 “BUILD UP!!”」

2019年
11/5 (火) 代官山UNIT

11/7 (木) HEAVEN’S ROCK さいたま新都心

11/11 (月) 京都MUSE

11/13 (水) 梅田クラブクアトロ

11/22 (金) 仙台CLUB JUNK BOX

11/24 (日) 札幌PENNY LANE 24

11/28 (木) 広島Cave- Be

11/29 (金) 福岡DRUM LOGOS

12/2 (月) 名古屋E.L.L

12/4 (水) 新宿BLAZE

詳細は公式HPへ
https://www.acecollection.jp/


ACE COLLECTION
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この記事の執筆者

THE MAGAZINE

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