dodo インタビュー “dodo in da 10goqstudio” プロデューサー / ビートメイカーとしてのdodo
ラッパーとしてはもちろん、専門的に学んだ音楽制作の知識をベースにしたセルフプロデュースのビートも高く評価されている プロデューサー/ビートメイカーとしてのdodo。
About – dodo in da 10goqstudio
神奈川県川崎市中原区で育つ。
社会人1年目にTuneCoreに出会い、息を吹き返したひんしアーティスト。英語版ポケモン表記の [ひんし:FNT] をタイトルに地道なもがき活動をおこなっている。
現在は、職業技術校に通う傍ら音楽活動を行っている。現在24歳。ばかにしないでくださいw
——ビートメイカー / ラッパーとして
TuneCoreを大学の友達に教えてもらった所から新たなキャリアはスタートしました。ラップする事に快感を得られない生活を長年送ってきておりました。ビートメイキングだけが非常に楽しく、どうにか現金化出来ないかと模索しているなかで、TuneCoreに出会いました。実際は、ラップソングとして初めてシングルを上げたのですが、本当はトラックだけで販売しようと思っていました。ただ、話題性を上げるために(ラップを)乗っけたらトラックよりも元々ラップをしていたのでラップに注目されてしまいました。
その上げた曲が 「swagin like that」という曲なんですが、TuneCore Japan中の人はセンスがいいのか変態なのか。すぐボクにダイレクトメールをくれたんです。そこがターニングポイントで、自身の音楽制作に対する価値観やビジネスという面で種が芽吹いたと思います。生きていける理論がここにあるな、と。
dodo – swagin like that
——最近作
『Importance』 FNT 1stアルバム
『Importance』 各配信ストア : https://linkco.re/SR7RYNSV
——以前の制作環境
SLT(swagin like that)発表当時、浜松に長期出張みたいな形で機材はMacBookPro Mid2012 とSHUREのSRH840のヘッドホンしかなかったんです。オーディオインターフェースも無くて、Logic Pro X にMac内蔵マイクで録ってました。部屋はYouTubeにもあるレオパレスで、壁ドンをされた記憶もあります(笑)。あの環境が自分に一番合ってる気がします。
今は実家の一室に居候していますが、あの環境をもう一度味わいたくて(土地柄とかもめちゃ重要。あと一人になりたい切実に)、全国を回れる仕事の内定も頂きました。TuneCoreがあるからこそ出来る選択だと思います。感謝しきれません。ありがとうございます。
——現在の制作環境
現在は、昔からの環境のMacとApollo TwinのインターフェースとRODEのNT1-Aのマイク(高校から使ってるもはやビンテージ)。
モニターは、親のおさがりのRoland MA-7AとヤフオクでゲトったKRK-ST6(パッシブ)、アンプはBEHRINGER A500です。
DAWは、Logic Pro XとPro Tools 10です。MacのOSが10.9なので、新しいプラグインが入れられないものが多いです(笑) (ビンテージな生き方だと自負しています)。
——使用音源
使用音源は基本的に、無料でついてきたヤツがほとんどです。最近のお気に入りはSpitfire AudioのLABSというフリー音源シリーズのSoft Pianoです。全般に上ネタで使ってます。
ドラムスはLogicのEXSのサンプラーのHipHopKitです。
めんどくさがりなんで、本当はもっと改善したほうがいい気がしています。NI Kontaktが今のOSだと対応してないのがとても痛い気がします。欲しいんですが、今の環境にしがみついていて使えません。みんなもアップデートはきちんとしましょう。
Logicの基本音源プラス、昔ついてきたNI製品、あとはフリーなもの寄せ集めです。音源ソフトの実力20パーセントしか使いこなせてないのが現状です。
——使用プラグイン
プラグインで一番気に入っているのは、BrainworksのLimiterです。これをキックに入れるとピーク的にも音的にも安定します。
あと、最近のお気に入りはLexiconのMPXreverbです。Lexiconはレジェンドメーカとして有名ですが、現行版も普通に最高でした。繊細なリバーブなのび方とプリセットも安定しています。
——ビートメイクのプロセス
上物を4小節単位でマウスで打ち込みをして、それにベース、ドラムスを付けて展開していきます。
——ビートメイクポリシー
音が当たらないようにする。hookに向けての流れをどう演出するか。
——最も影響を受けたプロデューサー/ビートメイカー
難しすぎる質問です。けど、今のスタイルに導いてくれたのはまぎれもなく London on da track さんです。彼自身もLogicで制作でAbletonでミックスするらしいんです。同じLogicユーザーというところも勇気を頂けます。彼はみなさんご存知の通りYoung Thugさんと上がってきたプロデューサーで、ハーモニーの作り方が非常にうまいと思います。リズム感を与えながら、ラップする余白を残しながら、ハーモニーを与える感性は天才だと思います。パターンの組み合わせ方(リズムとピッチ)が非常にまとまっていて素晴らしいと思っています。展開のさせ方も、勉強させて頂いています(特に本人名義活動前は著しい)。
Rich Gang ft. Young Thug, Rich Homie Quan – Lifestyle (Official Video)
Young Thug “With That” featuring Duke
The Making Of London On Da Track’s “No Flag” Feat. Nicki Minaj, 21 Savage & Offset | Deconstructed
——My favorite works / 自分の作品からのお気に入り
dodo – kill more it
だれにもできないスタイルを確立させたと自負しております。
——Message
TuneCore Japanがなかったらdodoは存在しないとさえ思っております。
皆様もTuneCoreを活用して人生を豊かにして、さらには人の人生も豊かにして頂きたいと思います。
dodo – curtins
dodo in da 10goqstudio
Instagram
YouTube
Linktree
TuneCore Japan