【Who’s NXT】YME 「スタンスは、とにかく楽しく」キャッチーかつ完成度の高い楽曲は必聴、改名&女性ボーカル加入でさらなる進化を遂げた5ピースバンド

2022.6.28

YME インタビュー

YME(ワイミー)
渋谷勇太(Vo, Gt)、rino(Vo)、堀内拓海(Gt)、佐藤誠太郎(Ba)、安達智弘(Dr)の5人編成の男女混合ボーカルバンド。 コーラスワークを軸にしたキャッチーな楽曲が特徴的で、バラードからロックまで、幅広いジャンルをカバー。抜群の演奏力で、ライブ展開にも注目が集まる。先日6月15日にニューシングル「NEW DAY」をリリース。その高い完成度と、爽やかで力強くポジティブなバイブス溢れるサウンドは必聴。今回、YMEを代表してメンバーの渋谷勇太がインタビューに答えてくれた。

Who’s NXT : A series of interviews with featured artists
 


 
——今回YMEから渋谷さんにインタビューさせていただきます。まず、渋谷さんが音楽に興味をもったきっかけを教えてください。

渋谷 : 僕は小さい頃から習い事でチェロをやっていて、物心つく前から楽器を弾いてました。ギターをやりたくなったのは中学校1年生の時で、車で父が聴いてたイーグルスの「呪われた夜」のギターソロがかっこよくて、これ弾けるようになりたいって言うのが最初です。ボーカルをやるようになったのは高校生の時で、当時軽音楽部で組んでいたバンドのボーカルが退部してしまいはじめました。まさか、こんなにボーカルでバンドを続けてるとは当時思いましませんでした(笑)。

 
——バンドとしては部活がきっかけだったんですね。

渋谷 : そうですね。それで高校の時の軽音楽部で様々な大会に手当たり次第送ったら、意外と色んな所に通って、そこから楽しくて部活の外の活動が多くなりました。

 
——そして前身バンドを経て現在YMEにて活動されていますが、YMEの活動拠点は都内ですか?

渋谷 : はい、都内で、主に渋谷でライブする事が多いです。

 
——先日ニューシングル「NEW DAY」をリリースされましたね。

渋谷 : 「NEW DAY」はYMEの明るい雰囲気とコーラスワーク、歌の力強さが魅力な曲だと思ってます。内容はすごくポジティブなのですが、コードのマイナー感と合わせるとハッピー感よりも挑戦するような力強さ感が出たのがよかったと思っています。ちなみに、コーラスは5人で録っていて、ラインが出来上がる度に曲が良くなっていくのを感じ、とても楽しかったです(笑)。

YME「NEW DAY」
YME「NEW DAY」

https://linkco.re/zF2rN9a2

 
——YMEとしては2021年に活動開始とのことですが、これまでのリリースもいくつかご紹介いただけますか?

渋谷 : 「First step」と「時を運んで」という2曲がおすすめです。「First step」はBOSCH Japanの就活応援ソングとして書いた曲でして、コーラスが30人近くいて分厚い音圧の仕上がりになってます。学生が多くレコーディングに参加してくれたので、曲の雰囲気にも、コンセプトにもバッチリあっていてイメージ通りの曲に仕上がってます。

 
「時を運んで」は、カントリー風のこれまた明るい曲なのですが、サビのキャッチーさは抜群で自分でも鼻歌を歌いたくなるレベルで良かったです(笑)。テンポも早いので、ライブも楽しいお気に入りの一曲です。

 
——YMEではどういう感じで楽曲制作されているのでしょうか?

渋谷 : 普段は僕が最初に簡単なトラックと歌をつけてメンバーに送ります。そこからのアレンジは、トラックメーカーの子やメンバーと話し合いながら決めていく流れです。最近はアレンジはメンバーに任せて、変化をワクワクしながら待ってる感じですね(笑)。

 
——まだYMEを聴いたことのないリスナーにその特徴を伝えるなら?

渋谷 : とにかく、明るくキャッチーです。心が疲れた時や、何かに挑戦する時にピッタリの楽曲が揃ってます!シチュエーションで輝く曲が多いので、そういった心境の時に是非聴いてみてください!

 
——そんな楽曲を生み出している渋谷さんですが、どんなアーティストに影響を受けましたか?3組あげるなら?

渋谷 : LawrenceとSamm Henshaw、Jon Batisteです。

Lawrenceは男女ボーカルでコーラスワークや歌唱力が抜群のグループです。とにかく、これに近づきたくて曲作ってます(笑)。本当に素敵な曲ばかりなので是非聴いてみてください。

Samm HenshawもR&B.SOULのお手本のような良さがあり、トラックの参考になってます。歌は言わずもがな、ホーンセクションもかっこよく聴いていてとても勉強になります。

Jon Batisteは映画などでお馴染みなので知ってる方多いでしょうが、アートワークや本人のピアノもとても上手く、アーティストなら憧れる人多数なのでは?と思います(笑)。

 
——そういったアーティストの例えばどういった曲にインスピレーションを受けますか?

渋谷 : Samm Henshawの「Church」やLawrenceの「Don’t Lose Sight」とかはYMEでやりたいサウンドに近いです。自分が元気出したい時にはこれを聴きます(笑)。

 
——そのサウンドからも上記のお話からもポジティブな雰囲気を非常に感じますが、渋谷さんが音楽活動をする上で特に意識していることはありますか?

渋谷 : YMEになり、女性ボーカルが加わったので自分が歌うことと相手が歌うことをきちんと分けて考えないといけないな、とYMEの曲作りでは思ってます。あと、スタンスはとにかく楽しく(笑)。歳を重ねるごとに色んな人の音楽も楽しめるようになってきて、メンバーの意見にもかなり寄り添えるようになりました。ありきたりですが、本当に真剣に楽しいのが一番です!

 
——今後もYMEの曲を聴いて元気になる人が増えていくことと思います。では最後に、これからの展望などがあればお願いします。

渋谷 : まだまだ改名してからの活動を知らない人が多いと思うので、前身バンドでやったO-WESTワンマンや、duo MUSIC EXCHANGEでの企画で人をいっぱいにするのが目標です。

 

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