2019.9.16
大阪を拠点に活動する3ピースバンド SEAPOOL(シープール)。ダイナミズムと繊細さのコントラスが印象的なオルタナサウンドをエモーショナルに迫りくる歌詞が彩り、深淵な独自の世界観を展開。現在、加速度的に注目を集めている。
SEAPOOL / CHELSEA GIRL’S ESCAPE
About : SEAPOOL
SEAPOOL are Japanese hardcore nostalgic experimental grunge punk band.
2015年徳島にて結成。各地でライブ活動を行い、2018年9月より正式メンバーとして白井景が加入。
パンクやハードコア精神を基盤とし、極端なクリーントーンと轟音の渦中、懐かしさ、愚直さなど生きる中感じる様々な感情を熱り刻むリズムと繊細かつ色彩的なコードに乗せた唯一の楽曲、直情的なライブは観る者に新しい景色を見せる。
Member:
小原涼香(Vo.Gt.)、 飯谷真帆(Ba.Cho.)、 白井景(Dr.)
Works:
EP 『CHELSEA GIRL’S ESCAPE』(2017)
EP 『スイート Q ラブ』(2018)
EP 『OK SUGAR ISSUE』(2019)
——SEAPOOLのみなさんが、音楽に興味を持ったきっかけをそれぞれ教えてください。
飯谷 : ちっちゃいときにピアノを習い始めた事です。
白井 : 中学生の時にQueenのベストアルバム『ジュエルズ』を聴いて音楽が好きになりました。
小原 : テレビ番組でYUIさんがあぐらをかいて、ギターを弾きながら歌っているのを観たことです。それで、地元徳島で通っていた高専の軽音楽部に入って楽器をはじめました。
——SEAPOOLは白井さんが後から加入されていますが、その経緯というのは?
白井 : SEAPOOLとは大阪で対バンして知り合いました。僕がShukaiというベースとドラムのツーピースバンドを元々やってて、その日は「死後硬直」っていう一曲30分あるを曲をやって(笑)。普通やったらお客さんドン引きのところ2人はカッコいいと思ってくれたみたいで、それでライブ終わってから「良かったらSEAPOOL叩いてみませんか」と声かけてもらったのがきっかけで加入しました。
——現在活動の拠点とされているのは?
小原 : 主に大阪です。
——最新作を教えてください。
小原 : 5曲入りの音源 『OK SUGAR ISSUE(オッケー・シュガー・イシュー)』 を今年の6月にリリースしました。
ギターのきらきらしたクリーントーンと爆発的なファズ、ベースの不穏さときれいさの相まったコード、乾いていながら熱気のあるドラム、といったサウンドで、曲に関してどう形容して良いかわからないけど、どれもメンバーみんながかっこいいと思えるものを作れました。
あとは歌詞カードを読みながら大きな音で聴いてもらって、なにか一節でも日々のもやもやとした鬱屈の救いとなるような歌詞があれば嬉しいです。
SEAPOOL / Brainwashed wow wow
SEAPOOL / 再会
——普段楽曲の制作はどのようにされていますか?
小原 : GarageBandだったり、スタジオセッション、あとは弾き語りから作ったりします。
——まだSEAPOOLのことを知らない人にバンドの特徴を伝えるなら?
飯谷 : ちっちゃい人がでっかい音でかっこいい曲をやっているバンド。
小原 : 今の真帆(飯谷)の回答のようなことを周りによく言われます。
——SEAPOOLのみなさんが影響を受けたアーティストを教えていただけますか。
飯谷 : NUMBER GIRL、sonic youth、ドビュッシーです。不穏な中にある綺麗なものが好きです。
白井 : Christopher McGuire、Jon Theodore、Mark Guiliana。音楽に対する硬派な姿勢、自由なアイデアを持ったドラマーが大好きです。
小原 : 向井秀徳、青木龍一郎、の子。みんな世界観が好きです。
——楽曲でいうと、どういった曲に影響を受けましたか?
飯谷 :
Sonic Youth – Sunday
メロディーやコード感が好きです。
deerhoof – panda panda panda
笑ってしまうほどめちゃくちゃなのにすごい成り立ってるし、スカスカなようで音の地層がすごい。
bloodthirsty butchers – 燃える、想い
問答無用で泣きます。
白井 :
くるり – How To Go〈Timeless〉
この曲に出会ってなければ今の僕はないと言えるくらい強烈なオリジナリティとタイム感を持ったクリストファーのドラム!!
The Mars Volta – Cicatriz ESP
難解複雑でありながらとんでもなくキャッチー、サビの爆発力が半端ない。
KING CRIMSON – Larks’ Tongues in Aspic part II
世界一カッコいいリフの一つ、ロバートフリップ御大万歳。
小原 : たくさんありすぎて選べないけど、最近出会った曲だと。
NOT WONK – Landfall
betcover!! / セブンティーン – SEVENTEEN –
さよならポエジー – 応答するまで
ライブで観て感動しました。
——音楽活動をするにあたって、それぞれ意識されていることはありますか?
飯谷 : 自分が自分に納得できるかどうかです。
白井 : 人がやってないことをやる、DIY。
小原 : いろいろな音楽を知って、自分にしっくりくるものをたくさん好きになることで自分にとってもっとかっこいいバンドになり続けられたら良いなと思います
——今の音楽シーンについて何か感じることはありますか?
飯谷 : 音楽をいっぱい買っていっぱい聴いて欲しいです。
小原 : ネットでもイベントでもたくさん音楽が聴ける環境なので、良いなと思うライブ情報や音楽を見つけてはできるだけ観に行くけど、どれもすぐ観に行けたらいいのになって感じます。
——今後の活動の展望は?
飯谷 : 海外でライブをしたいです。
白井 : 秘境でライブ。
小原 : ウッドストックや全感覚祭のような、何も無い地からつくるフェスをやりたいです。あとは、リバーブやディレイが大好きなので鍾乳洞で自然的なひろがりを感じられる弾き語りのイベントをやりたいです。
——最後にメッセージを。
小原 : たくさんライブをしているので、ぜひ観にきてほしいです。
SEAPOOL
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