【Who’s NXT】AMAYA |「常にポジティブで強いアーティストでいたい」

コラム・特集
2019.10.7
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Whos NXT AMAYA TuneCore Japan THE MAGAZINE

大阪を中心に活動するシンガー AMAYA。要注目のアーティストが集まる西成のスタジオ ILL HOMIESを拠点に、CreAやNillNico、Nidra Assassinといったアーティストとも作品をリリース。その特徴的なハスキーな歌声と多彩なヴォーカルワークは高い評価を受けており、今回ANARCHYの初監督作品『WALKING MAN』を記念したコンピレーション・アルバムへの参加にも抜擢されるなど、今後の活動に注目が集まっている。

Who’s NXT : A series of interviews with featured artists


 
——まず最初に、AMAYAさんが音楽に興味を持ったきっかけを教えてください。

3歳頃からずっとピアノを習ってて、常に音楽が隣にあったので物心ついた時から音楽は大好きでした。
急に踊り出したりする子だったらしいです(笑)。

 
——自分で音楽をやろうと思ったきっかけは?

ラッパーの人達と関わってからですかね。それまでは、ただ歌うのが好きなカラオケうまい女の子だったんですけど、自分でリリック書いてYouTubeとかに載っけてるラッパー達見て「それいいやん!」ってことで自分でもやってみようかなって。

 
——現在どの辺りを中心に活動していますか?

大阪です。

 
——最新作のご紹介をお願いします。

今度公開される、ANARCHYさん監督の映画『WALKING MAN』を記念して制作されたコンピレーション・アルバム『WALKING MAN THE ALBUM』が10月9日にリリースされるんですけど、その10曲目に「許し」という曲で参加しています。この曲は、聴いて分かるようにちょっとシビアなんですけど、自分の親友が自ら命を絶ちまして…それを止められなかった自分を許せるかっていう曲になっています。

あと最近だと、もう1つはCreAというアーティストのEP『Stylish File』に入ってる「Lighter」という曲でfeatで歌ってます。これも近々Dex FilmzさんからのMVの公開が決まってて、めちゃくちゃいい感じだと思うので、アップされたら是非見てほしいです!

『Stylish File』各配信ストア : https://linkco.re/DHPvszuZ

 
——他にこれまででおすすめ、あるいは思い入れのある作品をあげるなら?

featで参加した曲がけっこう多く出てるんですけど、やっぱりソロでリリースした「Chain up」です。少しトラップっぽいフローを入れてみたりしてるし、何よりレコーディングが楽しかったです。


AMAYA インタビュー |「常にポジティブで強いアーティストでいたい」

「Chain up」各配信ストア : https://linkco.re/Fr0t5EHV

 
——楽曲の制作はどのようにされていますか?

宅レコで曲が出来上がることもあるんですけど、西成の ILL HOMIES というスタジオで泊まり込みで書くことが多いです。みんなで朝まで語った後に、その内容の曲を書いたりする日が一番好きです。

 
——まだAMAYAさんを知らない人に、ご自身の特徴を伝えるなら?

曲は個人だとR&B POPが多いんですけど、feat曲になるとガラッと雰囲気変わったり、いきなりラップしだしたり、よりどりみどりのハスキーなシンガーっていう感じです。大阪に住んでるんでライブのMCとかはたまに面白かったりします、多分(笑)。

 
——AMAYAさんが影響を受けたアーティストは?

海外だったら Kehlani さんが大好きです。タトゥーだらけでワイルドやのにセクシーでオシャレで。

日本だったら、これがまた意外って言われるんですけど B’z さんがめちゃくちゃ好きです。1曲1曲それぞれ情景が浮かんできて、3〜4分の曲にドラマを感じるっていうか。何歳になってもロックやなあって思います(笑)。

 
——楽曲では、どういった曲に影響を受けましたか?

Hannah Montana (Miley Cyrus) – Mixed Up

これはマイリーというよりハンナ・モンタナの曲で 日本バージョンだと「何が何だか分からない」っていう曲名なんですけど、音楽に悩んだり何か上手くいかなかったりする時によく聴きます。実家の鳥取に帰省した時、母と一緒に車でこれ流して窓の外眺めて考え事しちゃいます。最後のサビになった時には大声で歌ってますけどね(笑)。

 
Keyshia Cole – Fallin’ Out

三拍子とか八分の六拍子とかたまらなく好きです。自分もいつかそういう曲を絶対書きたいと思ってるので、いいトラックメーカーの方に出会いたいです。

 
SALU – WALK THIS WAY

これは自分が東京に音楽修行(?)で引っ越した時にずっと聴いてた曲で、今でも聴くたびに涙腺やられます。生で聴いた時はもちろん号泣しました。

 
BENNIE K – Lost Paradise feat. TSUYOSHI

日本の恋愛ソングの中で1番好きです。これはアーティストとしてじゃなくて女の子として。

 
YeLLy / 18

これは同じILL HOMIESに通ってる子の曲なんですけど、最近めちゃくちゃハマってます。聴くたびに自分が18歳に戻れる気がして。

 
——AMAYAさんが音楽活動をするにあたって意識していることはありますか?

常にポジティブで強いアーティストでいたいので、リリック以外では”弱さ”とか”怒り”とか、そういう人間の悪の部分を出したくないなって思ってます。曲になれば糧になると思ってるので、そこに活かしたいです。

 
——今の国内の音楽シーンに関して何か感じることはありますか?

自分の周りにはいい音楽が溢れてると思います。友達の中にも本気でイケてるって思える人達ばかりで。ただ、「俺かっこいいだろー!」っていう感じの曲はあまり好きじゃないかもしれないです。恋愛と同じで 男性の独りよがりって虚しいなって。

あとは私を、アニメシンガーやYouTuberにしようとしたメジャーの大人の方達には「私の何を見てたの?」って聞きたいですね(笑)。縛られずにやってきて良かったなって思います。

 
——今後の活動の展望や予定は?

やっとこうやって表の舞台に出てこれたかな?と思うので、これから今まで貯めてきた曲たちをどんどん出していこうかなと思ってます。

インタビューありがとうございました!!!

 

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AMAYA インタビュー |「常にポジティブで強いアーティストでいたい」
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