JAKENインタビュー 2ndアルバム『SEA SIDE LAND』で描いた新たな景色、そして地元・広島での活動にこだわる理由
夢を見れることが当たり前になればいい
――改めて、『SEA SIDE LAND』はJAKENさんにとってどんな作品になりましたか?
完成した時は120%満足でしたけど、だんだん「もっとできたな」と感じるようになってきました。ただ、そういう思いが浮かばなくなったらアーティストとして終わりだと思います。リリースした後も成長しないといけない。トライアンドエラーで進化することの繰り返しなので。リリックもそうですし、フローを緩めてビートに合わせたり、オートチューンを弱めてもっと歌えるようにしたりとか、もっと音楽を磨き上げたいです。
――となると、今後どのような楽曲がリリースされるのかも要注目ですね。今年の後半はどんな活動展開を考えていますか?
今やってる全国ツアー、そしてワンマンライブを成功させます。そして、今年中は難しいかもしれないですけど、来年までに今進めている事業の方もローンチできるように体制を整えて、みんなに伝えられたら、というのが目標かな。
――そういった活動を経て、地元・広島で描きたいビジョンについて改めて聞かせてください。
東京って、僕の同世代で月500万円とか1,000万円を稼ぐヤツがいっぱいいるんですよ。反面、地方にはそういうヤツが本当に少なくて。だから僕が広島を底上げして、20代前半でスーパーカーにバリバリ乗ってカッコいい生活をしてるヤツを増やしたい。音楽も盛り上げて、「ラップをやってる」って言っても笑われたりバカにされたりすることのないような地域にしたい。ラッパーってカッコいいんだぞって。ラップでもなんでも、夢を見れることが当たり前になればいい。まずは自分の周りから始めて、その範囲を広げていければなと思います。
