【Who’s NXT】オトアサギ | 「水」をテーマにリスナーに寄り添う音楽を発信する注目の新ユニット

コラム・特集
2021.10.27
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オトアサギ インタビュー

オトアサギ
『ずっと淡いままだった、僕らの水色関係』をテーマに“オト”を響かせる音楽ユニット、オトアサギ。謎の新人コンポーザー“三十三”が作詞・作曲を手がけた楽曲に、透明感のある謎の新人ボーカル“ミズカ”が声を響かせる。2021年9月10日に発足し、YouTubeに楽曲MV初公開後、約10日で2万再生突破。高評価1,000件を成し遂げた。SNS総フォロワー数35万越えのイラストレーター“世津田スン”による攻撃的なイラストと、流行にとらわれない切なくも美しいメロディーのコントラストは必見。

Who’s NXT : A series of interviews with featured artists
 


 
——音楽に興味を持ったきっかけ/自ら音楽をやるようになった経緯

三十三 : 歌うことが好きでJ-POPをたくさん聞いていたんです。それから自分で曲を作ることにも興味を持ち始めて作曲活動と音楽活動を始めました。

ミズカ : 元々音楽が好きで、歌うのが好きで、誰かに寄り添えたらいいなと思って音楽を始めました。

 
——活動拠点

三十三 : 活動地域自体は日本ですが、YouTubeなどSNSを通じて世界に発信していきたいと思っています。

 
——最新作について

三十三 : 9月12日に「ワカラナイヨゥ」、9月30日に「明鏡止水」と2曲リリースしました。どちらも定番の構成じゃなく色んなメロディのセクションがあるところが聴きどころですね。歌詞も両方とも恋愛でありながら、全く別の気持ちを書いているのでその違いを楽しんでいただきたいです。

ミズカ : 両方とも思わず歌いたくなる歌詞とメロディですよね。

三十三 : 1曲目の「ワカラナイヨゥ」は荒々しい感じ。女の子の強い部分をイメージしてます。

ミズカ : ラップが入っていたりして、キャッチーなんですけど力強い曲だなって思いました。

三十三 : 2曲目の「明鏡止水」は真逆の女の子のかわいらしい部分を出した曲です。

ミズカ : 「ワカラナイヨゥ」よりも切ない歌詞に寄り添うようにして歌いました。Dメロの「欲しいもの探すより今あるもので満足してよ」という歌詞は女の子が共感しやすい部分だと思うので、歌うときにも気持ちを込めました。

https://linkco.re/BYZFvNE1

https://linkco.re/nbm9yENY

 
——楽曲の制作について

三十三 : 作詞・作曲・アレンジ全て同時進行ですね。良いものが思い浮かんだタイミングでその部分を埋めていきながら制作しています。作曲はピアノやギターを使いつつ、実際に自分でも歌ってみて自分自身が感動できるかどうかを基準にしています。最終の仕上げの際にはレコーディングスタジオにこもって一気に仕上げます。

 
——オトアサギの特長とは

三十三 : 一言で言うなら、聞いてくれる人に寄り添う音楽を作るユニットですかね。ユニットとして「水」をテーマにしていますが、楽曲も同じです。聞いた時に感じることは人それぞれですが、聞いてくれた人の自分なりの感想や解釈が水のように心に溶けていくなら、それらは全て正解なんです。みなさん自身の解釈が知りたくてSNSなどでいただくコメントは、いつも返信やいいねなどしていくので今後もぜひ感想や考察など書いていただきたいです。

 
——影響を受けたアーティスト

三十三 : いきものがかりです。日本人が共感しやすい王道な歌詞とメロディ、JPOPの美味しいところを影響を受けてます。

ミズカ : Anne-MarieとLady GaGaです。自由に音楽をするところ、ステージ上でもありのままでアーティストをしているところに影響を受けました。

 
——影響を受けた楽曲

三十三 :

supercell – うたかた花火

歌声、メロディ、歌詞全てでグッときます。

 
 
いきものがかり – 笑顔

聞くと優しい気持ちになれます。

 
 
ビッケブランカ – ミラージュ

1曲の中に表情が色々あって感情を揺さぶられます。

 
 
ミズカ :

Anne-Marie – 2002

憧れてるAnne-Marieの歌で本格的に音楽をはじめたいと思ったきっかけの歌です。

 
 
宇多田ヒカル – Beautyful World

宇多田ヒカルさんを知ったきっかけになった歌でメロディも言葉遣いも吸い込まれました。音楽をまだ知らなかった頃なのに何か感じるものがあった大好きな歌です。

 
 
Ed Sheeran – Photograph

日本にはない英語ならではの表現で、言葉で表せられないくらいの深い愛情で包まれるような愛おしくて切ない歌で涙が止まらなかった1曲です。

 
——音楽活動にあたって意識していること

三十三 : まずは自分が感動できるかどうか、グッとくるかどうかを心がけています。もちろん客観的に聞いてどうかも大事なので、作ってしまうときは感覚でパッと作って、一旦時間を置いて次の日の違う自分で確認してGoサインを出してます。

ミズカ : 歌う曲の物語を自分で作ってその感情を自分の感情にして歌うことを心がけています。曲によっていつも違う自分になりきって歌っています。

 
——現在の音楽シーンについて感じること

三十三 : 今はいろんなアーティストがいて、それぞれ個性があって色んな曲調が流行しているので何をやってもいいんだという自信や安心感があります。特にネットで誰でも活動しやすい時代なので、曲の公開日やSNSでの拡散のようなプロモーション戦略も活動の一環として重要な部分だと思います。

 
——今後の活動の予定/展望

三十三 : 自分の作った楽曲をたくさんの方に聞いてもらえているというのが嬉しいので、まずは曲をどんどん出していきたいです。秋には3曲目を出したいなと思っています。今後は良い意味でオトアサギらしくない曲も出していく予定なので、水のように流動的なユニッとして魅せていきたいなと思っています。

また、楽曲以外の部分になりますが、リリースしている2曲のはMVを敢えて縦画面で制作しています。MVで縦画面ってあまり無いと思うんですが、イラストをSNS総フォロワーが35万人を越える人気イラストレーターの世津田スンさんが担当してくださっていて、インパクトのあるスンさんのイラストを最大限立体的に見せたいという思いと、TikTokやInstagramが縦画面での投稿を推奨しているのでその若い世代を狙いたいという挑戦的試みでした。結果的に全画面で見てくれる人が多かったので今後は縦画面でのアニメーションMVなどにも挑戦したいです。

 

オトアサギ
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この記事の執筆者
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