【Who’s NXT】遊(ユウ)| 「これからも自分のペースで」沖縄発、日常を綴るリアルなリリックと耳に残るフロウで注目のニューカマー
遊(ユウ)
2000年8月29日沖縄生まれ、22歳のラッパー。17歳の頃に地元の仲間達とクルー“IJINCAN”を作り楽曲制作を開始。現在はソロで活動し、今年4月1日に1st EP『Essence』をリリースした。
Who’s NXT : A series of interviews with featured artists
——最初に音楽に興味を持ったきっかけを教えてください。
自分の母が若い時にR&Bやレゲエだったり、MISIAとか安室奈美恵の曲をMDに入れてて、それを自分が幼少期の頃から好んで聴いたりしていたので、それがきっかけだと思います。
——自ら音楽をやるようになった経緯は?
数年前、友人に誘われてクラブに遊びにいった際、県内出身のプレイヤーのライブを見て、自分もやってみたいと思って始めました。
——現在の活動拠点はどちらですか?
沖縄です。
——最新作について教えてください。
先日4月1日に1st EP『Essence』をリリースしました。中でも収録曲の「movement」は思い入れが強く、実家を出て初めて制作した楽曲で、最初は特に離れた家族のことを書くつもりはなかったのですが、書き進めていくうちにナチュラルに出てきた自身の親や兄弟に対する思いが素直に書けた1曲になったと思います。
——楽曲の制作はどのようにされていますか?
普段の日常生活からメモを取っていて、制作する際にそれを見直して色々組み合わせる場合が多いと思います。
——まだ遊さんの曲を聴いたことがない人に自分の特徴を伝えるとしたら、どんなところになりますか?
オールドスクールでもブーンバップやメロウなトラックでも好んで作っているところだと思います。あと、日常生活に溶け込んで書いてる部分もあるので、そういったところで共感性はあるのかなと思います。
——遊さんが影響を受けたアーティストは?
Slim BoyさんとB.D.さん、FEBBさんです。
Slim Boyさんは県内出身で、沖縄でライブをみる場面が沢山あって。自分が初めてみたライブもSlim Boyさんのライブでした。その時に、この人は日頃何を思い、何を見て過ごしてるのかなって単純に1人で思い、言葉にはできない感情になったのを今でも覚えてます。そこから1人のファンとして作品、ライブも楽しみにしてます
B.D.さんとFEBBさんに関しても、Slim Boyさんと同じくリリックやトラックが自分の好みでして、昔からよく聴いてます
——楽曲でいうと、どういう曲に影響を受けましたか?
B.D.さんの「HAJIMARI」という曲があるんですけど、その言葉に合ったフロウやその言葉に似合った感情の乗った歌い方をしていて、聴いてる側にもそういう気持ちにさせるところが好きで、好んで聴いいます。
Slim Boyさんだと「untitled」という曲があって、たまにしかライブで歌わないんですけど、その曲がめちゃくちゃ好きです
——音楽活動にあたってなにか特に意識していることはありますか?
自分の名前が遊なので、日頃から街で遊ぶようにしてること、そして一曲を通してリリックやトラックの風景だったりを想像できるような楽曲制作を心がけていきたいです。
——最後に、今後の活動についてや何かメッセージをお願いします。
年に一回まとまった作品が出せればいいなと思ってます。これからも自分のペースで楽曲制作していきますので、是非聴いてくださると嬉しいです。