【コラム】2018年の音楽トレンド | Pandoraミュージックゲノムから傾向をみる

コラム・特集
2018.12.20
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USを中心に展開されているラジオ型のストリーミングサービスPandoraが、そのオフィシャルブログで2018年のラップアップを発表しています。そこでは、同サービスが取り扱う膨大な音楽データから2018年の音楽傾向のデータを発表しています。Pandoraのデータであるということを前提としますが、音楽市場のトップであるUSの流れから、グローバルな音楽の変化がどうなっているか、参考になるかと思います。

最も再生された音楽ジャンルとしては、ヒップホップが39.69%を占めています。次いで、ラテンが19.35%、ポップが13.51%、カントリーが8.68%、R&Bが7.82%となっています。そして、日本では人気のあるロックが4.69%にとどまっています。

 

日本のシーンのベンチマークとしては、ドイツがよく例に出されますし、車社会でラジオ型のサービスが好まれるUSで、しかもPandoraのデータなのでその分は差し引いて考えなければなりませんが、やはりヒップホップの人気と、ロックの縮小を感じずにはいられないデータとなっています。

また、クリエイターサイドにも根強い支持を得るSoundCloudの2018年のラップアップをながめてみると、“Top Artist”と“Top track”がJuice WRLDとなっており、やはりヒップホップ/ラップが存在感を放っています。

 

なお、Pandoraのブログでは、ジャンルを跨いだコラボレーションのインフォグラフィックも公開されている他、Cardi Bをはじめとした女性ラッパーが躍進した年であったことが分かるグラフも掲載されています。


Source:
Pandora blog
The SoundCloud Blog

この記事の執筆者
THE MAGAZINE
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