【コラム】2018年の音楽トレンド | Pandoraミュージックゲノムから傾向をみる
USを中心に展開されているラジオ型のストリーミングサービスPandoraが、そのオフィシャルブログで2018年のラップアップを発表しています。そこでは、同サービスが取り扱う膨大な音楽データから2018年の音楽傾向のデータを発表しています。Pandoraのデータであるということを前提としますが、音楽市場のトップであるUSの流れから、グローバルな音楽の変化がどうなっているか、参考になるかと思います。
最も再生された音楽ジャンルとしては、ヒップホップが39.69%を占めています。次いで、ラテンが19.35%、ポップが13.51%、カントリーが8.68%、R&Bが7.82%となっています。そして、日本では人気のあるロックが4.69%にとどまっています。
Diverse, cross-genre collabs, funky country and more women in hip-hop than ever before. These are just some of the sounds of 2018, according to data from Pandora's Music Genome. Dive into the musical trends that shaped the year: https://t.co/a4pS1JqmYm pic.twitter.com/7AmQttxeCR
— Pandora (@pandoramusic) 2018年12月18日
日本のシーンのベンチマークとしては、ドイツがよく例に出されますし、車社会でラジオ型のサービスが好まれるUSで、しかもPandoraのデータなのでその分は差し引いて考えなければなりませんが、やはりヒップホップの人気と、ロックの縮小を感じずにはいられないデータとなっています。
また、クリエイターサイドにも根強い支持を得るSoundCloudの2018年のラップアップをながめてみると、“Top Artist”と“Top track”がJuice WRLDとなっており、やはりヒップホップ/ラップが存在感を放っています。
Check out our year-in-review based on actions from our community (aka you) – and get a glimpse into who will be storming the scene come 2019 ☁️ https://t.co/gIDO5Iqzux pic.twitter.com/0wjpmai4wI
— SoundCloud (@SoundCloud) 2018年12月6日
なお、Pandoraのブログでは、ジャンルを跨いだコラボレーションのインフォグラフィックも公開されている他、Cardi Bをはじめとした女性ラッパーが躍進した年であったことが分かるグラフも掲載されています。
Source:
Pandora blog
The SoundCloud Blog