SheeSawHarmがEP『神涜アナトミー』を配信開始した。

2021年に結成された京都発のピカレスク・ロックバンド、SheeSawHarm。今年11月にはオーストラリアのメタルコアバンド・Northlaneの来日ツアーに全公演帯同するなど、メタルコア～ラウドロックシーンでの存在感を高めている。

4th EPとなる本作は8月30日に発売されており、今回待望のサブスク配信スタートとなった。前作に続いて丸山漠（a crowd of rebellion）がミックス・エンジニアを担当。一歩ずつ言葉を併せて踏み締める叙情的な“下天”と、これから語る悲痛と絶望に相応しい鋭利なサウンドで理から外れた嘆きを鳴らす“外典”を1トラックに繋いだ「下天 / 外典」を序章として神涜の告白を始める。

さらに、有限であるが故に喪失へと結ばれる摂理や己が心の在り方を呪い、無頓着な人々や冷笑的な文明を拒絶する義憤を表現した今作を代表するミドルテンポのアグレッシヴナンバー「フィニス」、バンド史上最も歌に対して真摯に向き合ったロックソング「白夜」、一見整合性の取れない破綻した愛憎という感情こそが人間の心の正体であることをありのまま発した「白痴夢」の全4曲が収録されている。

なお、本作から「フィニス」「白夜」のMVが公開されている。